人相学は人気があります。
パッと見てスグ判断できるので大変便利です。
しかし、市販の本によっては解釈が異なったりするので時には混乱をきたすこともあります。
いろんな本を読んでもほとんど触れていないのですが、私は経験上、
「出世した人は、口角がだんだん下がってくる」
と考えています。
「口角が下がっている人は出世する」ではありません。
人は出世すると、次第に口角が下がるのです。
人相学の本には、口角が下向きの人について概ね次のように書かれています。
- 心の中に不満を抱いている
- 意地っ張りである
- 陽気な性格ではない
- 我慢強い
- 陰湿な性格な人もいる
- 計算高く、競争に強い
- ストレートな性格の人は少ない
など概して良いことは書いてありません。
「ネガティブ思考の持ち主」と書いてある本もあります。
さて、実際はどうでしょうか。
学校の校長先生の写真を機会があれば見てください。
皆さんだいたい口角が下を向いています。
明治時代の元勲たちの写真を見ても、ヒゲの下にある唇は皆さんグイッと下を向いている人が多いです。
「若い頃から口角が下がっている人で出世する人はあまり多くない」と私は思います。
しかし、いざ人の上に立つと貫録を見せなければなりません。
偉くなった人が、陽気な顔をして唇の端がクイッと上を向いていたら、面白い顔になってしまいます。
人相学的には口角は上を向いている方が良いとされています。
- 心が明るく運勢も上昇気流に乗りやすい
- 明るく社交的で、ユーモアがある
- 細かいことを気にしない豪快な印象を与える
などなど、下がっているよりはずっと良いです。
しかし、極端に上を向くと、
- 脇が甘いおっちょこちょいな人物に見えてしまう
- 腹にイチモツあるように見えてしまう(明るさを演じている)
という欠点も出てきます。
出世して地位や立場を得た人にとって、
- おっちょこちょい
- 腹にイツモツある
と思われるのは、かなりのマイナスでしょう。
そう考えると、
- 落ち着きがあって一喜一憂しない
- 慎重で堅実である
と思われやすい下向きの唇の方が、その立場にはふさわしいのかもしれません。
さて実験です。「俺は偉いんだぞ」と強く言い聞かせながら鏡を覗いてみてください。
大抵の人は口角が下に下がると思います。
私なりの結論を書きますと、出世した人は、
- 「偉い人」と思われたい
- 「俺は偉いんだぞ」と思いたい
- 「あの人の言うことに間違いはない」と一目置かれたい
などの心理から、意識しないうちにだんだん口角が下がってくるように感じます。
いかがでしょうか?
「そんなことない」というご意見もあるかと思います。
機会があったら見てみてください。
同僚で出世して偉くなった人は、若い頃よりも大抵において口角が下がってきているはずです。
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老婆心ながら申し添えます、人相学はチラッと見ることが肝心です。
ジロジロ見つめたら、「おかしなヤツ」と逆鑑定されてしまうのでご用心です。
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