「パワースポットランキング」と検索すると、多くの神社や仏閣が登場します。運気アップを求めてのパワースポット巡りのファンは多いです。
でも、「なぜそこがパワースポットなの?」と聞かれて答えられる人は少ないです。パワースポットの根拠について考察しました。
なぜパワースポットで開運できるのか?理由とメカニズム
【パワースポット】風水の基本的概念
「風水」は、3000年以上前、中国で考え出されたと言われています。
黄帝の頃、白鶴仙人が仁人孝子の親の遺骨を安置するために考え出したという言われもあります。
難しいことはさておいて、
「大地の良質な気を取り込むことができ、そのため万物の生命力が向上し元気になる場所」
が風水の基本的概念です。
日本に渡ってきたのは、奈良時代の推古天皇の頃で、古墳をつくる際に風水の知恵が生かされたと伝わっています。
時の徳川幕府の最高顧問であった天海が、地理風水の箱を後水尾天皇の御代に朝廷からいただきました。そして、家康の墓を日光の地に定める際にも風水を活用したと伝わっています。
- 大地のエネルギーを「気」と呼ぶ
- 「気」の流れを「龍脈(りゅうみゃく)」と呼ぶ
気は、山脈・河川など大地の形状に沿って流れています。
山脈を俯瞰して見ると、大きな蛇のように見えます。
その形から、伝説の動物「龍」に例えたとされています。
- 山が連なる蛇のような形状 = 山龍
- 川が曲がりくねる形状(蛇行)= 水龍
水の流れ、気の流れ。流れるものには、流れが集まる(ぶつかる)スポットができます。そこはエネルギーが高く、「龍穴(りゅうけつ)」と呼ばれます。
人体でいうと「ツボ」です。つまり、龍穴は、天地の自然電流が集まる「ツボ」ということです。
そこは計測すると高圧の場所となるそうです。
ということから、
龍穴=パワースポット
という図式が成り立ちます。
神社仏閣がパワースポットと呼ばれる理由
パワースポットに行くと、良い気が身体に流れ込み、元気のもとをいただくことができるとなります。
そういうことから、古代から龍穴に神社・仏閣などを建てたりしたそうです。
その後、日本全国で多くの神社が建てられましたが、主だった神社は「気」のよい場所を選んで建てられたといわれます。
その証拠に、気の流れが良い神社には、小動物がたくさん集まってくるようです。
もちろん、中にはそうではない神社や仏閣もあると思いますが。
また、神社の入り口をふさぐ場所に家を建てるのは良くないという説もあります。
【人気のパワースポット】神社・仏閣、そして滝
【神社・仏閣】開運に欠かせない心の作法
パワースポットに行く理由として最も多いのは、開運・運気アップでしょう。
そうなると、神社や仏閣が選ばれやすいのは必然です。
前述したように、神社は良い「気」が流れる場所を選んで建てられることが多く、人気があるのも頷けます。
良い気を体内に巡らせるためには、深い呼吸をしながらゆっくり歩くことが大切です。
それと、神聖な場所に対する思い(感謝の気持ち)を忘れないことです。
境内で写真を撮ってインスタグラムなどに投稿する人がいますが、撮影を禁じている神社・仏閣も少なくありません。
神様も無断で撮られては、気分が良くないはずです。
数年前、ある神社に参詣した際の話です。本殿前の階段で、何枚も写真を撮る女性がいました。
本人は、手をひらひらさせて「パワー、私に寄ってこい」のポーズをしながら満面の笑顔でしたが、その時、数人の参拝客が撮影が終わるのを階段下で待っていました。
私も待つ中の一人でしたが、「この人は何のためにお詣りに来たのだろうか」と呆れました。
本殿を背中にしているのですから、神様にお尻を向けている恰好になります。
帰り際も待たせた人たちに対して「すみません」のひと言もなく、自分ひとりの笑顔で去って行きました。
何より、神様に対して失礼だと感じたしだいです。
こういう人を助けようなどと神様も思わないはずです。
パワースポット滝とは?特徴やパワーの理由を解説
そして、神社仏閣以外に人気があるのは「滝」です。
水が打たれる場所には、マイナスイオン発生し、心身に良い影響を与えます。
マイナスイオンは、脳や細胞を活性化させつつ、リラックス効果をもたらすと考えられています。
また、雄大な滝の景観や水の音、そして周辺の山や木々の緑も自然の力と非日常性を感じさせてくれます。
それらが複合的に合わさって、精神的な安定とストレス緩和に役立つとされています。
ですが、滝には陽の滝と陰の滝があるそうです。何となく暗さを感じさせる滝は、あまりお勧めしません。人ではない何かがそこいるという説を私は疑いません。
パワースポットが合わないと感じる理由と対策
神様とも相性がある!?
有名なパワースポットに出掛けたが、違和感を引きずりながら帰宅する人も少なくないようです。
たいていの場合は、その場所が自分に合わなかったからです。あるいは、その時期ではなかったとか。
つまり、「また今度いらっしゃい」の状態だったと言えるでしょう。神社に向かったが、意味もなく道に迷ったなどはその典型と言われています。
人に相性があるように、八百万の神様とも相性があるという人がいます。
社殿から本殿を見た瞬間に「参詣したい」と思える神社とは相性が良いと私は思っています。
何となく気が進まない場所は第六感を信じる
何となく気が乗らない、あるいは暗さを感じる場所からは遠ざかるのが正解だと思います。
たとえ今は栄えていても、駅から出た瞬間に何となく暗さを感じさせる街は気が良くない可能性が高いです。
反対に、小さな町でも、明るさを感じることができたら、そこは良い気が流れていたりします。
また、犯罪など負の要素が続く都市も気が良くない場所だと私は考えています。
東京の池袋駅は出口によって、駅から出た瞬間の空気感がずいぶん違うものです。これも都市構造や景観だけが原因ではなく、流れる気が異なるからだと思います。
以上は私の実感です。深い根拠はありません。
話は変わりますが、土地や家を選ぶ際にも第六感は大切です。
いくら立地条件が良くても、第一印象に何となく暗さを感じたら、即決しないことです。
良い土地か良くない土地か、その選択に役立つのは断易の鑑定が一番です。
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