何かにつけて口うるさい上司
どうにも気に入らない
部下の多くは嫌っている
「数人で徒党を組んで反抗的態度を取ってやり込めてやろうかと思っている」
「どうでしょうか?」という相談でした。
結論から言いますと、「逆らわない方が得」と答えました。
なぜならこの上司、かなり良い命式の持ち主だからです。
生年月日は分かっていましたが、生時は不明でした。
年支に「酉」、月支に「丑」があります。
生時に「巳」が 入ると、「巳・酉・丑」の三合金局が完成します。
平凡な命式が、上等な良い命式に変貌します。
これは何としても生時を知りたいところです。
私「なんとか聞き出せませんか?」
Aさん「う~ん、ちょっと聞きにくいです。気安く話せる関係ではないので」
私「ガリガリ言ってくる性格なんですよね?」
Aさん「そうです」
私「どちらかと言うとウザがられるタイプですか?」
Aさん「その通りです」
私「それだったら多分いけます。このタイプは分かりやすいですから。男臭い顔ですよね。」
Aさん「そうです。色黒で言い方悪いですが、爬虫類タイプの顔をしています」
私「まず間違いありません。この人は、巳の刻生まれですよ」
根拠を書きます。
巳の刻生まれだと、
紫微斗数命盤の命宮に「廉貞星」、遷移宮には「貪狼星」が入る。
どちらも輝度が低くないので、
- 個性が強い
- 目がギョロっとした雰囲気
- 行動力がある
- 負けず嫌い
- 一番でいたい
- 人に厳しい。特に部下は苦労する。
- 好き嫌いが激しい
- 欲望が強い
- アバウトな印象を与える
- 話し方にドスがある
「こういう人じゃないですか?」と聞いてみたところ、「正解」と答えてくれました。
「ではやっぱり巳の刻生まれの可能性が高いですね。
そうなると、この上司に反乱を起こすのはお勧めしません。
なぜなら、なかなか良い命式だからです。
この人を倒すのは容易でないです」
大企業の社長になるほどではありませんが、部長クラスには十分出世する命式です。
持って生まれた精神気力が強いので、簡単に凹む人ではありません。
「絶対に戦うな」とは言いませんが、こういう人と戦争状態になると、仕掛けたほうが疲れてしまう可能性が高いです。
扱い方は難しくない人なので、やり込めるために頑張るよりは、うまく付き合うのも仕事の一部だと割り切って上手に接する方がご自分のためだと思います。
スポンサーリンク
【四柱推命】ウザい上司「この人は手ごわい」
日干「己」三合食神格
地支三合した食神局です。
3個の比肩から支えられて、この食神は相当強いです。
日干も根があることと、比肩から守られて強いです。
「身旺の食神局」です。
この人は簡単には沈没しません。
学術・技術・芸術のいずれかの素養がある可能性が高く、相当なレベルまで達成できる命式です。
議論を仕掛けられたらムキになって応戦します。
他人を軽視する面があります。組織のトップになるともっと威張ります。(^_^)
でも、悪意はないんですよね。
そういう性格なので仕方がありません。変わりようがないですね。
この命式の欠点は、良い部下・子どもに恵まれにくいことです。
自分の生き方考え方に強い自信を持つ人で、その意味ではご本人は幸福感が強いでしょうね。
本質は、やっぱりワガママ身勝手で、プライドが高く、負けず嫌い。
指図されるのを嫌います。
口下手なのに、思ったことをズバズバ言って疎まれやすいです。
好きなことにはトコトン頑張る人ですね。エネルギッシュです。
でも、興味がないことには適当さが出ます。
楽天家で、勝気でしぶとさがあります。
ダメージを受けても回復が驚くほど早いです。
理論的のつもりでも、直感優位の人です。
こういう命式にはブランド品好きの人が多いです。
【欽天四化紫微斗数】廉貞・貪狼のやり手タイプ
命盤を観察してみます。
遷移宮に「生年化権B」が入っています。
じっとしていられない人です。
外に出てバリバリ活動するタイプです。
周囲に対する言動には遠慮がありません。
対人的摩擦も少なくはなく、気も長くありません。
デリケートな部下にとってはちょっときつい上司になるでしょう。
営業の才能もありそうです。
【煙たい?上司】弱点を探してみると(笑)
ウィークポイントを挙げると、まず奥さんはかなり気が強そうです。
夫妻宮に「七殺星」。向かいの官禄宮には「武曲星」があります。
奥さんもバリバリタイプの可能性が高いですね。
福徳宮を見ても、離婚ピンチの時期がきっとあったと思います。
官禄宮に「生年化禄A」があるので、きっと仕事は好きでしょう。
「仕事好き+周囲に気兼ねしない人」は、ともすれば職場の同僚から煙たがられます。
もう一つウィークポイントあげると、子どもには甘い人です。
特に男の子に対しては、相当甘いのではないでしょうか。
それでいて、男の子は上司さんから去って行きそうです。
ついでに余計なことを書きますと、この上司さん、夜の生活はかなり強い人です。
「教えること・育てること」がこの上司の課題です。
「来因宮」ですから。
【煙たい?上司】どうしてもやり込めたいなら…《悪のささやき》(^_^)
どうしてもやり込めたいなら、満55歳になるまで待つべきです。
数え54歳からの10年間は、全体的な低運期だからです。
思うようにいかないことも増え、体調も崩しやすくなります。
オススメしませんが、どうしてもと望むなら、この時期まで待つことです。
精神的にもパワーを失う時期なので、チャンスを伺うならその時しかありません。
2023年が上司さんにとって大きなピンチの年と言えるでしょう。
10年運と1年運とが重なっているからです。
この10年です。
- 精神的にも打たれ弱い時期です。
- 対外的には何かにつけてマイナスなことが発生しがちです。
それにしても、四柱推命で見ると日干のエネルギーが強い人です。
致命的な落ち込みにはならないと思います。
持って生まれたエネルギーが強い人だからです。
よくポキンと折れる人っています。
「あんなに強い人が意外にもろかった…」という人です。
そういう人は本質的に精神気力が強くないようです。
巡り巡ってきた運が良かったため、 強く見えていただけです。
命式は嘘をつきません。
さてもう少し眺めてみますか。
兄弟とはそりが合わなそうです。
正月になると姉と会いたくないと毎年のようにこぼしているそうです。
兄弟宮に「擎羊星」がありますから、関係は良くないでしょう。
また、子どもに甘いとはいえ、性格的に口うるさい人ですからかわいさ余ってけっこう意見したはずです。
最終的にはお子さんとはそりが合わなくなる可能性が強いです。
親のことでも苦労がありそうですね。
命宮の「火星」は行動力とスピードに拍車をかけます。
のんびりタイプの部下には苦手な上司でしょう。
「天刑」までありますから、曖昧さを嫌います。
決断力がない同僚には厳しい態度を取りそうです。
スポンサーリンク
『成川式 人間関係に強くなる本』から(引用)
できる上司には、トコトンついて行く
《Q》私は入社3年目の営業マン。 課長がすごくできる人で、部下にも自分と同じ能力と成果を求めるので、ときどき反発したくなる。
《望ましい対応》
1.上司には、感情的な反発はしない。
「百害あって一利なし」である。
あなたが後輩の新入社員に感情的な反発をされたらどう思うかを、考えてみればわかるはず。
2.できる上司にはトコトンついて行く。
上司に負けないよう、仕事の研究をし、改善していく。
3.上司に改善点を教えてもらう。
自分のやり方を説明し、「チェックしてください」と教えを請う。
4.上司のノウハウを盗む。
将来、上司に勝つことを目的に、上司のいい所を盗む。部下のあなたが有能なビジネスパーソンになれば、部署の成績が上がり、上司にもプラスになる。
上司の叱責は、激励と考える
上司の叱責は、激励と考える
《Q》小さなミスをしても、課長が皆の前で大声で叱る。恥ずかしくて仕方がないのだが。
《望ましい対応》
1.ミスを共有化する場合
①恥ずかしがらない。
上司が、部下のミスを全員の共通の話題にして注意をうながしたい場合に、 皆の前で叱ることがある。 個人名を出して、ミスを特定したほうが臨場感があり、皆の印象に強く残るからである。
これを「ミスの共有化」 というが、恥ずかしがる必要はない。他人は、翌日には忘れている。
②「私を大物にしようとして、皆の前で激励してくれているのだ」と、プラス思考をする。
③自分のミスを直す。
「皆の前で叱られること」 は第2義的な問題。 「自分にミスがあること」が第1の問題である。
上司に叱られたことをすべてメモして、同じミスを繰り返さないように工夫改善する。
2.皆の前で叱るのが、上司のクセの場合
①恥ずかしがらない。
クセは誰に対しても平等だから。
②自分のミスを直す
上司への悪口がバレたら、いい仕事でわびる
《Q》同僚たちと飲んでいるときに、上司の欠点を批判した。どうも、それが上司に伝わっているらしい。謝ったほうがいいか?
《望ましい対応》
①悪口を言ったことを一切忘れ、仕事に打ち込む。過ぎたことをクヨクヨ考えていても発展性がない。
1週間、十分に睡眠を取って、忘れる。そして、上司へのお詫びの意味を込めて、一生懸命、仕事をする。
②上司に弁解はしない。
もし、上司に話の内容が伝わっていなかった場合、ヤブヘビになって、 変に話がこじれることがある。
③人事がらみの批判などで、 大問題になりそうになったら、上司に謝る。
「申し訳ありませんでした。 そういう趣旨ではありませんでした」と、ひたすら頭を下げ続ける。
④2度と悪口を言わない。
生産性のない話をするヒマがあったら、仕事にプラスになるアイディアを出す。
《チェックポイント》
①悪口は、いつか必ずバレる。
②他人をけなしてばかりいる人は、信用をなくし、最後には誰からも相手にされなくなる。
『成川式 人間関係に強くなる本』から引用しました。
ポチッと応援していただけるとハッピーです!