「ピンチはチャンス」といいます。
ですが、気持ちが沈んでいるときは「ピンチはピンチだよ。チャンスなはずない」と思いがちです。
とはいえ、これはやっぱり事実だと思います。
世の成功者の多くは、ピンチの時期を経験しているようです。
【絶望は方向転換のチャンス】ピンチと運の相関関係
生きていると、ピンチは何度でも訪れます。
「これでもか、これでもか」という具合に。
やっとピンチを乗り越えたと思ったら、またすぐに新たなピンチが到来しますよね。
ピンチが到来する理由と対応
- 方向性が間違っていた場合⇒早めに方向転換をする
- やり方が間違っていた場合⇒やり方の間違いを訂正する
- やり方に間違いがない場合⇒今は試練のときだとポジティブに考える
「神は乗り越えられる試練しか与えない」『JIN-仁-』南方仁のセリフ
方向性にもやり方にも間違いがない場合は、
- 実力が足りない
- 運が味方しない
実力が足りないなら、苦労してでも身につけるのが一番ですね。
では、運が味方してくれないときは…。
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運が味方しないとき
これは、けっこうありますね。
- 足を引っ張る同僚がいた
- 大事なときに自分や家族が病気になった
- 上司に恵まれなかった
- 嫌な噂を流された
- 近所トラブル
- 金運がよくない時期に起業した
- 仕事運がないときに重要なポストに就いた
- 結婚運が悪い時期に結婚した
- 直感が働かない
- なぜかチャンスを逃しがち
- タイミングが悪いことが重なる
- 偶然の幸運が重ならない
- 大事な局面でなぜか障害が発生する
数え上げるとキリがありません。
「実力が足りなかった」は、まだ納得できるでしょう。
しかしながら、「運がなかった」は、不満と悔しさが残りますよね。
突然ですが、項羽はスゴいですね。
劉邦に追い込まれたとき、配下の者たちにこう言いました。
「自分が敗北するのは弱いからではない。天命(運命)が味方しなかったからだ」と。
舟を用意して待ってくれていた烏江の亭長には、
「天命が自分を滅ぼそうとしているのに、どうしてそれに逆らおうか。(自分は運命に従うまでだ)」
と生きるためのラストチャンスを辞退し、壮絶な最期を遂げました。
でも、この言葉は項羽だから言えたのですね。
天命が自分を滅ぼそうとしている⇒自分は運命に逆らわない
ということですから。
一般の人に、この覚悟を持てというのは難しいでしょう。
まあ、項羽の場合は高いプライドが死を選ばせたということも大きな理由なのですが。
【絶望は方向転換のチャンス】絶望のとき何をすべきか
絶望を感じるときでも、「すべての運が最悪」であることはめったにありません。
必ずどこかによい運があったりするものです。
たとえば、
- 仕事運が最悪だけど家庭運はまずまず
- 家庭運は最悪だけど友人運は良好
- 友人運は最悪だけど仕事運はまずまず
- 心理運は最悪だけど金運は良好
- 金運は最悪だけど仕事運はまずまず
- 同僚運は最悪だけど恋愛運は絶好調
- 健康運はよくないけど金運は最高
- 夫婦運は最高なのに健康運が…
- 外出運はよいのに金運が悪く…
これまた、数え上げるとキリがありません。
しかしながら、人の気持ちの焦点は悪いところに集中してしまいがちです。
すると、心理運(福徳宮)に悪い影響が及んで、しだいに立ち上がる元気がなくなります。
こうなってしまうと、他によい運気があっても活用するパワーが消滅しますね。
人間の根本は精神状態ですから。
そうなる前に、よい運に目を移して行動し、元気になることが大切だと思います。
「元気があれば何でもできる」(アントニオ猪木さん)
元来、人間は悪い部分に意識が集中しやすい思考を持っているのでしょうね。
人間が動物に勝てない力は、「忘れる力」だと思います。
忘れる力がないと、嫌なことに一点集中して「あ~、ダメだ」と落ち込んでしまう。
あるいは、過去にこだわっていつまでも方向転換できない。
そういえば幼い子どもは心のチャンネルを切り替えるのが早いですよね。
ということで、「本当にダメ」と思うときは、方向転換のチャンスだと思うのです。
落ち込みが絶望に変わる前に。
絶望感に支配されそうになったら、「方向転換の時期だ」と思い切ることも大切だと思います。
登山の時、「これ以上続けるのは危険だ」の判断が重要といいます。
天候が収まるまで滞在するか、下山するかの二択になるでしょう。
ただ、迷った場合はむやみに下山するのは大変危険だそうです。登る方が安全だと。
下るほど面積が広がるため迷う確率が高くなります。
登ればその逆に迷う面積が狭くなるということらしいです。
また、他の登山者に会える確率も増すとか。
私は、登山に詳しくないですが、道の確認は生命に関わる非常に大切なことなのですね。
人生には登山道よりずっとたくさんの道(選択肢)があるはずです。
でも、心がうつむくときは前にある道が見えにくくなります。
自分で前方に霧を作っている状態といえましょう。
霧が晴れたら「あれ?こんなにたくさんの道があったのか!」というのが人生だと思うのです。
「方向転換をするかしないか」
「どの道に向かうべきか」
「自分は今、何の運がよいのか」
などに迷うとき参考になるのが本当の占いだと私は思います。
心が落ち込むときは、運が強い部分に力を注ぎ、ポジティブ感情を高めることです。
運が落ちている部分に注力しすぎると、無力感に支配され、ますますネガティブな感情が強くなってしまいます。
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「幸運に導かれる」とき、それは、しばしば、「不運に見える出来事」の姿をして、やってくる(田坂広志さん)
万策尽きたと思うな。自ら断崖絶壁の淵に立て。その時はじめて新たなる風は必ず吹く(松下幸之助さん)
悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る(松下幸之助さん)
自分が方向を変えれば新しい道はいくらでも開ける(松下幸之助さん)
私が今日の大を成したのは、それはあらかた運ですね(松下幸之助さん)
人間万事、世の中すべては天の摂理で決まるのが90%、人間が成し得るのはたかだか10%ぐらいだと思っています(松下幸之助さん)
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