雲は変幻自在です。
まったく同じ雲は絶対に存在しません。
お出掛けできなくても、雲は必ず景色をプレゼントしてくれます。
まさに天からの贈り物です。
- 雲は天からの景色のプレゼント
- 茜雲(あかねぐも)
- 凍て雲(いてぐも)
- 鰯雲(いわしぐも) 上層雲
- 陰雲(いんうん)
- 浮き雲(うきぐも)
- 薄雲(うすぐも)
- 雲影(うんえい)
- 雲煙(うんえん)
- 雲海(うんかい)
- 朧雲(おぼろぐも) 中層雲
- 笠雲(かさぐも)
- 風雲(かざぐも)
- 寒雲(かんうん)
- 閑雲(かんうん)
- 霧雲(きりぐも)
- 雲の波(くものなみ)
- 雲の峰(くものみね)
- 巻雲・絹雲(けんうん) 上層雲
- 巻積雲・絹積雲(けんせきうん)
- 巻層雲・絹層雲(けんそううん)
- 行雲(こううん)
- 黄雲(こううん)
- 紅霞(こうか)
- 高積雲(こうせきうん) 中層雲
- 高層雲(こうそううん) 中層雲
- 孤雲(こうん)
- 彩雲(さいうん)
- 鯖雲(さばぐも)
- 紫雲(しうん)
- 東雲(しののめ)
- 秋雲(しゅううん)
- 曙雲(しょうん)
- 白小雲(しらさぐも)
- 瑞雲(ずいうん)
- 青雲(せいうん)
- 積雲(せきうん) 下層雲
- 積乱雲(せきらんうん) 下層雲
- 層雲(層雲) 下層雲
- 層積雲(そうせきうん) 下層雲
- 千切れ雲(ちぎれぐも) =片雲(へんうん)
- 豊旗雲(とよはたぐも)
- 入道雲(にゅうどうぐも) =積乱雲(せきらんうん)
- 飛雲(ひうん)
- 微雲(びうん)
- 羊雲(ひつじぐも)
- 日照り雲(ひでりぐも)
- 碧雲(へきうん)
- 片雲(へんうん)
- 暮雲(ぼうん)
- 密雲(みつうん)
- 叢雲・群雲(むらくも)
- 夕立雲(ゆうだちぐも) =積乱雲
- 雪雲(ゆきぐも)
- 横雲(よこぐも)
- 雷雲(らいうん)
- 乱雲(らんうん)
- 乱層雲(らんそううん) 中層雲
- 綿雲(わたぐも)
- 「雲」のことわざ
雲は天からの景色のプレゼント
茜雲(あかねぐも)
朝日やタ日を受けて茜色に染まった雲。 夕焼けや朝焼けの雲。「茜雲に向かって飛ぶ鳥の群れ」
凍て雲(いてぐも)
寒々と凍りついたように動かない雲。
鰯雲(いわしぐも) 上層雲
鰯の群れのように見える雲。鰯の大漁の前兆という。 鯖雲(さばぐも)・巻積雲(けんせきうん)・うろこ雲とも呼ばれる。
高さはおよそ5000メートル~13000メートル。
雲は小さな氷のつぶが集まってできている。
陰雲(いんうん)
重苦しく空を覆う雲。
浮き雲(うきぐも)
空に浮かびただよう雲。
薄雲(うすぐも)
空に薄くかかった雲。薄くたなびく雲。淡い雲。「薄雲のかかった空に三日月が見え隠れする」
雲影(うんえい)
雲の姿。 雲の影。「空には一片の雲影も見あたらない」
雲煙(うんえん)
雲と煙。転じて、雲と霞(かすみ)。
雲海(うんかい)
山頂や飛行機などから見下ろしたとき、海のように一面に広がって見える雲。
朧雲(おぼろぐも) 中層雲
空一面にうすい墨を流したように見える雲。この雲を通して太陽を見ると、すりガラスを通して見たようになる。高層雲とも呼ぶ。
高さはおよそ2000メートル~7000メートル。小さな水のつぶが集まってできている。
笠雲(かさぐも)
山頂に、笠をかぶったようにかかる雲。 帽子雲。「富士の山にかかる笠雲」
風雲(かざぐも)
強い風が吹く前兆として現れる雲。レンズ状の雲など。
寒雲(かんうん)
寒々とした冬空の雲。
閑雲(かんうん)
静かに空に浮かぶ雲。束縛されず、悠々自適に暮らすさまを言うことが多い。
霧雲(きりぐも)
山で、霧のように低くただよう雲。層雲。
雲の波(くものなみ)
波のように重なった雲。「甍(いらか)の波と雲の波」
雲の峰(くものみね)
夏、山の峰のような形に高くわき立つ雲。 入道雲。「雲の峰が白く光る夏空」
巻雲・絹雲(けんうん) 上層雲
すじ雲。白い羽毛や馬のしっぽの毛のように、白くて薄い雲。
高さはおよそ5000メートル~13000メートル。
小さな氷のつぶが集まってできている。
巻積雲・絹積雲(けんせきうん)
鰯雲。鯖雲。うろこ雲。
巻層雲・絹層雲(けんそううん)
うす雲。空一面をうすいヴェールで覆ったように見える。この雲が太陽にかかると「かさ」という色のついた環が見えることがある。
高さはおよそ5000メートル~13000メートル。
小さな氷のつぶが集まってできている。
行雲(こううん)
空をただよう雲。動いてゆく雲。
「行雲流水(空をゆく雲や流れる水のように、物事に執着せず、成り行きに任せて行動するさま)」
黄雲(こううん)
黄色の雲。 金色の雲。「黄雲が落日に輝く」
紅霞(こうか)
夕日に赤く染まった雲。夕焼け雲。
高積雲(こうせきうん) 中層雲
ひつじ雲。青空に白いひつじの群れがいるように見える。
高さはおよそ2000メートル~7000メートル。
小さな水のつぶが集まってできている。
高層雲(こうそううん) 中層雲
おぼろ雲。
孤雲(こうん)
一つだけ離れて浮かぶ雲。
彩雲(さいうん)
①朝日や夕日によって美しく色づいた雲。
②縁がピンクや緑、 また虹色に彩られた雲。日光が雲の粒によって回折して生じる。
めでたいことが起こる兆しとされた。
鯖雲(さばぐも)
鯖のうろこのような形の雲。巻積雲。
紫雲(しうん)
紫色の雲。めでたい雲。仏がこの雲に乗って来迎(らいごう)するという。
「むらさきのくも」ともいう。
東雲(しののめ)
明け方、東の空にたなびく雲。
秋雲(しゅううん)
秋空に浮かぶ雲。
曙雲(しょうん)
曙の雲。 明け方の雲。
白小雲(しらさぐも)
白く見える雲。「さ」は接頭語。
瑞雲(ずいうん)
めでたいことの起こる兆しとして現れる雲。慶雲(けいうん)。祥雲(しょううん)。
「瑞雲たなびく富士の山」
青雲(せいうん)
青みがかった雲。淡青色の雲。また、青い空のこと。「青雲のたなびく日に出立(しゅったつ)する」
高い地位のたとえにもいう。「青雲の志を抱く」
積雲(せきうん) 下層雲
わた雲。大きな白い綿が空に浮かんでいるように見える。
高さは地上付近~およそ2000メートル。
小さな水のつぶが集まってできている。
積乱雲(せきらんうん) 下層雲
かみなり雲。入道雲。巨大な山のように盛り上がった雲。
地上付近から13000メートルの高さまでの背の高い雲。低いところでは小さな水のつぶ、高いところでは小さな氷のつぶが集まってできている。
積乱雲は雲のてっぺん(雲頂)の高さは13000メートルくらいまであるが、分類では下層雲のグループに入る。
層雲(層雲) 下層雲
きり雲。
山のとちゅうや地上付近に見られる雲。高さは地上付近~およそ2000メートル。
小さな水のつぶが集まってできている。
層積雲(そうせきうん) 下層雲
うね雲。畑のうねのように細長い雲が並んで見える。雲の底は暗く見える。
高さは地上付近~およそ2000メートル。
小さな水のつぶが集まってできている。
千切れ雲(ちぎれぐも) =片雲(へんうん)
豊旗雲(とよはたぐも)
旗がなびくように、大きくたなびく雲。「とよ」は美称。
入道雲(にゅうどうぐも) =積乱雲(せきらんうん)
飛雲(ひうん)
空を飛んでゆく雲。「飛雲を目で追う」
微雲(びうん)
かすかな雲。少しの雲。「微雲が月を隠す」
羊雲(ひつじぐも)
羊の群れのように見える雲。高積雲。
日照り雲(ひでりぐも)
夕暮れどきに西の空に見える、美しく紅色に染まった巴(ともえ)の形の雲。晴天の続くしるしといわれる。また、日照りが続いた空に浮かんだ雲。
碧雲(へきうん)
青みがかった雲。「日の光を受けて輝く碧雲」
片雲(へんうん)
ひとかけらの雲。一片の雲。ちぎれ雲。
暮雲(ぼうん)
夕暮れの雲。夕雲。
密雲(みつうん)
厚く重なった雲。密集した雲。
叢雲・群雲(むらくも)
群がり集まった雲。「月に叢雲花に風(よいことには、とかく邪魔が入りやすいことのたとえ)」
夕立雲(ゆうだちぐも) =積乱雲
雪雲(ゆきぐも)
雪を降らせる雲。雪になりそうな鉛色の雲。
横雲(よこぐも)
横に長くたなびく雲。「峰の横雲」
雷雲(らいうん)
雷光や雷鳴、時には驟雨(しゅうう)をもたらす雲。おもに積乱雲。
乱雲(らんうん)
①乱れ飛ぶ雲。速い風に吹かれてちぎれちぎれに飛ぶ雲。台風の前などに見られる。
②雨や雪のとき、空を暗く覆う雲。乱層雲。
乱層雲(らんそううん) 中層雲
あま雲・ゆき雲とも呼ばれる雲。この雲が空をおおうと太陽は見えなくなる。
現れる高さはおよそ2000メートル~7000メートル。は小さな水のつぶが集まってできている。
綿雲(わたぐも)
綿のような感じの、ふわふわと浮かぶ雲。多くは、積雲をいう。
こちらのブログが、私に雲の魅力を再発見させてくれました。ありがとうございます。
kumowasukidesuka.hatenablog.com
「雲」のことわざ
「雲泥の差」うんでいのさ
非常に大きな隔たりのこと。たいへんな差のこと。「雲泥」は、天の雲と地の泥で天地のこと。
「雲を衝く」くもをつく
ひじょうに背が高いことのたとえ。「雲衝く」ともいう。
「雲に梯」くもにかけはし
望んでもかなえられないことのたとえ。雲にはしごを架けるという意から。
「雲を摑む」くもをつかむ
物事が漠然としていて捉えどころのないようす。
「青雲の志」せいうんのこころざし
立身出世して高い地位を得ようとする志。「青雲」は高位、高官の意。
「風雲急を告げる」ふううんきゅうをつげる
大事変が今にも起こりそうな、緊迫した情勢のたとえ。
「富貴は浮雲の如し」ふうきはふうんのごとし
富や地位は、まるで空に浮かぶ雲のようにはかないものだということ。
「凌雲の志」りょううんのこころざし
俗世間を超越した気高い志のこと。また、出世しようとする志。「凌雲」は雲を凌ぐほどに高い意。「陵雲」とも書く。
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