背中の「背」の上には「北」の文字があります。
なぜ「背」に「北」があるのか、四柱推命学の師匠から教わりました。
良い話なのでその理由をこれから書いてみます。
また、『漢字 ときあかし辞典』も参考にしました。
「背」と「北」には深い関係性があった…
背
- 音読み・・・ハイ
- 訓読み・・・せ、そむ-く
- 部 首・・・月(にくづき)
「背中」「猫背」J「背面」など、胴体のうち、自分の目で直接には見ることができない方の面を表す。転じて、「背景」「背後」のように後ろの方向を指すこともある。
「背走(はいそう)」では、後ろを向きながら。「目を背ける」「顔を背ける」のように、ある方向を見ないようにするという意味でも使われる。
転じて、期待とは逆のよくないことをすることをも表す。「背任」「背信」「背徳(はいとく)」「誓いに背(そむ)く」などがその例。
基本的には後ろ方向・逆方向を指すが、日本語では上方向の意味もある。「背丈」「背が高い」のように身長を表すのがその例。この場合には、「上背(うわぜい)」のように「せ」が引き伸ばされて「せい」と訓読みされることもある。
本来、「背中」を意味する漢字は「北」だったが、方角の「きた」の意味でよく使われるようになったため、「肉」の変形で「肉体」 を表す部首「月」を付け加えて、意味をはっきりさせた漢字だと考えられている。
『漢字 ときあかし辞典』 から要点を引用
北
- 音読み・・・ホク
- 訓読み・・・きた
- 部 首・・・ヒ(さじのひ)
王さまの背中はどちら向き?
方角の「きた」を表す。古代文字では、
と書き、「人が背中を向け合っている形」。
本来は「背中」を表したが、昔は王や君主は南を向いて座ったので、背中が向く方角「きた」 の意味になった、と考えられている。また、背中を向けて「逃げる」ことをも表す。「敗北」がその例。
なお、「北」が”きた””逃げる”の意味で使われるようになったので、「背中」を意味する漢字として、肉体を表す部首「月」を加えて改めて作られたのが、「背」である。
『漢字 ときあかし辞典』から要点を引用
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背中は北を向いているのが良い
ということで、背中の「背」の字にある北は、「背中はいつも北に向けておきなさい」という教訓と解釈することができそうです。
背中を北に向ければ、顔は当然、南を向きます。
南を向けば、太陽があります。
どんなにツラいことがあっても、顔は南に向けましょう!
相撲界も「北向き」はNG
相撲界に「北を向く」という隠語があります。
「ふてくされる」という意味らしいです。
そういえば、天龍源一郎さんは、「北向き天龍」とよく言われたらしいです。
スネやすく、フテりやすかったとご自分でも言っていました。
戦いの場では、そこが魅力的でもあったのですが。
家も背中も北向きが良い
さて、家も人と同様に、南向きが良いですね。
背中(北側)に窓がたくさんあってはいけません。
ただし、北枕は良いようです。
健康運もアップすると言われています。
地球の磁場は「南⇒北」なので、
北枕で寝ると、頭から足下に磁気が抜けるらしく、身体には良いらしいです。
昔から「疲れたら北枕で寝なさい」という人がいましたが、理に適っているようです。
もちろん、毎日北枕でも風水的には〇です。
「縁起が悪い」というのは、後にくっついてきた付録と思ってください。
『漢字 ときあかし辞典』おすすめの本です。
★過去記事もどうぞよろしく!
北海道の秋の深まりは早いです…。
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風も冷たくなってきました。
数日後は平地にも雪が降るそうです。
昨日、スタッドレスタイヤに交換しました。
今年も、あと2か月ですね。
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