元横綱貴乃花光司さん。四柱推命で見ると、かなりの身弱です。あまり良い命式とは言えません。
「まさか、あれだけ活躍した大横綱が?」とお感じになるでしょう。
相撲は特別な舞台です。その舞台を降りたら、普通の人として命式通りの歩みになります。
- 【紫微斗数】元横綱貴乃花光司さん「命宮/化忌D」こだわりが強い人
- 【紫微斗数】元横綱貴乃花光司さん「対人運を見る」
- 【紫微斗数】元横綱貴乃花光司さん「10年運を見る」
- 貴乃花光司さんの「因果応報」(人生のテーマ)
- 【追記】四柱推命で見る貴乃花さんの婚期
【紫微斗数】元横綱貴乃花光司さん「命宮/化忌D」こだわりが強い人
小さくて見にくいかもしれません。ご容赦ください。
一見して、お兄さん(花田虎上さん)よりも矢印が多いです。変動・波乱が多いことがわかります。
【元横綱貴乃花光司さん】命宮「武曲星」「七殺星」
名前からもわかるようにどちらも勇ましい星です。
独立心が強く、直情的です。言葉に遠慮がありません。人の世話になることを嫌います。
意志が強い人です。
しかし、長期的計画は得意ではありません。
根は正直で曲がったことが嫌いです。
気前が良く、財を貯めるには不利な組み合わせです。
成功と失敗のアップダウンが激しい人です。
七殺星は、格闘家にふさわしい星です。気性が激しくせっかちな性質を持ちます。
それでいて忍耐強いです。まさに「不撓不屈(ふとうふくつ)」の精神の持ち主です。
勇気があるので、決めたことは実行する強さがあります。
貴乃花さんの命宮は、生き方そのものが表れていると感じます。
どう考えても器用なタイプではないですね。
遷移宮に「天府星」ですから官禄も十分でしょう。
【元横綱貴乃花光司さん】命宮「化忌D」の性格
人生に最も強く影響するのは、命宮「化忌D」です。
これは、コダワリの星で、自分の生き方に強く執着することを意味しています。
そこに、自化Aが作用して、D-Aの破格を生み出します。
命宮が破格すると、人生に波乱が生じやすくなります。
自化Aは「人の縁」を意味します。
読み取るなら、「コダワリが人の縁で壊される」と見てもよいです。
性格は、内向的です。
固執しやすく、細かいことにコダワリます。
満足感が得られにくい性格で、それがたゆまぬ精進へとつながります。
自尊心と劣等感が混在するので悩みやすくなります。
財運は良いですが、変わり者に見られやすくなります。
以上が、貴乃花光司さんの全般的性格傾向です。お兄ちゃんの性格とはだいぶ違っていますよね。
【紫微斗数】元横綱貴乃花光司さん「対人運を見る」
官禄宮「化権B」
官禄宮に「化権B」の人は、仕事に対する責任感がとても強いです。
意欲的に活動します。
そのぶん、周囲とぶつかりやすくなります。
リーダーシップを取りたい人です。
ハッキリものを言えます。
ただし、命宮「化忌D」の影響で、コダワリが強く完璧主義になりがちです。
清濁併せ呑むタイプではないため、大きな組織を率いるのは難しい人です。
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父母宮「化科C」
父母宮「化科C」は、親、目上には従順な人です。
ですが、命宮に「化忌D」があるため、コダワリの強さが従順さにストップをかけます。
「自分が認めた人に対しては従順」と条件付になります。
双葉山さんを信奉してやまなかったと聞きます。これも、父母宮の「化科C」の作用でしょう。
気になるのは「陀羅星」と「地劫星」です。
陀羅星は、衝突・トラブルを意味します。
地劫星も、父母宮にマイナスの作用をします。
これら凶星は、若乃花(花田虎上)さんの父母宮にはありません。
さらに、対宮の疾厄宮から「向心力→D」が向かってきて、DーAの必定発生です。
この必定は、父母宮破格を意味します。
親子関係が破綻する可能性がある人と見ます。
兄弟宮「化禄A」
「化禄A」は良縁を意味します。
ですから本来は、兄弟縁は良好な人です。
対宮の奴僕宮から「向心力→A」が飛び込んできます。
奴僕宮に主星はありません。
付き合いは、信頼できる人に限るタイプで、社交的ではないはずです。
不仲になったのは、25~34歳の大限兄弟宮の悪さが原因のようです。
上の父母宮が大限兄弟宮になりますが、自化あり向心力あり、必定ありでかなりにぎやかな状態になっています。
命宮「化忌D」からD-Aの破格の害は、元来良好な宮にも影響するようです。
来因宮は「奴僕宮」
来因宮は、前世からの宿題の宮です。
貴乃花さんは奴僕宮が、課題の宮となります。
つまり、対人関係で苦労する宿命と読み取ることができます。
子女宮から「向心力→B」
子女宮から「向心力→B」が田宅宮に向かいます。
子どもさんから意見されることを表わします。
場合によっては、衝突。今はそういう状態ですね。
田宅宮に「擎羊星」
イヤな星です。家庭の衝突・争いなどの象意が出ます。
「天空星」もありますから、不動産の継承に△となります。
部屋を畳んだことと無関係ではなさそうです。
【紫微斗数】元横綱貴乃花光司さん「10年運を見る」
24歳から34歳の「大限命宮」には自化忌Dが入ります。
苦労が多い10年間だったと思われます。
今の大限は官禄宮が「大限命宮」になります。
「大限夫妻宮」が「自化D」ですから、やっぱり奥様とはいろいろありますね。
「大限子女宮」が「DーA」です。息子さんとの関係に大きなマイナスです。
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貴乃花光司さんの「因果応報」(人生のテーマ)
貴乃花光司さんの人生のテーマは、命盤から次のように読み取れます。
B(天)〈カルマ〉:官禄宮
- 相撲道に精進し横綱になることが宿命づけられた人生
A〈対策・ヒント〉:兄弟宮
- カルマを克服するためには兄弟の存在が重要
C〈原因・因縁〉:父母宮
- 伯父は横綱初代若乃花。父は大関貴ノ花。ここから因縁が生じていた。
- 苦労の原因と見ることもできる。
D(地)〈到達・結果〉:命宮
- 相撲・兄・両親との関わりが貴乃花さんの人生そのものではないでしょうか。
今は、相撲からも、兄・両親からも距離がある生き方をしています。
ですが、54歳からの活動運は「吉」です。
【追記】四柱推命で見る貴乃花さんの婚期
貴乃花さんは2023年に再婚しましたね。
知り合いだったら「おめでとうございます」と言いたいところです。
【大運】「癸 丑」偏印運
【歳運】「癸 卯」偏印運
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婚期の法則に4個適合している⇒婚姻は順調に進む!
紫微斗数命盤で見ても、今年卯年の歳運夫妻宮「癸」から化禄Aを飛ばすと本官禄宮「破軍」に付きます。
夫妻宮を異類冲照で美しく照らします。欽天四化でも「結婚できる」と見ます。
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