しばらくぶりに記事を投稿しました。
鑑定依頼と運命分析の自己課題に追われていました。
難題の分析は時間を一気に奪い去りますが、やりがいはMAXです。いずれ文章に書き残したいと思っています。
その間、安部元総理が銃撃されるという悲しい事件がありました。
占いからの様々な運命分析がネットに溢れています。私も日常の性として分析してみました。
思うところは多々ありますが、時期的にあまりに生々しく、多くの人が悲しみに暮れている時に書くべきではないと判断しました。
他人の運命分析においては最低限のデリカシーを堅持したいと自分なりに勝手なルールを決めております。
ところで、今日はコミュニケーションが苦手になる要因3点について書いてみました。
【コミュニケーションが苦手】3つの要因
「円滑なコミュニケーションを取りたい」のに…
- 何だか会話が噛み合わない
- お互いにギクシャクする
- 嫌いじゃない人なのに変に気を使ってしまう
こういった「思い通りにならない」というシチュエーションに陥る原因をまとめてみます。
1⃣【コミュニケーションが苦手】心理的要因
「自分は話すことが苦手」
「自分はコミュニケーションスキルが低い」
「こういう人は苦手」
「こんな状況はムリ」
「失敗したらどうしよう」
などのように、心理的な不安や恐怖を自分の内面に思い描いてしまう人は多いです。
2⃣【コミュニケーションが苦手】技術的要因
「話すこと」「伝えること」の技術が不足している状態です。
「声が小さい」
「聞き取りにくく、何度も聞き返される」
「滑舌が悪い」
「話がまとまらない」
「何を言っているかわからないと思われてしまう」
心理的な要因との重なりも考慮する必要がありますが、改善への主なアプローチとして、
- 考え方(知識)の改善
- ボイストレーニング
- 文章をまとめるトレーニング
などの実践が有効です。
話し上手な人は、「結論を先に言って、その後に理由を述べる」と言われます。
結論を後回しにする人は、「話が回りくどい、わかりにくい」と思われがちです。
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3⃣【コミュニケーションが苦手】経験不足
「わかっているけどできない」という人も多く見られます。
そのため、実践的に「小さな成功」を積み重ねていくことが重要です。
自分の考えや技術に問題がないことが実感できれば、自信を持って話せるようになっていきます。
カウンセリングの手法として、「自身が『話しづらい』と感じたのは、どんな時か?」
に気づいてもらうことが自己分析に役立ちます。
極度の人見知りで、初対面の人と会話するだけで大きなストレスを感じる人も少なくありません。
赤面したり、汗をかいたり、途端に無口になったり。
そういう人も成功の場数を重ねることで、話すことが得意になったりします。
どんなことでも「繰り返し」は大切です。球技における「素振り」みたいなものです。
【紫微斗数】生まれ持った個性と対人関係
カウンセリングで人を分析するにはどうしても時間が必要です。しかし、紫微斗数命盤を見れば、その人の対人関係の状態がすぐにわかるので重宝します。
【紫微斗数】命宮に「生年化忌」
「生年化忌」が命宮に入ると、コミュニケーションが苦手になる傾向が生じます。
自分自身の思いへの強い執着がその原因です。
そのため、
- 視野が狭くなる
- 周囲の変化に気づかない(本人は気づいたつもり)
- 臨機応変に対応できない
- 同じことから抜け出せない
- 人から理解が得られにくい
- あきらめが悪い
- 人に合わせるのが大きな負担になる
などの傾向が現われてきます。
その結果として、
「人に合わせられない⇒対人関係が苦手」
となります。
これは昔の教え子の命宮です。
彼は、高校時代から対人関係には非常に苦労していました。
(本人はあまり苦にしていませんでしたが…)
勉強はできましたが(文昌星・文曲星)、周囲への気遣いが苦手で、今で言う「空気を読めない人」でした。
「不思議なやつ」と思われ、友達はほとんどいませんでした。
しかし幸いなことに、命宮に生年化忌があるため、良い意味で周囲に対して鈍感で、自分の世界観の中で生活していました。
自分自身にこだわることができるので、高校卒業は遅くなりましたが人がやらない仕事で成功を収めました。
考えることが好きで、自信家だったことも救いでした。
こういう人は、自分の世界に没頭できるので、目的が明確になるとそれに向かって邁進できます。
一時期不登校になりましたが、周囲の心配をよそに本人はケロッとしていました。
周囲にどう思われているかは二の次で、自分が何をしたいかが本人の重要課題だからです。
こういう人は、意外と打たれ強いです。
七殺星と廉貞星も結果的に良い働きをしたようです。
ちなみに彼が成功した職種は犬のブリーダーです。
彼から電話が来ると、40歳を越えた今でもこちらの状況を考えず、喋りまくってきます(^_^)。
内容は自分の語りがほとんどで、「変わってないな」と感じてしまいます。
間違いなく長電話になるので、「そろそろ」と切るのが大変です。
こういう性格ですから、対人関係の影響が少ない専門分野に注力することが成功のもとです。
【紫微斗数】「生年化忌」その他の宮
命宮にない場合は、生年化忌がどの宮に入るかが重要になります。
1⃣父母宮に入ると
- 両親、あるいは上司など目上の人との関係に苦労が生じやすくなる
2⃣奴僕宮に入ると
- 人との交際に精神的負担を感じる
- 同僚などに必要以上に気を使い、疲れやすくなる
- サービス業に向く人も多い
仕事上の対人関係をそつなくこなしても、帰宅すると疲れ果てているという人が多く見られます。
3⃣兄弟宮に入ると
兄弟宮の人(兄弟、親友など)との関係に苦労が生じやすくなり、
- 親友ができにくい
- 一人でいるのが好き
- 困った時に周囲に頼れない
- 恋人ができにくい、長続きしない
- 配偶者と心が通わない
などの傾向が出やすくなります。
母親との関係が出てくることもあります。
4⃣田宅宮に入ると
- 家族に対して精神的負担を背負いやすくなる
5⃣遷移宮に入ると
- 環境の変化に過敏になる
- 状況変化に強い不安感を覚える (引っ越し、転校など)
- 周囲に対して必要以上に気を使う
これはうちの息子の遷移宮です。
この配置は、必要以上に周囲に気を配ります。
先述の教え子より精神的に打たれ弱いです。
不登校になると立ち直りが困難な命盤です。
「学校で自分が皆からどう思われているか」を非常に気にしてしまう性格になります。
自分自身の思いが二の次になりがちなので、 苦労を背負い込みやすくなります。
こういう遷移宮なので、私は息子の対人関係を特に気にしています。
幸いなことに勉強は好きなので、そこから自信を育てるようにしています。
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【あとがき】コミュニケーションが苦手な人へ
対人関係が苦手になる原因として、心理的側面と合わせて紫微斗数命盤から考察してみました。
対人関係の苦手さとコンプレックスとは密接な関わりがあります。
自分自身を知ること、長所を活かすことでコンプレックスを克服し生きることが楽になった例をさまざま見てきた経験から結論を書くと、
自分の持って生まれた個性を嫌わず、活かすことが大切となります。
特に「生年化忌」は悪者ではなく、それを知ることは、
克服⇒人生を変えるキッカケのチャンスだと思います。
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