はっぴーぱわーあっぷ~四柱推命・紫微斗数・奇門遁甲

四柱推命・紫微斗数・奇門遁甲などの運命学・方位学について、日常生活もからめて徒然に書いていきます。

お金、家庭、仕事…八方塞がりの運命は、どうしたら開運できるのか?

開運が大変困難な命式です。生年月日は伏せます。万年暦でわかるとは思いますが。

祖先の陰徳、父母の助けが期待できる徳の高い「月支印綬格」の人です。しかし、いくつかの問題から開運発達が相当に難しい命式です。

こういう命式を見ると、気の毒な運命の人もいるのだな…と考えてしまいます。

 

 

母の偏愛・厳しい教育…

印綬は母親を意味する通変星です。健全に作用すれば、生まれ持った徳の高さを発揮すると言われています。 

男性の四柱命式

この男性の四柱命式

しかし、この命式は正官が3個もあって強すぎます。強すぎる正官が印綬に余分なエネルギーを注ぐため、印綬がブヨブヨに肥満して傷んでしまっています。
そのため、せっかくの印綬が全く力を発揮できません。

母親の愛情が溺愛・偏愛になってしまい息子の人生をダメにしている、そういう姿が目に浮かぶ命式です。

紫微斗数の命盤で見ても、父母宮に生年化権と生年化科が一緒に入るので、なかなか複雑な親子関係のようです。特に、生年化権は女の星である紫微星に付くので、プライドが高く厳しい母親だったようです。

  • 紫微星(女)・・・生年化権 ⇒ 母親(厳しい人)
  • 左輔星(男)・・・生年化科 ⇒ 父親(穏やかな人)

父親は穏やかな優しい人で、母親が家庭を仕切っていたはずです。この人は、母親の教育の影響を強く受けていたはずで、それが良い作用にはなっていません。

さて、四柱推命に話を戻しますが、月支の寅と日支の巳は三刑にあたり良くない関係です。さらに、日支の巳と時支の亥が七冲の関係です。
すなわち、刑冲が2つもあります。こうなると、身も心も不安定になる、苦労が絶えない人生を暗示します。

また、年支と月支に正官が2つ並んでいますが、この正官の2つが印綬をブクブクに太らせる良くない働きをするため、忌神となります。しかも日干である自分と干合しているため、切りたくても断ち切れない腐れ縁の関係です。
この人の人生を苦しくする要因が自分にピッタリくっついて離れないわけです。

この2つの正官が意味することは、

  1. 仕事における地位
  2. 子ども部下
  3. (2つの家)の責任を背負い込む

ということになりますから、この1.2.3.で苦しむ人生になるわけです。

 

紫微斗数命盤で看ると、

1「仕事における地位」について、
  • 官禄宮から夫妻宮に向かって向心力が向かいます。奥さんのことで仕事に集中できない象意があります。
  • 天機星・巨門星の人ですから、部下のミスや力量不足が気になって仕方がない人です。リーダーシップにはもともと不向きな人です。
2「子どもと部下」について
  • 子女宮が破格しているので、子どもによる苦労が絶えない人です。
  • 子どもの成長が徐々に家計を圧迫するはずです。
  • 女性なら流産や帝王切開の可能性が高く、この人が男性で良かったと思います。
  • 部下への許容性は低いので、たくさんの部下を抱えると大きなストレスになります。
3「家(2つの家)の責任を背負い込む」について
  • 子女宮からの影響で、家庭は落ち着きません
  • 田宅宮に七殺星があります。波乱含みの家庭を暗示します。
  • 武曲星に自化Dが付き、離婚の可能性がかなり高いとなります。

それでも昭和の人ですから耐えたのでしょう。ストレスの限界を感じても離婚を選択する人は少なかった時代です。
時代背景を考慮しないと正しい鑑定にはなりません。

 

結婚運は?奥様はどんな人か

時柱にある偏財が妻となります。偏財は1個ですが、強い正官にエネルギーを抜き取られ、劫財からも反剋を受けますので、大変弱っている状態です。
奥様は、気力・体力ともに強くない人です。

日支の劫財が弱い日干を支えてくれて、内助の功が厚い奥様と言いたいところですが、日支の「巳」があるために、「巳寅の刑」、「亥巳の冲」を生み出していることを考えると、奥様の位置にある巳は、命式に良い作用を及ぼしていません。
この人の配偶者縁はよろしくありません。
結婚した女性が、よほど強い運勢と人格の持ち主であることを祈るしかありません。

 

この男性はどんな人物か?

四柱推命では

日干がやや弱いため、人柄は温厚で好人物であっても、男らしさや気力などにやや欠ける人です。人をリードしたり、 願望に向かって貪欲に進んでいけるタイプではありません。

ただし、日干に強い根があるので、辛抱強さや信念は持っている人です。
月支印綬の作用から、頭が良く、思慮深く穏やかな人です。プライドが高く、名誉や伝統を重んじます。

ただ、穏やかな雰囲気の内面に、自己主張の強さと気難しい神経質な面を持つ人でもあります。

日干と正官との干合があるので、 人当たりは悪くありません。 

 

紫微斗数で分析すると

命宮は天機星と巨門星
  • 筋張って痩せ型の人。
  • マイナス思考になりがちで、一緒にいても疲れる。
  • 心配性で、取り越し苦労が多く、人生を楽しむ余裕がない。
  • 探究心や分析濃色能力があるが、神経質タイプ。
  • 細部にこだわるのでリーダーには不向き。ナンバー2向き。
  • 運気が良くない時期には口の災いに注意が必要。
  • 天魁星もあり、命宮に文曲星、財帛宮に文昌星があって、頭は良い人
遷移宮に主星がないので、
  • 自分の世界に没頭する人。
  • 宴会などでも周囲を気にせず、マイペースでいられる人。

ちなみに、私の場合はこの人と反対で、命宮に主星がなく、遷移宮に主星が2つある「命無正曜格」です。
宴会などでは、「みんなを盛り上がらせないと」、「周りは楽しんでいるかな?」、「周囲は自分に何を期待しているだろうか?」などを考えてしまいがちです。

そんなわけで、周囲からは楽しんでいるように見られるようですが、実際の本人は楽しむよりも疲れることの方が私の場合は多いのです。

 

幸福を実感できない人

福徳宮が破格していますので、「幸せだな~」と感じることが少ない人生になりがちです。福徳宮に生年化禄があるので、本来は優しい性格で、人との縁も築きやすい人です。

しかしながら、対宮の自化忌の影響から、良い部分が隠れてしまいます。お金のことで悩む人生になりそうです。

  • 本質的には人から好かれる人 ⇒ 必定で隠れてしまっている

 

人生を何とか切り開くためには…

開運期は到来するのか?四柱推命では

大運に「亥」が巡ってきたら、「亥寅の合」の作用により、月支と日支の刑が解消するため救われるのですが、それは84歳までやってきません。
月支と日支の三刑は、「破格」となりますので、厳しい人生になりそうです。せめて、亥が30代、40代の脂がのった時期に到来してくれたなら、勢いをつけることも可能だったのですが、残念です。

 

紫微斗数で分析すると

24歳から試練の繰り返しの人生に

24歳~33歳の財運が良くないです。また、この時期には、人間関係の苦労もあります。仕事運も大凶と出ています。
仕事を覚えて実力を蓄えるべき時期なのに、これでは今後がかなり厳しくなると思われます。 

24歳から43歳の社会運・対人運が良くない

また、24歳~33歳、34歳~43歳の大限遷移宮に自化忌があり、それが20年続くため、社会運・対人運が苦しい時代が20年間も続くことになります。対人関係など社会面が重要な時期ですから、この凶運はやっかいです。

もともとこの人は、遷移宮から向心力Dが命宮に向かっている人なので、周囲からやっかいなことを背負わされやすい運命を持っています。

44歳になると社会運と対人運の凶は緩和しますが、24歳から続く20年間の凶の余波は後に引きずりそうな気がします。 

44歳から63歳まで仕事がツラい状態になる

不運はまだ終わりません。44歳~63歳まで官禄宮に自化忌が続くため、仕事においては定年退職まで苦労しそうです。働き盛りの時期が重なりますから、仕事での大成は残念ながら望みが薄いでしょう。

やっと定年退職を迎えて、ほっと一息するのもつかの間で、老後はお金で苦労します。 

64歳からの財運が大凶です

この時期の奴僕宮が凶です。退職金を投資などにつぎ込むとスッテンテンになる暗示が出ています。山っ気は絶対禁物の人です。

 

あとがきとして

ここまで書いてきて改めて感じることは、開運までの道のりが相当に厳しい人だということです。このような運命の人もいる、、、神様が与える人生は、時に残酷な面を持っているようです。

それでも何とか開運するには、破格している宮の改善に努めることが第一と思われます。

具体的には、

  1. 子どもを持たない 
  2. 本来持っている人との縁を大切にする ⇒ 生年化録の作用が現われる
  3. 定年後、投資などに手を出さない
  4. 家庭(特に奥様)と仕事の区別をつける
  5. 健康に留意する ⇒ 疾厄宮に凶星が多いので

1は正直なかなかキツいですね。
それでも、1~5のうち、3つを改善するだけでも、悪い運命の歯車がわすかでも良い方向に向かってくれる可能性はあります

人が持って生まれた運命の厳しさを考えさせられる命式・命盤でした。