感情の起伏が激しく、嫌なことあるとスグにぶちキれる。
そんな息子さんに悩むお母さんからの相談でした。
母子はほとんど言葉を交わさず、妹さんも怖がっているそうです。
機嫌が悪いと、壁を蹴る、物を投げつけるなどの行動に走るそうです。
- 【四柱推命】「どうせ俺は発達障がい」学校での様子
- 【四柱推命】「どうせ俺は発達障がい」命式分析
- 得意分野は「パソコン」と「歴史」
- 切り札「どうせ俺は発達障がい」
- 「どうせ俺は発達障がい」一歩前に出るために
【四柱推命】「どうせ俺は発達障がい」学校での様子
学校でもなかなかの問題児らしく、
- 文化祭など学校行事に参加するが遊ぶだけ
- 文化祭の準備作業の時間は遊んでばかりで邪魔をする
- 責任者が何度注意しても言うことを聞かない
- 大人しい友人を遊びに誘い、真面目な生徒は困っている
- 体育大会では得意な種目は頑張るが、負けが確定すると急に手を抜く
クラスメートもどう接したら良いのかわからず困っているらしいです。
担任が注意すると、最後には「どうせ俺は発達障がいだから」ふてくされるとのこと。
さて、これはなかなか大変そうです。
【四柱推命】「どうせ俺は発達障がい」命式分析
日干「辛」を 強める印星(偏印・印綬)が3つもあります。
さらに、月・日・時が「申・酉・戌」と西方合して金の勢いが強い命式です。
方合し比肩局をなした傷官格
見るからに個性が強そうです。
【四柱推命】比肩局を成した身旺の傷官格
- 自信家で孤立しやすく、プライドが相当高い
- 関心があることにめざましい集中力で取り組む
- 好き嫌いが激しく、嫌いな人を見下す
- 正義感は強い(自分の視野の範囲内だが)
- 協調性には乏しく頑固
- 一本気で決めたことを貫こうとする
- 情は薄くない
2からわかるように、こういう人は、自分が得意な分野には驚くほどの才能を発揮することがあります。
※発達に偏りがある人によく見られる傾向でもある
などと命式の印象をペラペラ喋らせていただきました。
印象に残ったお母さんの言葉を整理して書き留めます。
- 家に居るときは一日中スマホをいじっている
- 「パソコンには自信がある」と機嫌がいいときは自画自賛している
- 夜中まで友だちと大声でゲームをしている(通信機能を使用)
- 家族はうるさくて眠れない。「やめなさい」と言うと逆ギレする
- 本気でキレると家の壁や物に八つ当たりする
- 母親と妹の女性には制止できない
- 父親はいない
得意分野は「パソコン」と「歴史」
歴史は大得意らしく、常に優秀な成績だとか。
※日本史か世界史のどちらなのかは聞いていません。
定期テストでも模擬試験でも歴史だけは高得点を取るらしいです。
しかし、授業態度は非常によろしくなく、興味がない教科科目の授業では居眠りの常習犯。
私「得意な歴史の授業態度は?」と聞くと、
教科担任にナメた態度を取るらしく、決して良好な授業態度ではないみたいです。
「話を聞かなくても教科書読んだらわかるから」と。
歴史以外ほとんどの教科がダメなのですが、不思議と落第点を取ることはないそうです。
おそらく地頭がよい子なのでしょう。
学校の立場からすると、こういう生徒には大変手を焼きます。
「しっかり勉強しないと進級できないぞ」というオドシが通用しません。
「オレはそこそこデキるもん」
という開き直りができるわけです。
現在の成績評価は考査の得点だけでは決まりません
とはいえ、そこそこ得点を取る生徒に「評定1」を付けるのは勇気が必要です。
おそらく、ノートも取らないでしょうし、教科書も自分から開いたりはしないものと思われます。
厳しく叱られると、「お腹が痛い」と言って保健室に逃げ込むか、本当に帰ってしまうらしいです。
いやはや、なかなか手強いですね。
「オドシがダメならオダテろ!」も通用しないらしく、
- ほめすぎると調子に乗って周囲を見下す
- とはいえ、ワガママを受け入れてもらえないと逃げ出す
- そのくせ、壊滅的な悪い点数は取らない
それでも2科目だけどうしても点数が取れないそうです。
ギリギリ切り抜けることができて2年生に進級したそうです。
担任が「次は進級に苦労しないように頑張ろう」と励ましても、
「進級できなかったら学校を辞めるからいいです」
と言い返してくるそうです。
「学校辞めたらどうするの?」
と母親が尋ねると、
「親が子どもを養うのは義務だ」
と答えるそうです。
「学校も行かない、仕事もしない子どもを養い続けることはできない」
と言うと、
「働きたくても障がいがあるから無理だ」
「じゃあせめて勉強を頑張りなさい」
という問答に終始するらしいです。
それでも本音は、大学だけは行くつもりのようです。
私「大学という目標はあるのですね?」
母親「勉強したいからじゃなく、『俺は頭がいいから大学に行くのが当然』みたいな考えです。そんな考えで高い学費を払いたくありません」
切り札「どうせ俺は発達障がい」
そもそも、日干のエネルギーがこれほど強い傷官格の人です。
気に入らないアドバイスには耳を貸さない人が多いです。
せめて公的な場では「聞くふり」くらいできるようにならないと…。
そうでなければ、どこに所属しても周囲の人から持て余されてしまう、場合によっては排除されてしまうでしょう。
こういうのを社会一般ではワガママといいます。
「そんな態度では社会でやっていけないぞ」
という指導が必要な場面ですが、
「どうせ俺はできないから」
と開き直った態度で返してくるわけです。
「発達障がい」を切り札のように使ってくる、、、これはかなり手ごわいですね。
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「どうせ俺は発達障がい」一歩前に出るために
身旺の傷官格の人は、
- ナマイキだが向上心が強く、努力家
- 協調性が極端に低い
- 独断専行に走りやすい
- 俺こそナンバーワンだと思っている。または思いたい
- 上から指図される仕事は好きではなく、何でも自分でやりたがるタイプ
が多いです。
もちろん営業職には向きません。
しかし、彼の場合は失敗の露見を極端に嫌うそうです。
- 努力する姿を人に見られたくない
- 頑張っても失敗する自分を見られたくない
という過剰すぎる自意識が自分の成長にストップをかけているようです。
「あるがままの自分を直視する」ことが非常に苦手なように感じました。
内面はとても繊細で、家族でも言葉選びに大変気を使うようです。
彼は本気で「発達障がい」と信じているようです。
「まず、そこから確認しないと前に進めないと思います」
私はお母さんに言いました。
東海地方に住む高校生のお母さんからの相談でした。2年前のことです。
この話は、いずれ続きを書きます。
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