怖いタイトルになりましたが、現実にそうなっています。
一人目の夫は自らこの世を去り、二人目の夫は日々の家庭生活に青息吐息で疲弊しています。
残念ですが、夫縁の悪さと子ども縁のイビツさは命式にハッキリ出ています。
今後の対策を考えてみました。
【四柱推命】夫縁が悪く、子縁はイビツ
劫財と傷官ばかり「官星(夫)の居場所がない」
官星(夫星)がなく、日干「己」以外は劫財と傷官だけで成り立っている四柱命式です。
劫財も傷官も、夫星(官星)と敵対する通変星です。そのため、次の傾向が非常に強く出てきます。
- 妻上位の家庭になる。
- 夫は無気力になりやすい。もしくは健康運が低下する。
- そうでなければ、開運発達力が劣る。
以上に該当せず夫が元気な場合は、離別の可能性がグンと高くなります。
いずれにしても、夫縁は良くない命式です。
家庭の宮位である日支には「傷官」があります。
傷官が3個もある女性の命式は、夫縁に強いマイナス作用をもたらします。お気の毒ですが、事実なので致し方ありません。
さらに、この命式にとって傷官は忌神となります。
こういう場合、好き嫌いが激しい神経質な男性と結ばれやすくなります。非現実的な夢を追い求める理想家と縁があります。
この女性の一人目の夫は、自死の道を選びました。ただし、決して不仲ではなかったそうです。
愛情の比重「夫<<<子ども」子離れできない命式
また、傷官は子星です。
ここまで傷官が強く、官星がないと、愛情は夫より子どもに強く傾きます。
つまり、子どもに頼って夫を顧みない命式のため、家庭生活も潤いが少なくなります。
二人目の旦那様については過去記事に書きました。↓
【四柱推命】命式からの分析
人生の傾向と開運法「子離れすることが第一」
月支の劫財が月上の傷官を強めるため、相当プライドが高い女性です。
劫財も傷官も、そこそこの強さであれば、良い作用をもたらします。
しかしながら、この命式は2個の劫財が3個もあって太過している傷官を生じるためよくありません。
身内のトラブルや家庭不和が発生する可能性が非常に高く、友人関係も口の災いなどに注意が必要です。
適度な友人関係は、家庭生活にとってプラスに働きます。
なぜなら、愚痴を言い合える友人関係はストレスの解消になるからです。さらに、家庭生活に対してよきアドバイスをくれることもあります。
友人がいないと、配偶者がひたすら愚痴や小言の受け皿になります。
夫婦揃ってストレスまみれ。これは苦しいですよね。
よい友人関係は家庭生活を良好にする調味料の働きもしてくれるわけです。
この女性が開運するには、傷官の凶作用を緩和することが第一です。
- 傷官が強い人は、豊かな素質や才能を持つ人が多く、それを活かした趣味を充実させることが開運の早道です。
- そして何より、少しずつ子離れすること。
- それから、日常生活で夫に不満があっても、スグに言動で示さず一呼吸以上おくこと。
以上を心掛けることで、家庭生活もしだいに潤いが生じてくるはずです。
趣味のサークルで仲間と交わることができたら、さらによいです。
性格の分析
神経質で相当な意地っ張り
性格は、相当な意地っ張りでしょう。(^_^)
夫婦喧嘩でも負けを認めたくない人です。淡白さはなく、しつこい性格です。
この性質に、傷官の性質が強く加わります。
神経質さと傲慢さ、好き嫌い、反発心が強まります。
人のアラが見たくなくても見えてしまいます。紫微斗数の巨門星に似た性格といえます。
傷官には凝り性な性質があるため、趣味など自分が楽しめる世界に没頭することが開運に繫がります。
日干【己巳】生まれの女性
明るくて活発で親切で世話好きです。内面は勝気で大胆で義理堅いです。プライドが高く負けず嫌いで人から頭を押さえられることを嫌うタイプです。
「己」は、規則をよく守り、コツコツ努力を積み重ね、注意深い反面、融通性に欠けやすいです。やや鈍感ですが、何事も始めたら、最後までやり通すところがあります。
日支に「巳」がある人は、表面的には穏やかで上品な人ですが、内心は人を疑う気持ちや嫉妬が起こりやすいので注意が必要です。探究心が強い傾向があります。
月支に劫財が出る人
言い出したら聞かない性質で派手好きなところがあり、生活に見栄を張らないように注意が必要です。
プライドも相当強いものがありますが、ストレートに外には出ず、人当たりの柔らかさと付き合い上手で、人の面倒見もいいです。
劫財は比肩に比べてキツイことを言うところがあり、自分中心の家庭を作ります。
【あとがき】夫の開運発達力を阻害する女性の命式
厳しいことを書きましたが、どんな四柱命式にも発福する方法はあるものです。
人生をあきらめる前に、四柱命式を眺めて欠点と長所を探し出すことが肝要です。
この女性の場合、生まれた時刻がわからなくても深い部分までハッキリ見えてくるわかりやすい命式だと言えます。
四柱でなく三柱でも明確にわかるのですから、その性質は相当強いと言えそうです。
3つの開運法を書きましたが、一番難しいのは「子離れ」ですね。
週に1度は来宅する子どもとのふれあいが生きがいになっているのですから。
ですが、ご本人は子どもの助けをしているつもりでも、実際には子どもへの依存になっています。
子離れが少しずつ達成できたら、66歳以降は安定運に入るため、夫婦揃って豊かな老後を送れる命式です。
ただし、今のままでは危なっかしいです。
旦那さまは「我が家は今日も冷戦状態。子ども(義理)が家に来ると俺の逃げ場がない」とぼやいています。
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