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人間関係が崩れやすい【四柱命式】大横綱貴乃花さん|多財身弱で苦労を背負う

元横綱貴乃花光司さん。四柱推命で見ると、かなりの身弱です。あまり良い命式とは言えません。「まさか、あれだけ活躍した大横綱が?」とお感じになるでしょう。

相撲は特別な舞台です。その舞台を降りたら、普通の人として命式通りの歩みになります。本記事では、人間関係に苦労する命式について考えてみました。

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貴乃花さんを【四柱推命】で鑑定する

【先天運】苦労が多い人生

平成の大横綱です。イケメンです。さぞかし良い命式かと思いきや、ハッキリ書きますと、先天運はあまり良好とは言えません。

斯界の大人物なのに、命式が今一つだって?
実はこれ、スポーツなど独特の世界で活躍する人には時々見られる現象です。
勝負師として優れていても、社会人として幸せを獲得できるとは限らないということです。

引退後、もう少し柔軟さを身につけることができたら、人生が変わっていたことでしょう。
ですが、そうなったらファンが羨望する貴乃花さんとは違ってしまいますが。
頑固一徹に横綱相撲の生き方を貫くから貴乃花光司さんなのですね。
でも、その分苦労が多い人生になるのはやむなしでしょうか。

 

日干「乙」は温和で柔軟な人?

四柱推命の多くの本には、日干「乙」の人について、次のように記されています。

  1. 温和で控え目、寂しがり屋
  2. 柔軟な適応力と社交性がある
  3. 視野が狭い
  4. 優柔不断で消極的
  5. 手先が器用な人が多い
  6. 身弱の人は、髪の毛が細く猫毛の人が多く、神経質になりやすい

貴乃花さんは、日干「乙」の人です。

上の1~6は当てはまるでしょうか?
人によって見方は異なるでしょうか、私は特に2は当てはまらないと思います。

なぜ当てはまらないのか?原因は太過する「正財」にあると考えます。

貴乃花さんの四柱命式

貴乃花さんの四柱命式 1972年8月12日生まれ

 

正財は、誠実温厚で勤勉実直、つまり真面目な星です。
真面目さゆえ、細かいことによく気がつきますが、融通性にはやや欠けます。

その正財が太過しているのですから、ガチガチの頑固になる可能性が高いです。
年柱には「印綬」という真面目な通変星があります。

正財と印綬、真面目で頑固な星が命式を支配しています。

見るからに「真面目で融通が利かない人」です。

日干「乙」だから柔軟な人と断定するのは間違いの元です。

 

【命式の特徴】月支空亡と正財の太過

多財身弱の命式

問題は、財星が4個もあることです。それを時上の食神が「水生木」と支えて、さらに強化しています。言うまでもなく、この正財は非常に強いです。

一方、日干は年柱にある2個の印綬が助けるとはいえ、正財と食神に囲まれています。
強い十二運がありません。

結論として、多財身弱の命式です。

  • 金運・財運がなくお金で苦労する人
  • お金の貸し借りなどは禁物
  • 健康に注意が必要
  • 見識と視野が狭くなる
  • 年支に印綬、日支に正財がある人は、嫁と姑との争いが絶えない
  • 月支が空亡していると、父母縁・兄弟縁が薄くなり、職業に迷いが生じやすい

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貴乃花さんの家族運

人の家族運をのぞき見るのは、差し出がましいことだと存じていますが、ここは運命学の勉強のためとしてどうかご容赦願います。

  • 月支空亡は、父母兄弟縁に薄い傾向がある
  • 年柱に親星(印綬)があって強いため、元来縁が厚いが、財星が太過して印綬と敵対するため良縁は長く続かない
  • 兄弟星(比劫星)がなく、日干も弱いため、兄弟縁に支障が出る
  • 子星(官星)が命式になく、後天運で巡ってきても、正財が4個もあって過生扶の状態となるため、子供縁に何らかの問題が発生する

※過生扶:正財が官星(子星)を生じすぎる状態でかえって良くない

 

四柱推命で見る貴乃花さんの婚期

婚期の法則に適う年「結婚運大吉」

貴乃花さんは2023年に再婚しましたね。
知り合いだったら「おめでとうございます」と言いたいところです。

その年の運勢を分析します。(厚かましくてすみません)

  • 【大運】「癸 丑」偏印運
  • 【歳運】「癸 卯」偏印運
  1. 歳運の偏印「癸」が命中の正財「戊」と干合⇒婚期の法則《強》
  2. 歳運「卯」と命式の日支「亥」が半会⇒婚期の法則《弱》
  3. 歳運「卯」と命式の時支「亥」が半会+財星が乗じている⇒婚期の法則《弱》
  4. 歳運「卯」と日支蔵干「戊」が戊癸干合⇒婚期の法則に《強》

婚期の法則に4個も適合しているため、この年の婚姻は順調に進むと見ます。

紫微斗数でも「結婚運大吉」

紫微斗数命盤で見ても、卯年の歳運夫妻宮「癸」から化禄Aを飛ばすと本官禄宮「破軍」に付きます。

夫妻宮を異類冲照で美しく照らして、結婚運大吉。

欽天四化でも「結婚できる」と見ます。

 

これからの運勢

今の大運は、第6運で数え年59歳まで続きます。

大運「癸 丑」偏印運 北方水運

多財身弱の命式にとって、この大運は追い風です。
水が、日干の木を支えてくれる時期だからです。
「癸」は偏印で、水生木として「乙」を強くしてくれます。

相撲協会を退職した前年の運気

参考までに相撲協会を退職した前年2017年の運気を見てみます。

第5運 40~49歳  大運「壬 子」印綬運 北方水運
2017年【 46歳 】 歳運「丁 酉」食神運・絶  空亡


大運は悪くないですが、歳運の食神運は、命式の強い正財をさらに強めてしまうため、凶運期です。

大運「印綬運」と歳運「食神運」の組み合わせは悪くありません。

特に良くなかったのは次の2点です。

  • 歳運の食神が空亡・絶で巡っていること⇒一種の厄年
  • 歳運の食神が空亡して巡っていること

 

相撲協会を退職した年の運気
第5運 40~49歳  大運「壬 子」印綬運 北方水運
2018年【 47歳 】 歳運「戊 戌」正財運・墓


この1年間の正財運は良くないです。
元々強すぎる正財をさらに強める働きをするため、大きな障害をもたらす運です。

  • 身弱に拍車がかかるため、心理的抑圧感が強く、弱気に支配される
  • 身辺が多忙で過労気味になりやすい

大運「印綬運」と歳運「正財運」の組み合わせはよくありません。運勢に大きな乱れが生じます。

  • 病気、不測の災厄、訴訟、失職等の暗示がある
  • 金銭面で苦労する
  • 人との摩擦や、妨害が入りやすい

 

今年(2025年)と来年は要注意の運
【 54 歳 】    歳運「乙 巳」比肩運・沐浴      


「乙」の比肩運は、財星太過の命式の人にとって好機到来と言いたいですが、あまりに財星が強すぎるため、大きな期待はできません。

また、比肩運は人との生死別が起こりやすく、自己主張が強くなるので対人関係に注意の時期です。ただし、軌道に乗れば新たな舞台で活躍できる運気でもあります。

大運「偏印運」と歳運「比肩運」の組み合わせは、あまり良好とはいえません。

一番気になるのは、歳運の刑冲によってレベル3の凶運期にあることです。
歳運「巳」が日支「亥」・時支「亥」と巳亥の七冲となります。

来年2028年の夏頃までは、大きなマイナス変動に注意が必要です。

 

性格と傾向

詳しい性格分析は紫微斗数に譲ります。

ここでは、四柱命式から見える傾向を簡単に書き記します。

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  • 自分の枠から抜け出すことはなく、人間的な面白味は少ない
  • 気質は粘着質、細かいことによく気がつく
  • 勤勉実直で責任感が強い
  • 持ち前の集中力と、一意専心の努力で才能を発揮する
  • 財の運用は苦手で、成果は期待しにくい
  • 形式を重んじるため、柔軟な発想や融通性は乏しい
  • 場の空気や心の機微を読むのは苦手で、臨機応変な対応は不得手
  • 悪く作用すると、視野がせまく頑固さのみが目立つようなこともある
  • 女性には優しく、出逢い運に恵まれる

 

【あとがき】大横綱貴乃花さんの四柱命式

勝手に鑑定して申し訳ありません

まず貴乃花さんにお詫びしたいのは、面識もないのに厳しいことをたくさん書いたことです。

決して他意はありません。もし鑑定に来られたら、四柱推命と紫微斗数を使って、記事に書いたことをお話しさせていただきます。

紫微斗数では命宮「化忌」が大きな意味を持っています。
抜群の集中力の理由はそこにあるからです。
反面、性格の意固地さとか自分の見方や考え方に強く固執する原因もそこに見出すことができます。

相撲道への向き合い方や横綱のあるべき姿などは、誰が何と言おうと譲らない人でしょう。
その強い意識が、大横綱貴乃花を育て、多くのファンが感動したのでしょう。

詳しくは、こちらをご覧ください。⬇

コダワリが強い人【紫微斗数】元横綱貴乃花さん|命宮「化忌」は意固地に注意 - 四柱推命・紫微斗数・奇門遁甲ではっぴーをパワーあっぷするブログ


ただ、引退後は生き方を転換する必要があります。
現役時代は長所に働いても、親方として一般社会に近いところで生きるには、時には臨機応変さも必要になります。

ですが、その不器用さも貴乃花さんの大きな魅力だといえそうです。

 

貴乃花最強横綱説

相撲ファンは、「歴代の最強横綱は誰?」という話題が好きな人種です。

「白鵬と貴乃花が戦ったら?」「大鵬と貴乃花は?」

稀代の取組を空想するのも楽しみの一つですね。

最強候補によく名前が挙がるのは次の力士でしょうか。

双葉山、羽黒山、栃錦、初代若乃花、大鵬、玉の海、輪島、北の湖、千代の富士、貴乃花、曙、朝青龍、白鵬

私が思うに、だいたい次の傾向を感じています。

  • 物心ついて最初に見た大横綱を最強と信じる
  • 昔は今よりもっと強かったと言い張る
  • 横綱らしい品格と強さを備えた人を最強とする
  • 変化や小細工をせず、受けて立つ横綱相撲を取る人を最強候補とする
  • 圧倒的な勝ち方をする人を最強候補とする
  • 優勝回数と連覇、連勝記録、年間最多勝の回数

昭和時代は長らく「双葉山こそ最強、超える力士はいない」と信じられてきました。

「大鵬より双葉山」「北の湖より双葉山」だと。

平成に入ってから、力士が急速に大型化しました。
そして千代の富士の時代からスピーディーな相撲が展開されるようになって、ようやく、「今の時代に双葉山がいても小型の部類、時代は変わった」と言われるようになりました。

それまでは頑なに、「昔の稽古はスゴかった。今の力士は弱い」と言われ続けてきたのでした。

実際には、相撲以外のスポーツはほとんど全てが時代と共に進化しています。
陸上競技の記録を見ると一目瞭然です。
相撲だけはなぜか、時代に逆行して弱くなると信じられてきた不思議なスポーツでした。
令和の今になって、その風習?は変わりつつあります。

それでも、「最強は貴乃花」を譲らない人は多くいます。

コダワリの強さと生き方の不器用さが最大の武器だった

それが貴乃花なのだと四柱命式と紫微斗数命盤を見て感じる私の確信です。

 

「貴乃花最強説」は永遠に続くかも

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