子どもの才能を伸ばすには?
一時期、「個性を大切に!」と盛んに言われた時期がありました。
しかしながら、「個性を伸ばしなさい」と親から言われても、子どもの方は「自分の個性って?」と迷うばかりなのは言うまでもありません。
時には親の叱責に対して「わたしの個性なんだからほっといて!」と言うことを聞かない子どもが出てきたり…。
「個性を伸ばす教育」と考えるからややこしくなる。
「才能を伸ばす教育」と置き換えると少しはスッキリすると思います。
でも、才能はどう見抜けば良いの?
今日は、秀才タイプの人物の命式をご紹介します。
【四柱推命】秀才タイプの男子の命式
【秀才タイプの男子】身旺の傷官格
五行で見ると、火5・土3。
これが、火4・土4なら「両神成象格(りょうじんせいしょうかく)」の中の「火土相生格(そうしょうかく)」という格式に入ったところです。
惜しいかな、そうはなりません。
生月に戊の傷官が透干して「傷官格」。
体用のバランスから考えると、体の方がやや強く、用が弱いですね。
もし、年支の「傷官」と日支の「劫財」が入れ替わっていると、極めて佳良な命式になるところでした。
劫財は傷官を生じます。
日支から、月支・年支が生じられるのは「逆流」。
順流は、「年支⇒月支⇒日支⇒時支」です。
言い換えると「祖父⇒父⇒本人⇒子ども」が順ですね。
その意味から、逆流はいささか弊害が生じます。
配偶者を考えると、日支「劫財」は忌神。
やはり日支「傷官」の方が家庭生活も安定したと思われます。
様々な角度から考えても、この逆流は秀才の命式とはいえ、やや傷が付きます。
スポンサーリンク
【傷官・正官・偏官は「貴」を司る】
本来の「貴」は人格に雑なく透き通っている状態です。
欲望にまみれた人を「貴」とはしません。
傷官は本気〈子・午・卯・酉〉から出るのが良く、戌から出るのは仮の傷官となります。
仮ですから、頭脳明晰で卓越した才能があっても純粋性を欠きます。
すなわち、地位・名誉・財産にこだわりが出やすくなります。
そういう一失はあっても、申し分のない立派な「身旺の傷官格」。
秀才の誉れが高い、良い命式といえます。
- 自我が強い
- 理屈っぽい
- 勝ちにこだわる
- 反抗心が強い
- 天下我に勝るものなしの気概(自負心)
- 学業に優れた人(科学技術、研究開発、医師なら臨床よりも研究)
- 育てるのが難しいタイプ
*身旺の人、傷官・偏官・偏印が強い人に対しては、力よりも情で導く指導が良いとされます。
結婚生活にはやや難あり
- 細かいところに気がつき、 口うるさいタイプで奥さんはなかなかやりにくい
- 日支から考えても、夫婦仲はやや険悪に傾きやすい
- 財は喜神なので離婚まではいかない
【残念!30歳くらいまで才能が安定しない】
【大運3~12歳】「己・亥」食神運
亥は、日支(巳)と七冲。
幼年期に大運と日支が七冲になると、
- 健康不安、精神不安定、感情の起伏が激しい
- ちょっとしたことに反応し、 泣いたりわめいたりしやすい
【大運13~22歳】「庚・子」正財運
財は喜神だが、子が空亡。
子の北方水運は身弱地なのでOK。
しかし、子と午(時支)の七冲。
せっかくの才能が32歳までは空振りしそう。
どうしても心の安定感は欠けるからです。
【秀才タイプの男子、紫微斗数命盤では】
命宮・遷移宮に文昌星・文曲星が入っています。
やはり秀才タイプですね。
夫妻宮を見ても、奥さんとの衝突はありますね。
それに、個性的な女性と結婚しそう…。
この人、やっぱりプライドは高いですね。
良い家庭教師との出会いが子どもの運命を変えることもあります。
スポンサーリンク
ポチッと応援していただけるとハッピーです!