平成から令和にかけて絶滅危惧種?みたいになってしまった「頑固な世話焼きオヤジ」。
厳しいけど心根は優しい頑固オヤジの雰囲気満点だったのは「長さん」こと下川辰平さんでした。
長さんに理想の父親像を描き、相談の手紙もたくさん来たとのエピソードも…。
実生活の下川さんにはお子さんがいなかったそうですね。
私は長さんを「ミスター昭和オヤジ」とみています。
宮内淳さんが亡くなってから、私は『太陽にほえろ!』の名刑事たちを思い出してやみません。
※2020年9月13日に投稿した記事を読み直して下手クソぶりに反省し、この度書き直しました。
【四柱推命】下川辰平さん「昭和の優しい頑固オヤジ」
昭和の頃は、長さんを見ても「普通のどこにでもいそうなオジサン」というイメージでした。
『太陽にほえろ!』の世界でも、長さんは特別キャラの立つ存在として描かれていなかったと思います。
ところが、平成から令和にかけて、長さんみたいなオジサンを探してもなかなか見つかりません。
時代が変わってしまったのでしょうね。
私は、長さんみたいな人が日本の社会には絶対に必要だと思っています。
悪いことをした子どもたちを「こら!」と本気で叱ってくれるオジサンが町からいなくなってしまいました。
そんなことしたら過保護ママゴンから、
「うちのかわいい子に何するんですか!?」
と怒鳴り返されそうな世の中です。
そして、子どもはワガママ放題、迷惑かけまくりですから困ったものです。
誰がこんな世の中にしてしまったのか。
「ウザい」とか「キモい」などの言葉が巷にあふれています。
叱られたら、すぐに口にしますからね。
「あ~ウザ」「うわっキモ」と。
そういう言葉を発する人には、
「あんた自己紹介してるの?」
と私なんかは聞いてみたくなります。
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【四柱推命】下川辰平さん《乙未》日生まれの「 印綬格」
日干「乙(きのと)」の人です。
「乙」は草花ですが、時に雑草のような強さがあります。
基本的に目立ったりしませんが、踏まれてもまた伸びてくる強さを持つ人です。
簡単にはギブアップしないのが「乙」の人ですね。
- 柔和で、人情に厚く、律儀で誠実な性格
- 視野はそれほど広くはなく、やや保守的なところもあるが、不思議と頼られる
- 社交性はあるが、几帳面で気難しい性格と思われることも
月支の「印綬」と日支「食神」からの性格分析
- 学術・芸術・芸能関係などに素質才能がある
- プライドが高く、秩序を重んじる
- お金は計画的にしっかり貯めるタイプ
- 冷静沈着で自分を強く押し出さないが、温和な人情家
- 好きなことは熱中する
ハイエナに凝っていたと聞いたことがあります。本当なら珍しいですね。)
「官星」が年柱にしか見当たりません。
時柱にもなければ子縁は薄かったと思われます。
お子さんはいなかったそうです。いたら良いパパになったでしょうね。
日干がやや弱く、名を挙げたいなどの野心家ではなかったと思われます。
年支「午」と月支「子」が七冲です。
若いうちから家を出る事情が発生しやすい人です。
しかし、日干「乙」と年干「庚」は結びつきが強いので、親と全く縁が薄いとはなりません。
『太陽にほえろ!』の放映が始まったのは、1972年
下川さんは42歳でした。
その頃の大運は、
〈壬 辰〉「印綬運」「 東方木運」「羊刃」「空亡」
1972年の歳運も〈壬 子〉「印綬運 」でした。
「大運・歳運・月支」のトリプル印綬が揃いました。
- 脚光を浴びる時
- 名声や名誉を得やすい時
- 先輩や目上の引き立てがある時
この好運期に、野崎太郎になって躍進したのですね。
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令和の今こそ「親父の小言」の復権を
「親父の小言」から印象に残る言葉を書き出します。
- 大めしは喰うな
- 初心は忘れるな
- 人には腹を立てるな
- 恩は遠くから返せ
- 人に馬鹿にされていろ
- 働いて儲けて使え
- ばくちは打つな
- おおめしは食うな
- 世話やきになるな
- 何事も身分相応にしろ
- 神仏はよく拝ませ
- 朝は機嫌よくしろ
- 後始末はきちんとしろ
- 自らに過信するな
- 怪我と災いは恥と思え
- 書物を多く読め
- 難儀な人にはほどこせ
- 貧乏は苦にするな
- 借りては使うな
- 義理は欠かすな
- 人の苦労は助けてやれ
- 年寄りはいたわれ
- 出掛けに文句を言うな
- 万事に気を配れ
- 泣きごとは言うな
- 女房は早く持て
- 人には腹を立てるな
- 不吉は言うべからず
- 病気はよくよく気をつけろ
先日、スーパーの駐車場から車を出そうとしたときの話です。
私は、買い物を終えたので帰る所でした。
駐めてあった車を2メートルくらい通路に出しました。
するとその時、向こうから1台の白い車がスゴいスピードで走ってきて、
「早くどけろ!」
とばかりに急ブレーキ。
私の車との間には10メートル以上の間隔がありましたから、急ブレーキの必要はありません。
明らかに「どけろ!邪魔だ!」アピールの急ブレーキでした。
車の運転席を見ると、若い女性がこちらをスゴい顔でにらんでいます。
にらまれる筋合いも理由も全くなかったのですが、
「しょうがないな」
と、もう一度車を奥に引っ込めて通路を開けてあげました。
すると、これまたグオーンとけっこうな勢いで通過して去りました。
私はもう一度車を出して、店舗の前の通路に車を進めました。
そこで、さっきの白い車を発見しました。
障害者用の駐車スペースに堂々と車を駐めているところでした。
直後に、スタコラサッサと歩いて店に入る同一人物を見つけました。
自分の都合しか考えない人って、思うよりたくさんいるのだなと悲しい気持ちにさせられました。
長さんがその場にいたら、「こら!どこに駐めている!」と怒鳴ってくれたかも…。
でも、このオバサンの場合は、反省する心すら持っていないのかも知れませんね。
まったく困ったことです。
下川辰平さんは、2004年3月25日に永眠されました。73歳でした。
ボス、長さん、山さんのビッグ3に坂口良子さんにも並んでもらいましょう!
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