「人生最初の不幸は尊敬できない親を持つこと」
とはいえ、親の愛情ほど尊いものはないですよね。
しかし、方向性を誤るとせっかくの愛情がアダになることもあります。
そういう人は少なくなく、最後は本人が苦労を背負い込むことになります。
親は最後まで子どもの面倒を見られませんから。
子育ても人生も簡単ではないのですねぇ。
※2020年10月の記事を手直ししました。
【四柱推命】幼児性が強い女性「親の愛情が負担になる」
「申」月「己」日 秋生まれ「傷官格」の女性
生時不明のため、年・月・日の「三柱」で占います。
傷官格の女性です。
日干のエネルギーは、強くもなく弱くもない中くらい。
「傷官格」の人なので、傷官の才能を活かして世を渡るのがよい人です。
しかし、困ったことに4つの印星(親の星)に囲まれています。
この人の印星は「火」。印綬は「丙」で3個もあります。
偏印は「丁」で1個。
印星は合計4個あり、かなり強いパワーです。
傷官は「庚」1個です。庚は「金」です。
本来は、丁の火で鍛錬されて(鍛冶)、立派な「刀」や「斧」になります。
しかし、この女性の命式は「火」が3個もあり、「金」は熱さで溶けてしまいそうです。
つまり、
「火」3個(親)⇒「金」1個(本人)
の構図です。
親の熱すぎる愛情が、娘さんをクタクタ状態にしています。
- 親の愛情が豊かというより強すぎる
- せっかくの才能や素質を伸ばせない
- 学問、芸術など優れた才能を持っている可能性が高いのに…
そのため、
- 持って生まれた豊かな発想力が開花しない
- 器用貧乏になりやすい
- 子どもとの縁に支障が生じやすい
さらに、気になるのは月支と日支とが三刑の関係です。
- 情緒不安や迷いが起こりがち
- 健康に問題が生じやすい
- 夫婦関係に波乱が起こりやすい
【四柱推命】幼児性が強い女性「性格鑑定」
第一印象は、誠実温厚な人。
- 才能を発揮できず機敏さに欠ける
- 苦労知らずで、ワガママな気分屋
- 怠け者ではないが努力が報われにくい
- 承認欲求が強く、不満がたまりやすい
- 被害妄想を抱きがち
もともとの才能はある人です。
もったいないですね。
【四柱推命】幼児性が強い女性「開運のコツ」
- 先輩・上司への反発心を顔に出さない
- 自分の考えに固執せず、他者の言葉に耳を傾ける
- 焦らない!速さより確実さを大切に!
【四柱推命】幼児性が強い女性「家庭運」
【四柱推命】幼児性が強い女性「結婚運」
ここでも、印星4個が運勢を妨げます。
印星は、官星(夫の星)のエネルギーを吸収(盗気)するからです。
おまけに、この人は命式に「官星」がありません。
仮にあっても、エネルギーを印星に盗気されます。
困りましたね。
- 強いタイプの夫と結ばれにくい
- 夫の健康は不安定
- 夫への思いやりの情も薄い
- 女性上位になるので、夫には優しくすること
- 家計を支えるのはご本人(夫は頼りにならない)
さらに、ここでも三刑が厄介な働きをします。
- 夫婦不和になりやすい
- 楽しさやうれしさが長く続かない
- 満足感の後に何らかの邪魔が入りやすい
【四柱推命】幼児性が強い女性「親との縁」
印星(親の星)が4つもあるのが、逆に親との縁に障害をもたらします。
- 親との縁は薄くなりがち
- 親は健康でない可能性がある
- 片親と早く生死別するなどの件が起きやすい
- 父母から適切な愛情が注がれにくい
- 幼少時に親のことで精神的負担を抱えていた
【四柱推命】幼児性が強い女性「子ども運」
女性の命式では、「食神」「傷官」が子どもの星です。
この女性の場合は「水」です。
さて、ここでも大量の「土(印星)」が「水」を呑み込んでしまいます。
ということで、残念ですが「子ども運」にも何らかの問題が起こりやすいです。
- 強い子、たくましい子に育ちにくい
- 老後支えになってくれない
- 子どもを多く産めない(早流産の傾向も)
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【あとがき】「過保護・過干渉」「親離れ・子離れ」
「親の愛情がマイナスに」なんだか哀しいですね。
「過保護」「過干渉」の弊害はよく言われることです。
気をつけたいですね。
「親離れ」「子離れ」もよく耳にする言葉ですね。
この女性は、
- 親離れしたいのにさせてくれない
- 親が子離れしてくれない
という命式です。
ある程度の年齢になったら、自分から親との関係を見直すことが大切でしょうね。
上手に距離を取りながら、親孝行する。
簡単ではないですが、頑張ってほしい命式のご紹介でした。
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