宇宙はどうやってできたのか?誰が造ったのか?宇宙人は存在するか?
「科学」と言っても、実際にわからないことだらけ。
しかし、「太陽が地球上のあらゆる生命の死活の権を握っている」。
これだけはハッキリしています。
【四柱推命学】「精神の世界」は遠い昔のまま
どんなに生活が豊かになっても、また便利な時代になっても、それに比例して幸福感が向上しないのはなぜでしょうか。
あるいは逆に、ストレスが増す時代になったと言われるのはどうしてでしょうか。
長年感じていた私の疑問について述べられている著作をここに引用します。
著者である亀石厓風先生は、現代看法としての四柱推命学を築き上げた方です。
地球が誕生しまして約四十五億年、人類はまだまだ若く、この大いなる自然の全部を理解するには気の遠くなるような努力が、それもほとんど永遠に近い年月が必要であると覚悟しなければなりません。
いずれそのうち、それらの幾分かにつきましては解明されるでしょうが、人間の内的世界だけは、ソクラテスや孔子の時代から、二千数百年を経た現代にいたりますまで、あまり見るべき成果もなく、まず原始そのままの実情といっていいのではないでしょうか。
むしろ物欲が強まった分だけ、人間の質が悪くなったといえるでしょう。
人類誕生より、今に至るまで、争いに明け、争いに暮れ、不幸と貧困と病難、その他もろもろのいわゆる人間苦に終始しています「業(ごう)」ともいうべきで、これらを静かに考えますとき、人間生活のどこに真の向上や発展があったといえるでしょうか。
神はあまりにも従順で心の清らかな、そして力弱く、痛々しいぐらいにも貧しい多くの人々の期待や祈りを裏切りつづけた…といえば、いいすぎでしょうか。
四柱推命学は決して「大学」ではありませんが、こんなどうにもならない人間の運命を、少なくとも宇宙の絶対者としてではなく、いま、現実に熱と光を人間に与えつづけ、死活の権をまさしく握っています太陽と、地上にしか住めないわたしたち人間の宿り地である地球との関係で生じました年月日・時の瞬間瞬間に焦点を絞り追求しようとします極めてまじめで、しかもまったく合理的な学問です。
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【四柱推命学】太陽が死活の権を握っている
科学技術万能の現代では、天文学や物理学はほとんど学問的には完成の域に近く、そのどこを押してもへこむところがありませんが、熱と光を昼夜間断のいとまもなく、わたしたちに与えてくれています太陽が、人類全体の死活の権を握っていますのは、いまも昔も、そして洋の東西を問わず間違いのない事実です。
このように地球上に生存します万事・万物の生成化育の権はみな、太陽の支配下にあり、古人も多く太陽をもって地上最大の神としましたのは、決して理由のないことではありません。
したがって人の吉凶は天の命じるところであり、天命に従って進退消長をはかるべきで、天を敬い、五行の大法をうかがって天の大道を知り、生活上の指針にしなければなりません。
公害を撒き散らし温暖化を進めるなど、天意に逆らった生活態度はダメなのは自明の理です。
ものがあれば、そこにはすでに規矩(きく)があります。
規矩があれば、かならずそこには順序というものがあります。
まして人間は霊的な気の凝集したものを受け、この地上に生まれたのですから、なおさらこの大いなる天地の理を、敬けんな姿勢でうかがい知ることにつとめなければなりません。
『現代四柱推命学 活用大辞典』亀石厓風著 から引用
あとがき【四柱推命学】太陽が死活の権を/精神の世界は遠い昔のまま
目の前にあるもの、たとえば親、食事、健康などに感謝できない人が、目に見えないものに感謝の気持ちなど起きるでしょうか?
目の前に見える実体に思いを巡らせ、その後に見えない背景に思考を拡張するのが当たり前の順序だと思います。
親のありがたみを知らずして、会ったこともない曾祖父に感謝の念など起きるはずがありません。
親を憎んで、会ったこともない曾祖父に感謝しても、その感謝の意には具体性がありません。
さて、人がハッキリと目にできるのは太陽と大地です。
太陽が光と熱を放ち、それを大地が受け止め、気温となり季節をつくります。
それらが、人間生活の土台になっているのは誰にも否定できない事実です。
そうしてできあがる四季や気候は、風土として人間の生活・文化、そして気質にも大いに影響を及ぼしています。
四柱推命学は、天(太陽)と地(大地)との関係性から、人間の一生の運命を読み取ろうとした先人たちの深い洞察と研鑽の積み重ねによって今日まで残されてきました。
運命学が、身近な悩める人の「目に見える幸福」へのお役に立てるなら、これほど有意義な学問はないと思います。
この思いが、私の運命学への向学意欲の原動力となっています。
☆ホロスコープでも太陽はしっかりした位置を占めているのですね。
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