有名なジョークらしいので、何をいまさらと思われるかもしれません。
でも、「なるほど・ザ・ワールド」(古いですね)と私は思わず感心しました。
「沈没船ジョーク」、国民性の違いを笑う「エスニックジョーク」としても知られているらしいです。
「タイタニックから飛び降りてほしい」
沈みゆくタイタニック号で「泳げる人は飛び降りてほしい」と言われました。
飛び降りたところで命が助かる可能性は限りなくゼロに近いのは自明です。
当然、誰だって飛び降りたくありません。
さて、どう話せば飛び降りてくれるか?
- アメリカ人だったら、「飛び降りたら、英雄になれるよ」
- イギリス人だったら、「あなたは紳士だから、飛び降りてくれますよね」
- ドイツ人だったら、「飛び降りるのが規則ですから」
- フランス人だったら、「飛び降りないでください」(あまのじゃく気質なので「するな」と言われたらするらしい)
- イタリア人だったら、「さっき、美女が飛び降りましたよ」
そして、日本人だったら、「みなさん、そうされてますよ」
タイタニック号の沈没は何度も映画化されている有名な悲しい実話です。
上のイギリス人の行動は事実であり、多くの男性は救命ボートに乗らず飛び降りたそうです。
一人一人が意を決し、紳士として服装を正し、自ら船と同じ運命を選んだのです。
そのおかげで、少なからぬ人数の女性や子どもが助かりました。
それにしても日本人らしいですが、ちょっと心配ですね。
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あなたの夢は?価値観は?
実はこれ、ベネッセ・コーポレーションの社員さんの講話からパクらせてもらいました。
対象は受験を控えた高校3年生です。
講師の先生は、次のように話を結びました。
このジョークは、各国の人々が、
- 人生で何を最も重視しているかを如実に表している
- 窮地に立たされたとき、自分が最も大切にしている価値観が問われる
- あなたの夢は?あなたは人生の価値をどこに置きますか?
それを見つけるために、勉強するのですね。
Never,never,never,give up.
~決して、決して、決してあきらめてはいけない~
(イギリスのチャーチル首相の言葉。世界で最も短い演説)
【あとがき】夢と現実「若さは最高の宝物」
- 「大リーガーになりたい」と夢見る高校生は、野球に自信がある子です。
- 「東大に行きたい」と夢見る高校生は、勉強に自信がある子です。
自信がなければ、夢と希望は膨らみません。
自信は、夢と希望を現実に変える最高の妙薬だと思います。
自信を持って努力すれば、夢と希望は目標に変わるからです。
野球少年が「大リーガーになりたい」と言えば、多くの親は「頑張ればなれるよ!」と励ますことでしょう。
ところが、高校生が同じことを言ったら、「あんた、そろそろ現実を考えなさい」となります。
ただし、野球が本当に上手な高校生だったら、親も「頑張れ!」と激励するかもしれません。
人生は哀しいかな。夢と現実の間隔は年齢と共に開いていきます。
- 夢・希望=未来の自分
- 現実=今の自分
1≒2だったら、充実した人生を送れる確率が高いです。
1>2だったら、どこかで自分自身を納得させなければなりません。
納得できない場合、ギャップに悩んだり苦しんだりするわけです。
1<2は、普通はないですね。
若い人がうらやましいのは、1=2にするチャンスがたくさんあるからです。
チャンスをつかむ努力をしないと、1>>>>>>2の人生になります。
いずれにしても、大切なことは、
あなたの夢は?あなたは人生の価値をどこに置きますか?
ちなみに、私は50歳半ばの今も大きな夢を抱いています。
自分の年齢に合わせて夢を少しずつ書き換えています。
夢と希望は、柔軟かつ自由自在であるべきだと思います。
ちなみに、今は1≧2といった感じです。
これから焦らず頑張って、1=2にする予定です。
自信と夢、そして希望だけは若い人に負けないで頑張るつもりです。
★過去記事もどうぞごひいきに!
※2022年3月の記事を加筆訂正しました。
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