奇門遁甲の吉方位です。
「乙奇得使」と書いて「おつきとくし」と読みます。
心の安定を求めるなら「乙奇」は最適です。
具体的には、 恋愛・婚姻・和合・和解に効果を発揮します。
「乙奇昇殿」より条件が厳しい分、効果も高いです。
【奇門遁甲】吉方位〈乙奇得使〉癒やし・安らぎ、恋愛・結婚
天盤が「乙」、地盤「己」。
田園で草花が季節を謳歌する癒しの情景。それが「乙奇得使」です。
四柱推命では、「乙」の合言葉は「草花・蔓（つる）」。
「己」は「田園・田畑・大地の低地・柔らかい土地」。
「己」は、情・魅力の吉意を持ちますが、優柔不断・怠惰というマイナスの意味もあります。
「乙」がマイナス作用を剋して消し去るので、「乙奇得使」は副作用を気にする必要はありません。
美しい草花に囲まれた癒やしの格、それが「乙奇得使」です。
恋愛・結婚運に強い効果を発揮します。
【奇門遁甲】吉格〈乙奇得使〉の基本
〈構成〉天盤が「乙奇」、地盤が「己儀」
【奇門遁甲】吉格〈乙奇得使〉の具体的作用
〈吉効果〉心身の安定、人間関係の和合、芸能・芸術面の才能開花
〈使用目的〉結婚、恋愛、旅行、引っ越し、買い物、娯楽、試験、就職
※他の条件、特に八門が良くないときは使用しないのが無難です。
金 運
- 特別強い効果はない
恋愛・家庭運
- 恋愛・結婚に大きな効果を期待できる
- 家庭運も吉
仕事運
- 人間関係が円満になる
- チームワークが良くなる
勝負運
- 小吉程度
健康運
- ストレスから解放されやすくなる
- 心身の安定が期待できる
学業・受験
- 小吉程度の効果が期待できる
- 落ち着いた心で試験に臨める
あとがき【奇門遁甲】〈乙奇得使〉心の安定と幸福感
乙奇得使をご紹介しました。
「乙奇昇殿」より効果が強いとされています。
どちらも波瀾万丈な人生を目指す人には向きません。
安定、穏やかな生活を求める人には最適です。
その意味では現代の若者向きの方位とかもしれません。
何年前からでしょうか、
「出世なんてしたくない。普通に暮らせればいい」と言う高校生が増えました。
若者から向上心が薄れてきていることを感じます。
２０年くらい前は、
「卒業したら車を買いたい」
「絶対、フェアレディZに乗る」
と言う高校生がたくさんいました。
今は、
「車なんていらない」
という声が多く聞かれます。
私たちの頃は、
「大人になったら車を運転できる。酒も飲める」
と考えていましたが、今は、
「大人って大変そうだから、あまりなりたくない」
と話す高校生が増えました。
「夢がなくなっちゃったのかな」
と私なんかは思うことがあります。
「少年よ、大志を抱け」
のクラーク博士はどう感じるでしょうね。
きっと、若者に大きな夢を見せられない時代になったのでしょう。
私たち大人の責任でもあります。
昔、丸大ハムのCMで、
「ワンパクでもいい。たくましく育ってほしい」
というフレーズがありました。
今だと、
「ワンパクならクレームが来る。無難に育ってほしい」
となるのでしょうか。
何だか世知辛いですね。
夢は「努力の推進力」です。
夢がないと、言われたことしかやらない若者になってしまいます。
「普通に暮らせればいい」
を怠けの理由にする高校生には、
「普通に暮らすって簡単なようで大変なんだよ。若いうちに何かを頑張らないと！」
と言い返していたことを思い出します。
ずいぶん話が逸れてしまいました。
何はともあれ、 安定した暮らしができないと心が落ち着きません。
心が落ち着かないと、次から次へと不安が押し寄せてきます。
- 心のやすらぎと癒される生活
- 恋愛や結婚、そして就職
など、幸福感を求めるには最適の方位「乙奇得使」をご紹介しました。
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方位の吉凶１７か条
- 頑張ることで追い風が吹くのが吉方位
- 頑張っても向かい風が吹くのが凶方位
- 頑張る意欲を奪い去るのが凶方位
- 頑張る意欲が湧いてくるのが吉方位
- 笑顔が消えていくのが凶方位
- 笑顔が自然に浮かんでくるのが吉方位
- 自分の足元を冷静に観察できるのが吉方位
- 焦りと欲望で自分を見失うのが凶方位
- 判断力が曇りやすいのが凶方位
- 正鵠を得たインスピレーションが働くのが吉方位
- 知らないうちに周囲に迷惑をかけるのが凶方位
- 予期せぬ幸運が舞い込みやすいのが吉方位
- 予想外の不運が襲ってくるのが凶方位
- 挽回のチャンスがあれば軽い凶方位など恐れるな
- 軽い凶方位はあまり気にないこと
- 取り返しのつかないことが発生するのが本当の凶方位
- 「自分は大丈夫」の油断と隙を招くのが凶方位
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