周りに人が集まる人は、人を引き寄せる魅力がある人です。
観察からわかったことは、人を引き寄せる人は運も引き寄せやすいということ。
反対に、人が逃げ出す人からは運も逃げ出しやすいようです。
人間的魅力を磨くことが、開運の秘訣と言えるでしょう。
【八つ当たりする人】フラストレーションへの耐性が低い
仕事で失敗したり、思うような結果や評価が得られなかったりすると、フラストレーションがたまります。
フラストレーションとは、簡単にいうと欲求不満のことです。
フラストレーションへの耐性が低い人
- 子どもの頃から我慢する体験が少なく、欲求不満の解消に慣れていない
フラストレーションに強い人
- 欲求が実現しないことに慣れているため現実を受け止めることができる
八つ当たり注意の人=現実を受け止める耐性が弱い人
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【フラストレーション】3つの反応傾向
失敗の原因を自分以外の誰かに押しつけるのが外罰型です。
- 「指示が悪かったからだ」
- 「同僚の仕事が遅く、しわ寄せが自分に回ってきたせいだ」
- 「できの悪い部下が指示内容を勘違いしたからだ」
自分の正当性を主張して自分を守ろうとします。
反省はほとんどしません。
時にはヒステリーを起こします。
責任転嫁が常態化すると、家庭でも怒りをまき散らします。
八つ当たり=ストレスを周囲に撒き散らす行為
周囲にとっては迷惑でしかありません。
もちろん、八つ当たりした本人も損をします。
「自分勝手な怖い人」「キレやすい人」と認識されます。
そう思われたら、周囲は当たらず障らずの接し方になるわけです。
- あの人に意見するのはやめておこう
- なるべく接点を持たないようにしよう
- 面倒くさいから適当におだてておこう
などと思われてしまって、心から信頼してくれる仲間はできにくいです。
本人は「これはマズい。改めよう」と思うどころか、次のような勘違いをしがちです。
- やっぱり自分の言うことは正しい
- 自分は周囲から一目置かれている
- 自分は仕事ができる
周りの人は辟易(へきえき)して黙っているだけなのに…。
こういう人からは、人も運も逃げ出したくなります。
八つ当たり「人も運も去って行く」
八つ当たりの正体を分析すると、次のようになります。
- 攻撃行動:フラストレーションを発散して勝手にスッキリする
- 防衛機制:人のせいにすることで自分の感情やプライドを守る
※防衛機制:不安な感情に対して、心理的バランスを保とうとする働き
置き換えはさらに厄介です。
※置き換え:受け入れがたい感情を、別の対象に向ける。神経症的防衛に分類される。
不満や文句を当事者に言えない場合、家族など安全な人に向かうことをいいます。
たとえば、「仕事のストレスを家庭で発散する」。
家族の人は大変ですね。ストレスのおすそ分けは欲しくないですね。
パワーピラミッド P.E.BAL「心身のストレスから身を守る」
【八つ当たり】こんな四柱命式は要注意!
八つ当たりが常態化している人はどんな人でしょう?
- 依存心が強い人(誰かに頼りたい)
- 器が小さい人(自分の非を受け止める度量がない)
- 強そうに見えても実は弱い人(自分の非を受け入れるのが怖い)
【四柱命式】八つ当たりしやすい人
- 印星のエネルギーが強すぎる人
- 月支と日支に刑冲がある人
- 日干のエネルギーが弱すぎる人
- 官星のエネルギーが強すぎる人
- 比肩と劫財が強すぎる人
- 傷官が強い人
書き出せばキリがないですが、つまりは偏った命式の人は要注意です。
一例をあげます。
女性の命式です。
人生に波乱が起こりやすい人です。
この人は、2度ばかり鬱になり休職もしました。
ふだんは穏やかなしっかり者ですが、機嫌を損ねると急変し攻撃的になります。
さて、八つ当たりの流れをもう一度整理します。
ゲームをしていて突然キレる子どもがいます。
知人の息子さんは、高校時代になんと家の壁を蹴って凹ませてしまいました。
テレビに物を投げつけてしまったこともあります。
「扇風機を運んでいたらテレビにぶつかった」と必死に言い訳したそうですが。
ふだんは勉強もできる、落ち着いた良い子です。
攻撃性は人間が持つ本能的欲求ですが、ふだんは抑制されています。
八つ当たりでスッキリするのは抑えていたものを吐き出すからです。
汚いたとえですが、人間の排便欲の強さは食欲以上です。
お尻から吐き出すとスッキリしますが、受け止める便器の役目をする人のストレスは大変なものです。
- 「失敗は自分の責任だ」
- 「自分の能力が足りないからだ」
- 「自分が皆に迷惑を掛けているのだ」
と自分自身に批判が向かう人。
謙虚で責任感が強い人⇒いい人だが、ストレスを抱え込む
鬱を発症する傾向が高いのは圧倒的に内罰型の人です。
外にも内にも向かいません。「しかたがない」と割り切ります。
一番無離なタイプに思われますが、深い反省もしません。
そのため、同じような失敗を繰り返すことになります。
あなたはどのタイプ!?
私自身は、2と3の中間くらいと自己分析しています。
反応傾向とその対策
自分の反応傾向を知ることはとても大切です。
1.「外罰型」の傾向が強い人
他人を責める前に一呼吸置く
周囲から怖がられている、ひどい場合は嫌われている可能性もあります。
怒りを撒き散らして良いことは一つもありません。
だいたいは次のパターンになります。
- 怒りを抑えられない
- 怒りの発散(その一瞬はスッキリする)⇒周囲はドン引き
- 後になって「言い過ぎた」と気になる、悩む、自己嫌悪
トイレに入って深呼吸するのも効果的といわれます。
2.「内罰型」の傾向が強い人
「失敗しない人はいない」と自分に言い聞かせる
必要以上に自分を責めないことです。
しかし、思考の方向性を変えるのは簡単ではありません。
長年の思考(認知)のクセが身についているからです。
このタイプの人は、自分を過小評価する傾向があります。
責任を1人で背負い、あるいは背負わされ、結果的に世渡り下手な人生になりがちです。
性格がねじ曲がった人に利用されないよう注意しましょう。
3.「無罰的」の傾向が強い人
失敗する度に教訓を一つ作る
後悔と反省とは似て非なるものです。
- 後悔⇒自分を責める、悩む、苦しむ
- 反省⇒教訓を活かす、次に繋がる
悩みすぎないのは悪いことではありません。
ですが、反省も浅くなりがちで同じ失敗を繰り返します。
周囲から「成長しない人」と思われ、最悪の場合は信用まで失います。
「教訓を作って胸に刻む」習慣を身に付ければ、ある意味最強の人になれるかもしれません。
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ストレス回避の防衛機制
反動形成
自分の気持ちと反対の行動をとります。
〈例〉憎んでいる相手に対して必要以上に優しく振る舞うなど。
合理化
うまく行かなかったことに対し、別の理由をつけて正当化したり、関係ないものに責任転嫁すること。
〈例〉試験の点数が悪かったことを、教師のせいにするなど。
退 行
耐えられない事態に遭遇したとき、幼い発達段階に戻ること。
〈例〉弟や妹が生まれ、今まで1人でできていたことができなくなるなど。
逃 避
空想や病気によって現実から逃れようとすること。
〈例〉対人関係の不安から引きこもりになってしまう、不登校になるなど。
【あとがき】人も運も逃げ出す損な人!
職場で仲間が多い人は、あまり攻撃を受けません。
「あいつは味方が多いから敵にしたら厄介だ」
と思わせる効果があるからです。
反対に仲間が少ないと、「あいつは責めても怖くない」と思われたりします。
怖いですね。
よい人が集まってくる人は、基本的に運が強い人です。
人を惹きつける何かを持っている人
そういう人は、四柱命式も上質な人が多いから不思議です。
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※2020年12月に書いた記事を加筆訂正しました。
過去記事もどうぞごひいきに!
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