怠けて勉強しない/クラスメートをイジメる男子高校生【紫微斗数・四柱推命】 - 四柱推命・紫微斗数・奇門遁甲ではっぴーをパワーあっぷするブログ

息子が全然勉強しない。せっかく進学校に入学したのに赤点もあって成績がガタガタ…。

クラスメートのイジメに加担していると担任から指導を受けた。

「確かに家では勉強を怠けていますが、親に反抗的ではありません。そんなに悪い子だと思ってなかったのに…」というお母さんからの相談です。

細部を考察するには庶民の占いである紫微斗数が役立ちます。

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【紫微斗数命盤】武曲・貪狼タイプの男子
【四柱推命】日干「辛」の印綬格
彼に贈りたいアドバイス

【紫微斗数命盤】武曲・貪狼タイプの男子

「命無星曜の人」周囲と環境の影響を受けやすい

命宮に主星がない「命無星曜格」です。

命宮は人生全体の司令塔です。そこに主星がない人は、環境や周囲の人の影響を受けやすいです。つまり、出会う人や環境によって、人生の方向性が決まってきます。

上の命宮にある「天鉞」「天空」「月殺」「喪門」は、いずれも副星で、主星ではありません。

命宮に「天空」があると、行動が緩慢で、努力を厭う投げやりな人生になりがちです。

遷移宮「武曲星・貪狼星」社交性あり

遷移宮には「武曲星・貪狼星」があります。

この２星が遷移宮にあるので、この男子は社交性がある人だとわかります。

また、遷移宮の主星は、存在しない命宮主星の代理となって、７割程度性格に影響します。

そのため、彼の性格の基礎を、次のように推し量ることができます。

社交的だが、欲望が強く負けず嫌い
将来は独立起業の願望が強くなる
失敗と成功のアップダウンが激しい
せっかちでやや短慮、地道な努力は苦手
考え方は現実的かつドライ

官禄宮「天府星」仕事運（学習運）は良好

官禄宮に「天府星」があります。持って生まれた仕事運は強いです。ただし、怠けなければですが。

学生時代は、官禄宮が勉強運を司るため、勉強ができないのは怠けが原因だとわかります。

その気になって勉強すれば、早い段階で成果が出ます。

要はヤル気の問題です。キッカケが必要ですね。

学習運の流れ

　１５歳～２４歳 ⇒ 吉運（ダメ元で受験した公立高校に合格）

１５歳（高校１年） ⇒ 凶（勉強に意識が向かない）
１６歳（高校２年） ⇒ 中吉（危機感から取り組み方に変化が）
１７歳（高校３年） ⇒ 吉凶無し（努力しだい）
１８歳（大学１年または浪人） ⇒ 小吉（成果が出やすい）
１９歳（大学生または２浪） ⇒ 中凶（勉強から逃げ出したくなる）

以上から、浪人しても１浪までにするべきです。

高校１年生の頃、なぜイジメに加担したか

奴僕宮に生年化権
周囲に流されやすい（命無星曜）

この男子は、遷移宮に深い意味が隠されています。

つまり、社会（人との関わり方）が人生に大きな影響を及ぼすと見てよいでしょう。

遷移宮に生年化禄 ⇒ やや適当なところがあり、人に好かれる
遷移宮に生年化科 ⇒ 周囲に流されやすい、人に優しい

人に対して、強く攻撃的になるのは「廉貞星」です。

この男子は、クラスメートから「いじめっ子」と見なされたようですが、陰湿で根深い感じは命盤から伝わってきません。

おそらく一過性のことであり、今後人生経験を積んで善悪の区別が付くようになれば、無意味に人をイジメることはしなくなるでしょう。

友人運（クラスメートなど）の流れ

１５歳～２４歳 ⇒ 大凶（誤解されやすいので、周囲への気づかいが大切な時期）

１５歳（高校１年） ⇒ 友達はできるが、トラブルが多い
１６歳（高校２年） ⇒ 気くばりできるようになるが、良くも悪くも影響を受けやすい
１７歳（高校３年） ⇒ 部活引退後、遊びに誘われ流されやすい
１８歳（大学１年または浪人） ⇒ やや不調（友人ができにくい）
１９歳（大学生または２浪） ⇒ やや不調（摩擦が起こりやすい）

高校１年生時代は、トラブルの象意が出ています。

ただ、この男子には不思議な人気運があります。人への気づかいを忘れなければ、大きな心配は不要でしょう。

ただし、騙されやすい傾向があるため、人を見る目を養う必ことが大切です。

命無星曜で、そのうえ遷移宮に星がギッシリ詰まっているため、人との出会いが非常に重要な人と見て間違いないです。

兄弟宮を見ると、親友ができてもケンカ別れすることが多々ありそうです。

来因宮が兄弟宮の人は、親友や母親、異性との関係が今世の課題となります。

聞いてみたところ、「以前から、親友がコロコロ変わって安定しない」のが親の悩みだそうです。

奴僕宮に「生年化権」がある人の傾向

人の感情に鈍感で、配慮しない
思ったことを口にするため、友人とトラブルが起こりやすい
良好に機能すれば、組織でリーダーシップが取れる

将来は病気に注意「暴飲暴食に注意！」

疾厄宮の自化忌Ｄは、健康運の赤信号を意味します。

生活習慣から健康を害する可能性が高いので留意が必要です。

また、太陽星と巨門星が疾厄宮にある人は、胃腸が弱い傾向があります。

遷移宮の武曲星・貪狼星は、暴飲暴食の組み合わせ（社交性があり、健康は二の次に）です。何より節制が必須の人です。

福徳宮の「廉貞星・破軍星」は、ストレスから自暴自棄な生活になりやすい傾向を示します。ストレスを溜めないように適度な気分転換が必要な人です。

【四柱推命】日干「辛」の印綬格

念のため、四柱命式からもザックリ分析してみました。

日干「辛」の金の人で、根は繊細です。月令を得て、日干のエネルギーは強いです。

通変星は、食傷星と印星で構成されていて、財星と官星がないことが大きな特徴です。

紫微斗数命盤では、疾厄宮に自化忌Ｄがあるため健康運赤信号と出ました。

健康は重要なので、四柱命式で検証してみます。

四柱推命で健康運を見る

命式に財星・官星がない男性

弱精子病か無精子病になりやすい（陰萎か不能者になる可能性がある）

紫微斗数命盤の子女宮には、生年化忌と陀羅星（凶星）があります。

こちらでも子供縁に不安定要素ありと見ます。子どもを授かりたいなら、子縁が厚い女性と結婚するのがよいでしょう。

神殺（特殊星）による宿命的な暗示

神殺を過信する必要はないですが、健康は何より大切なので、一応見てみました。

亡神（年支が「子」で、日支に「亥」がある）⇒病気や内部の災厄に遭いやすい暗示あり。
病符・死符（日支が「亥」で、「戌・辰」がある）⇒病気、災厄の暗示あり。
血刃（年支「子」で、他柱に「戌」がある）⇒病気や交通事故、怪我、手術など血を見る災厄の暗示あり。

神殺を意識し過ぎると、何だか怖くなりますよね。ですが、この命式は、次の神も含んでいます。（健康と直接関係ない神殺も紹介します）

暗禄（日干「辛」で、「辰」がある）⇒引き立て、救いの神で、困難に陥っても、隠れたところから知らず知らずのうちに援助や加護を受ける。思いがけない幸せがあったり、意外な人から助けられる。
天徳合・月徳合（月支「戌」で、「辛」につく）⇒凶を平運に転じ、吉を大吉に変える働きがあるとされ、特に、天徳合と月徳合の二つが揃っているため、福分は大きいとされる。
太極貴神（日干「辛」で、「亥」につく）⇒この貴神の働きは援助にあり、日干が弱くてもエネルギーが補給される。年柱にあると力を発揮する。
天厨貴神（日干「辛」で、「子」につく）⇒天の調理場が背後に控えており、食うに困らないという福徳を暗示する。
文昌貴神（日干「辛」で、「子」につく）⇒文章が巧みで、文学の才能があり、知識が深く、人々の尊敬を受ける。多くの作家にこの星があると言われる。
金与禄（日干「辛」で、「亥」につく）⇒上役、先輩からの引き立てがあり、男女とも良縁に恵まれる。

たくさん並ぶと、吉命式なのか凶命式なのかわからなくなってきませんか？

色分けしましたが、神殺の多さで鑑定する流派もあるようです。

私の場合、神殺は参考に見る程度です。この男子の小論文を見せてもらいましたが、今のところは「文昌貴神」は当たってませんね(^_^)。

健康に話を戻します。羊刃と印綬が月柱に同時にあると、病気がちで心身を傷める象意があります。健康注意の神殺が多く出ているので、成人後は生活習慣の乱れに要注意です。