四柱推命からわかる家庭運に恵まれない「よくない不幸な命式」の女性について考えてみたいと思います。
ちょっと不幸を背負いがちの気の毒な人なので、あえて新しくない古い命式でご紹介させていただきます。
私がいう「家庭運」とは、
- 配偶者との関係(先天運・後天運)
- 子どもとの縁の深さ(どんな子か、老後の関係性)
- 親、兄弟との関係
- 財産・家権相続・仕事との関わり
- 家庭生活における精神の安定度
などのことです。
「四柱推命」「紫微斗数」の鑑定から何がわかるのか、説明してみたいと思います。
また、不幸な命式の改善策も今後少しずつお伝えするつもりです。
ご一読よろしくお願いいたします。
- 【四柱推命】「家庭運にめぐまれない不幸な命式」A子さん
- 【四柱推命・家庭運】「神経質で繊細、不幸になりやすい」B子さん
- 【四柱推命】「家庭運にめぐまれない不幸な女性」の改善策
- 【家庭運】家族との関係性における運命・宿命のこと
- 【四柱推命・家庭運】結婚するなら不幸出身の女性がいい?
- 【四柱推命】【欽天四化紫微斗数】家庭運~ここまでのまとめ
【四柱推命】「家庭運にめぐまれない不幸な命式」A子さん
少しめんどうな話に付き合ってください。
読むのがシンドイ人は、後ろまでどんどん飛ばしてください。
昭和10年10月11日10時57分生まれの女性です。
天干は、年干「乙」・月干「丙」・日干「庚」・時干「辛」です。
地支は、年支「亥」・月支「戌」・日支「申」・時支「巳」となります。
日干「庚」からみて通変星は次のようになります。
年干は「正財」・月干は「偏官」・時干は「劫財」です。
地支の蔵干は、この人は月節が変わって2日程度ですから、「初気」を採用します。
表の赤文字の部分です。
そうしますと通変星は、年支「偏印」・月支「劫財」・日支「偏印」・時支「偏印」となります。
【四柱推命】「家庭運にめぐまれない」A子さんは「偏印格」
月支通変星から「格」を定めますが、そこに劫財があるため、比肩と劫財は自分を表わすために「格」にはできません。
その場合は、月支通変星の本気に潜っている通変星から格を取ります。
月柱の地支の蔵干の本気は「戊」すなわち「偏印」で、これが格になるため、この人は、偏印格ということになります。
「偏印」「偏官」「傷官」を3凶星と呼びますが、そんなに単純ではありません。
確かにこの3つの通変星はよくないとされる要素も持っています。
しかし、あくまで命式全体のバランスで考えないと間違った判断をしてしまいます。
バランスによっては、良い働きもするので単純に「命式にあるから凶」などとは言えません。
ただし、多すぎると害が出てくるのは確かです。
それにしても、A子さんは相当の身旺です。
ハッキリ書きますと、
- 偏屈で頑固で、自己中心的
- 依頼心も強く気分は散漫
- 物事を最後まで遂行できない
といった性質です。
五行のバランスと十二運をみてみると
五行のバランスは、、、
天干
- 乙・・・木
- 丙・・・火
- 庚・・・金
- 辛・・・金
地支
- 亥・・・水
- 戌・・・土
- 申・・・金
- 巳・・・火
なので、
- 木・・・1
- 火・・・2
- 土・・・1
- 金・・・3
- 水・・・1
となりますので、やや金が多いですが、それほどバランスは悪くないでしょう。
0(ゼロ)の五行がないことは良いことです。
十二運は、、、
冠帯や帝王と違って、建禄・長生は和やかさもあり、病と衰を合わせても女性として強すぎず、強情すぎず悪くないと思われます。
余談ですが、ある四柱推命の講習会に参加した際の話です。
講師の先生が、
「十二運に死と墓が出ているからこの時期は危険です。死期を意味しますから気をつけてください。」
と真顔で説明するのを聴いて、ビックリあきれたことがあります。
十二運にはそのような意味は決してありません。
たしかに「衰・病・死・墓」など不吉なイメージの文字がありますが、日干の根の強さを人間の生涯に当てはめたに過ぎません。
怖がる必要はまったくないのですが、、、
十二運が健旺だと、
- 踏ん張りがきく
- 体質が安定する
- 精神的に安定している
などの効果があるとされています。
要は、それらの強弱をみるものであって、死だから死ぬとか、病だか病気になるとか、そういった単純な意味はありません。
《家庭内別居、その決意は?》
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【四柱推命】「家庭運にめぐまれない」A子さんの人生傾向
夫のエネルギーを吸収し、子どもさんにも害が及ぶ
偏印の数ですが、どう考えても多すぎます。
偏印は凶星と呼ばれますが、1個か2個くらいで命式のバランスを良くするならプラスの働きもします。
しかし、この命式のように4個もあるとさすがに凶が出ます。
ここまで多いと「太過(たいか)」といって、どこかに害が及びます。
女性の場合は子どもに害が及んでしまいます。
ですから、この人は何度かお産が上手くいかなかったとか、早くに亡くなってしまったとか、あるいは授からなかった可能性が高いとわかります。
無事だとしても、
- 母子の関係性に難が生じる
- お子さんに対して不満を持ちやすい
- 満足な成長を期待できないお子さんに縁がある
などの可能性は否定できません。
四柱推命「家庭運にめぐまれない女性」夫はどんな人?
月柱の天干の「偏官」が夫の星です。
これは丙ですから火に該当します。
「火生土」として火は土を生みますから、4個もある土をさらに強める働きをしてしまいます。
この人は土が偏印ですから、マイナス要因である偏印を弱めるどころか強くしてしまいますので「忌神(いむかみ)」としての働きになります。
さらに1対4で、偏印に力で対抗することもできず、エネルギーを吸収されてしまいます。
このことから、
- 気が優しいが、気力に乏しい
- 場合によっては健康が不安定
- たくましさがなく、意志が弱い
という感じの旦那さんと結ばれる可能性が高いです。
【四柱推命・家庭運】お金についての運はどうか?
強すぎる偏印をやっつけてくれる星は年の天干にあります。
「正財」です。
しかしこれも1対4なので、強い偏印に対しては非力な存在です。
それでも日干と干合しているのは良い働きにつながるでしょう。
焼け石に水であっても、少しは偏印に立ち向かってくれそうです。
さらに、この正財は日干(自分)「庚」と干合(かんごう)しているので、
- 父祖の財を得られる
という可能性を示しています。
ですから、財的には苦労が少なかったかもしれません。
《どんな親子でも、やっぱりその縁は深淵です》
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【四柱推命・家庭運】A子さんの人生傾向
日支「申」と時支「巳」は、
- 巳申の刑(良くない)
- 巳申の合(良い)
となります。
矛盾しているのですが、A子さんの場合には悪い意味が出やすいはずです。
そうなると、
- 老後に精神不安の可能性あり
- 子どもがいたにしても関係が良くない
となります。
いずれにせよ、偏印が強いので孤独の相が強い命式といえます。
そのうえ夫に元気がなく、子ども運も良くないということで恵まれない家庭運に「不幸感」が付きまといます。
しかし、大運など運の流れを見極めて、小さな福を重ねていけば人生のシナリオも変わってくるかもしれません。
職業的には、看護師・栄養士など専門分野の技能を身につけてコツコツ頑張ることが、一つのカギにもなりそうです。
【四柱推命】「家庭運にめぐまれない」A子さんの性格
前述の性格傾向に少し加筆します。
- 利己的で自己過信しやすい
- カンが良すぎ、感覚が鋭い
- 他者への依頼心が強い
- 負けず嫌い。思ったことをハッキリと口にする
- 気が変わりやすく、無計画
上のことに加えて、往々にして精神的に不安定になりがちです。
あまり自分の考え方に固執せず、意識して夫の話を聞き入れるようにすることが肝要と思います。
マイナス思考を持ちながら強気な人になりますので、接し方の難しい人です。
旦那様は、奥様と歩調を合わせるのは大変だと思います。
《性格は親の育て方がすべて??》
【四柱推命・家庭運】「神経質で繊細、不幸になりやすい」B子さん
B子さんは、神経質なタイプの女性です。
社交性はあるので、深く付き合わないうちは「ユニークで楽しい女性」と思われがちです。
本質的には、温厚で、男性に良く尽くす人ですが、それでも配偶者運は良くありません。
子ども縁もよろしくないです。
【四柱推命】日干「乙」正財格の女性
財星のエネルギーは強いです。
ところが日干は、身弱(かなり弱い)です。
B子さんも、良好な形態とは言えず、不幸感が付きまとう命式です。
【四柱推命】B子さんの性格傾向
ひと言でいうと「神経質で繊細な女性」です。
細かいことによく気がつく人ですが、
- 内向的気分になりやすく、行動も消極的
- 情にはもろく、感傷に浸りやすい
- 質素倹約の念が強く、ややケチくさい(旦那さんのお小遣いは少ないはず)
ちょっと計算高そうです。ムダな努力は最初からしない人ですね。
続けます。
- 誠実温厚で信頼できる
- 融通性に欠け、臨機応変な対応は苦手
- 視野が狭く、頑固になりがち
一緒にいても「おもしろく楽しい」ということは期待しない方が良いです。
【四柱推命】社交性の考察
- 明るく社交的で調子が良い
- 見栄っ張りなところあり
- でもお金には細かくこだわる
【四柱推命】健康面の考察
- 抵抗力に問題がある
- 内臓が強くなく、虚弱体質の可能性も…
【四柱推命】人生傾向は
- お金に縁がなく苦労する
- 無理に稼ごうとすると何かが犠牲になる
男性には尽くすタイプです。ただし、それが過ぎると、結果的には、男性に騙されたり、「都合のいい女」にされる傾向が強い人です。注意してください。
【四柱推命・家庭運】配偶者縁の考察
- 頼りになる男性とは縁がなさそう
- 真面目な人で、面白味はないが、扱いやすい男性に縁がある
父母・兄弟縁の考察
- 正財が太過しているので父母と縁が薄く、とくに母の運気を落としやすい。
- 兄弟がないか、あっても少なく、頼りにはならない。
【四柱推命・家庭運】子ども縁の考察
偏財が太過して日干が弱いため、
- 子どもができにくい
- たとえ生まれても、縁がしだいに薄くなる傾向がある
- あるいは、健康でないか、気力が弱い子どもになる
という人生のシナリオになりそうなB子さんでした。
よい人なので、上手にシナリオを書き換えてもらいたいですね。
《大きな決断の前に、自分の性格分析は必須です》
【四柱推命】「家庭運にめぐまれない不幸な女性」の改善策
これから書くのは私なりの見解です。
まず、相性の合う男性と結婚することです。
「そんなのわかんない!」と思うかもしれません。
しかし、四柱推命で鑑定すると、
- フィーリングの相性(生日の干支での状態)
- 精神気力面での相性 (日干の強弱による状態)
- 思想信条面での相性 (格式の状態)
- 家運隆盛面での相性( 成格しているか破格しているかの状態)
- ふたりの先天的な相性 (日支の喜忌による状態)
の5つの観点から相性を判断することができます。
命式を見ると、「どんな配偶者」と縁があり、いつごろ成婚するかがわかります。
しかし、あえて「どんな配偶者」(宿命的に縁が深い人)を避けて、違うタイプの男性との縁を求めるのが解決方法の1つです。
自分の運命のコースを自力で変更するという方法です。
それには、相性診断が大変役に立つでしょう。
また、子縁が薄い女性は、子縁が深い男性と結婚できれば解決に近づきます。
子縁が薄い同士で結婚すると、これはハッキリ厳しいです。そういう人生を望むのなら良いのですが。
激アツになるカップルには本質的に相性が悪い人が多いようです。
寂しいことですが、、、。
《事情を聞くと気の毒な男性でした》
【家庭運】家族との関係性における運命・宿命のこと
1、夫婦関係~「四柱推命」「紫微斗数」の鑑定から
家族の土台は何といっても「夫婦関係」です。
家庭運の基本は「夫婦関係の良否」と言っても過言ではありません。
「四柱推命」「紫微斗数」の鑑定では、次のことを見ることができます。
夫婦(男女)の相性の良否
- フィーリングの相性
- 考え方、発想、信条の相性
- 精神気力の相性
- 自分にとってプラスになる人かマイナスになる人か
- 家運に関する相性
- どんな異性と縁ができやすいか
- 配偶者は健康か否か
- 配偶者の性質・性格
- いつ頃出会いがあるか
- 関係が良い時期、良くない時期
- 早い結婚が良いか晩婚が良いか
- 結婚と離婚の可能性
相性が特に悪くなくても別れる夫婦について
- 「出会いOK、結婚OK」の時期に出会い、ゴールイン
- しかし、そこに「凶運」が重なる
- 「結婚できるけど、その結婚は黄色信号」ということ
そういうカップルは後に別居・離婚につながることがあります。
ということで、出会った時期、結婚した時期の吉凶も見ることはとても大切です。
- 恋愛や結婚が仕事に及ぼす影響
- 浮気しやすい人か否か
- 結婚後の家庭生活の状態
※急速に大恋愛に発展する男女⇒実際の相性は良くないことが多い
お互いの欠点を補完し合う理想的な夫婦もあります。
何となく合わなくても、最期まで添い遂げる夫婦もあります。
2、子どもとの関係~「四柱推命」「紫微斗数」の鑑定から
- 子どもができるかできないか
- 健全に育つ子か否か
- 育てやすい子か否か
- 発達障害の傾向
- 不登校・引きこもりの傾向と時期
- 親と将来良好な関係になるか否か
- どんな性格の子どもか
- 親にとって助けになる子か否か
- 家の跡継ぎになるのはどの子か
※夫婦関係が子どもの情緒に多大な影響を与える
3、親との関係~「四柱推命」「紫微斗数」の鑑定から
- 嫁と自分の親との関係の良否(嫁と舅)
- 自分と親との関係
- 家権相続について
- 財産相続相続の傾向
- 親と自分との縁の深さ
4、兄弟姉妹との関係~「四柱推命」「紫微斗数」の鑑定から
- 兄弟姉妹は自分の力になるかならないか
- 兄弟姉妹との関係の良否
- いつ関係が悪く、いつ関係が良くなるか
- 親からの財産分与
- 兄弟姉妹の誰が親の面倒を見るか
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【四柱推命・家庭運】結婚するなら不幸出身の女性がいい?
夫、子ども縁に恵まれていない女性ではありません。
特殊なケースですので、番外編としてお読みください。
私の友人のことを書きます。
生年月日は書かないことで了承してくれました。
とはいえ万年暦を見れば分かるのですが
「そのくらいはいいよ」と言ってくれました。
その人が私によく話していたこと。
それが大見出しの「結婚するなら不幸出身の女性がいい」でした。
理由ですが、
- 安い給料でもものすごくありがたがってくれる
- ほんの少しの幸せでも感動してくれる
- 我慢強い
ということでした。
さてしかし、友人の人生は中年期からかなりガタつきました。
「本当に書いていいの?」
「別にいいよ。どうせあんたのブログ、弱小だろう(笑)」
なかなか面白い人なのです。それでは書いていきます。
【四柱推命・家庭運】不幸出身だからいつも感謝してくれる?
【四柱推命・家庭運】不幸出身の?理想の奥さん
この友人曰く、「うちの奥さんは不幸出身」。
これはよく言っています。
- 父親は仕事をしない飲んだくれの遊び人
- 母親は被害妄想が強い変わった性格
- ゆえにかなり貧しい家庭で育ってきた
らしいです。
だから、
- 安い給料でもとてもありがたいと言ってくれる
- ほんの少しの幸せでも感動してくれる
- 我慢強い
という「理想的な自慢の奥さん」らしいです。
私より先に結婚して、お子さんも二人授かりました。
家も新築しました。
絵に描いたような幸せな家庭生活と私も羨ましく思っていました。
独身だった私に、
「結婚するなら不幸出身の奥さんをもらいな!」
とアドバイスをくれていました。
しかし、幸せいっぱいだった友人に、様々な不運がじわじわと襲ってきたのです。
【四柱推命・家庭運】不運その1「階下の住人の言葉に苦しむ奥さん」
友人は北海道の田舎町から札幌に転勤してきました。
最初に暮らしたのはアパートの2階でした。
1階に住む人は、最初の頃はとても良さそうな人だったそうです。
友人には、2人の男児がいました。
「男の子2人を育てるのは大変だから、困ったことがあったら何でも言ってください」
「何という親切そうな人。ラッキーなアパートでよかった!」
初めのうちは喜んでいたそうです。
ところが半年もしないうちに、
ゴミ出しなどでばったり出会うと、
- 「昨日〇時ぐらいにお子さん走り回ってましたね」
- 「昨夜〇時ぐらいに洗濯機回してましたね」
とよく言われたそうです。
最初は申し訳なく思っていたそうですが、だんだん奥さんは、
「もしかしてイヤミ?それともイヤがらせ?」
と、神経質になっていったらしいです。
「思ったことを深く考えずに口に出す人なんじゃない?」
と友人は奥さんに言っていたようです。
しかし、奥さんはしだいに下の階に住む奥さんの姿を見るのもストレスになったらしく、
- 「引っ越ししようよ」
- 「気になって子どもに『騒ぐな』と八つ当たりしてしまう」
などと訴えてくるようになりました。
こうなると、下の階の人の感情がどうしても気になってしまいます。
ここから先は「らしいです」「そうです」は 回りくどいので、極力使わないようにします。ご了解ください。
《世の中、いろいろ人がいます》
【四柱推命・家庭運】不運その2「一戸建ての賃貸住宅に引っ越したが…」
- 「洗濯機も回すにも、階下の人が気になってしまう」
- 「歩くときも気を遣う」
- 「子どもの大きな声が気になる」
友人の奥さんは、精神的に追い詰められました。
友人は、
- 愛する妻を苦しめたくない
- 育児にマイナスしかない
という理由から、「わかった。引っ越ししよう」と言いました。
どうせ引っ越すなら、下の階を気にしなくてもいい一戸建てが良いのではという結論になりました。
そこで安価な一戸建ての賃貸住宅に引っ越すことになりました。
しかし、安心できたのもつかの間でした。
「急いで探したのがまずかった。ものすごく住み心地が悪い」
と私に言うのです。
私は尋ねました。「何が良くないの?」
要点をまとめると、次のようになります。
- 日当たりが悪く、部屋の中がジメジメして陰気臭い
- 住んでいて不思議なくらい明るい気持ちになれない
- カビがあちこちに生えてくる
奥さんは、「この家に霊でもいるんじゃない?」とまで言うようになりました。
「一度来てよ。何かわかったら教えてよ」
と頼まれたので、私は一度だけお邪魔しました。
霊が住み着いているかどうか別にして、風水的には欠陥だらけの家でした。
風水が×の家に住むと、敏感な人なら霊が住み着いているような感覚に襲われることは少なくありません。
「陰気」「ジメジメ」は、霊と共通するところだからです。
結局、また引っ越すことになりました。
今度は、比較的新しいアパートの1階の部屋でした。
階下の人を気にするのは二度と勘弁だったからです。
そこは住み心地OKだったようです。
ひとまず安心しました。
《「欽天四化紫微斗数」生年四化星から家族のことが見えてきます》
【四柱推命・家庭運】不運その3「お子さんの難病が発覚」
病名は伏せますが、お子さんが完治困難な難病に罹患していることを医師から告げられたのはこの時期です。
当たり前のことですが、ご近所とのトラブルや住居の悩みなどとは比較にならないくらい落ち込んでいました。
このことについては、これだけの記載でご勘弁ください。
今はたくましく元気に育ち、成人しています。
【四柱推命】不運その4「新築を決意!平穏な日々が続いたが」
奥さんのご両親は、かなり前に離婚していました。
奥さんは自分の父親に対して憎しみしか感じておらず、
「勝手に一人で暮らしてくれればいい」
と思っていたようです。
お母さんのことも好きではなかったようです。
しかし、お母さんは精神的にも不安定で考え方も幼稚で、身を立てるだけの収入を得ることができません。
要するに自立できないのです。
友人の家で引き取るしかないという結論に達しました。
5人家族になるため、気に入っていたアパートを出ることに決めました。
そして、広めの一戸建てを新築することになりました。
広めにした理由は、奥さんが自分の母親とあまり接点を持ちたくないという思いがあったからです。
また、社会常識に欠けている人なので、子どもとの接点も最低限にしておきたいという理由もあったようです。
私も一度お招きを受けました。
木が主体の暖かみのあるオシャレな家で、羨ましく感じたものです。
奥さんの母親については、
「穏やかな人で、大丈夫そうだわ」
「そんなに大変じゃなかったよ。思ったよりいい人だよ」
と友人も安心していたようです。
ところが、引っ越してから数か月だったか半年ぐらいだったか定かではありませんが、ある夜中のことです。
この後は「婆ちゃん」と書きます。
友人が「婆ちゃん」と呼んでいたからです。
婆ちゃんが夜中にいきなり夫婦の寝室に怒鳴り込んできたそうです。
「私にもちゃんと食べさせろ!」
「他の家族と同じものを食べたい!」
「どうして私には粗末なものばかり食べさせるんだ!」
と激しく号泣しながら訴えてきたというのです。
もちろん、家族で同じ食卓を囲んで同じものを食べていたそうです。
だからこの時、友人は本当に驚きました。
友人は奥さんに、
「俺は気にしてないよ。きっと寝ぼけていたんだよ」
とフォローしたそうです。
しかし奥さんは、「とうとう始まっちゃった」と言いました。
一度こんなことがあってから、友人も婆ちゃんの言動が気になるようになりました。
友人は、「きっと、たまたまのこと」と自分に言い聞かせました。
けれども、その日を境に、まるで堰を切ったかのように婆ちゃんが感情的になることが増えたそうです。
奥さんの話だと、「昔からそうだった」と言います。
その内容ですが、常に「自分は被害者」「周りが悪い」の発想が根っこにあるらしいのです。
一度だけなら我慢できたのですが、似たようなことがたびたび起きるようになりました。
孫と婆ちゃんだけで留守番させることも出来なくなりました。
孫に何を言い出すか安心できなかったからです。
それからは家族関係もだんだん気まずくなり、奥さんと婆ちゃんの口論も日常茶飯時になっていきました。
友人夫婦は、苦渋の結論を出しました。
- これ以上、婆ちゃんとは一緒に暮らせない
- とはいえ、婆ちゃんには貯金もなく自立する能力もない
ではどうする?
- 近所のアパートを借りてそこに住んでもらう
- 家賃は、経済的にかなり苦しくなるが友人一家が負担する
- 光熱費や食費など全部は無理だが、出来る範囲で援助する
という結論になりました。
「金銭的には苦しくなったが、家庭は平穏になった」
と友人も安堵していました。
しかし、その安堵も長くは続きませんでした。
《トイレの状態は家族の健康運・金運に影響あり!?》
【四柱推命・家庭運】不運その5「ついに友人がうつ病に」
家もようやく落ち着きました。
お子さんの病気についても、現実を受け入れることができるようになりました。
何よりも予想以上にすくすくと元気に育っていました。
病気との付き合い方も分かるようになりました。
「世間一般の尺度ではなく、この子なりの幸せを見つけてあげればいいのだ」
と心から思えるようになっていました。
私にも、何度かそのように話していました。
「やっと幸せが定着した!」と思ったそんな時、一家の大黒柱である友人がついにダウンしたのです。
きっかけは職場の人間関係と友人は話していました。
四十歳を前にして新しい職場に転勤することになりました。
その職場の人間関係が相当大変だったそうです。
古くからいる女性職員から目の敵にされたようで、些細なことでも大きな声で文句と苦情を言われたらしいです。
それもほとんど毎日続いたと言いますから、 大変な心労だったと思います。
しかも、職場にそのおばちゃん(女性職員)の仲間が多く、何かにつけて徒党を組んで同じ文句を言ってきたらしいのです。
私は、友人と数年間同じ職場にいました。
間違いなく仕事ができるタイプです。
四柱推命的なことを書きますと、
- 「偏財格」の人です。弁が立ちます。
- 日支にしっかりした「偏印」を持っていて、斬新なアイディアも得意です。
ですから、どうしても目立ってしまいます。
それが古株のおばちゃんたちの鼻についたのでしょう。
友人は仕事ができますから、転勤してすぐに重要な役職の長を命じられました。
それもおばちゃんたちの癇に障ったのかもしれません。
紫微斗数の命盤では、友人の命宮は「太陽星」が主星です。
- 活動的、行動的な人です。
- 目立ちたがりの人です。(本人は否定するが、絶対目立ちたがり!)
- 面倒見がよく、社交性もあります。
- 何事も先頭に立って頑張ろうとします。
- ただ「太陽星」の人は、組織の親分や大将になるほどの勢いはありません。
友人は、
- 「毎朝お腹が痛いんだよ」
- 「昼休みになると小さな震えも起きるんだよ」
と私に話していました。
そんなある出勤の朝、急に大泣きしてしまい、体が動かなくなったらしいのです。
自分の心が崩れてしまったかのように大泣きしたと本人は言っています。
「これは無理をさせてはいけない」
と考えた奥さんは、休職を勧めました。
【四柱推命・家庭運】不運のその後「転職覚悟の休職、そして家を売り払う」
休職すると、当然ですが給与は大きく下がります。
また、復職できる保証はどこにもありません。
家のローンが家計に重くのしかかりました。
友人一家は、気に入っていた新築の家を手放すことを決めました。
今は、賃貸の一軒家に暮らしています。
幸いにして、うつ病は治り復職して元気に仕事をしています。
職場は前とは違うところです。
うつ病に苦しんでいる間、奥さんは一貫して平気を装って支えてくれたと友人は感謝しています。
「豊かでなくても、 平穏に暮らせればそれが一番」
と言ってくれるそうです。
婆ちゃんがどうしているかについては、私は聞いていません。
《風水画付きの縁起物カレンダーです》
【四柱推命・家庭運】友人の四柱命式
【四柱推命】日干「庚」の「偏財格」
サービス精神が旺盛で、話し上手です。
営業関係の仕事に就けば才能を発揮できた人です。
「偏財格」の人です。事務仕事は得意ではありません。動き回る仕事に適性があります。
「偏印」がしっかりしています。不思議な人気運があります。
私と同じ職場にいた頃も、この友人のファンは職場にたくさんいました。
「仕事ができるし、信頼できる」と先輩方からも言われ、周囲がジェラシーを感じるくらいに慕われていました。
この友人にあって、私にないもの。
それは、「偏財格」であるゆえの活動的な行動力です。これは、どう頑張っても私は彼に勝てません。
さらに、「偏財格」の長所として、
- 人を楽しませる奉仕活動が苦にならない
- 福祉関係の仕事でも成功の可能性は高い
現在は、福祉関係の仕事に就いています。順調だそうです。
「偏財格」の人は、明朗淡白な性格で社交性もあるので人気者になります。
それが本来の彼の姿です。
大運から診断すると、彼が苦しんだのは、火が強まり持ち前の偏財のパワーが発揮できず、日干のエネルギーも弱体化する時期でした。
《大ピンチ!!方向性を見直す時かも》
【四柱推命】本質的性格
- 世話好きでサービス精神も旺盛だが、やや軽率浅慮
- 調子に乗って人の先頭に立ち、後悔することがある
このあたりは、紫微斗数の「太陽星」の性質と一致しています。
先にも書きましたが、彼自身は「目立ちたいわけではない」と言うのです。
しかし、私の実感では彼は目立ちたがりです。
四柱推命で見ても、紫微斗数で見ても、「目立つことは大好き」と出ます。
本人が、自分の本質に気が付いていないのでしょう。
私は何度か、
「あんた基本は目立ちたがりだよ」
「新しい職場では、最初はおとなしくしていた方がいいよ」
と言ったのですが、
本人は、
「俺は目立ちたがりじゃないよ」
「おとなしくしてるよ」
となかなか頑固でした。
この頑固さは、強い「偏印」の作用でしょう。
偏印が悪く作用すると、
- 自己主張が強くやや偏屈となる
- 見た目ほど生き方が器用ではない
- 思い込みが強く、社交性があっても周囲と摩擦を生じやすい
となるので、偏印の強い人は気を付けた方が良いでしょう。
ただ、偏印の長所として
- 企画力やアイディアなど発想力にすぐれたものを秘めている
- 不思議な人気運を持っている
など、良い面はたくさんあります。
要は、自分の長短を理解するしかないのでしょう。
【四柱推命】家族関係
「偏財格」ですから、奥さんとの縁は深いでしょう。
ただし、偏財のエネルギーが弱いので、今後は奥さんの健康には要注意となります。
性格のタイプとしては、奥さんもなかなか自己主張が強い人です。
意固地なところもありそうです。
まあ、命式から見ても女性上位の家庭になるのは間違いありません。
実際そうなっていますが。
奥さんの親との同居ですが、日支に偏印があるため、困難が多く発生する命式です。
事実そうなってしまいました。
ちなみに言いますと、友人は占いを全く信用しません。
「フン!」と鼻で笑うタイプです。
だから私の占い的な助言には聞く耳を持たないのです。
しかし、古い住宅に住んで霊的なものを感じた時には、 その時だけは「家を見て欲しい」と言いました。
- 「霊が存在はちょっとわからないが、 風水的にはよくない」
- 「もし霊が住み着きたいなら、こういう家だろうね」
と言いました。
アドバイスしたのはそれだけです。
それから、時柱が空亡しています。命式の赤文字「申」の部分です。
そこは、子女宮に該当しますから、
- 老後不安が生じやすい
- 子どもは健康健全でないか、開運発達力がない
- 子どものことで苦労がつきまとう
残念ですが、このように鑑定できます。
【四柱推命・家庭運】「結婚するなら不幸出身がいい」は本当?
しなくてもいい苦労は、できるだけしない方がいいと私は思います。
自分の成長の種になる苦労と、そうならないマイナスの苦労とがあるように思います。
友人の奥さんの場合は、苦労によって「感謝の思い」「我慢強さ」「現状を受け入れる強さ」が身についたかもしれません。
しかし反面、婆ちゃんについてはずっと苦労がつきまとっています。
奥さんの命式を見たことはないのですが、おそらく配偶者運が良いのだと思います。
友人が、配偶者として正解だったということです。
また、友人にとっても奥さんは大正解だったのでしょう。
しかし、友人の奥さんのように苦労をバネにできる人もいれば、苦労によってひねくれてしまう人も少なくありません。
【四柱推命】【欽天四化紫微斗数】家庭運~ここまでのまとめ
一番大切な人間関係は「家族関係」です。
しかし、身近で大切だからこそ、簡単ではなかったりしますよね…。
では、よく言う「幸せな家族」の条件とはどんなことでしょう?
以下に書いてみたいと思います。
《復縁に葛藤する人、少なくありません》
【四柱推命・家庭運】幸せな家庭の条件
夫婦円満であること
夫婦円満なら、
- 夫も妻も心が安定する
- 子どもができたら、子どもの情緒も安定する
夫婦関係が悪ければ、
- 最悪の場合は、離婚または、別居
- あるいは、家庭内別居
子どもが健全に育つこと
- 子どもは親をよく見ている
- 喧嘩が絶えない家庭で育つと、子どもの心に不安が根付く
- 不安は自己肯定感の低下の原因
「夫婦喧嘩は犬も食わない」
- 子どもはもっと「食いたくない、見たくない、聞きたくない」
安心できる家庭環境で育たないと、不安に弱い子になりやすい。
- 「何があってもうちの両親は安心」と思える子は幸せ
- 自己肯定感が育まれる
しかし、見落としがちですが、親を過度に崇拝する子どもも実は心配です。
そういうケースをいくつか見てきました。
親もある程度の年齢になったら、自分の欠点や短所を子どもに見せることも必要と感じます。
自分の親を崇拝しすぎる子どもは、意外に不幸を招くように思います。
自分の親、義理の親との関係が良好なこと
- 相性がまずます良く、適度な距離感がある
- 財産相続が順調
- 家権相続も順調
他に心配されることは、
- 夫にマザコン傾向はないか
- お姑さんは育児に協力してくれるか
- 心の敷居を簡単にまたいで、ズカズカ踏み込んでこない人か
以上のそれぞれをまとめて「家庭運」と私は書いています。
四柱推命、紫微斗数を使うことで、「家庭運」を見ることができます。
もともと配偶者運が良くない人がいます。
配偶者運が良くない人は、不思議と相性の良くない人と運命的に出会ったりします。
そしてめでたく?ゴールインして、お互いに心がズタズタになるまで喧嘩を繰り返したりします。
ある場合には、同じ屋根の下で生活して、憎しみの心を抱きながら老後を迎える人もいるでしょう。
また、嫌いでいながら最期を看取って、
- 「何だかんだ合わなかったけど、いなくなると寂しい」と感じる
- 「やっとサヨナラできたわ」と胸をなで下ろす
- 「これから自分の人生を楽しもう」と考える
など、いろいろな感情が心をよぎる人も少なくないようです。
あるいは、「もう我慢できない」と離婚する人もいます。
【四柱推命・紫微斗数】「赤い糸」出会いは必然
さて、意外な盲点なのですが、「どうして別れちゃったの?」と不思議に思う夫婦も時々います。
「別れるようには見えなかった」
と驚きます。
前述しましたが、そういう場合は出会いの吉凶をみれば納得がいきます。
飛星派(紫微斗数)で星を飛ばしてみると、
「出会って結婚できるけど、その出会いは凶だよ」
とわかります。
そういう夫婦は波乱に富みます。
人生は不思議です。
不思議だからおもしろい、とは家族関係だけはなりません。
一番傷つけたくないのが家族の心だからです。
《うれしいはずの第一子の誕生が、、、》
《この人と結婚したらどうなる?》
《世の中、いろいろな家庭があるものです》
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