親にとって非常に悲しく腹立たしいこと。それは、わが子が学校でいじめに遭うことです。日常的に嫌がらせを受けたり、仲間はずれにされたり…。
一番ツラい思いをしているのは本人です。「親に心配をかけたくない」と黙って耐えている子どももいます。でも、最後の緊急避難所はやはり「親」です。
反対にわが子が人様のお子さんをいじめているケースもあります。「もしわが子が加害者だったら…」。本記事ではそういう四柱命式を紹介します。
- イジメ、嫌がらせのいろいろ
- 【四柱推命】攻撃に走りやすい命式「いじめ・嫌がらせ」
- 【四柱推命】身弱の人⇒強い食傷運は要注意
- 【陰湿なイジメ】受動的攻撃行動に注意
- 中学生のわが子が「いじめの加害側」だった場合は
イジメ、嫌がらせのいろいろ
- 遠くから睨む
- 無視する
- 暴言を吐く
- 貶(おとし)める陰口を言う
- 聞こえても聞こえないふりをする
- 目が合ったら、軽蔑の笑みを浮かべながら目をそらす
- 聞こえよがしに小声で悪口を言う
- 挨拶をしない
- わざとぎこちない挨拶をする
- 大げさな敬語を使う
- 言動に対して大げさにダメージを受けたフリをする(罪悪感の押しつけ)
- 感情のない表情と声で対応する
- 乱暴に物を置く
- 仲間外しを企てる
- マウントを取って、精神的屈辱感を与える
- 安全地帯からギリギリの心理的攻撃を仕掛ける(受動的攻撃行動)
【四柱推命】攻撃に走りやすい命式「いじめ・嫌がらせ」

7月初気の生まれで月支に丁が出ます。丁は比肩なので、傷官格の人です。
月支の比肩は空亡しています。冠帯も空亡のためにパワーダウンします。
羊刃がありますが、総合的に日干のエネルギーは非常に弱いです。
つまり、身弱の命式です。
男の子がかなりの身弱になると、
- 内向的、消極的
- 不安に駆られやすい
- マイナス思考にとらわれやすい
激しい場合には精神的疾患を抱えることにもなります。
性格は、
- 相当キツく、ヒステリック傾向がある
- 神経が非常に繊細
- 包容力や寛容性に欠けやすい
- 学力などには優れている(地頭がよい)
- 志は高い
大運12~21歳【己 巳】食神運 南方火運
日干の旺地でもあり、食傷の旺地でもあります。
日干が強くなるのはよいですが、食傷が強くなるのは問題ありです。
- 日干を強める作用(吉)・・・+1
- 食傷を強める作用(凶)・・・-3
合計すると-2で身弱に拍車がかかり、凶の方が優勢な運気になります。
次の傾向が出やすくなります。
- 精神が先鋭化⇒親でも大変扱いにくく、周囲の人は困惑
- 自分の殻に閉じこもり、悩みなどを打ち明けない
- 自分本位の人生観に固執する危険性
- 包容力や寛容性が低下
- 自制心が低下

さらに、日支と巳VS亥の七冲の10年間で、精神不安、健康不安、家庭不和に襲われやすいといった時期になります。
大運が命式内の他の地支と半会するため、冲の作用は多少緩和されますが…。
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【四柱推命】身弱の人⇒強い食傷運は要注意
1.精神が窮迫、気持ちが先鋭化、雑念が排除され頭脳が澄みきる
身弱の命式の人に強い食傷運が巡ってくると、次の作用が出やすくなります。
- 学問・技術・芸術面で才能を発揮する
- 発見・発明に繋がりやすい
- 芸術的境地に到達しやすい
実際に、学問や芸術関係で一定の域に達した人は、
- 身旺の人は少ない
- 身弱の人が多い
身弱の人の方が、孤独の中で自己を見つめることができるためでしょうか。
2.反抗心や反逆心が旺盛になる
次の作用が出やすくなります。
- 目上に対してキツく出る
- 自分より弱い者に対して徹底的に強気で臨む
この命式はいじめっ子に多いタイプで、時に反社会的行為にも及びやすい。
3.内向性に拍車がかかる
次の作用が出やすくなります。
- 自分の精神世界に閉じこもる
- 自分の内面世界で、自分の考えを美化し、自己陶酔に浸る
- 極端に作用すると幻聴幻覚が現れる
すなわち、精神的空白状態に陥り、精神的にかなり心配な時期と言えます。

【陰湿なイジメ】受動的攻撃行動に注意
受動的攻撃行動とは、
「自分に害が及びにくい安全地帯からジワジワと嫌いな人を追い詰める陰湿なやり方」
- 無視する(最も多い)
- 悪口・陰口を周囲に振りまく
- 「みんながアンタのことを嫌っているよ」とさりげなく演出・アピールする
- 自分には応援団がたくさんいるとアピールし精神的に追い詰めようとする
- 上司から叱責を受けた後、意図的に鬱のような状態を演出する
- ふてくされて意図的に仕事を遅らせる(自分がいないと会社やチームが回らないことをアピール)
- 行動で「アンタ嫌い」をさりげなく示す
などなど…。
こういう人で質が悪いのは、
- ターゲット以外の人には常に良い人でいる
- 親切で優しく真面目な人に見える
- ターゲットにした人と二人きりの空間になると態度や表情が一変する
上のような陰湿な攻撃を仕掛けてくる人は、
- 良い子でいるために幼少期から本音を抑圧しながら成長してきた人
に多く見受けられます。
また、イジメや嫌がらせをする原因として、次のことがあげられます。
- ストレス解消(相手の反応を楽しむ)
- 承認欲求が強い
- 自信がない
- 相手より上に立ちたい
- 被害者意識が強い(身勝手な復讐心)
- 家庭が不安定
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指摘されても、「え?何のことですか?」と言い返す準備ができています。
つまり、安全地帯から攻撃を加えてくるのが特徴です。
ふだんは、よい人に見えるのが逆に怖いですね。

中学生のわが子が「いじめの加害側」だった場合は
「うちの子がいじめの加害者だった」と知るのは、とてもつらいことです。ここで大事なことは、
- 「親として失格だ」「うちの子はもうダメだ」と決めつけない
- 「そんなはずない」と事実を否定して終わらせない
この2点を避けて、「どう止めるか」「どう立て直すか」に意識を向けることが大切です。
1.感情的にならず事実を共有する
中学生は子どもですが、もう大人にも近い時期で、親への反発も強くなりやすいです。そのため、親がショックや怒りのまま怒鳴ると、
- 「どうせわかってくれない」
- 「もう何も話さない」
となって、事実が見えなくなるため、最初に大人同士の話をするように、落ち着いた声で切り出すのが大切です。
- 「話しにくいことだけど、大事なことだから、ちゃんと聞かせてほしい」
- 「怒るためじゃなくて、これからどうするか一緒に考えたいから話そう」
2.子どもの言い分を聞きつつ、いじめの重さをしっかり伝える
中学生になると、「あいつも悪い」「ノリだっただけ」「みんなやってる」など、自分を守るための言葉が増えます。
ここで大事なのは、
- 最後まで話をさえぎらずに聞く
- 気持ちは受け止める 「そう感じたんだね」「それは腹が立ったね」など
- でも「だからいじめていい」は絶対に認めない
例:「あなたがイライラしたり、ムカついた気持ちになったのはわかる。でも、その気持ちをぶつけて人を追い詰めるのは、もう“いじめ”で、暴力なんだよ。」
- 「いじめ=暴力」であることをハッキリ言う ⇒「相手が怖い、つらいと感じた時点で、それは立派な暴力なんだよ」と伝える
- 被害を「相手の立場」で想像させる ⇒「もし同じことを自分がされたら、学校行きたいと思える?」「家に帰ったあと、どんな気持ちで過ごしていると思う?」
3.スマホ・SNSが絡む場合のポイント
中学生のいじめでは、かなりの確率でスマホやSNSが関係します。
- グループLINEから外す
- SNSで悪口や陰口を書く
- 写真・動画を勝手に拡散する
などは、子どもたちは「ノリ」のつもりでも、重大な人権侵害になります。
対応のポイント
- 事実確認のために、スマホ・SNSのやりとりを一緒に確認する(証拠としてスクリーンショットも残す)
- 「見て笑ってただけ」「スタンプ押しただけ」も加担に入ることを説明する
- 必要なら、一時的にスマホ利用のルールを厳しくする(時間・アプリ・グループなど)
ただし「全部没収・完全禁止」だけにすると、隠れて使ったり、親への反発だけが強くなることもあるので、
- 何が問題だったか
- どこまでならOKか
- 次に同じ場面になったらどう行動するか
をセットで話し合うのが大切です。
4.学校との連携は「生徒指導」も視野に
中学生の場合、
- 担任の先生
- 学年主任
- 生徒指導の先生
- スクールカウンセラー
など、関われる大人が増えます。
- 親だけで動かず、学校と情報共有して「今後の流れ」を一緒に決める
- 必要なら、クラス全体の指導や、当事者同士を離す対応も考えてもらう
- 子どもが「先生にチクるな」と言っても、「これは大人が責任を持って止める問題」として、親が腹をくくる
謝罪についても、
- いつ・どこで・どのメンバーで行うか
- 本人が何をどう謝るか(言葉を事前に一緒に考える)
を学校と相談しながら進めると安全です。
5.将来に結びつけて話す
中学生は「今の自分」にしか目が向きにくいので、
- 「内申書に響くからダメ」
- 「高校受験に不利になる」
だけを強調すると、「バレなきゃいい」という発想にもなりがちです。
それよりも、
- 「人を傷つけて笑うクセがつくと、将来の職場や友人関係でも同じことをしてしまう」
- 「信頼を失うと、勉強より取り返しがつきにくい」
- 「困っている人を守れる人になってほしい」
- 「相手の気持ちを考えられる大人になってほしい」
と、「どんな大人になってほしいか」に結びつけて話すと伝わりやすいです。
親自身のケアも大切に
加害側の親も、相当なストレスと罪悪感を抱えます。「自分の教育が間違っていた!」などと自分を責めすぎないことが大切です。
- 信頼できる家族や友人、カウンセラーに気持ちを話す
- 学校や自治体の相談窓口、児童相談所、民間のカウンセリングなども利用を検討する
- 「親として学び直す機会をもらった」と捉え、完璧を目指しすぎない
☆四柱推命の基本を知りたい方はこちらをどうぞ
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