奇門遁甲の吉方位です。
「人遁格」と書いて「じんとんかく」と読みます。
人との和を求めるにはもってこいの吉格です。
対人関係がギスギスしがちな時に効果が期待できる方位です。
効果は強いのですが、出現率が低くなかなか使うことができないのが玉に瑕(きず)です。
【奇門遁甲】吉方位〈人遁格〉対人関係に「和」をもたらす
天盤と八門、さらに八神の3条件が揃って初めて成立する格です。
3条件が必要ですから簡単には成立しません。
さらに厄介なことに、「天禽星」や「五黄星」などが混じっていたら使えません。
本当に欲しいものは簡単に手に入らないものですね。
私は、生活の基本は人との「和」にあると思っているので、使える時は積極的に使うようにしています。
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【奇門遁甲】吉格〈人遁〉の基本
〈構成〉天盤が「丁奇」、八門が「休門」、八神が「太陰星」
【奇門遁甲】吉格〈丙奇昇殿〉の具体的作用
〈吉効果〉金銭、物質、名声、事業
〈使用目的〉男性との縁(女性の場合)、就職、訪問、移転、建築、買い物、試験
金 運
- 地道な蓄財作用が期待できる
恋愛・家庭運
- 理想の男性に近づくチャンス運が身につく
仕事運
- 対人処理能力が身につく
- 感情に流されることなく、時と場に応じた適材適所の対応ができる
- 職場の人間関係を自分のペースに引き込むことができる
勝負運
- 仕事においてはチームワークの良さからの勝ち運が身につく
- 団体競技でも使用したい格である
健康運
- 効果が大いに期待できる
- 身の上に起きる危険も減少する
- 治療にも効果を発揮する
学業・受験
- 落ち着いて勉強に取り組む姿勢に効果が期待できる
- 受験旅行ではぜひ使いたい格である
滅多にお目にかかれないぶん、効果の高さが期待できます。
徐々に良好な状態が得られるので、引っ越しには最適な方位の一つでしょう。
人の幸福感は、環境によって左右されると言われています。
最も大切な環境は何か?
おそらく人間関係ではないでしょうか。
人間関係は、精神面にも大きな影響を与えます。
対人関係がギクシャクすると、そのことが頭から離れなくなるものです。
物質面では便利になった現代において、悩みの大半は人間関係にあると言っても過言ではないと思います。
人間関係が快適なら、心も軽くなり、前向きな気分で生活できるようになるはずです。
この方位に向かって引っ越しすれば、5年くらい良い効果が期待できます。
引っ越しの時期にこの格があったなら、使わないのは大変もったいないことです。
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あとがき【奇門遁甲】〈人遁格〉
20代は性格的に尖っている。
30代はバリバリ頑張る。
40代は、世の中のことも分かってきて公私ともに充実している。
50代になると、
- 「30代ではこうすればよかった」
- 「40代であれもやっておくべきだった」
などと、 ちょっぴり後悔を交えながらこれまでの歩みを振り返る。
そして、過去の自分に反省を交えてアドバイスしたくなる。
老後のお金の事も気になってくる。そして健康のことも。
といった人生を送る人が多いのではないでしょうか。
予備校時代、面白い先生がいました。
「自分に革命を起こさないと『60歳2千万コース』の人生で終わってしまうぞ」
「そんな人生つまらないぞ」
授業中、しょっちゅう聞かされた言葉です。
その先生ですが、すばる文学賞の新人賞を獲得したり、学習塾を設立して成功したり、『60歳2千万コース』を歩みませんでした。
有言実行の人だったわけですね。
話はそれましたが、「それ知っておけばよかった!」と後悔することが人生には多々あります。
土地を探して家を建てるのは、人生の一大事です。
家を建てた後にもっと良い売地を見つけて、「ここにすればよかった」という後悔はちょっぴり悲しいものです。
また、とんでもない凶方位に引っ越してしまった場合、その悪い効果は5年間は持続します。
土地探しと家づくりの仕上げとして、引っ越しに最適な日を選択することは、人間関係の環境においても重要な役割を果たすものだと考えています。
※訂正します。「すばる文学賞」でした。
この本です。
※『60歳2千万コース』とは、「60歳で2,000万円の退職金を受け取って定年を迎える平凡な人生」のことを松原先生は指していました。
一時期、仙台の予備校に教えに来ていました。
過激な発言が多いスリリングな授業でしたよ。
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