「雲遁(うんとん)」。
パワフルな方位ではなく、何度も使うことで効果が出ます。
また、ハッキリ自覚できる変化はありません。得られるのは、ストレス解消や癒やしの効果です。人に優しくなる作用もあります。
心の安定を求めたい人にお勧めします。
【奇門遁甲】〈雲遁〉心の安定と癒やし
天盤が「乙」、八門が「休門」か「生門」か「開門」の三吉門。そして南西方向にしか現れません。
乙奇なので基本的に心の安定が得られます。
人の心は揺れ動きます。
仲間との楽しい語らいの時も、軽い一言から傷ついたり落ち込んだりするものです。
このように、心の平安は微妙なバランスの上に成り立っています。
【奇門遁甲】吉方位〈雲遁〉の基本
〈構成〉天盤「乙奇」、八門「休門」「生門」「開門」の三吉門、坤位(南西)
【奇門遁甲】吉方位〈雲遁〉の具体的作用
〈吉効果〉協同、誠実さ
〈使用目的〉結婚、安産、妊娠、就職、試験、訴訟、移転、旅行、レジャー、保養
金 運
- 多少効果があるかも
恋愛・家庭運
- 気持ちが落ち着くため吉
- 結婚による移転に吉
仕事運
- 人間関係にプラスの作用あり
勝負運
- 多少効果があるかも
健康運
- ストレス緩和に吉
天盤「乙」が南西に入ることが条件ですが、同時に「乙奇入墓(おつきにゅうぼ)」という凶格も重なります。
そのため、吉を高める応援団が必要です。
だから、八門は三吉門(休門・生門・開門)でなければいけません。
また、九宮・八神などの組み合わせも応援してくれないと吉効果は期待できません。
何だかややこしくてすみません。
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【奇門遁甲】〈雲遁〉身の丈に合った生き方
デリケートな感性を持つ人は、ストレスから体調を壊しやすいとされます。
ストレスが体にとって一番の敵だと言われます。
では、心が鉄のように強い人がいるかといえば実際にはそんな人は稀です。
昔「鈍感力」という言葉が流行りましたが、ストレスを溜め込まない人は、吐き出し方を知っていることが多いようです。
あるいは、敏感さを巧みに隠す方法を知っているとか。
「あの人強そうだな」と言われる人を四柱推命でみると「実は弱い人だった」ということが少なくありません。
自分の内面の弱さを隠すために、一生懸命強気を装っていたり、攻撃的になっていたりすることが多々見られます。
本当は気が小さいのに強さを装いながら生きている人は、本当はかなり疲れていると思います。
厄介なのは、自分でもそのことに気づいていない人がたくさんいることです。
虚勢を張って生きているうちに、それは本当の自分だと思い込んでしまうのでしょう。
若いうちは無理をして背伸びをしながら生きることも大切かもしれません。
しかしある程度の年齢になったら、分相応の生き方に着地しないと様々な弊害が出てくると思います。
ところが、「分相応」の「分」つまり「本当の自分」を知ることは大変難しいようです。
さて、今日ご紹介した「雲遁」ですが、使用を積み重ねることで「幸福感の獲得」として効果が得られます。
思えば、幸福感ほど不安定なものはありません。
振り返って初めて「あの時は幸せだったのだ」と実感できるある意味切ないものです。
小さな幸せの重なりに気がつく感性こそが、幸福感の永続には大切なもののように思います。
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