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【四柱推命】天干通変星と地支通変星の考え方「根が無いと見かけ倒しになる」

四柱推命の鑑定では、「天干に〇〇があって、地支に◇◇がある」というような説明を聞くことがあると思います。

四柱命式は八文字から成り立つため、「八字」という呼び名がありますが、その八文字のうち、4文字は天干に、他の4文字は地支に位置します。

本記事では、天干に現れた通変星と地支蔵干に現れた通変星の違いについて説明します。

【四柱推命】天干と地支

「天干」幹・枝・花、「地支」根っこ

命式を桜の木に例えると、

  • 天干 ⇒地上にある幹や枝、花。目に見える。
  • 地支 ⇒地下にある根っこ。目に見えない。

天干と地支を例えると

そこから、次のように考えることができます。

 

「天干」現れやすく、去りやすい

例えば、月上(天干)に正財があれば、お金がたくさんあるように見えます。

ですが、大運に劫財運でも巡ってくれば、その正財はすぐに潰れてしまいます。

桜の花と一緒で、せっかく花(財)が咲いても、雨風(劫財)に当たれば一瞬のうちに散ってしまうようなものです。

 

地支は、現れにくく、去りにくい

たとえば、月支蔵干に正財が出ていたら、地支は根に該当するため、その効果はハッキリと目に見えることはありません。

ですが、大運に劫財運が巡ってきても簡単に去ったりしません。

具体的に言えば、財星が天干にあれば、財を軽んじるところがありますが、地支にあると蓄財意識が強くなります。つまり、お金は簡単には去りません。

 

月支通変星(格)の考え方

「月支通変星」活用しないと宝の持ち腐れ

月支通変星は「格」として大切なものです。

しかし、根っこに該当するものなので、その本質は表面化しにくく、周囲の人から見てもわかりにくいという特徴があります。

同様に、月支通変星が意味するものも、表面化しにくいため、それを積極的に活用しないと宝の持ち腐れになる可能性があります。

つまり、潜在能力があっても、その素質を活かせず、せっかくの良能を発揮できないこともあるわけです。もったいないことです。

一例を挙げると、月支に正財や正官が出ていても、天干に正財や正官がなければ、実際に財産を手に入れたり、地位や肩書きを自分のモノにするのは難しいです。

ですから、月支に吉星である食神財星正官印綬が出た場合には、天干にもそれらの通変星が出るのが良い形態です。これを「通干する」と言います。

同じことですが、天干通変星から見たら「通根する」といい、どちらを中心に見るかの違いがあるだけです。

また、月支に凶星である傷官偏官偏印が出た場合には、それを制御する喜神が天干にあって、なおかつ、地支にも喜神があるのが良い命式です。

 

「通干」と「通根」について

たとえば、日干が甲で、月上が丙の場合、丙は食神になりますが、この丙が根を持つのは、次のような場合です。

一番強い根となるのは、月令を得たときです。つまり月支が巳午未の月に生まれたときです。

次に強いのは、日支か年支に巳午未があるときです。

時支に巳午未があるときも通根はしますが、離れていますので、効果は薄いです。

丙は巳午未以外の地支にも通根しますが、この場合は通根の力はやや弱いです。それでも、通根しないよりは、かなり助かります。

巳午未以外に、通根する地支ですが、寅午戌の三合する地支にも、蔵干に丙か丁が含まれているので、通根します。

つまり、丙と丁は、「寅午戌」の三合する地支と「巳午未」の方合する地支に含まれているということです。他の天干・地支の場合も同様です。

ただ通根するといっても、すでに命式の地支蔵干から「丙」または「丁」が出ているほうが効果が大きいのは言うまでもありません。

 

地支に根がない状態とは?

例えば、日干が甲で、地支に「寅卯辰」(方合)か「亥卯未」(三合)のいずれの地支もないときには「根がない」といいます。

そのような場合は、次のような状態になります。

命式に比肩や劫財が合わせて3個あれば、エネルギーの計算上では日干は相当強いです。

しかし、それはあくまで表面的な強さであって、身の内からほとばしるような強さではありません。

つまり、人前では強そうなふりをして突っ張っていても、本当の強さはない人となります。

桜の木の例えに戻しますと、台風などが来て樹が倒れ、枝が折れたりするのと同じようなものです。

地上から出ている部分(天干)は、幹や枝も大きくしっかりしていて、いかにも強そうに見えていることでしょう。

しかし、地下に強い根がなければ、見かけ倒しの強さに過ぎないわけです。

実際に、そのような人はたくさんいます。強そうに見せても心の中は不安と迷いで一杯なのです。

根がしっかりしている木は強い

 

天干通変星の影響力は?

天干通変星では、やはり月上通変星が運勢に及ぼす影響が大きいです。

ですから、鑑定にあたっては、月上通変星と月支通変星の関係をしっかり把握することが大切になります。

月支通変星という根がしっかりしていれば、持って生まれた才能を存分に発揮できる可能性が高いからです。

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