戊は、山・岩石・堤防に例えられます。やや頑固ですが。頼もしい人が多いです。根は真面目で親切、親分肌の人です。
変化を好まないため、恋愛はワンパターンになりがちですが、安心感が最大の武器です。戊生まれの人とお付き合いするには、慌てず、そして急かさないことがポイントになります。

- 「戊(つちのえ)」の恋愛傾向&お付き合いのポイント【四柱推命】
- 日干「戊」|十干との相性
- 日柱同士で見る男女の相性診断
「戊(つちのえ)」の恋愛傾向&お付き合いのポイント【四柱推命】
日干「戊(つちのえ)」はどんな人?
外見を飾り、野心的なところがあって大きな事を好む反面、気分屋的な面もあって怒りやすく、思慮が浅い時は、せっかく出来かけたものを、崩壊させることがあります。
シンプルに言うと「頑固な正直者」
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「戊」の恋愛傾向
戊を自然界で例えるなら山や大地。安定感と包容力、そしてマイペースなところが持ち味です。こうした性質が、恋愛において大きな魅力となります。
戊日生まれの恋愛「素敵なところ」
- 動じない安定感⇒ちょっとやそっとでは慌てたり、気持ちが揺らいだりすることがないため、戊さんと一緒にいるだけで心が落ち着きます。浮気の心配も少なく、信頼できるパートナーです。
- 大きな器と包容力⇒人間的器が大きいので、相手の長所も短所も受け止めてくれるでしょう。聞き上手でもあるので、最高の相談相手になってくれます。
- 誠実で堅実⇒地に足のついた現実主義者で真面目なお付き合いをします。遊びの恋ではなく、結婚など将来を見据えた真剣なお付き合いを望む誠実な人です。
戊日生まれの恋愛「え!?」と戸惑うところ
- 頑固者でマイペース⇒良く言えば信念が強い、悪く言えばとてつもなく頑固です。また、何事も自分のペースで進めたいので、急かされたり、ペースを乱されたりするのが大の苦手。マイペースさに、やきもきしてしまうことも。
- 愛情表現が不器用⇒愛情をどう表現していいのかわからない不器用なタイプです。言葉が足りないため、相手を不安にさせてしまうことがあります。
- 刺激が少ない⇒安定を好むため、刺激的な変化や新しいことを取り入れるのが少し苦手。デートや会話がマンネリ化しやすい傾向があります。
戊日生まれの人と恋を育むヒント
戊さんは、信頼関係を何よりも重んじます。そのマイペースさを尊重し、急かさずにじっくりと向き合う姿勢が大切です。
言葉での愛情表現は少ないかもしれませんが、行動の端々から隠された優しさや誠実さを見つけてあげてください。感謝や信頼の言葉が、戊さんの心を満たします。
もし何かを変えたいときは、「こういうのも面白そうじゃない?」と、相手のペースを尊重しながら、ゆっくり提案してみるのが成功の鍵です。
日干「戊」|十干との相性
「戊」と「甲」の相性
戊(山・岩石)・甲(樹木)
奇門遁甲では、「巨石圧木(きょせきあつぼく)」として凶の関係です。
甲(樹木)は、戊(山)から養分や水分を吸収し奪い取ります(剋)。
一方で、戊(山)は全てを取られまいと抵抗します。
土壌豊かな戊(山)なら良い関係になります。
戊(岩山)なら良い関係になりません。荒涼とした景色になります。
お互いの気くばりが欠かせない相性といえます。
戊にとって甲は偏官、つまり偏夫です。
付き合い方のポイント
- 不仲になりやすい組み合わせ
- 戊の人が耐える立場になることが多い
「戊」と「乙」の相性
戊(花瓶・鉢)・乙(草花・生け花)
奇門遁甲では「青竜合霊(せいりゅうごうれい)」として組み合わせは吉です。
乙(草花・生け花)は、戊(花瓶・鉢)に守られます。
そして、戊は、風雨から乙を守ります。
乙は安心して成長し、美しい花を咲かすことができます。
戊にとって乙は正官(正夫)です。
※偏官は「偏夫」
乙から見ると戊は正財(正妻)となります。
基本的に良い関係が築ける相性です。
付き合い方のポイント
- 迷わず結婚してよい(念のため地支の関係も調べること)
- 戊の人が乙の人を引き立てる関係がうまくいく
「戊」と「丙」の相性
戊(山)・丙(太陽)
丙(太陽)は戊(山)を美しく輝かせながら、山で暮らす生態系を育てます。
戊は丙の子星で、丙が戊を育てる火生土の関係です。
戊の人にとって丙の人は甘えやすく、心を許しやすい相手です。
ただし、2人とも夏生まれなら厚かましさを控えめにしないと危ういです。
強すぎる丙(太陽)が、戊(山)を枯らしてしまって、厚かましくて鬱陶しい丙になるからです。

付き合い方のポイント
- お互いが協力することで幸福な人生を送れる
- 家庭も安泰で、発展運がある
「戊」と「丁」の相性
戊(火炉)・丁(灯火)
奇門遁甲では「火焼赤壁(かしょうせきへき)」という吉配合。
戊(炉)に守られ、丁(火)は安心して燃えることができます。
雨が降っても風が吹いても戊は丁を守ってくれます。
火力も調節してくれます。
丁の人にとって最も安心できる相手が戊の人です。
火生土ですが、丁の人が甘える関係になります。
付き合い方のポイント
- 地支同士に七冲や三刑などがなければベストカップル
- 戊の人が優しくサポートすることが大切
「戊」と「戊」の相性
戊(山・岩)・戊(山・岩)
奇門遁甲では、「伏吟峻山(ふくぎんしゅんざん)」といって凶配合です。
山々が連なる風景です。
山脈は壮大で美しいですが、それぞれが独立し助け合うことはありません。
また、岩にたとえるとお互いが主張をぶつけ合いゴツゴツした関係になりやすいです。
ライバルになりやすく、頑固者同士で意見の対立も起こりがちです。
適切な距離が必要です。
付き合い方のポイント
- 頑固者同士で衝突が多く、傷つきやすい
- お互いの好みや生活のパターンを尊重し合うこと
「戊」と「己」の相性
戊(山・硬い土)・己(湿土・田園)
「物以類衆(ぶついるいしゅう)」奇門遁甲〈凶〉
戊(山)は己(田園の土)の供給源で、戊が己を助ける関係です。
己が戊を助けることは少ないです。
己が、ギブ・アンド・テイクの精神を忘れると戊は疲れてしまいます。
戊は硬い土、己は柔らかい湿土です。
とはいえ、己の人もなかなか頑固です。
付き合い方のポイント
- 戊の人が偉そうにし過ぎると己の人はイヤになる
- 二人とも情にもろいため、別れられない関係になることも
「戊」と「庚」の相性
戊(鉱山)・庚(鉄・金属)
庚(鉄鉱石)は戊(鉱山)から掘り出され、鉄に精錬されます。
戊が庚を生じる土生金の関係で、戊のエネルギーは減少します。
戊の人が疲れる関係になりやすいです。
庚の人は簡単には言うことを聞きません。
一度ぶつかると、強いもの同士です。簡単に和解できません。
付き合い方のポイント
- 戊の人の辛抱強さがカギを握る
- 困難を乗り越えたら強い絆ができあがる
「戊」と「辛」の相性
戊(鉱山)・辛(宝石・月)
辛(宝石)は戊(鉱山)から取り出されます。
土生金で、戊が辛を生じる関係です。
この2人は、意外に?うまくいく関係です。
神経質な辛に対して戊の包容力と優しさが絶妙なバランスを生みます。
また、辛を月と見れば、これほど似合う組み合わせはありません。

付き合い方のポイント
- 戊の人が尽くす立場にならないとうまくいかない
- 辛の人が精神的に得をする関係になりやすい
「戊」と「壬」の相性
戊(山・堤防)・壬(河川)
「山明水秀(さんめいすいしゅう)」で奇門遁甲では吉です。
壬(川)は戊(山脈)を削りながら流れます。
戊(山)は壬(水)の浸食に抵抗します。
戊が堤防として、洪水になる壬を制することもあります。
大きな水の流れ(壬)を調節できるのは戊だけです。
ただし、パワーバランスが重要です。
壬が強すぎると戊は決壊します。
逆に、戊が強すぎると、壬は自由になれず不満が溜まります。
冬生まれ同士だと「寒い関係」になり、相性は今一つです。
付き合い方のポイント
- 壬の人は気が変わりやすいことを知っておく
- お互いに助け合う関係になれば非常によい相性になる

「戊」と「癸」の相性
戊(岩)・癸(雨)
戊(山)は癸(雨)を貯水します。
保水された癸(水)はやがて湧き水となって戊(山)を潤します。
両者は、戊癸干合の関係です。
戊から見て癸は正財(正妻)です。
癸から見て戊は正官(正夫)です。
フィーリング的に心地良い関係です。
ただし、癸がしつこいとさすがに戊も嫌気がさします。
適度な癸(雨)は戊(山)に潤いを与えますが、激しい癸(雨)は山肌を削るからです。
とはいえ、基本的に戊にとって癸は欠かせない大事な相手です。
汚れ(疲れ)も優しく流し去ってくれるでしょう。
付き合い方のポイント
- 夫婦の関係(干合)で相性はとても良い
- 地支の関係もよいならゴールインしてOK
- ただし、癸の人は時々感情の起伏が大きいので気をつけること
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日柱同士で見る男女の相性診断
数字は干支番号です。
5 「戊辰」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「癸酉」(戊癸干合、辰酉支合)
- 相手の日干が「癸」(戊癸干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「酉・子」(支合・半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「壬・甲」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「戊・癸」で、地支同士が冲刑「戌・辰」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「辰」(辰辰の自刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「辰」(辰辰の自刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「壬戌・甲戌」
15 「戊寅」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「癸亥」(戊癸干合、寅亥支合)
- 相手の日干が「癸」(戊癸干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「亥・午」(支合・半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「壬・甲」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「戊・癸」で、地支同士が冲刑「申・巳」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「巳」(寅巳の三刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「巳」(寅巳の三刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「甲申・壬申」
25 「戊子」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「癸丑」(戊癸干合、丑子支合)
- 相手の日干が「癸」(戊癸干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「丑・辰・申」(支合・半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「壬・甲」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「戊・癸」で、地支同士が冲刑「午・卯」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「卯」(子卯の三刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「卯」(子卯の三刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「壬午・甲午」
35 「戊申」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「癸巳」(ただし、巳申は刑の可能性が高い)
- 相手の日干が「癸」(戊癸干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「子」(半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「甲・壬」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「戊・癸」で、地支同士が冲刑「寅・巳」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「巳」(巳申の三刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「巳」(巳申の三刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「甲寅・壬寅」
45 「戊申」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「癸巳」(ただし、巳申は刑の可能性が高い)
- 相手の日干が「癸」(戊癸干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「子」(半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「甲・壬」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「戊・癸」で、地支同士が冲刑「寅・巳」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「巳」(巳申の三刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「巳」(巳申の三刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「甲寅・壬寅」
55 「戊午」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「癸未」(戊癸干合、午未支合)
- 相手の日干が「癸」(戊癸干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「未・寅・戌」(支合・半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「甲・壬」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「戊・癸」で、地支同士が冲刑「子・午」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「午」(午午の自刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「午」(午午の自刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「壬子・甲子」
※「地支同士が普通」とは、支合・半会・冲・刑の関係がないこと
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