庚生まれの人は個性派が多いです。性格も多岐にわたるため「こんな人!」と言い切るのが難しい部分があります。それでも、日干同士の関係で根本的な相性とお付き合いのポイントが"ある程度”わかります。
本記事では、日干「庚」の人の男女の相性を解説しました。

- 「庚(かのえ)」の恋愛傾向&お付き合いのポイント【四柱推命】
- 日干「庚」|十干との相性
- 日柱同士で見る男女の相性診断
「庚(かのえ)」の恋愛傾向&お付き合いのポイント【四柱推命】
日干「庚(かのえ)」はどんな人?
落ち着いていて威厳のあるように見えますが、軽率なところがあります。正義感が強く、改革の気風はありますが、熱しやすく冷めやすいです。
シンプルに言うと「実直で生真面目な人」
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「庚」の恋愛傾向
庚を自然界で例えるなら「鉄鋼」や「刀剣」。強い意志と行動力の象徴です。この性質が、恋愛にも色濃く表れます。
庚日生まれの恋愛「素敵なところ」
- まっすぐでパワフル⇒駆け引きや思わせぶりな態度は少し苦手。好きになったらストレートに気持ちを伝えようとします。また、気持ちに裏表がなく、誠実です。アプローチは純粋でパワフルです。
- 頼りがいがある⇒正義感が強い庚は、パートナーや家族は「自分が守る!」という強い意志を持っています。一番頼りになるのは庚日生まれの人かもしれません。
- 行動で愛情を示す⇒照れ屋のため、甘い言葉を囁くのは苦手かもしれませんが、その分、行動で示してくれます。言葉より「態度」で愛情を示します。
庚日生まれの恋愛「え!?」と戸惑うところ
- 頑固で融通が利かない⇒信念が強いため、考えを変えられない頑固さがあります。ハッキリつけたい気持ちが、時に関係をギクシャクさせてしまう原因になることもあります。
- 言葉が少しキツい⇒正直でストレートな性格から、悪気がなくても思ったことをそのまま口にしてしまい、相手を傷つけてしまうことが多々あります。
- 甘いムードは苦手⇒ベタベタした甘い関係は、気恥ずかしく苦手にする人が多いです。サッパリした爽やかな関係を好む傾向があります。
庚日生まれの人と恋を育むヒント
庚日生まれの人は、最初は少し近寄りがたく、不器用に見えるかもしれませんが、内面には誰よりも純粋で温かい心を持っています。
ストレートな言葉の裏にある優しさや誠実さを受け止めて、信じてあげることが大切です。そして、時には「もっとこうしてくれたら嬉しいな」と、相手を傷つけないように、正直に伝えてあげることで、頑固な庚の心も少しずつ柔らかくなっていくはずです。
日干「庚」|十干との相性
「庚」と「甲」の相性
庚(斧)・甲(樹木)
庚(斧)は、甲(樹木)を伐採します。
伐採とは残酷な感じがしますが、甲(木)は切られることで有用な材になります。
金剋木として、庚がリードするのが理想型です。
とはいえ、甲(樹木)が強すぎると庚(斧)は刃こぼれします。
反対に、身弱の甲は庚を恐れます。
力のバランスがポイントになります。
甲にとって庚は偏官(夫星)です。
付き合い方のポイント
- 庚は切りすぎに注意する(優しさを忘れない)
- 庚のあなたの気づかいが長持ちのカギを握る

「庚」と「乙」の相性
庚(カマ)・乙(草花)
庚(カマ)は、乙(草花)を刈り取ります。金剋木の関係です。
とはいえ、乙は辛(小さいハサミ)のほうが苦手です。
乙庚の干合関係で基本的に良い相性ですが、ベッタリになると上手くいかないケースが多いです。
庚にとって乙は正財(正妻)で、乙にとって庚は正官(正夫)です。
ただし、金剋木ですから甲と同様、お互いの力の均衡がポイントになります。
付き合い方のポイント
- 乙庚の干合があっても安心しないこと
- 乙の人が緊張し、警戒心を抱きやすい
- 庚が優しいタイプなら、超絶仲良しになるケースもある
「庚」と「丙」の相性
庚(鉄)・丙(太陽)
丙(太陽)は、庚(鉄)を温めます。
ですが、熱が強すぎると、庚(鉄)のレールはグニャリと曲がってしまいます。
真夏の暑い日にありがちな現象で、丙の陽気さに庚が振り回されるイメージです。
また、庚(鉄)から丙(太陽)に与えるものは多くありません。
だから、丙の人は、この恋愛に過度な期待は禁物です。
星の関係では、庚は丙から見て正財(妻星)で、丙(夫)・庚(妻)です。
夫が優しくしないと、妻は耐えかねて逃げ出したくなります。
特別よい相性ではありません。
付き合い方のポイント
- 庚の人がうっとうしさを感じやすい相性
- 丙の人が口うるさいタイプなら早めにサヨナラするのもあり

「庚」と「丁」の相性
庚(鉄)・丁(灯火)
庚(鉄)に丁(火)は必要です。
丁が庚を鍛錬し、それを経て、庚(鉄)は役立つものになります。
丁を使って鉄を刀などに仕上げるのが鍛冶屋さんですね。
鍛錬されない庚(鉄)ほど扱いにくいものはないです。
ワガママになったり、だらしなくなったり…。
丁=正官(夫)・庚=正財(妻)の関係です。
どちらが男女でもベストに近い相性です。
付き合い方のポイント
- 庚の人にとって、とてもプラスになるのが丁の人
- 自分の性格と人生を磨き上げるには丁の人は必要

「庚」と「戊」の相性
庚(鉱石)・戊(鉱山・岩)
庚(鉱石)は戊(鉱山)から掘り出されます。土生金の関係です。
戊の優しさが庚を癒し、活力を与えます。
ですが、お互いに頑固者です。
ケンカをすると何日も口を利かないことも。
両者とも先に謝ることは不得手です。
日頃から、お互いを理解する気持ちが大切です。
付き合い方のポイント
- この組み合わせは、庚の人が得することが多い
- 戊は偏印に該当するため、紆余曲折はありそう
「庚」と「己」の相性
庚(鉱石)・己(大地・湿土)
金属は土から掘り出されるため、戊と同じ土生金です。
庚の人にとって己の人は甘えやすい相手になりがち。
スローペースの己の人が受け身になったり、振り回されることが多いです。
また、己は湿土です。
依存した関係は庚の人を錆びつかせダメにします。
それほど良い相性ではないので、歩み寄る努力が必要です。
付き合い方のポイント
- 思考や行動のズレが生じやすいため、合わせる努力が必要
- 決断と行動が速い庚の人がイライラすることが多くなる
「庚」と「庚」の相性
庚(鉄・刀)・庚(鉄・刀)

庚(刀)同士が刃を激しくぶつけ合う場面を想像しますが、それは身旺同士の場合です。
身旺と身弱のバランスがよければ、大きな心配は無用です。
身旺同士なら、お互い考えを譲らず、バチバチしそうです。
口には出さなくても、心の中で譲れない気持ちが生じ、ライバル意識が芽生えやすいためです。
奇門遁甲では天地に庚が並ぶと戦格といって災いの象意が強いです。
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付き合い方のポイント
- 意地の張り合いになる前にクールダウンを
- 相手が怒っているときは、何を求めているのか考えるのが大切
- 根っこの部分は共鳴できるので、うまくいくこともある
「庚」と「辛」の相性
庚(こん棒)・辛(宝石)
金同士ですが、基本的に別物です。
庚の人はアバウトで、辛の人は繊細で傷つきやすいです。
庚(こん棒)が辛(宝石)を粉砕しないような気づかいが必要です。
細かいことはコダワリが強い辛の人に任せた方がうまくいきます。
ただ、この相性はちょっと不思議で辛の人がリードする夫婦も多くいるのも事実です。
ビックリするくらい優柔不断のナマクラ庚も少なくないからです。
相性はよくないですが、理解が深まると親友のように気が合います。
付き合い方のポイント
- 大きな決断は庚の人、細かい判断は辛の人と役割分担を明確にする
- 辛の人は傷つきやすいので気づかいを忘れない
「庚」と「壬」の相性
庚(金・鉄・機械)・壬(河川・海・湖)
庚(機械)は、壬(大きな池)を作ることができます。
しかし、大きすぎる壬は庚を消耗させます。
庚の人が気を使う関係になりがちです。
また、壬の人は気が変わるのが早いので、庚の人は振り回されがちに。
つまり、庚の人が傷つきやすい相性です。
五行では、金生水と庚が壬を生じます。
そのため、仲良くなるのは比較的早いです。
付き合い方のポイント
- 最初は気が合うが、後に激しく反目しやすい
- 庚の人が合わせる感じがよい
「庚」と「癸」の相性
庚(鉄)・癸(雨)

癸(雨)は、庚(鉄)を錆びつかせます。
サビは鉄の大敵なので、庚(鉄)は癸(雨)に近づきすぎることを恐れます。
距離感が難しい関係です。
よい関係だと思っていたのに、急にダメになることも…。
特に癸の人はわかりにくいです。
よかれと思ってしてあげたことが、相手を怒らせてしまったり。
また、庚の人は軽率な言動に要注意です。癸の人が突然激昂することも…。
付き合い方のポイント
- 癸の人は意外に我が強く、庚の人は意外にナイーブ
- もともと感覚が異なることを覚悟する
- 庚の人が戸惑って我慢する関係になりやすい
☆四柱推命の基本を知りたい方はこちらをどうぞ
日柱同士で見る男女の相性診断
数字は干支番号です。
7 「庚午」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「乙未」(乙庚干合、午未支合)
- 相手の日干が「乙」(乙庚干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「未・寅・戌」(支合・半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「丙・甲」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「乙・庚」で、地支同士が冲刑「子・午」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「午」(午午の自刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「午」(午午の自刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「丙子・甲子」
17 日柱「庚辰」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「乙酉」(乙庚干合、辰酉支合)
- 相手の日干が「乙」(乙庚干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「酉・子」(支合・半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「丙・甲」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「乙・庚」で、地支同士が冲刑「戌・辰」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「辰」(辰辰の自刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「辰」(辰辰の自刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「丙戌・甲戌」
27 日柱「庚寅」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「辛亥」(丙辛干合、寅亥支合)
- 相手の日干が「辛」(丙辛干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「亥・午」(支合・半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「庚・壬」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「丙・辛」で、地支同士が冲刑「申・巳」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「巳」(寅巳の三刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「巳」(寅巳の三刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「庚申・壬申」
37 日柱「庚子」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「乙丑」(乙庚干合、丑子支合)
- 相手の日干が「乙」(乙庚干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「丑・辰・申」(支合・半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「丙・甲」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「乙・庚」で、地支同士が冲刑「午・卯」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「卯」(子卯の三刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「卯」(子卯の三刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「丙午・甲午」
47 日柱「庚戌」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「乙卯」(乙庚干合、卯戌支合)
- 相手の日干が「乙」(乙庚干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「卯・午」(支合・半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「丙・甲」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら普通
- 日干同士が干合「乙・庚」で、地支同士が冲刑「辰・未」は普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「未」(戌未の三刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「未」(戌未の三刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「丙辰・甲辰」
57 日柱「庚申」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「乙巳」(ただし、巳申は刑の可能性が高い)
- 相手の日干が「乙」(乙庚干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「子」(半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「丙・甲」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「乙・庚」で、地支同士が冲刑「寅・巳」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「巳」(巳申の三刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「巳」(巳申の三刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「甲寅・丙寅」
※「地支同士が普通」とは、支合・半会・冲・刑の関係がないこと
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