依頼者様(男性)からお付き合いしている女性との相性、及び結婚後の生活についてご相談を受けました。
主に紫微斗数を使って分析しご説明しましたが、その内容の一部を書き記しました。
これは、ご厚意で掲載させていただいた記事です。
【紫微斗数】恋愛と男女の相性
【男性の結婚運】必ず結婚する人
男性の命盤です。
性格的に強引なタイプではありません。
しかし、生年化権から、将来は会社のリーダーとして活躍する可能性を有する人です。
外に出て活躍したい気持ちがありますが、基本的に優しく親との関係も良さそうです。
夫妻宮からの三方四正を観察して、結婚を占ってみます。
遷移宮の生年化権は太陰星(女性の星)に付いています。
この星が、将来の奥様です。
必ず誰かと結婚する人とわかります。
福徳宮にある生年化忌が付いた天機星(男性の星)がご本人です。
【結婚後】夫婦関係と育児で苦労あり
結婚後ですが、苦労はありそうです。
まず、夫妻宮に自化Dがあります。
結婚後は、お仕事に注力することが難しくなりそうです。
官禄宮に主星がなく、向かいの自化Dの影響を受けてしまいます。
お子さんのことでも苦労があるでしょう。自化Dは子女宮にもあります。
しかしながら、子女宮には「文昌星・文曲星」が入っています。
大きな意味を持つ宮と言えます。
おそらく30代で自分の家を持つことになるでしょう。
それは、 奥様の実家を継ぐ意味も含まれます。
【紫微斗数】恋愛と男女の相性
【女性の結婚運】こちらも必ず結婚する人
次に現在お付き合いしている女性の命盤を観察してみます。
福徳宮に生年化科です。
気持ちが優しく、強い自己主張はしません。
行動も、相手に合わせることが多いでしょう。
断ることが苦手で、キリッとした自己管理は不得意です。
夫妻宮からの三方四正を観察してみます。
向かいの官禄宮にある生年化忌が付く天同星(男性の星)が将来の旦那さんです。
この女性も、誰かしらと必ず結婚する人です。
【結婚後】夫や家事より仕事に没頭する…
官禄宮からわかること。気に入った仕事に出会ったら没頭します。
男性に命盤とは逆に夫妻宮に主星がありません。
今現在、男性にぞっこんだったとしても、興味関心の強い仕事に出会うと、男性よりも仕事を優先する人に変わります。
このことは、男性の側ではあらかじめ知っておいた方が良いでしょう。
対人関係は苦手で、営業などの仕事は向かないはずです。
知人友人と衝突が起こりやすい人です。
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【紫微斗数】恋愛と男女の相性「2人の縁の深さ」
命盤をパッと見て縁の深さに驚かされます。
男性の「夫妻宮」には天梁星があり、その星は女性の「遷移宮」に入っています。
女性の命盤にある太陰星は、女性のお母さんである可能性が高いです。
夫との関係は良好で、一緒に家を支えそうです。
男性は、彼女に実家で暮らすことになるかもしれません。
女性の命盤の「遷移宮」には、生年化禄が付いた太陽星という男性の星があります。
男性の命宮にある主星は太陽星です。
やっぱり縁が深いですね。
出会うことは運命的に決まっていたようです。
「遷移宮」の太陽星はおそらく女性のお父様だと思われます。
女性の「官禄宮」にある天同星は、男性の命盤の「夫妻宮」にあります。
【紫微斗数】結婚後を読み解く
【男性の結婚後】奥さまの家を継ぐ
結婚までさまざまな逡巡があっても、これほどの縁の深さからゴールインの可能性が高そうです。
「結婚後の生活は?」残念ですが安泰とは言えません。
前述の通り、男性の「夫妻宮」と「子女宮」に自化Dがあります。
串聯していますが、夫婦生活とお子様のことで苦労することがわかります。
「疾厄宮」を観察しても、男性の内面はとても優しいです。
そこにある貪狼星は、義理のお父さんとも読めます。
貪狼星には生年化禄が付いています。
化禄は化忌に行きます。義理のお父さんの持ち物はご相談者の所有物になります。
32歳の大限田宅宮は、本遷移宮に該当し、そこには生年化権があります。
やっぱり、結婚したら奥さまの家を継ぐとみて間違いなさそうです。
【男性の結婚後】仕事より家事と育児に追われる
「官禄宮」に主星がありません。
本来は、外でバリバリの「バリ」くらいは仕事をしたい人です。
それなのに主星がないのはなぜでしょうか?
結婚後、家のことで精一杯で仕事は二の次になりやすい運命の人だからでしょう。
その証拠に「田宅宮」には、自化Cがあります。
奥さんは、家事にはあまり関心が持てない人かもしれません。
そうなると、ご主人が家事育児に注力する必要が発生してきます。
本遷移宮の生年化権は、男性のややせっかちな面も表します。
このお二人の関係は、リードするのは男性ですが、結婚後は奥様に対してイライラすることが起こりやすそうです。
【女性はハッピー】夫と母親は仲良し!
「福徳宮」に生年化科があります。
これも前述の通り、心根は優しい人ですが、全体的にテキパキした感じはありません。
男性からすると、「もうちょっとちゃんとしろよ」と言いたくなる人です。
太陰星は女性の星で、生年化科が付いています。
お母さんかもしれません。男性からすると義理のお母さんです。
隣の「田宅宮」の貪狼星は、結婚すれば相談者の男性の星になるでしょう。
串聯しています。
旦那さんと女性のお母さんとの関係は良好になりそうです。
Aが繋がっていますから、財産の共有も考えられます。
この結婚は金銭財産の面では男性にとって吉です。
「遷移宮」の生年化禄付きの太陽星は、女性のお父さんでしょう。
化禄は化忌に行きますから、女性の命盤からも、男性は義理のお父さんから相続を引き継ぐことが読み取れます。
ここまで見てわかることは、相談者様は女性の家督相続する可能性が高いということです。
そのことは、男性の命盤にも、さらに女性の命盤にも出ているので、これはもう鉄板と言って良いでしょう。
【女性の結婚後】家事・夫より仕事に没頭
結婚後のことで一つ難点をあげますと、女性は夫婦生活よりお仕事優先になりやすい人です。
それをご相談者様にお話ししますと、「ちょっと信じられない」という反応でした。
しかし、
- 「夫妻宮」に主星が無い
- 「官禄宮」に主星が2つと生年化忌
- 「夫妻宮」から「官禄宮」に向心力B
これだけでも、読みが的中する可能性が高いです。
「あまり仕事熱心でないので、仕事に意識が向くとは思えない」
とお答えになりましたが、「官禄宮」に生年化忌が入る人は、関心がない仕事には全く力を発揮しません。
その代わり、ひとたび関心を持つとすさまじい(?)集中力を発揮します。
男性の命盤とは反対に、女性の命盤「夫妻宮」には主星がないのです。
将来、ピッタリ合う仕事と出会ったら、家庭よりも仕事になりそうです。
向心力Bが向かっているので、旦那様も協力的にいろいろアドバイスするでしょうが、夢中になったらあまり意見を聞き入れません(^_^)。
【結婚の相性】結婚する運命と結論は
さて、以上の展開を紐解くと、先ほどの男性の命盤、「夫妻宮」と「子女宮」にある自化Dの意味が見えてきます。
家のことと育児の面で苦労するのは主に男性ということです。
ただし、女性がピンポイントで強く関心が持てる仕事に出会えないかもしれません。
その場合はどうなるでしょうか?
育児に注力してくれる可能性もあります。
その場合には、好きなようにやってもらって男性の方はあまり口出しをしないことが円満のコツです。
そろそろまとめます。
結婚生活で、不平不満を持ちやすいのは男性の方です。
男性の「福徳宮」に生年化忌があります。
人生全方位にわたってこだわりが出やすく、気になってしまいます。
これが生年化禄だったら、あまりストレスを溜めないので良かったのですが…。
女性の方は、精神的にゆるゆるしたところがありますので、それほど不平不満がたまりません。
ご両人とも離婚の象意はゼロではありませんが、もし役所から離婚届を持ち帰るなら、それは男性の方からでしょう。
主に金銭面では男性がラッキーです。
全体的に「この結婚大正解!」は女性の方です。
縁の深さは100点満点!
- 男性の方が不満を感じやすい(奥さまの生活傾向に対して)
- 性格をあらかじめ理解して結婚すれば大丈夫!
- 奥様には不満があっても、義父母との関係は良好
- 財産などが得られ、生活面は安泰
- しかし、男性の金銭欲は強くない
- 本当は社会に出て一旗あげたい人
- 結婚後は、思う存分の仕事はできなくなる
- 子女宮に文昌星・文曲星⇒育児が宿命
- ご相談者の男性ですが、四柱推命でも「義理親と縁が深い」となる
以上のことを含めてご決断くださいとお話しさせていただきました。
必ず連絡をくださる方なので、結論を待ちます。
私なら?「ゴー」ですね。
お二人の間は見えない糸で結ばれているようです。
もしお別れしても、男性の方が心配で忘れられないでしょう。
自立力がある女性でない(失礼ですみません)ことと、やっぱり縁の深さが大きいですね。
★過去記事もどうぞよろしく!
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