宜保愛子さんや江原啓之さんがテレビによく出ていた頃、「こういう霊能者さんにみてもらいたい」と思った人は多いはずです。
しかし、残念ながらホンモノのに出会うのは至難の業のようで…。
私も興味本位から、若い頃にホンモノを探してみました。
- 「この霊能者はホンモノ?」守護霊が一致しない!?
- 「この霊能者はホンモノ?」タロットカードの登場!神社を紹介された
- 「この霊能者はホンモノ?」霊能者として開業した理由
- 「この霊能者はホンモノ?」占いジプシーにはならないで!
「この霊能者はホンモノ?」守護霊が一致しない!?
私は必ず、
「ボクの守護霊は誰ですか?」
と尋ねることにしています。
これまでみてもらった霊能者の皆さんが、それぞれ違うことを言うので楽しくなったからです。
言われたことを書いてみますと、
- 「江戸時代の男性の先祖が守護霊。そしてあなたの前世は女性。角館で旅館の女将をしていた。」
- 「結婚していない人には守護霊はいません。だからあなたにはいません!」
- 「16人の先祖があなたの守護霊です」
- 「男性ですね。先祖でしょう。それ以上はわかりません。」⇒3人に言われた
4以外はバラバラでした。
4が人数も多くて信憑性が高いです。と言いたいところですが、無難な答え方だと言えます。
私が、もし「一日消防署長」のように「一日インチキ霊能者をやってみろ」と言われても、おそらく4を言うと思います。だから信じ切るわけにはいきません。
あまりのバラバラぶりに、この中には確実にインチキがいることがわかります。
インチキが言い過ぎなら、誤診ですね。
「あなたの守護霊は江戸時代の先祖の男性」
1人の霊能者?に鑑定してもらった体験談を書きます。
鑑定部屋に入ると、物々しい人形や西洋風のミステリアスな小道具が並んでいます。
霊能者は、黒いマントのようなものを身にまとっています。上の絵とは少しイメージが違いますが。
少し痩せ気味で、服装以外はふつうの人といった雰囲気です。
(こんなに部屋を飾ったり、それらしい服装などしなくても良いのに…)が私の第一印象でした。
服装や雰囲気よりも、当たることが大切なのですから。
私の背後にいる守護霊と会話をしている!?
鑑定中、私の肩や頭の上を見ながら話します。
時々私と目を合わせますが、すぐにそらして肩の上に視線を移します。
なかなか妙でしたよ。
理由を尋ねると、
「あなたの肩や背後にいる守護霊と対話しながら私と会話しているのだ」
と答えました。
本当ならスゴいのですが、やましいことがあれば目を見たくない、という人間の本能を思い出しました。
もし、その人がインチキだったら、目を見ないで話すのは気持ちが楽だったと言えましょう。
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「この霊能者はホンモノ?」タロットカードの登場!神社を紹介された
タロットカードでの鑑定が始まった
そして、おもむろにタロットを取り出しました。
(え?守護霊と会話できるならタロットは不要でしょ?)
と思ったのですが、そこは流れにまかせました。
「あなたは、自分が行きたい世界を持っている。そこに行きたくて仕方がない。でも、そこに行けなくて苦しんでいますね。」
それは確かに正解でした。
でも、それって全員正解!のレベルです(^_^)。
理想の自分を100パーセント実現できているなんて思っている人はいません。
だから、誰だって「自分が行きたい世界を持っている」はずです。
何だか当たり前のことを真剣な顔で言ってくるのです。
さて、私もカードを見ましたし、説明もしてくれました。
当時の私はタロットカードにそれほど詳しくなかったのですが、それでもカードが語ることはその象意だったと思います。
「どうしたら行きたい世界に行けるのでしょう?」と尋ねると、
神社を紹介された
長くなるので要点を箇条書きにまとめます。
- 効果のある強い神社にご祈祷してもらうと良い。おすすめの神社がある。
- 他県にあって遠いのでご自身ではなかなか行けないだろう。
- 代わりに祈祷の依頼をする。
- 後日、神社から自宅にお札が郵送されてくる。
- そのお札を1年間お家に祀ってください。
以上のことを実践すれば、希望に近づくことができるということでした。
値段は記憶では15,000円くらいでした。
当時の私は独身で、金銭的に多少の余裕があったのでお願いしてみることにしました。何となく違和感は感じましたが、目的はあくまで探訪です。
「可能性は極めて低いがもし、もし、、もしかしてホンモノに会えたなら…」という半分は社会勉強?のつもりでした。
自宅に後日お札は届き、指示通りに部屋にお祀りしました。外見はふつうのお札でした。
その神社さんは、「この店から、不思議とよく依頼が来るもんだ」と思っていたかもしれません。
効果ですか?ご想像におまかせします(笑)。
「この霊能者はホンモノ?」霊能者として開業した理由
私は鑑定の内容よりも、その人の人生に興味を覚えました。
「どうして霊能者になったのですか?」
これも長くなるので要点を箇条書きにまとめます。
- 幼少期から近所では有名な何でも見える子どもだった。
- あまりに的中するので、周囲の人から気味が悪いと言われることもあった。
- 成人してサラリーマンになったが、自分の力を活かして人助けをした方が性に合っているのでは?と直感的に思った。
ということでした。
よく耳にする展開ですこと…。
「この霊能者はホンモノ?」占いジプシーにはならないで!
占い依存症になった女子高生の噂
数年後、ある噂が伝わってきました。
恋に悩んだ一人の女子高生が毎週その店に通いつめて学校で噂になっている…と。
ちなみに私の場合は鑑定料8,000円(記憶の範囲ですが)。
高校生には割引料金があったとしても毎週5,000円で通ったら、そうとうな金額になったはずです。
友人は心配するでしょうし、親は深刻に悩むでしょうね。
人生に悩んで迷っている人に陥りがちなのは「占い依存症」です。
占い師に相談してからでないと、不安で何も行動できないという心の状態になることですね。
最後は自分で決めるという意志がないと、占いに頼るのは危険だと思います。
占いはあくまでも参考にすべきです。
最後に決断を下すのは…
最後の決断はやはり自分です。
占い師にできるのは、人生の予測地図を渡すことです。
弱り切った心を治すのは、心療内科かカウンセリングが適切と思います。
占いでその場は助かったとしても、弱すぎる心のままでは、すぐに次の壁にぶち当たります。
それを何度も繰り返し、その度に占い料金を支払っていたのでは、違う意味で人生が壊れます。
「占いジプシー」という言葉もあります。
これはお金を稼ぎたい占い師にとっては「良いカモ」でしょうね。
もっと当たる占い師が存在するのでは?と新しい占い師をジプシーのように探し回る人のことです。
そうなると依存症のらせん階段にハマってしまったようなものです。お金と時間がいくらあっても足りません。
また、噂のレベルですから軽々しいことは書けませんが、良識ある占い師だったら、「そんなに何度も来なくてもいいですよ」と言うはずです。
人助けが占い師の使命ですから。
さらに、もし本当に霊魂が見えるのなら、悪い生き方はできないはずです。守護霊様は全てをお見通しのはずですから。
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霊視を金儲けに使ったら…
霊視を商売にした途端に、強力だったはずの霊能力が急速に低下してしまった、という話も聞いたことがあります。
結論としての私見を書きますと、
- 効果ありの高価なアイテムを勧めてくる人は、要注意。
- タロットを併用するのは霊能力が万全でないから?
- 服装は良識の範囲内で十分。おどろおどろしいのは、わざとくさい。
と感じました。
初めての霊能者探訪でしたので、ある意味社会勉強をさせてもらった気分でした。
「結婚していない人には守護霊はいません!だからあなたにはいません!」の人もいずれ書いてみたいと思っています。
あの人は、なかなか強烈でした…。
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