「運命鑑定を受けて落ち込んでしまったので見てもらえますか?」と言う人が多く訪れます。私自身も、ストレートにお伝えしてガッカリさせてしまった経験が何度かあります。
占い師の立場からすると、的中率100%と言いたい気持ちはよくわかります。しかし、人間は運命だけで生きていません。つまり、人生と運命は変えられる!のです。
- 四柱命式(運命)は平等でない!貧命・賤命もある
- 四柱命式(運命)が人生の全てではない!
- 人間とは元来崇高なもの
- 命式は運命の本流「何もしなければ流される」
- 占い否定論者は、その生き方を貫くべき
- 押し寄せる悩みごとや不幸の意味とは
- 【結論】四柱命式が人生(運命)の全てではない
四柱命式(運命)は平等でない!貧命・賤命もある
四柱推命はかなりの確率で的中しますが、それでも命式だけにこだわるのも間違っています。
たしかに、四柱命式は生まれ持った宿命と運命を示してくれます。
そして、貧命や賤命と呼ばれる命式が存在するのも確かです。
生まれながらに苦労しやすく、幸せになりにくい命式のことです。
世の中に跋扈する平等主義に疑問を感じている私は、「命式に良い悪いはない」の論には賛成しません。
なぜなら、明らかに苦労が多い四柱命式や紫微斗数命盤を多数目にしているからです。
ちなみに、平等と公平は違います。
何事も努力した人は報われるべきで、怠けて依存してばかりの人は、それなりの人生になっても仕方がないと思っています。
そこを無理に平等にしようとすると、不公平が生まれます。それを私は「逆平等」と呼んでいます。
頑張った人が、頑張っていない人と同じ評価を受けるのは、いわゆる「逆差別」です。
だから、小学校の運動会で、順位を付けない風潮は愚策だと思っています。
頑張った人は讃えられて当たり前。運動が苦手な子は、それ以外の才能を見つけて伸ばしてあげるのが正しい教育ではないでしょうか?
今の世の中、努力も苦労もしないのに、自己都合の要求ばかりする人が少なくないのは残念なことです。
話が逸れました。

四柱命式(運命)が人生の全てではない!
断言しますが、四柱推命からの鑑定結果が人生の全てではありません。
命式だけでは推し量ることのできないものも存在するからです。
実際、この世の中には運命を変える要因がいくつも転がっています。例えば、
- 生まれた環境
- 親や先生から何を教わったこと
- 出会って構築してきた人間関係(友人など)
- 考えるキッカケ(読書など)
- その人の志(こころざし)
四柱命式が悪くても(宿命にハンデがあっても)、立派な教育を受けて、強い志を持ちながら、日々、精進していたらどうでしょう。
命式が良い人より、苦労が多いかもしれません。しかしいつの日か、大成する可能性を十分秘めているはずです。
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人間とは元来崇高なもの
上に書いた5項目は、すでに四柱命式の中に出ているのではないかと思われるかもしれません。
しかし、元来崇高な存在である人間は、四柱命式だけで決定されるほど、安っぽいものではありません。
失敗を世間への八つ当たりの材料にして終わるか、あるいは、自身の反省の糧にするかで、その後の人生は全然違ったものになるのは言うまでもないでしょう。
たった八字しかない四柱命式だけで、人間の運命を決めつけるのは無理があります。
運命至上主義には走らないことが肝要です。
「努力は天才を超える」は、阿部一二三選手の座右の銘ですが、同じことだと思います。
「努力は運命を超えることもある」です。
命式は運命の本流「何もしなければ流される」
ただ、世の中には、命式の指し示す通りの人生を、抗うことなく歩み続けて、流されるまま不幸に陥っている人が多いのも事実です。

四柱推命学を学ぶ者は、そういう人に対して、「今はそっちには行かない方がいいよ」など、適切な助言をしてあげるのが務めではないかと思います。
「そのまま流されたら命式が示す通りの人生になっちゃうよ。ここは一度こっちに進んだ方がいいですよ」みたいに。

占い否定論者は、その生き方を貫くべき
私の友人にもたくさんいます。「占いなんて信じない!迷信だろ、そんなの」。
私はあえて否定しません。笑って返すだけです。
また、「人生は自分で切り開くもので、占いなどに頼る必要ない」「占いなんて弱い人間がすること」などと、豪語する友人もいます。
それに対して、「もっと運命に謙虚になるべきだよ」などと、つまらぬ助言などしません。もちろん、ムキになって反論したこともありません。
そんな必要はないからです。そういう人は、その生き方でよいのです。
彼らは、見えない壁に頭をぶつけるなど、たくさん苦労しながらも力強く人生を歩んでいます。それはそれで、とても立派な生き方だと思います。
押し寄せる悩みごとや不幸の意味とは
ここで、達観したようなことを書きますと、自分に起こるすべての不幸や悩みごとは、人生の宿題みたいなものかもしれません。
つまり、四柱命式や紫微斗数命盤には、人生の宿題がたくさん書いてあるわけです。
そこから逃げ回っても、根幹を解決しない限り、条件が整えば、再び同じ悩みや不幸ごとがやってくるようです。
いささか宗教っぽいことを書きますが、悩みごとというのは、本来の人間の生き方に戻させようとする天の計らいなのだと思います。
※私自身は、神社の神様や仏様への信仰心は、一般の人より強いと思っています。
苦労や悩みごとが、自分の良心を高い次元に発露させるためにあるものなら、どんな苦しみがあったとしても、耐えられないような大きな悩みや不幸ごとはやってこないと言い切れるかもしれません。
【結論】四柱命式が人生(運命)の全てではない
- 四柱命式(先天運命)が悪くても、幸せな人生を歩む人はいる
- 人生を好転させるキッカケは世の中にたくさんある
- 運命に抵抗しなければ命式通りの人生になる
- 耐えられない悩みや不幸ごとはやってこない
- 四柱命式や紫微斗数命盤に示されるものは人生の宿題
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★過去記事もどうぞよろしく!
参考:ファッション、ビューティ、ライフスタイルなどの女性向け最新トレンド情報Webマガジン|GLAM(グラム)
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