紫微斗数命盤にあらわれる陰煞(いんさつ)星。
「煞」を「殺」と表記することもあり、文字通り良い意味はありません。
「邪魔」「陰険」を意味する星で、主に対人運に悪影響を及ぼします。
嫉妬やいじめにも繋がりやすい要注意の星です。
【紫微斗数】恐ろしげな文字「陰煞星」
「陰煞星」についてさらっと書きます。
遷移宮にあると「陰湿に邪魔をする星」として対人運要注意としてみます。
陰口や陰湿なイジメに遭いやすい人は遷移宮を見てみるとよいでしょう。
人格の低い人から妬まれやすい象意もあります。
目に見えるストレートな攻撃より、ある意味タチが悪いかもしれません。
命宮にあると、自分の性格がやや陰湿に傾きやすくなるようです。
ただ、この星だけで「〇〇だ」と言い切るのは早計です。
- 吉星が解毒してくれる
- 凶星が悪意を強化する
などの場合があります。命盤全体を俯瞰することが不可欠です。
さて、信じない人にとっては笑止千万かもしれませんが、田宅宮に陰煞星があると「霊などの悪い影響を受けやすい」とする説があります。
宮の状態が悪ければ霊障もありえると言われます。
天巫星と同じ宮に入ると「霊的感性がある」とも。
さて、私の田宅宮です。
天巫星・陰煞(殺)星が同宮しています。
「霊的感性あり」の配置です。
そういえば、昔から不思議なものを見たり、声を聞いたりしたものでした。
一番印象が強かったのは亡くなって日が浅い(49日以内)友人が夢に出てきて、驚いて目を覚ますと私の横にいたことです。
これはかなり驚きました。
それから、小学4年の頃、私は肺炎で3週間くらい入院しました。
今の医療では、肺炎で3週間入院するなどよほど重症でない限りありえないことでしょうけど。
そして毎日、4本ぐらい注射を打たれていました。注射の本数も時代を反映していますね。
それはさておき、入院中のある夜、そろばん塾で仲良くしている友人が夢に出てきました。
お互いに何かを話したのですが、目が覚めた時には会話の内容はすっかり忘れていました。
でも、彼が笑顔だったことは記憶にあります。
学校ではなく、そろばん塾の友人が夢に出てきたことが意外で、私はその夢を忘れることはありませんでした。
12月になって、私は退院しました。
そして友人から、「お前が入院している間に〇〇が死んじゃった」と聞いたのです。
40℃を超える熱が出て脱水症になったらしいです。
その時、すぐ思い出したのは夢の記憶です。
「お別れの挨拶に来てくれた」
あの時も、そして今でもそう思っています。
私は肺炎で入院しましたが、熱のため「体がだるいな辛いな」と思っていたのはわずか数日間でした。
体が楽になってからは暇を持て余して病院内を歩き回っていました。
看護師さんにも、入院中のおばちゃん達にも時々注意されていました。
「こんなに元気なのに、どうして退院させてくれないんだ」
という不満を私は心の中に抱いていました。
しかし、友人が亡くなった事実を聞いて、入院してよかったのかもと思い直しました。
もう40年以上前の話です。
あの世というものがあるなら、きっと彼は天国で幸せに暮らしていることでしょう。
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【断易(五行易)】家に霊がいる?
さて、話を戻します。
「陰煞星が田宅宮にあると、家に霊的な影響がありやすい」
これもよく言われることです。
つまり、家の中に霊的なものが入りやすいということです。
これは私でもやっぱり嫌なことです。
霊能者に見てもらうという手がありますが、本物は本当に少ないのです。
こういう時、とても便利なのは断易(五行易)です。
易といっても、街中で時々見かける易者さんは、ほぼ間違いなく周易の使い手です。
断易と周易は「易」の文字を用いますが、同じものではありません。
吉と凶、いつどんな変化が訪れるか、などは断易がハッキリわかります。
鑑定にはデジタルな思考が必要で、鑑定結果もズバッと吉凶がわかります。
四柱推命と共通する事項が多く、学びを深めればこんなに便利なものはないと思います。
まるでドラえもんの道具のように。
さて、霊障などは「官鬼」の状態で探ります。
3年前、私は断易を立ててみました。
「今の家に霊はいるか?」
官鬼が剋され、答えは「ノー」でした。
どうやら今の家に霊的な悪いものはいないようです。
大変便利なものなので、存在を知っておくと何かの役に立つ時が来るかもしれませんよ。
断易(五行易)といいます。
右に行くべきか左にするか迷った時、絶大な力を発揮してくれます。
入門書としてお勧めします。
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