「私の先生はスゴいんです。江原さんと同等の力を持っています。何でもズバリ言い当てるんです。」
当時はまさに「エハラーブーム」の真っ只中。
好奇心旺盛だった私です。もちろん、鑑定してもらいました。
江原さんと同等?の大先生の実体験を書きます。
※2021年3月に書いた記事を加筆訂正しました。
- 【江原さんを探しに】見ただけで「ズバリ」なら会ってみたい
- 【江原さんを探しに】鑑定の日がやってきて
- 【江原さんを探しに】霊視鑑定が始まった!
- 【江原さんを探しに】え?姓名判断?
- 【江原さんを探しに】「私の守護霊は誰ですか?」
- 【江原さんを探しに】沈黙が続き…
- 【江原さんを探しに】「ありがとうございました」
- 【江原さんを探しに】記憶をたどって
- 【あとがき】今日も江原さんはいなかった…
もう20年くらい前の古い話です。
私は、札幌市内のある温泉銭湯でマッサージを受けていました。
マッサージをしてくれた人は、大きな石の腕輪をしていました。
私「その腕輪の石、大きくて立派ですね」
M(マッサージ)さん「私が信じているある先生から買ったんです」
私「どういう先生ですか?」
Mさん「その先生スゴいんですよ。見ただけで何でもズバリ言い当てるんです。まるで江原さんみたいです」
私「それは興味ありますね」
Mさん「この石も2代目なんです。1代目は、2階のベランダから地面に落として割ってしまったんです」
私「いくらしたんですか?」
Mさん「3万円です」
私「それは、もったいなかったですね」
Mさん「いいえ、よかったんです。先生は言いました。『あなたの身代わりになってくれたのよ。割れて助かったのよ』と」
【江原さんを探しに】見ただけで「ズバリ」なら会ってみたい
私「そんなに見える人なんですか」
Mさん「見えます。何でもハッキリ言い当てます」
私はガゼン興味が湧いてきました。
Mさん「江原さんみたいな感じです。あるいはそれ以上に」
私「ボクも見てもらうことはできますか?」
Mさん「月に数回来るのでその時に会えますよ。いつも予約でいっぱいです」
私「ぜひ会ってみたいなあ」
という経緯で先生とお会いすることに決まりました。
場所はMさんの自宅でした。
それからやく1か月後、霊能者の先生から鑑定を受ける日がやってきました。
【江原さんを探しに】鑑定の日がやってきて
30分くらい待った後、私の番になりました。
和室の前に立ち、襖を開けました。
その日は私で5人目と聞いていました。なかなかの繁盛ですね。
襖を開けると、先生は鋭いまなざしでジッと私を見ています。
見ていると言うか半分睨んでいる感じです。
(うわっ、怖そう…)
私を観察している。そんな感じでした。
その目の奥は、「私は何でもお見通しよ」と言っているようでした。
【江原さんを探しに】霊視鑑定が始まった!
鑑定が始まりました。
この後は、記憶をたどって、できるだけ詳細に書きたいと思います。
先生「そこに座りなさい」
私は言われるままに座りました。先生と私は向かい合わせです。
先生「で、相談はしたいことは?何を聞きたいの?」
私(うわ、何だかエラそー)
もちろん、初対面です。
「人としての接し方が違うだろ…」と内心で思いました。
すると、ムクムク起き上がってきたのは、反発心というヤツでした。
(そういえば何でも見えると言っていた…。何が見えるのか少し様子を見てみよう)
私が考えたのは、多弁にならない(=ヒントを一切与えない)ことでした。
だって、何でもお見通しなのですから。
(見えるのだからあまり喋らなくてもいいよね)
とへそ曲がりなことを考え始めました。
私の実感として、そのくらい第一印象が悪かったのです。
「イエス」と「ノー」で答えられるような簡単な質問なんかするもんか!
私「結婚する相手がいます。その人はどんな人ですか?それから私の人生を見ていただきたいと思ってきました。先生は、何でも見えると伺いましたので」
事実、数か月後に結婚することが決まっていました。
私の最大の関心は「ホンモノの霊能者に会うこと」でした。
だから、相談内容はオマケみたいなものでした。(申し訳ありません)
私は言葉を待ちました。
「その人は◇◇な人で〇〇なところがある」
という具体的な説明を期待しました。
ですが、沈黙の後、始まったのは質問でした。
「どこの人?」「どこで出会ったの?」「お仕事は?」
(あれ?見えるなら聞かなくてもいいのでは…)
細かい部分は見えないのか…。
と感じた私は、質問に答えました。
「どうですかね先生。結婚相手として、何か感じますか?」
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【江原さんを探しに】え?姓名判断?
「よさそうだね。その人の名前書いてみなさい」
※あくまで命令口調(^_^)
先生は、メモ用紙を取り出しました。
私は指示されるままに、彼女のフルネームを書きました。
口数が少ない私に対して、苦戦している。そんな気配を私は感じていました。
だから、「苦しまぎれの姓名判断かな…」と思いました。
先生は、私が書いた文字をじっと見ています。
「上手な字ね」
ちなみに私の文字は上手と言われたことがありません。
先生「いい名前ね。この人は大丈夫よ。いい人よ」
私(どんなふうに「いい人」なのか説明してくれないかな?)
私「先生、文字でわかるんですか?」
先生「うん、見えるよ。姓名判断的にもこれはいい名前よ。」
どこをどう逆立ちしても、彼女の名前が姓名判断的によくないことを私は知っていました。
どの流派で鑑定しても、その名前はペケなのです。
(なんだか適当なこと言ってるな…)
ちなみに、「天格」や「人格」などの説明は一切ありませんでした。
そういった理論を超越して見えたのかも!?
名付けて「理論超越派姓名判断」?
【江原さんを探しに】「私の守護霊は誰ですか?」
その後、いくつか質問しました。
回答のピントがことごとく外れるため、私はあきらめて話題を変えました。
私「ところで、私の守護霊は誰ですか?」
先生「いません!」⇒なぜか、急に強い口調
私「えっ?いないんですか?」
これまでお会いした霊能者の方々は、「あなたの守護霊は〇〇です」と全員が教えてくれました。
気になるのは、肝心の〇〇が皆さんそれぞれ異なるのですが…。
先生「結婚していない人に守護霊は付きません!」
私(これは新説だ。初めて聞いた説だ)「え!?いないんですか?」
先生「いません(キッパリ)。守護霊は、結婚してから付くものです」
私「そうですか」
新説?:守護霊は結婚してから付く。つまり独身者に守護霊はいない。
【江原さんを探しに】沈黙が続き…
思えば私も悪かったのかもしれません。
悩みを強く感じていたら、もしかしたら見えたのかも…。
迷いの強い念が伝わるのなら…。
悩みがない相手の相談は見えない?
霊能者は、悩みの念が伝わらないと見えないのかな?
いえ、そんなことはないはずです。
力のあるホンモノの霊能者なら、ちゃんと見えるはず。
例えば、
- 来年、家を建てもよいですか?
- 娘が結婚するんですが、この相手でよいですか?
- 転職してもよいですか?
こういう質問なら、「YES・NO」で答えることができます。
それに比べて、私の質問は厄介だったかもしれません。
- 彼女の性格は?
- 私との相性は?
- 私の人生の傾向は?
これだと「イエス」「ノー」と単純にはいきません。
もしホンモノの霊能者でないなら、私はめんどくさい相談者だったと思います。
料金は、1時間1万円でした。
しかし、私は途中で、「もういいや」と思ってしまいました。
結局、15分(20分だったかも)程度で引き上げることにしました。
【江原さんを探しに】「ありがとうございました」
いつもの私なら、「お金がもったいないから時間いっぱい話をしよう」と考えたに違いありません。
しかし、この日に限ってそんな気分になれませんでした。
なぜか「早く帰りたい」と思ってしまったのです。
もったいないことをしました。
最後に質問しました。
私「先生の方で私に何か感じることはないですか?」
先生「特に悪いものは憑いてません。これまで通りやって行けばいいです」
私「そうですか。今日はありがとうございました」
「ありがとうございました」と言った時、先生は何となくホッとした顔したのでした。
もうお疲れだったのかもしれません。
あるいは、「厄介な客が終わった…」と思ったのかもしれません。
もっと答えやすい質問にするべきだったかな…。
いや、そんなサービス精神は必要ないだろ…。
などと考えながら帰宅しました。
【江原さんを探しに】記憶をたどって
「お守りを見せてごらん」
数年前に書いた記事ですが、大事なこと?を書き忘れていました。
鑑定が終わった後に、
「お守りは持っている?」と聞かれたのでした。
「はい、持っています」とカード式のお守りを財布から出して先生に見せました。
先生「そんなの全然効き目ない」
私「カード式ではダメですか?」
先生「そんなんじゃない。その神社のお守りは効かないよ」
札幌の有名な神社のお守りでした。匿名にしておきます。
私「ここの神社のお守りは効かないんですか?」
先生「ダメ、全然ダメ。そんなお守りで効き目があるなんて思っちゃダメ」
私「では、〇〇神社なら」
先生「あそこも全然ダメ」
そう言って私の言葉を待っている感じが…。
「何が効くんですか?」の質問を待っている…、私はピンと来ました。
石のブレスレットの話に繋げたいのだな。
話を聞く気力が、私から完全に消え去りました。
唐突に「今日はありがとうございました」と私は頭を下げました。
結局、石のブレスレットの話は出ませんでした。
そういえば、名刺もいただきました。
名前ですか?覚えていますよ。
灰皿に吸い殻の山が
先生は、とにかく煙草をスパスパ吸いました。
吸い殻ですが灰皿に30本以上、いえ、もっとあったと思います。
まるで山のように。
私は、勝手に妄想しました。(違っていたらスミマセン)
- 見えるフリはストレスが溜まるんだろうな…
- 煙草でも吸わないとやってられないんだろうな…
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【あとがき】今日も江原さんはいなかった…
「何でもわかる(見える)」とエラそげに語る占い師はたま~にいます。
私に言わせれば、
「あなたが知っているのは占いだけ。人生のすべてを知っているわけじゃないでしょ?」
いや、占いだって怪しいかも…。そういう人は、往々にして他の占い師を見下します。
私はエラそうにする人を見ると、チョットだけ歯向かいたくなるのです。
実際に口にはしませんが、こんなことを言いたくなります。
- 会社の営業ができますか?上から目線では売れませんよ?
- 結婚の経験は?結婚生活の修羅場を知っていますか?
- 子育ての経験は?その大変さを知っていますか?
ちなみに私、性格は悪くないです…。(これは他者が決めることですが)
ただ、エラそげな態度が嫌いなのです。
あ、自分も気をつけないと!
最後になりますが、私は死後の世界はあると考えています。
当然、力のある霊能者の存在も。
それらしい人と話したこともあります。鑑定したことも。
見えても、時々、不安になると言っていました。
ハッキリ見えないこともあるからと。
それに比べて、四柱命式や紫微斗数命盤はハッキリ見えるため、確かめたくなるみたいです。
こうも言っていました。「いつでも見えるわけではありません」と。
また、「見えにくい人もいる。私は全能ではありません」とも。
最近、知人から「旅先の宿などで使っています」と紹介された物があります。
重苦しく暗い空間に効き目ありらしいです。
私はまだ試していませんが、興味があったらご覧ください。
過去記事もどうぞごひいきに。
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