はっぴーをパワーあっぷするブログ

四柱推命・紫微斗数・奇門遁甲を中心にいろいろなことを書き綴ります

【江原さんを探しに】上から目線の見えていない霊能者のお話

もう10年以上前の話で恐縮です。

温泉銭湯に行った時です。私は、足裏マッサージを受けていました。

マッサージをしてくれた人は、大きな石の腕輪をしていました。

私、「その腕輪の石、スゴいですね」

Mさん、「私が信じている先生から買ったのです」

Mさんというのは、マッサージさんの「M」です。以下、それで統一します。

私、「どういう先生ですか?」

Mさん、「その先生スゴいんです。江原さんみたいな感じでなんでもズバズバ言い当ててくれるんです。」

「この石も効果があって2代目なんです。

1代目は、2階のベランダで洗濯物を取り入れている時に腕からすっと外れて地面に落ちて割れたんです。

不吉に思ったので、すぐ先生に電話をしました。

すると、『あなた良かったわよ。あなたの身代わりになってくれたのよ』と言いました。

とにかくすごい先生なんです。その先生から買った腕輪です。」

私、「いくらしたんですか?」

Mさん、「3万円です」

(うわ、た、高い…)

私はすごく興味を持ちました。

今日の記事は、江原さんみたいな?大先生の実体験を書きます。

 

 江原さんみたいな人がいるならぜひ会ってみたい 

私、「そんなに見える人なんですか」

Mさん、「見えます何でもズバズバ言い当てます」

私は非常に興味が湧いてきました。

私、「どのくらい見えるんですか?」

Mさん、「江原さんみたいに見えます。あるいはそれ以上に。」

私は、ガゼン興味が沸いてきました。

私、「私も見てもらうことはできますか?」

Mさん、「月に1度、札幌に来るのでその時に会うことができます。いつも予約でいっぱいです。」

私、「ぜひ会ってみたいなあ」

Mさん、「でしたら今度来る時に予約入れるように手配してみましょうか?」

私、「お願いします」

という経緯でその先生とお会いすることに決まりました。

場所はMさんの自宅の2階にある和室ということでした。

それから1ヶ月後ぐらいが経ちました。

ついに霊能者の大先生から鑑定を受ける日がやってきました。(ワクワク)

 

いよいよ北海道の江原さんに鑑定してもらえる!

とうとう私の順番になりました。階段を上がって和室の前に立ち、襖を開けました。

その日は私で5人目と聞いていました。なかなかの繁盛ですね。

襖を開けると、先生は私をジッと見ています。

見ていると言うか半分睨んでいる感じ。

女性霊能者

私をジッとにらんで?いた女性霊能者(目は開いていました)

(うわっ、にらんでる…。まぁ、的中するならにらまれてもいいや)

怖い顔をしながら観察している。そんな感じでした。

その目の奥は、

「私は何でもお見通しよ」

と言っているようでした。

 

江原さんレベルの大先生?いよいよ霊視鑑定が始まった!

鑑定が始まります。

私は、先生が座っている机越しの坐布団に座るように言われました。

先生と私は、向かい合わせに座りました。

先生、「で、相談はしたいことは?何を聞きたいの?」

いきなりの上から目線です。

これは私の悪いクセなんですが上から来られると反発したくなるんです。

(そういえば何でも見えると言っていた…。何が見えるのか少し様子を見てみよう)

私が考えたのは、あまり多弁にならないようにすることでした。

だって、何でもお見通しなんですから。

(見えるんだからあまり喋らなくてもいいよね)

とへそ曲がりなことを考え始めました。そのくらい、私にとって第一印象が悪かったのです。

こっちは客なのに…。

「イエス」と「ノー」で答えられるような簡単な質問はしないぞ…

私、「結婚の相手がいるんですが、その人はどうかなと思いまして。

それに人生全般を見ていただきたいと思ってきました。

先生は、何でもお見通しだと伺いましたので。」


私は言葉を待ちました。もちろん期待を胸に抱きながら。

その人は◇◇な人で〇〇なところがあるけど、とってもいい人よ

という答えを期待しました。

一番知りたいのは、◇◇と〇〇の部分の説明です。

しかし、しばし沈黙が続きました。

「どこの人?」「どこで出会ったの?」「お仕事は?」

などなど質問を受けました。

(あれ見えるんじゃなかったのかな?そんなに詳しく聞かなくてもいいじゃない?)と私は思いました。

「どうですかね先生。結婚相手として。何か感じますか?」

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霊視でなくて姓名判断?「江原さんらしくない…」

「良さそうだけど、、、ちょっとその人の名前書いてみなさい」

と小さな紙をハンドバッグから紙を取り出しました。

(「みなさい」?。なんとまぁ、命令口調で…)

その紙に私は彼女のフルネームを書きました。

私があまりペラペラ喋らないので、「この相談者、ちょっとめんどうかも…」と先生も苦戦している気配を私は何となく感じていました。

(苦し紛れの姓名判断…)

と私は感じました。

紙とペン

紙に名前を書きなさい



先生は、私が書いた文字をじっと見ています。

先生、「上手な字ね」

(文字の上手い下手はどうでもいいんです…)

そして、

先生、「いい名前ね。この人は大丈夫よ。いい人よ。」

(いい人なのはわかるんですが、もう少し説明をしてほしい…)

私、「先生、文字でわかるんですか?」

先生、「うん、見えるよ。姓名判断的にもこれはいい名前よ。」

その頃の私は姓名判断も勉強していました。

ですから、彼女の名前が姓名判断的に良くないことは知っていました。

どの流派で鑑定してもその名前はペケなのです。

(なんだか適当なこと言ってるな…)

 

「私の守護霊は誰ですか?」と”江原さんもどき”に聞いてみると…

次に、「私の守護霊は誰ですか?」と聞きました。

先生は、急に強い口調で「いません!」と言いました。

「えっ?」と私が聞き直すと、

先生、「結婚していない人に守護霊はつかないんです」

(これは新説だ。初めて聞いた説だ)

それまで数人の霊能者という方に鑑定してもらっていた私からすると、そのセリフは初めて聞いたものでした。

私、「え!?いないんですか?」

先生、「いません(キッパリ)。結婚してからつくものです」

否定する根拠を私は持ち合わせていませんから、「あ、そうですか」と答えるだけでした。

 

その後、お互いの沈黙が続き…

何でも見えると言う割には質問してくるだけで何も言ってくれません。

おそらく多くの人が、「イエス」か「ノー」で答えられる質問をしてくるのだと思います。

  • 家を建てるんですが、この時期でよろしいでしょうか?
  • 娘が結婚するんですが、この相手でよろしいでしょうか?
  • 転職を考えているんですが、しない方が良いでしょうか?

こういう質問は「イエス」か「ノー」で答えることができます。

相談を受ける側からすると回答を与えやすい質問と言えます。


それに比べると、私の質問はめんどくさかったと思います。

私の場合は、「結婚オッケーでしょうか?」と聞く前に、

  • どんな人でしょうか?
  • あまり会ったことがないのでいい人か悪い人かまだよくわからないんです。(事実です)
  • 遠方の相手なんです。向こうが「結婚したい」と言ってきています。良い人か悪い人かよりも、どういう人なのか見て欲しいんです。

向こうの親が会って欲しいということでお見合いして、5、6度くらい会っていました。

  • 西日本に在住の人なので、簡単に会うことはできません。
  • きっといい人なんでしょうが、私との相性はどうなのか?
  • 5、6回のデートでは本質は見えないので、それを聞きたくて相談に来ました。

という質問だったので単純に「イエス」「ノー」とはいきません。

相談を受ける人として人からすればなかなか厄介な相手だったと思います。

しかもその時の私は、あえてペラペラ喋りませんので、さらに厄介だったと思います。

料金は、1時間1万円でした。

話は15分ぐらいで終わってしまいました。

15分1万円!おいし過ぎる…。


私が占う場合、一人の鑑定に最低でも3時間予習します。

命盤を作って、読み取って。命式を出して、書き込んで…。
悩みがあることには、原因を探ってみたり。

複雑な運命の人だと3時間を超えることも少なくありません。

今にして思うと、15分1万円で帰って行く客のコスパは最高だったと思います。

ふつうは1時間いっぱい話すところを、私の場合は「もういいや」と自分から切り上げてしまったのですから…。

 

沈黙の時間が流れ…、私「ありがとうございました」

普段の私ならこういう場合は、間を持たせるためにいろいろ話をするんですが、その日その時だけは話をしたい気持ちになれませんでした。

  • なんでもお見通し
  • 怖い先生
  • ズバッとバシバシ言ってくる

と聞いていたので期待していたのですが、そうではありませんでした。


それより数年前、ある霊能者の鑑定でタロットが登場しましたが、

タロットを併用することについては今は理解できます。

 

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霊感でも見える時、見えない時、見えやすい角度など様々あるようです。

見えやすい日も、見えない日も…。また、人との相性もあると聞きました。
それを補うのがタロットというアイテムだと思えば理解できます。

しかし姓名判断を持ち出したのは意外でした。
しかも内容は大ハズレ。

前のタロットの先生は内容的には正解していました。
説明もしてくれました。
しかし、目の前のエラそげな霊能者は説明もしないし、しかも鑑定内容はデタラメ。

沈黙の途中、間が悪いのか依頼者を前にしてスパスパ煙草を吸います。
吸い殻ですが、灰皿に30本以上、いやもっとあったと思います。

私は思いました。

(人を騙すときはストレスが満載になるんだろうな…)
(煙草をたくさん吸わなければやってられないんだろうな…)

 

「他に相談は?」「いえ、もう大丈夫です。お金払います」

私、「先生の方で私を見て何か感じることはないですか?」

先生、「特に悪いものは憑いてません。これまで通りやって行けばいいです!」

私、「そうですか。今日はありがとうございました」

ということで時間にしてだいたい15分。

私が「ありがとうございました」と言った時の先生のホッとした顔を忘れられません。

おそらく何も言うことがなくて困っていたんだと思います。
「厄介な客が終わった…」と思ったように見えました。

  • もっとたくさん答えやすい質問にしてあげるべきだったかな…
  • いやいや1万円だからそんなサービス精神は必要ないだろ…

と考えながら帰宅しました。

 

今日も江原さんはいなかった…

その日も社会勉強で終わってしまいました。

本当になかなか江原さんみたいな人はいません。

江原さんがホンモノかどうかは別に置いておいて。

「だけど、あの大先生はどう考えても本物ではない。それにしてはエグい商売だな。」

そんなふうに考えました

いろんな霊能者さんと会って「違うな」と思っても楽しい部分はいくつかあったんですが、この先生から得るものは一つもなかった…。

最初から上から目線これはゲンナリでした。

占い師にもよくいますけど…。

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【あとがき】ゴーマンな鑑定士は好きになれない

「何でもわかる」といきなり偉そうに語る占い師がいますが、

私に言わせれば、

「所詮あんたが知っているのは占いだけ。人生すべてを知っているわけじゃないでしょ?」

です。

人生を語る職業だから人生全てが分かるように錯覚してしまうのでしょう。

しかし、

  • 占い師に会社の経理が完璧にできる?無理でしょ!
  • 占い師に会社の営業ができる?こんなにエラそげでは誰も買ってくれません!
  • 結婚したことはある?経験ないのになぜ結婚生活のアドバイスができるの?

「先生」と呼ばれることが増えて、勘違いする人がたまにいるのかもしれません。

しかし、「人生全てが分かる」というのは明らかに錯覚です。

私はそういう人を見るとゲンナリしてしまいます。同時に少し歯向かいたくなるのです。

だから、この大先生の場合は5分ぐらい話したところで、「この人は見えないな」と感じたので「無口になってみよう」作戦にしたわけです。

私、性格は決して悪くないですよ…。

ただ、知ったかぶりしてエラそうにする人を見ると、嫌いになる、いえ、軽蔑してしまうんです。

やっぱり人は謙虚でないと!

 

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