「こんな日本に誰がした?」。他責的な感じがするので言いたくありません。
「みんな」がしたんですよね。
だから、「こんな日本にいつなった?」と題して、つい最近空しさを感じた出来事を書き記します。
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
スマホに怪電話が来た!
どこで調べたのか知りませんが、先週、私のスマホに怪電話が来ました。
電話先の男性の言葉を列挙します。
似た電話をもらった人(これからもらう人)は十分ご注意ください。
「ご自宅のWi-Fiが月契約4,300円で利用できるようになりました」
「この度、料金設定が大きく変わりました」
※ソフトバンクやドコモの名称をちりばめて、よくわからない説明があった
ご自宅のルーターを交換すれば、1か月のWi-Fi料金が4,300円でご利用出来るようになりました。
月の料金はおそらく5,500円から6,000円くらいですよね?
この度の料金改定で大幅に値下げできることになりました。
「やることは2つだけです」
ご自宅のルーターを交換させてください。
工事の所要時間はだいたい30分か時間時間程度です。
その後、工事が終わった旨を当日お渡しする契約書?に記載されている本部?本社?に連絡してください。
※「?」が多くてすみません。よく聴き取れませんでした。
以上でお客さまがやることは全て終了です。
それで翌月からWi-Fiをお安く使用できます。
お電話番号はそのままで良ければ継続の手続きを取りますのでご安心ください。
「ご自宅の電話番号を教えてください」
工事日を決めたいと思います。
まず、ご自宅のお電話番号を教えてください。
※これは、言ってしまった!
次にご住所をお願いいたします。
私「ちょっと待って。それは御社がわかっているでしょ?」
男「今は個人情報が心配な時代なので、お客さまから言ってもらうことになっていますので」
この辺りで、「ちょっと怪しいぞ…」が確信に。
私「あ、来客が来たので一度切らせてください」
スマホを購入した近所のSoftBank販売店に電話して確認しました。
内容をお伝えすると、店員さんは数分間かけて調べてくださいました。
店員さん「断言はできかねますが、そのような価格変更の連絡は当店に入っておりません」
店員さん「Wi-Fiルーターの交換と電話番号は別のものでして、そこにも違和感があります」
この後の会話は、親切な店員さんに迷惑を掛けたくないので割愛します。(何の迷惑か知りませんが、念のため)
私「そもそも、大きな値下げなら堂々とハガキかメールで宣伝がきますよね?」
店員さん「その可能性はあると思います」
私「失礼ながら怪しい感じがします」
数分後、私のスマホが鳴りました。もちろん、さっきの男性です。
あと一歩で契約できると思ったのか、あるいは…。
私「いろいろ考えたんですが、失礼ながらどうも怪しい感じがします」
男「そうですか」(ちょっとムッとした感じ)
私「大事なことなので信用したいです。御社のご住所を教えてください」
男「東京です」
私「東京のどちらですか?」
男「渋谷です」
私「渋谷と言われても広くてわかりません。枝番まで教えてください」
男「それは教えられません」
私「え?私に住所を尋ねておいてそれはないですよ?教えてください」
ガチャン!(プチッ ツーツー)
その後、スマホに記録された番号に何度電話しても、「お掛けになった相手は、ただいま電話に出ることができません」のアナウンスが空しく聞こえるだけ。
さて、目的は何だったのか?
契約したら本当に工事に来たのだろうか?
あるいは、名簿集め?
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大手古本店で本の小山を作る不思議な男女
【迷惑千万】スマホで本のバーコード?を撮影!?
これは昨日の夕刻のことです。
男女がカゴを置いて本を物色(言葉は悪いが、そんな感じ)していました。
カゴには本がたくさん入っていました。
全部買うのでしょうから、いいお客さんですね。
でも、男女の近くの本棚ではある異変が!?
平置きの場所に、いくつもの本の小山ができています。
「何これ?見にくいでしょ!」(私の心の声)
どうやら、男女はスマホを使いながら大量の本を仕分けしている…。
【転売目的!?】おそらく値段を調べている…
確信に近い推測を書きます。
彼らの行動は、おそらく次の流れです。
- スマホ検索(撮影?)して売値を確認
- 利益になりそうな本をカゴの中へ
- 儲けにならない本をそのまま山積み
見ているだけで気分が悪くなりました。
十や二十で収まらない多数の小山がズラッと並んでいましたから。
お店もさぞかし迷惑だったことでしょう。
でも、お客はもっと迷惑です。平積みの本を閲覧できないのですから。
「自分さえ良ければいい…」
二人の姿からそんな無言の言葉が聞こえてきました。(ような気がした)
【恥も迷惑も関係ない】お金のためなら何でもする?
私は思いました。
彼らの知人が見たら、きっとドン引き(軽蔑)するだろうなと。
本人達は「お金が儲かるからイイのだ」と思っているのでしょう。
私は、次のような想像をしました。(多少、大げさですが)
この男女が買い占めることによって、
- Aさん(お客さん)は、書店で手に入るはずの本を買えなくなった
- 後日、Aさんは欲しかった本をやむなくネット経由で男女から購入(それは値上がりした転売品)
- この男女はお金が儲かる
- そのことを知らないAさん「欲しい本が手に入りました。ありがとうございます」
- 男女「こちらこそありがとうございます。またのご購入をお待ち申し上げております」
ああ、想像すると胸くそ悪くなってきました。
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【お金は魔物】お金への欲望は尽きないから
【お金】「この辺でいいや」が存在しない魔物
「儲かるなら何をしてもよい」
これは「お金第一主義」の生き方です。
たしかに、生き方の価値観は人それぞれでしょう。
しかし、お金は「もういらない」が存在しない魔物です。
食欲だって、睡眠欲だって、性欲だって、「今日はもうこの辺でいいや」というひと区切りがあります。
「もう当分、ラーメンは食べたくない」「しばらく肉はいいや」
でも、お金に「もういらない」という区切りは存在しません。
「もっともっと」「まだ稼げる」がお金への欲望です。
【お金=人生の幸せ】永遠の渇望感(満たされない幸福感)
お金への欲望は尽きません。
お金第一主義の生き方は「お金=幸せ」と考えることです。
そこで、「お金」に「幸せ」を代入すると、「幸せへの欲望も尽きません」になります。
つまり、「幸せへの永遠の渇望感」と言い換えることができます。
「足るを知る」「知足安分」にほど遠い人生を歩むことになります。
それすなわち、永遠に幸福感が満たされない人生のループに入り込んでいる。
要するに(しつこいですが)、永遠に幸せになれない!
生きるため、豊かな人生を送るために、お金は必要です。
でも、「お金を稼いで何が悪い」と他人の迷惑を省みない人が急速に増えている。
恥ずかしい気持ちを失った人が急激に増えている。
そんな気がします。
こんな日本にいつなった!?
過去記事もどうぞごひいきに!
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