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【大学時代】恋人は遠きにありて思うもの「友人も遠きにありて?」

「ふるさとは遠きにありて思うもの」

親離れの第一歩は、遠くの大学に進学して一人暮らしを始めたときでしょう。

その時になって、初めて親のありがたみが身にしみたりします。

では、「大学」は遠きにありて思うもの?それとも、近きにありて?

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「大学は遠きにありて」のデメリット

  • 地元に就職(Uターン)すると友人と会えなくなる
  • お互いに消息がつかめなくなることも…
  • 冠婚葬祭、特に葬祭に行けないことが多い(後で知ることに)
  • 年賀状だけのやり取りになる(今はSNSがあります)
  • 困っている時、助けになりにくい

2018年の北海道胆振東部地震の際には全国あちこちの友人から、「無事か?物資が不足したら送るぞ」と連絡が来てうれしかったです。

なんとアメリカの友人からも連絡が来ました。数年ぶりの連絡でした。

連絡の手段は、メール・LINE・電話でした。

実は、私の家は3日間くらい停電が続いていました。

スマホの充電が切れそうで、それが悩みの種でした。

ですから、メール・LINE・電話がたくさん来るのは、ありがたくて嬉しい反面、「あ、また電池が減る…」と思ったりもしました。

でも、本当にうれしかったです。


友人のこと以外のデメリットは、

  • 実家に帰省する時、費用と時間がかかる
  • 親に何かあった時すぐに帰れない

といったところでしょうか。

スマホやSNSの発達は、人間関係を繋ぐ意味では大変ありがたいことです。

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「大学は遠きにありて」のメリット

地元と違う文化に触れる機会

仙台の七夕祭りや芋煮会は新鮮でした。

芋煮会は広瀬川河岸で毎年秋に参加しましたが、予備校時代、山形県米沢市出身の友人が、「こんなの芋煮じゃない」と私に愚痴っていました。

なんのこっちゃと思って理由を聞くと、

「味噌の味付けは本物じゃない。しょう油が正しい」

「豚肉でなくて牛肉が旨い!」

「この鍋はまるで豚汁だ」


宮城の芋煮が悪いわけではなく、彼個人の地元愛というかプライドだったのでしょう。

作ってくれている予備校の寮母さんたちに聞こえないかヒヤヒヤしました。

でも、同じ東北でもそれぞれに文化があり、安易に打ち解けないこともあることを知りました。

芋煮

広瀬川で味わう芋煮鍋。最高でした。

 

親のありがたみを実感、自立心が育つ

  • 親のありがたみが実感できる
  • 視野が広がる
  • 自立心が培われる

私の先輩の話ですが、仕送りのお金が枯渇し電話で親に仕送りの臨時追加をお願いしたところ、

「今月分の仕送りは入金済み。これ以上は送らない」

と断られました。

ガックリしていた数日後、ダンボール一箱が届きました。

「食料が届いた」と喜びながら開けてみると、中身は大量の小麦粉のみでした。

小麦粉

届いたのは小麦粉のみ「これで何とかしろ」ということ

手紙には、「お金は送らない。これで食いつなぎなさい」と。

先輩は、お好み焼きを毎日食べて、次の仕送りの日までピンチを乗り切りました。

スーパーで、安い具材を買って工夫したそうです。

 

これは私の話ですが、友人3人と山形県の山寺にドライブした時のこと。

寄り道したため帰宅が遅くなり、3人で食事しようとなりました。

しかし、3人が持っていたお金は少なく、外食は不可能でした。

何か作るしかありませんでしたが、全員の持ち金を合わせても、カレーライスすら作れないことが判明しました。

自炊が得意な友人がその中に一人いて、

「麻婆豆腐だったら作れる」

3人のお金を合わせて材料を買い、麻婆豆腐とお米を夕飯メニューにしました。

安上がりの貧しい夕飯でしたが、それがとっても美味しかったです。

麻婆豆腐

3人でお金を出し合い作った麻婆豆腐は格別の味がした
  • 「井の中の蛙」から脱却できる
  • 気候風土の違いを実感できる
  • 他県出身の多くの友人と知り合うことができる

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遠きに住む友「早く立候補しろ」

昨日、富山県に住む友人から「あけましておめでとう」のメールがきました。

ついでに、「早く立候補しろ。時間がないぞ」と。

彼は、数年前から私に「政治家になれ」としきりに勧めるのです。

「今の日本はピンチだ。〇〇大学出身で日本を救えるのは君しかいない」と。

完全に私を過大評価しています。

  • お前なら日本を変えられる。政治家に向いている。
  • 人を引き寄せる雰囲気があり、トークもOK。
  • 大学を代表して政治家になれ

と言うのです。


真面目な学生が多い大学の中で、私はとびきり不勉強な学生でした。

それが彼にとって私へのインパクトを強くしたのだと思います。

私「大学を代表するなら枝〇〇男がいるじゃないか」

友人「彼とは考えが違う」

私「立候補するにせよ資金がないから援助してくれ」

友人の返答「・・・・」

私「選挙にはお金がかかるらしい。とりあえず1千万の援助をしてくれるなら考える。
ただし持ち逃げするかもしれんが」

友人「考えておく」

というメールのやり取りから電話に切り替えました。

 

途中、四柱推命で彼を占ってあげました。

友人「当たっているけど、まさか変な宗教にハマってるわけじゃないよな?」

私「おいおい、これは宗教とかそんなんじゃないよ。理論的な人間分析だよ」

友人「どこが?理論的なの?」

私「宇宙は二象一態と5つのエレメントから成り立っていて、それを表わすのは干支で、その仮説から、理論を組み立てて分析してるのが自分が教わっている四柱推命で…」

友人「でも、しょせん占いじゃん」

私「仮説からの分析だから、理論の組み立て方は科学と同じ。四柱推命にもいろいろあるけど、俺が勉強しているのは迷信とか怪しい術とかではないよ」

友人「へえ。そうかい」


彼は西洋美学・美術史を専攻していました。

そういう友人でも、四柱推命を宗教と迷信とか思ってしまうんだな…。

まあ、それはそれで仕方がないと思いました。

でも、宗教とは違うことはちゃんと伝わったようです。


別の友人ですが、中国文学を学んだ彼は、もちろん中国哲学のことも詳しいです。

『易経』なども通読しています。

陰陽五行説にも当然詳しいです。だから彼の場合は、四柱推命を宗教とは言いません。

当たると思っているかどうかは聞いたことがありませんが。

ただ私が古い文献の読解に苦労した時、スラスラ読んで助けてくれるのはありがたいです。

「遠くても近くても、持つべきものはやっぱり友だな」と昨夜は感じたしだいです。


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