いじめられやすいか?引きこもりになりやすい性格か?不登校になりやすいか?心配な時期はいつか?
原因は、性格と社会運です。親の心配は尽きません。
前半は「私が高校教員として出会った生徒」の実例。後半は、「うちの息子のこと」を書きました。
- 子どもが突然学校に行かなくなったら…?
- 【四柱推命】「不登校」「いじめ」が起きやすい四柱命式
- 【四柱推命】「親と関係が悪く不登校になった高校生」の例
- 【四柱推命】不登校・いじめ「依存心が強い女子高生」の例
- Q「いじめられやすい、いじめられにくい」はわかりますか?
- 息子は小学2年生。すでに「気づかい君」になっています。
- 噛みついていたのは、怖かったから~【遷移宮】の象意
- 【あとがき】「不登校・いじめ」の原因を判定できる?紫微斗数からも考察
子どもが突然学校に行かなくなったら…?
当然、親は心配します。
日が経つにつれ、その心配は確実に深刻化します。
「どうして行かないの!?」「何があったの?」
と悩み苦しむことになりますが、予兆は必ずあるものです。
一番正直なのは、言葉よりも「目づかい」と「表情」です。
息子は高校1年生がピンチの時期になりそうです。
今、小学低学年なので「ずっと先のことじゃない?」と思われるかも知れません。
しかし、私は、実際に不登校になった複数の生徒の命盤を見て実感を得ているので、的中率はかなり高いと確信しています。
息子の以下のことを振り返りながら書いていこうと思います。
- 発達障害
- 噛みつき
- 友達に荷物を持たされている
【四柱推命】「不登校」「いじめ」が起きやすい四柱命式
命式を見てわかる精神力と気力の強さ
四柱推命に関心がある人なら「身旺(身強)」「身弱」という言葉を聞いたことがあると思います。
このあとは、四柱推命を知らない人向けに書いていきます。
- 「身旺」は「身強」とも呼んで、精神気力が強い人
- 「身弱」は反対に精神気力が弱い人
精神気力は弱いよりも強い方がよいのは確かですが、強すぎてもよくありません。
- 強すぎると協調性に欠け、周囲から浮きやすくなる
- 弱すぎると、ちょっとしたことで傷つき、悩みやすくなる
といった傾向が出てきます。
さて、これまで、いろいろな子どもを見てきましたが、
- 身旺の人は、「自己主張が強い」「目立ちたがる」「頑固」となり、場合によっては周囲から浮いてしまう原因になる。
- やや身弱の人は、適度に協調性があり好かれやすい。
- 一番心配なタイプは男女ともに相当身弱の子。
見た目だけでは本質的性格はわからない
いきなり自慢になってしまいますが、入学後心配そうな子は四柱命式を見ることで、「この子は大丈夫」「あの子は心配」とけっこうな確率でわかりました。
例えば、隣のクラスの担任が入学式からそんなに日が経たない時に、
「△子は何となく心配だね…」
と言っても、私は
「△子よりも〇君の方が心配ですよ」
と言うことがありました。
数ヶ月、または1年が経過して、
「言ったとおりだったね。どうしてわかったの?」
と驚かれる。そういうことがけっこうありました。
見かけは強そうでも本質的性格は弱く、強がって見せている子は大人が思う以上にたくさんいます。
親に心配を掛けたくないとして家で強がる子は少なくありません。
それどころか、かなり多いと思います。
中学生以上になると、親にも本音を明かさない子がたくさんいる
- 親に弱い自分を見せたくない(親の期待を裏切らない自分でありたい)
- 親に余計な心配を掛けたくない
- 親に内面まで干渉されたくない
という感情が芽生えてきます。
親も多忙なので、子どもの思いに気づくのは簡単ではありません。そのため、突然不登校になってから、
「急にどうしたの?!」
「まさかうちの子が!」
と慌てふためく親をたくさん見てきました。
そして「わが子なのに何も知らなかった…」と悩みます。
しかし、高校生にもなると、自分のすべてを親に語る子どもはほとんどいません。
面談で、
「親にはナイショにしてください」
とお願いされることはよくありました。
それだけ親には言わないことが多いということです。
また、親に心の全てを語る高校生がいたなら、その方が健全な成長の側面から考えると心配になります。親離れできていないわけですから。
本当に深刻な内容だったら、私の場合は保護者を信用してこっそり伝えたりしました。
「お母さんを信頼して打ち明けます。実は…。絶対に言わないでくださいね」と。
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【四柱推命】「親と関係が悪く不登校になった高校生」の例
慢性目眩(めまい)は母親へのストレスだった
この元高校生は、命式を見ても依存心が強いようには見えません。
実際には、依存するどころか、家事などを家でかなりやっていたようです。
命式からわかるのは、親との関係が良くないことです。
親に頼ることができない命式といえます。
根拠を3つ書きます。
1.官星が弱く、「印星」がないため、親と縁が薄いか、中途だんだん疎遠になるものと思われる
2.月支「子」は空亡していて、父母兄弟縁に薄い傾向がある
3.年支と月支の七冲は、次のことを暗示する
- 父との間が不和、意見の相違が内在
- 親の援助が得られにくい
- 早く家を出る事情が発生しやすい
実際の親子関係「母親は仕事ばかりで家に居ない」
この子は、高校2年生になって急に学校を休みがちになりました。
「母さんが深夜に帰宅する」
「帰宅してから車の中で大音響の音楽を30分以上聴いてから家に入る」
「家事などは休日以外しない」
「妹のご飯は自分が作る」
「機嫌が良いときはいいが、疲れているときは話しかけても叱られる」
「『母さんは疲れているからお前ら自分でやれ!』が口癖」
などとよくぼやいていました。
現実は命式以上に深刻なのかもしれませんね。
母親の命式はわかりません。聞いておけば良かったかも…。
【不登校】「原因は母子の葛藤」愛情の癒やしがない
「母親と不仲で家庭が荒れていた…(不登校の原因)」
怒鳴り声などの録音を聴かせてくれたので(聴きたくありませんでしたが)、概ね事実のようです。
こういう親の元で生まれてくることも避けようのない一つの運命です。
運命はある面、冷酷ですね。平等も公平もあったもんじゃありません。
【不登校になった女子】本質的性格
- 頑固強情で自己主張が強く、プライドも高い
- 行動力があって、やや強気だが攻撃的にはならない
- 協調性はやや薄く、束縛されることを嫌う
- 心の中に目立ちたい願望があり、抑えることができにくい
- 人の頭に立ちたいが、口下手さでもあり、出過ぎるとうとまれやすい
実際に行事などになると俄然張り切って仕切りたがりました。
そして、そんなに経たないうちにもめ事が発生し、クラスから浮いてしまう。そのパターンが何度も繰り返されました。
それはもう、毎度のパターンでしたね。
本人も自覚していましたが…。
出会いから結婚へと向かう運はかなり強い
結婚運についても特徴がある子です。
21歳、22歳、23歳でいきなり強い婚期成立の運が訪れます。
ちょっと若すぎますかね。
専門学校を卒業してすぐの時期になりますから。
そこで結婚する可能性も高いのですが、そこでしなかったとしても、25歳以降も平均の人より強い結婚運気が続きます。
特に26歳、27歳には再び強い結婚運気が巡ってくるため、おそらくこの2年間で結婚成立と私は見ています。
ただし、結婚への運が強いのと良い夫と結ばれるかは別物です。
命式を見ると、どうも気力のある夫との縁が薄いようです。
ですから、せっかく結婚しても、結婚生活には多難がありそうです。
すなわち、「結婚する運は良くても、夫婦運は良くない」命式です。
こういう場合には、
- 命式とは異なるタイプの男性と結ばれる
- 年齢が離れた男性と結ばれる
と結婚運の悪さが相当解消されるのではないかと思われます。
いずれにしても勢いで結婚しやすい運を元々持っていますので、「一度立ち止まって考えてから結論を出す」という姿勢を忘れないようにすることが大切な人です。
どうも神経質で高慢ちき、そのくせ気力の弱い男性と縁がある女性ですね。
幸せになって欲しい一人ですが。
書き忘れましたが、高校3年間の欠席数はかなり多かったです。
短いスパンの不登校を何度も繰り返したからです。
休みがちになると、クラスメートからの信頼もしだいに損ないます。もし荒れたクラスだったらいじめに遭っていたかもしれません。。
私が、お母さんと話をして、
- 「できるだけ接点を持って欲しい」
- 「話を聞いてやって欲しい」
とお願いして何度か立ち直りました。
私も何度も安心したのですが、しばらくするとお母さんが息切れしてしまうのか、元に戻ってしまうのでした。
その結果、いじめはありませんでしたが、何度も小さな不登校を繰り返しました。
ギリギリの欠席時数で卒業は何とかできました。
【四柱推命】不登校・いじめ「依存心が強い女子高生」の例
もともと依存心が強い性格の子どもの特徴
親への依存心が強い子は、何かにつまずくと立ち直りが遅いのは確かなことです。
ですから、不登校にもなりやすいはずです。
印星とは、「印綬」と「偏印」の2つの通変星のことですが、これらの星が強いと依存心が強い人となります。
印星が強い子にとっては、親との会話が何よりの心の栄養剤になります。
親との接点が少なくなると、時を経ずして、子どもの心も不安定になってきます。
やや身弱の「食神格」この子は大丈夫だと思っていた…
この命式は、印星が特別強いわけではありません。
むしろ、やや弱いといえます。
印星はさておき、この命式を見て気になることが一つあります。
月支「食神」が日支と七冲していることです。
「寅と申の七冲」です。
このことから、もともと波乱が起こりやすい運命の持ち主なのは確かです。
しかし、それだけで不登校になるとは限りません。
私は、あまり心配していませんでした。
実際に、命式に七冲がある人の全員が不登校になるかと言うとそれは乱暴な理屈です。
小学生、中学生そして高校生の場合は、必ず親の命式を確認する必要があります。
歳若い頃は親の命式の影響を大きく受けるからです。
ですから、同じ生年月日に生まれていても、元気に登校し高校を卒業する人もたくさんいることは認識しておくべきです。
「依存心が強い女子高生」の本質的性格
身弱の「食神格」
-
本来の明朗さが影を潜め、視野が狭くなりやすい
-
まじめだが神経質で、考え方や行動に大らかさがなくなる
-
要領が悪く、人の助けを借りることが苦手か、依頼心が強いかのどちらかで、孤立しやすい
-
人に頼るか利用するなど、「若干ズルいところがあり、そのくせ自信過剰
-
遊んで楽をしたいという欲求が強くなりがち
-
将来のことは考えず、その場しのぎの人生を選びやすい
日支「偏印」と月支「食神」の矛盾した関係
-
感覚的なところと理論的なところが内面に存在し矛盾に苦しみやすい
-
そのため、心の奥に、人には見せない不安や迷い、焦りがある
不登校になった年の歳運
大運【丙 辰】偏財運 東方木運
【17 歳 】 歳運【己 亥】正官運 空亡
身弱に拍車がかかります。
そのため、心身の安定を欠きやすく、健康面にも問題が生じてきそうです。
さらに、空亡の年であるため、
- 何をやっても思ったほどの成果につながりにくい
- 事故やケガ、盗難などに注意が必要
という1年でした。
Q「いじめられやすい、いじめられにくい」はわかりますか?
学校でイジメに遭うこと。それは親にとって耐えがたいことです。
今は昔と違ってイジメ方が違うため、教師もなかなか気づきにくい面があります。学年が上がるにつれて陰湿化するので厄介ですね。
A〈紫微斗数〉で時期までわかります。
〈紫微斗数〉遷移宮を見れば社会運の良否が一目瞭然です
まず、遷移宮が良くないとイジメに遭いやすくなります。
なぜなら、遷移宮は社会運を教えてくれる宮だからです。
遷移宮を見れば、主に次のことがわかります。
- 対人関係の良否
- 周囲の危険を察知する能力の有る無し
- 事故や災難に遭う可能性が高いか低いか
ですから、遷移宮が良くないと、1~3が凶として出やすくなります。
息子の遷移宮を例に説明します。
残念ですが、息子の遷移宮は「破格」しています。理由は次の2点にあります。
図の赤文字に注目してください。
- 生年化忌(化忌)と自化忌(D)が同居している ⇒ 「同象自化」といって非常に良くないです
- D-D ⇒ 「必定」といってイヤなことが必ず発生となります
この遷移宮破格から息子の社会運は次のようだとわかります。
- 他人から足を引っ張られやすい
- 周囲への適応能力に難あり
- 周囲に対して必要以上に敏感になり、ストレスをためやすい
- 事故や災難に遭いやすい(交通事故も注意)
それから非常に大切なことは、遷移宮が来因宮になっていることです。
息子が克服すべき課題が遷移宮にあります。すなわち、社会との関わり方が息子の人生を大きく変える可能性があるということでしょう。
息子の鑑定結果を見たときは、私も少なからぬショックを受けました。
しかし、今は早めにわかってよかったと思っています。心づもりと対処法を考えることができるからです。
また、いじめに遭っていた複数の生徒の遷移宮も調べましたが、ほぼ良くないことがわかりました。
そして、不登校になる生徒の遷移宮は往々にして良くありません。
【結論】遷移宮の状態が悪く、奴僕宮(同級生との関わりがわかる宮)も悪かったら、かなりの確率で、
- 不登校になりやすい
- 引きこもりになりやすい
となります。
紫微斗数飛星派の看法を合わせて用いると、〇年△月に周囲とトラブルが起きやすく、ピンチを迎えるところまでわかります。
息子の場合は、高校1年生に最大のピンチを迎えるようです。
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息子は小学2年生。すでに「気づかい君」になっています。
息子は、1歳半検診で「広汎性発達障害の可能性が高いです」と医師から指摘されました。
学校の先生も「周りをけっこう気にする子です」「周りをよく観察しています」と言います。
いい子になるように頑張っているように見えるそうです。その分、家では殿様のように威張ることもありますが、それはきっと反動だと思います。
「外で気を使っているのだな。その分、家では羽を伸ばすことも必要だな。」
そんなある日のことでした。
友だちの荷物を運んであげる息子を見てしまった…
令和2年3月のことです。
コロナ感染騒動のため北海道では緊急事態宣言が出されて、小中高等学校は3月に入ってからずっと休校になりました。
そして3月下旬に2度の分散登校がありました。
学校に置いてある荷物を持ち帰るため下校時を見計らって私は小学校へ向かいました。
すると、見てしまったのは、息子がA君の荷物を持って、A君は身軽になってスイスイ歩いている場面でした。
「どうして友だちの荷物なんか持ってやるんだ!A君の方が荷物が軽いだろ!?」
夜に息子に理由を聞いてみました。
「本当はA君は乱暴だしワガママだし好きでないけど、帰り道も一緒なので仕方がなく一緒に帰っている。」
「パパ、Aくんを叱ったらダメだよ」
(あ~あ、なんというお人よしの息子よ。もしやA君が怖いのか?!)
A君は、他の子からも怖がられていて、息子も前にイヤだと言っていたことを思い出しました。
「イヤなことは「イヤだ」とハッキリ言いなさいね」
「荷物を持ってあげるのは親切とは違うんだよ」
と話して聞かせました。
息子は外出が好きではない
遷移宮が良くないと、余計な気づかいをしてしまうため、精神的に疲れを感じやすくなります。
そのため、外出したくなくなります。
息子は「家が落ち着く」と子どもらしくないことを時々口にします。
1歳半検診で「広汎性発達障害の可能性が高い」と医師から言われて
そんな息子ですが、1歳~3歳くらいまでは、むしろ攻撃的でした。
どこに連れて行っても他の子の背中や腕に噛みつきまくって友だちはあまりできませんでした。
目が離せない子でした。
少し目を離していると突然泣き声が聞こえます。
その原因のほとんどは、息子の噛みつき攻撃でした。
1歳半検診では「発達障害の可能性が高いです」と医師から指摘されました。落ち着きのなさと攻撃性は普通ではないとまで言われました。
妻は「この子は夜中に8回目を覚ます」とぼやいていました。
「3歳児検診までは明言できませんが、可能性は高いと思ってください。」と言われたのでした。
託児施設や子どもの遊び場に連れて行くのが怖かった
児童会館に連れて行っても、いつ他の子に噛みつくか気を抜けませんでした。
他の子が「ちょっと見せて」と息子が遊んでいる玩具に手を伸ばすと、ほぼ間違いなくガブリ!と噛みつきました。
2歳になって保育園に預けられるのか心配だった(また噛みつくかも…)
家の事情から2歳になった息子を保育園に預けることになりました。入園の際の面接で先生に事情を説明しました。
「他のお子さんに噛みつきまくるかもしれません。それでも受け入れてくださいますか?」
「大丈夫ですよ。ちゃんと様子を観察しますから。」
「もしご迷惑をお掛けして限界と思われた際には通園をあきらめますからご連絡ください。」
ということで始まった保育園生活でしたが、1ヶ月が経過して意外なことが起こりました。
「怖い子が一人いる。いつも叩かれている。保育園に行きたくない。」
と噛みつき名人の息子が言うのです。
先生に相談すると、うちの子を叩く相手は息子より1歳下の小さなお子さんでした。(^_^)。
なぜかホッとしたことを覚えています。受け入れてくださり、親に安心できる言葉をいつも届けてくださった先生方には感謝しかありません。
先生方の愛情に包まれて安心したのか、噛みつく癖は少しずつなくなっていきました。
噛みついていたのは、怖かったから~【遷移宮】の象意
後になってわかったことがあります。
それは、乱暴だから噛みついたのではなく、相手の反応が怖かったことが理由だったことです。
玩具を奪われる、先に何かされる、などの恐怖心が先手攻撃につながっていたようです。それを教えてくださったのは、障害児向けの療育施設の先生でした。
引越しのため保育園から幼稚園に移った後も、息子は月に2回、障害児向けの療育施設に通っていました。
心配した通り、年少の頃は幼稚園で友だちを作ることが不得手でしたし、親としては少しでも集団に溶け込める子どもにしたかったのです。
そのために、幼稚園と合わせて施設に通わせていました。
その施設の先生に言われたことは、
「私は医者ではないから診断はできませんが、経験から話をさせてください。息子さんは攻撃的だから噛みつくのではなく、周囲が怖いから噛みつくのだと私は認識しています。ですから、生活の中で安心できるゆとりを作ってあげてはどうでしょうか。」
息子が生まれてから、妻は育児に疲れたのか、精神的に不安定な時期が長く続きました。何かあると、激しく大きな声で怒るようになっていました。
そのことが息子の精神的ストレスになっていたのだと思います。
遷移宮が破格していることの象意が、2歳の頃から出ていたのです。
- 周囲が怖いから噛みつく
- 周りに過敏だから寝付かない
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広汎性発達障害の可能性については
3歳児検診ではとても緊張しました。
絵を描いたり、積み木を並べたりなどのテストを受けましたが、何とかクリアしてくれて「以前の『発達障害』の言葉はいったん取り消しさせてください。」と言われて胸をなで下ろしました。
同じような心配をしている親御さんはたくさんいると思います。
5年くらい前までは、少しでも疑わしいと「発達障害の可能性あり」と指摘されることが多かったと聞きます。
私の知り合いのお子さんも言われたそうで慰めてくれました。
最近は「障害」という言葉ではなく、「でこぼこ」と呼ぶような動きもあるようです。個性として認める方向に向かっているようです。
今、うちの息子は小学2年生。勉強も割とできるほうのようです。
得意なこと、不得意なこと様々な個性を子どもは持っていると思いますが、気持ちを大切にしながら、これからも伸び伸びと育てて行けたらと考えています。
難題はドンドン襲ってくるでしょうけど…。
【あとがき】「不登校・いじめ」の原因を判定できる?紫微斗数からも考察
「ほっていて!」の本音
子どもに話しかけたときにグサッとくる言葉
- 「かまわないで!」
- 「ほっといて!」
- 「ウザい!」
などの言葉の洗礼を受けて傷ついてしまう親も多いようです。
それは、「ある時は本心、ある時は本心のようで本心でない」ので困惑してしまいます。
ではどうしたらよいか。
「今だけは本音だから、距離を保ってあげよう」と思うのが良いと思います。
「今だけ」と思うことが大事ではないでしょうか。
例えは悪いですが、思春期の子どもは猫に近いです。
かまってほしくない時にかまいすぎると気性の激しい猫は「シャーッ!」と威嚇しますよね。
そこまで行かなくても平気で無視します。
幼少時代は犬ですね。
かまえばいつでも喜んで尻尾を振ってあとを付いてきます。
それも時にはウザったいくらいに。
でも、犬も猫も、大切に飼っていたら飼い主のことを大好きになってくれます。
思春期の子どもは、犬から猫に近づく時期にあると考えるのが良いと思います。
そしてやはり、本心では親にはかまってほしいはずです。
子どもは本当にピンチの時は、誰もが親の顔を思い浮かべるようです。
ベッタリになるのではなく、要所要点が必要な時期に適切なアドバイスをしてあげられる距離感が大切なのでしょう。
私にも小学生の息子がいます。また、高校の教師として多くのお子さんを見てきましたが、常に感じるのは、子どもを育てるって大変だし難しい…ということです。
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