某省庁で主任研究官をしている友人の四柱命式です。
友人自慢ではないですが、相当優秀な男です。
彼は自慢の「じ」も言わない謙虚な性格です。
本人の同意を得て、どんな四柱命式なのか見てみました。
なお、知名度があるため名前は伏せさせていただきます。
【四柱推命】優秀な科学者の命式は
「生まれた時刻？そんなの知らん」と言います。彼は緻密な計算を行う博士です。
そんな彼でも運命学に興味がなければ出生時刻には無頓着。
一般の人が「生まれた時刻？知らない」と言うのも無理からぬことです。
私は、これまでの彼の足跡から「子の刻生まれ」と推測しました。
【壬】水の日生まれ「食神格」の人
【壬戌】生まれの男性
「壬」は、大きな水で、智と情緒の豊かさを内包します。
地支「戌」の真面目さが加わって、意志が強く人に親切です。
頭脳明晰、先見の明があり、粘り強さを備えた努力家です。
我慢強いですが、時に短気を起こすことがあります。
自己顕示欲は強くなく、自己主張も少ないです。
「壬＝水」
- 海洋物理が専門です。何かの運命でしょうか。
- テレビ出演数回、動画配信もしていますが、匿名とさせてください。
日干も格も強い「良い命式」
格である「食神」が月柱に並び強いです。
食神が強く、日干も強い人は、学問・技術・芸能のいずれかに優れている可能性が大です。
実際の彼も、幼少期からピアノの技術を磨いていました。
時支に「空亡」があるのは玉に瑕ですが、日干も格もバランスよく強く「良い命式」です。
独立自営向きでも、管理職タイプでもありません。
好きなことに思う存分打ち込んで開運する人生です。
本人はお金そのものに欲はありません。
自分がやりたいことに必要な資金以外のお金にはほとんど頓着しません。
また、一旗揚げたいという山っ気もないです。
食神格の人なので、自分がやりたいことに専念する人生が吉ですね。
その生き方を貫けば、本人も納得して世を全うするでしょう。
また、運命的に金銭的に困ることもないはずです。
親とは離れて生活する運命を暗示
年（申）と月（寅）は七冲ですから、親の近くで暮らす可能性は低いです。
彼は、高校卒業と同時に親元を離れ、それからずっと戻っていません。
妹さんも高校卒業から東京の大学に進学し、外国人と結婚してからずっとヨーロッパで暮らしています。（国名は伏せさせてください。こちらも多少知名度があるためです）
奥さんには気を使っている！？
月支食神は、財星を生じます。奥さんへの愛情が細やかな人が多いです。
日支偏官ですから、気が強い奥さんの可能性が高いです。
（結婚式でお目にかかって以来ご無沙汰しております。どうか記事をお読みになりませんように）
でも、月支「食神」は日支「偏官」を剋します。彼も、奥さんに対して言うべきことは言っていそうです。
そして、彼の日支には「戌」があります。
彼を知る人には意外でしょうが、口うるさい性格になりやすいです。
人見知りする人も多いです。一度信用すると、とことん世話を焼いてくれますが…。
昔の彼の人見知りも相当なものでした。
「今もまだ完全に抜けきっていない」と本人は言っています。
子どもとの縁は厚いが…
良い命式ですが、時支の「空亡」から多少の不安はあります。
老後不安の象意がありますが、しっかり者の彼のことです。大きな心配はいらないと思います。
それより気になるのは、お子さんです。
日支に「偏官」（子星）があるため、お子さんとの縁は厚いです。
しかしながら、そのエネルギーが弱いのが気になります。
お子さんは、あまり健康でないか、開運発達力は若干弱いと思われます。
食神（彼の格）が偏官（子星）を剋すため、お子さんに重い負担を掛ける暗示があります。（期待と心配から無意識に）
実は、息子さんは小学校高学年から不登校になっています。
登校しなくても家庭学習を地道にやっているため、学力テストでは好成績らしいです。
主に奥さんがしっかり管理して勉強を見守っているそうです。
彼も一時期（もっと長いですね）は、息子さんの不登校についてずいぶん悩んだそうです。
今は、「それも彼の人生。『高校からは行く』と宣言している。勉強は大丈夫だと思う」と言っています。
息子さん自身も、勉強には自信を持っているらしく、実際にできるのは彼の血を引くからでしょうか。
それでも友人は次のように言いました。
- 「学校に行かないから具体的なライバルがいない」
- 「目の前にライバルがいるとか、友達が勉強のライバルのほうがモチベーション上がるだろ」
- 「学力テストで全国順位が出て励みになっても、やっぱり顔を知っているライバルがいた方がヤル気出るだろ」
私「お前のライバルが俺だったみたいに」
彼「お前をライバルと思ったことはない」
そうなんです。高校時代から彼の方が私よりどの教科・科目もずっと優秀でした。
大学は一緒なのですが、知的レベルで勝てると思ったことは一度もなかったです。
私にとっては、ライバルというより常に目標でした。
【不登校対策】「明日から学校に行かない！」「わかった」
高校からは学校に行く！
普通の親なら「本当に高校からは学校に行くの？」と不安になるはずです。
でも、彼は「そこは大丈夫だと思う」と言っています。
不登校になった原因は、周囲と溶け込めないことが主な原因のようです。
頑張って通学していましたが、ある日、「明日から学校に行かない！」と宣言したそうです。
何度も学校に相談したあげくの宣言でしたので、「わかった。その代わり、将来困らないように家で勉強だけはやってくれ」
息子さん「それはわかってる」
こういう経緯だったらしいです。
毎日の家庭学習はしっかりやっているので、彼も奥さんも「そこは大丈夫」と安心しているようです。
安心材料が一つでもあると、全然違うものなんですね。
「宣言して不登校になったんだから、宣言して高校は行くよ」と息子さん。
彼「息子にはまだ言っていないが、ダメなら今は通信高校もあるし。ずっと通ってくれるのがベストではあるけど」
様々な分野でオンラインが盛んになっています。
今後は、優れたオンライン学習がどんどん開発されてくることでしょう。
もしかしたら、将来は学校に登校するもしないも選択制になる時代が来るかもしれません。
こちらのブログ、私も読者です。不登校で悩む保護者の皆さまにお勧めします。
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下記の中高生が対象です。
- 不登校
- 以前学校へ通えなかった
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- 保健室登校
- ホームスクール
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ベーアの考え《不登校の解決は親の意識から》
不登校サポートを謳うなら、子どもだけでなく親の悩み相談にも親身に対応することが必須です。
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入試を考えるなら、模擬試験を実施してくれるところが安心なのは言うまでもありません。
ちなみに、父親（友人）進路選択の方向性は
友人の通変星のバランスから見ると、本来のタイプは理系よりやや文系向きです。
- もちろん、理系の素質もある（土木・建築系に進んだら相当の実績を残した可能性あり。今でも十分「相当」だが）
- 文系では法律系以外は、すべてに適性あり（経済、文学、教育、芸術）
命式から上のように読み取れます。
確かに理系に優れ、その道に進みましたが、多分に文系らしい性格を持っています。
柔らかさと鋭さの両方を兼備したような性格です。
文理どちらに進んでも成功した人なのでしょう。
でも彼は好きな物理の道を選びました。
天は二物を与えたのですね。
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紫微斗数命盤では
詳しく書きませんが、命無星曜格で遷移宮に自化Ｄがあります。
人見知りは、ここにも原因がありそうです。
実際の彼も、転校が多く小学生時代は対人関係で苦労があったみたいです。
だから、息子さんの気持ちに寄り添うことができたのかもしれません。
命宮に星がないため、遷移宮の星を借りて性格を読みます。
「天梁星」・「天同星」の人です。
その二星の性格傾向は、次のようになります。
- 聡明で熱心。
- 穏やかだが意志は強く、順応性がある。
- 何をやってもそつなくこなす、特殊な技術分野で特に才能を発揮する。
- 活動的。人の面倒見が良く、リーダーシップもある。
- 部屋に籠もるような仕事にはあまり向かない。
- ロマンチックではない。
- 外出や移動の多い人生になる。
- やや悩みやすい。
いずれ紫微斗数からも分析してみます。
過去記事もどうぞごひいきに。
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