はっぴーをパワーあっぷするブログ

四柱推命・紫微斗数・奇門遁甲を中心にいろいろなことを書き綴ります

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【四柱推命】〈辛〉の上司「やっぱり神経質で気難しい?」

私のブログですが、知人友人が登場する割合が高い方だと思います。

自分で言うのもなんですが社交性はあるほうなので、友人知人が少なくないことも理由にあります。

一度鑑定した友人が、四柱推命や紫微斗数に関心を持つようになり、

「この人どんな人?」

と生年月日を持ってくることもしばしばです。

そういう友人が数人いれば、様々な命式や命盤を見て、いろいろな角度から研究することができます。

理論と実際を比較検証できるため大変ありがたいのです。

さて、今日の人ですが、教え子が「気難しくて神経質な上司で…」と愚痴っていた人の命式です。

教え子が「気難しくて神経質…」と嘆いた上司も「辛」の人でした。

気難しくて神経質な上司

気難しくて神経質な上司「実際はどんな人?」

 

 

【四柱推命】教え子の上司はどんな人?

四柱推命の十干は、次の通りです。

甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸

この中で、辛の合い言葉は「宝石」です。

だから、汚れることを嫌がります。

そこから、神経質とか好き嫌いが激しいとか、気難しいなどと言われたりします。

しかし、生まれた日の十干だけの鑑定は非常に心もとなく危険です。

それでも辛の人には、宝石っぽい性格の人が多いように感じるのは前の記事に書いた通りです。

 

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【気難しい上司】日干「辛」、やや身弱の「偏印格」

三柱命式

生時がわからないので三柱の命式です

地支に印星(偏印と印綬)が三つ並んでいます。

なかなか頑固な性格ですね。

でも、意外に思いつきの行動が多い人です。

決して悪い人ではないですよ。

頑固さと思いつきの行動が、周囲を困らせるため欠点が目立ってしまいます。

「思慮深くて、思いつきの行動が多い」は、何だか矛盾しているようですがそうではありません。

よく考える人は、思いつくことも多いので周囲が理解に苦しむこともあるわけです。

日支と年支が、月支と三刑しています。

上司ご本人も精神的に不安定になりやすい人のようです。

感情の起伏が小さくないので、部下としては付き合いにくいでしょうね。

ご兄弟とはあまり仲が良くなさそうに思われます。

親との関係も不安定になりがちですから、あまり実家にも近寄らないような気がします。

教え子に聞いてみたところ、実家との関係まではわからないとのこと…。

ただ、奥さんにはずいぶん気を使っているそうです。

やや身弱の人ですから、心が安定しない時期には程度の軽い八つ当たりはあるかもしれません。

「仕事にすごく細い人なんです」

「ピリピリしていると、課内の雰囲気も神経質になってしまいます」

「仕事はしっかりこなします」


「神経質で繊細なのは確かだけど、見かけによらずぐうたらな人だよ」と私は言いました。

こういう命式の人は、失敗を必要以上に恐れます。

打算的な面があるので、失敗に結びつきそうな要素があると気になって仕方がない性格です。

ですから、ガンガン前に進むのではなく、先を読みながら慎重に仕事をするタイプです。

先が見えないことには臆病になります。

だから、完璧でない企画に対しては不快感をもろに現わします。

部下に対しても、「失敗だけはしてくれるなよ」「めんどくさくなることはしなくていいよ」という思いがあります。

きっと、効率よく仕事を進めたい人ですね。


この上司は、おそらく堅実な仕事をする人でしょう。

根気もありそうです。

「職場や仕事を根本から大きく変えてやろう、という意欲はないんじゃない?」

「そうですね。言われてみれば、そうかもしれません」

社長や取締役にある器ではないですね。

「部長になることもないんじゃない?」

と私が辛口な発言をすると、

「若い頃は、比較的出世が早いと言われていたそうです。でも今は遅れ気味みたいです」

「そんなに出世欲もないと思うよ」

この上司は、「自分の考えが正しい」と思い込みやすいです。

神経質な性格のわりには、上司にもしっかり意見を言います。

必要なら周囲と一戦交えることも辞しません。

私「感情の機微には敏感な人だから、嫌いになっちゃうとすぐバレちゃうよ」

教え子「え?やばいですね」

私「嫌いなの?」

教え子「いえ、まだそこまでは。ただちょっと苦手なだけです」

私「だったら関係を大事にした方がいいよ。なるべく親密に報連相を欠かさないことだよ」「機嫌が良さそうな時には世間話なんか持ちかけると意外に喜びそうだよ」

教え子「そうかもしれません。意外に話好きなところがあります」

ちょっと女性的な面がなきにしもあらずの人ですが、冷酷な人ではなさそうです。

人情に厚い人といっても良いくらいです。

「報連相」

適度な「報連相」は安心感を育む

私は続けました。

「大きくひと肌脱ぐタイプではないけど、堅実な仕事のやり方を学ぶには良い上司でないかな…」

「この人、たぶん、消化器系統が強くないよ。もし、中肉中背なら、これからおそらく中年太りしていくよ。疲れやすい体質かもしれないね」


教え子「上手に時々おだてながら仲良くしていきますね」

私「おだてすぎはダメよ、この人すぐ見抜いちゃうよ」

私「付かず離れず、普通よりややお近づき、くらいがちょうど良い人だよ」「とにかくこの人が一番嫌なのは、失敗によって自分が面倒くさいことになることだと思うよ」

教え子「プライド高いですよね?」

私「高いよ。5段階で3.8くらい」

教え子「そんな程度ですか?」

私「そんな程度だよ。50歳を過ぎて全然プライドない人のほうが心配だよ」


抜本的な革命を起こして自分がのし上がろうなどの意欲や願望はありません。

長期的展望を見ることは得意ですが、あくまでも自分に関連することがメインです。

「わがままな人」ではなく「保守的な人」と考えると良いと思います。

昭和によくいた「モーレツサラリーマン」に一見して見えなくもないですが、そういう人ではありません。

「平成サラリーマンタイプ」という言葉があるかどうか知りませんが、そういうタイプでしょうね。


私「かなり慎重派じゃない?」

教え子「それは間違いありません」

私「新しいアイデアが出てくると、大体ケチつけるでしょ?」

教え子「そうです、そうです。その通りです」

私「新しいアイデアをいきなり出したら嫌がられると思うよ。まずこの上司本人に根回ししないとうまくいかないと思うよ」

教え子「確かにそうかもしれません」

私「基本的に保守的な人だから、慎重になるんだよ。決して天邪鬼ではないと思うよ」「納得したらちゃんと味方してくれる人だと思うよ」

月上に「劫財」があって、月支に「羊刃」もありますから、「気が強いなぁ」「頑固だなぁ」と見えることもきっと多いでしょう。

三刑があるので、機嫌のアップダウンは間違いなくあります。そういう時は、むやみに近づかないことです。

最後に書き添えますと、この上司は69歳から88歳までとても良い運期に入ります。

本当は青年期からその運期だと社会的にも大成したかもしれません。

それにしても、良い晩年を送れそうです

「終わりよければすべてよし」の人生になる可能性が高いと思います。


さて、この教え子くんですが、神経質なタイプではなく、むしろ大らかでユニークな人柄です。

ふとしたことから運命学に興味を持って、時々私に連絡をくれます。

彼は、高校時代クラスでも常にリーダーシップを発揮するタイプでした。

命式を見ても、将来は大成する逸材の一人であると私は確信しています。


今回記事に書いた上司については、教え子くんが悩んでいるわけではありません。

  • 上司の上司(部長)が時々扱いに困っているようだ
  • 同じ課内の先輩が、この上司に叱られてからビビっている
  • 説教がけっこう長くてしつこい

「どんな人?」「どう接するのが一番良い?」と私と一緒に分析したことを記事にまとめてみました。

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【参考】三命方象先生の『個性学入門』から

三命方象先生の『個性学入門~生まれ日による個性と相性』から抜粋します。

三命方象(増永篤彦)先生

京都大学・大学院で心理学を専攻。臨床的性格学の研究をして、早稲田大学で教鞭を取った。

四柱推命を学ぶ人で知らない人はいない有名人。主に十二運に着目して個性を分析した。

※あくまでも参考です。私の鑑定ではありません。

 

【辛未日】生まれの個性と適性【男性】

▼個性

  • 一切の感情を包み込んで表情に表さず、温厚な態度でいつも低姿勢に構えている男性。
  • 人前では寡黙な人柄である。何ごとにも控え目で地味で、コツコツ陰日向なく辛抱づよい努力を積み重ねていく性格。
  • 社会的な栄達や成功には無関心のように見えるが、社会を観察する眼は鋭く人を見るカンも発達している。
  • 自分の意志や感情をあからさまに表明することを嫌い人から策士とか腹に一物ある人物と見られることも多い。
  • 積極的に人の上に立つことはないが、己を恃むところは厚く、頑固で人の意見には左右されない。


▼仕事への適性

  • 忍耐型であり、封建的な秩序を重んじるため、体制的な組織の中では安定した地位を築ける。
  • 見かけによらず我が強くて、好き嫌いも明白。つねに一家言を有して世間の処世術や道徳には縛られず、自分独自の人生観を貫いて生きている。
  • 芸術とか技術の分野では大器晩成型だか、組織の中では、副か参謀の立場でにらみをきかせる知恵者型。冷飯時代が長いと破滅的になりやすい。


▼職場の人間関係

  • 表面きって采配を振るうほうではなく目立たない存在であるが、組織の潤滑油的立場の便利屋でもある。
  • 決断がおそく優柔不断な性格のようで、案外隠然たる勢力を持つ。

 

けっこう当たっていると納得できる部分が多いです。

 

 

 

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【四柱推命】人間を知ることはおもしろい。周りは人間だらけなのだから

私自身、出会った人の命式を想像することはよくあります。

個性的な人と出会うと生年月日を知りたくなります。

この人は、きっと傷官格だろうとか、おそらく身弱の人だろうとか、想像するのが半分くせになっているくらいです。

 
でも、個人情報には慎重なご時世です。

いきなり「生年月日教えてください」と尋ねると警戒されてしまいます。

そういうときは、

私「Aさん、俺と年齢近いよね。何歳?」

Aさん「〇歳だよ」

男性なら、こうやって会話に乗せることが可能です。

女性にはNGですが。

私「へぇ、Aさんが〇年先輩だね。俺は〇年◇月△日だけど、Aさんは?」

であっさり教えてくれるとラッキーです。

フレンドリーな人は、けっこうこれで教えてくれます。


こんなこともありました。

「なに?俺に誕生日プレゼントくれるのかい?待ってるよ。でも男からかぁ」。

笑いながら、ちゃんと教えてくれました。


「占ってみたいから教えてよ」はかえって怪しまれます。

占いのイメージはそんなによろしくないですから。

マニアックで陰気な世界と思っている人も少なくありません。

かつての私もそう思っていたからよくわかります。

でも、命式と本人とを見比べることは、勉強になるし、興味深いのです。

基本的に人間好きだからだと思います。

私は昔から人見知りしない性格のようです。

だから、わりとすぐにフレンドリーな会話になります。

私の紫微斗数命盤の奴僕宮に生年化禄があることがそれを示しています。

でも、人間嫌いの人にとって占いや心理学の勉強はあまり楽しくないのかもしれませんね。

どうなんでしょうかね。

 

 

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