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【奇門遁甲】飛宮格とは?積み上げたものが崩れやすい凶方位

奇門遁甲では、方位には吉凶があると考えます。

その中でも「飛宮格(ひきゅうかく)」は、かなり強い凶方位に分類されます。

飛宮格は、これまで築き上げてきたものが、一気に崩れやすい凶格です。

仕事、財産、信頼関係、結婚、計画など、時間をかけて積み上げてきたものに傷が入りやすい方位とされます。

吉方位を選ぶことも大事ですが、奇門遁甲では強い凶方位を避けることも同じくらい重要です。

飛宮格のような凶格があるため、私は大切な旅行、引っ越し、契約、受験、勝負事では、まず凶方位を確認します。

奇門遁甲の凶方位である飛宮格を表す、斧が大木に打ち込まれた暗い森の風景

飛宮格は、築き上げてきたものが崩れやすい凶方位

【奇門遁甲】飛宮格とは?大切なものが一気に崩れやすい凶方位

飛宮格は、奇門遁甲の凶方位の中でも、損失・破綻・信頼の崩れに注意したい格です。

構成は、天盤が「甲」、地盤が「庚」です。

例えると、次のようになります。

  • 甲=大木(築き上げてきた大事なもの)
  • 庚=斧

天に大木、地に斧ですから、大木は斧によって根こそぎ切り倒される形になります。

ここから、飛宮格は努力して積み上げてきたものが壊れる、計画が崩れる、信頼を失うといった意味で解釈されます。

単に「少し運が悪い方位」というより、土台から崩されるような強い凶意を持つため、私はこの方位ばかりは旅行の予定を少しずらしてでも回避します。

特に、結婚、契約、開業、受験、勝負事、重要な商談など、大切な日に使うのは避けたい大凶方位です。

【奇門遁甲】凶方位〈飛宮格〉の基本

〈構成〉天盤が「甲」、地盤が「庚」

飛宮格は、甲の象意である大木・成長・積み上げたものが、庚の象意である斧・刃物・切断によって傷つけられる形です。

そのため、飛宮格では発展よりも中断、安定よりも崩壊、信用よりも失墜が出やすいと見ます。

【奇門遁甲】凶方位〈飛宮格〉の作用

〈吉効果〉なし

〈使用目的〉なし(避けるべし)

飛宮格は、積極的に使って開運を狙う方位ではありません。

むしろ、重要な予定ほど避けるべき凶方位です。

金 運
  • 築いてきた財産を失う危険がある
  • 必要以上に出費が増えやすい
  • 投資・投機では損失に注意が必要
  • 甘い話や見通しの甘い契約に乗りやすい

飛宮格では、金運を増やすよりも、守ってきたものを失う方向に作用しやすいと見ます。

大きなお金を動かす日や、重要な契約を伴う移動では、特に注意したい方位です。

恋愛・家庭運
  • 良い出会いにつながりにくい
  • 摩擦やトラブルが発生しやすい
  • 信頼関係にヒビが入りやすい
  • 結婚や家庭の土台に不安が出やすい

恋愛や家庭では、感情的な衝突だけでなく、これまで保ってきた信頼が崩れることに注意が必要です。

結婚式、ハネムーン、両家顔合わせ、家族旅行など、人生の節目に使う方位としては慎重に見たい凶格です。

仕事運
  • 上司・部下・取引先からの信頼を失いやすい
  • 職場環境が悪化しやすい
  • 身に覚えのないトバッチリを受けやすい
  • 計画の破綻やミスが出やすい
  • 努力してきた評価が崩れやすい

仕事では、飛宮格の「切られる」「崩される」という象意が出やすくなります。

積み上げてきた信用、準備してきた企画、長く続けてきた仕事ほど、油断できません。

勝負運
  • 精神的な安定を失いやすい
  • 実力を発揮しにくい
  • 勝ち運が離れやすい
  • 勝負どころで判断を誤りやすい

勝負事では、力不足というより、本来の力を出し切れない形になりやすいです。

試合、面接、商談、交渉、試験など、結果を出したい場面では避けたい方位です。

健康運・事故運
  • 健康運は低下しやすい
  • 交通事故や移動中のトラブルに注意
  • 刃物、金属、転倒、衝突に注意
  • 無理な予定で体調を崩しやすい

飛宮格は、庚の象意から、刃物・金属・切断・衝突といった意味も含みます。

健康や事故について断定はできませんが、移動中のトラブル、急な予定変更、無理な行動には注意したい方位です。

学業・受験
  • 学習の成果を出しにくい
  • 受験旅行では極力避けたい
  • 緊張や焦りで実力を発揮しにくい
  • 準備してきたことが崩れやすい

受験では、本人の努力が何より重要です。

ただ、奇門遁甲で方位を気にするなら、飛宮格は受験旅行や大切な試験日の移動には使わない方が無難です。

 

あとがき【奇門遁甲】飛宮格は「幸運が去る」ように感じる凶方位

同僚のハネムーンと飛宮格

5年くらい前のことです。

職場の同僚が結婚しました。

親しい関係だったので、結婚式に招待されるのを楽しみにしていました。

「式はどこで挙げるの?」

私は「どのホテル?」という意味で尋ねました。

すると同僚は、

「2人だけでロンドンの教会で鐘を鳴らして来るよ」

と言いました。

私「家族・親戚は?」

同僚「2人だけ」

同僚は方位のことを何も知らなかったのですが、出発の日にちを私に告げて、

「吉日ですよね?」

と聞いてきました。

調べてみると、出発予定日の日盤が「飛宮格」でした。

私「変更できないの?」

同僚「無理ですね。悪いですか?」

私「あんまり良くないよ。変更した方がいいかも」

同僚「どんなふうに悪いんですか?」

私「『飛宮格』といって、あんまりよろしくない」

かなり緩めに言いました。

同僚「具体的には?」

私「ハッキリ出やすいのは、お金のことかな」

これも、かなり緩めに言いました。

同僚「それなら大丈夫。飛ぶ宮なら、まさにハネムーンじゃない!(笑)」

ロンドンの教会の鐘

「ロンドンの教会で鐘をついて来ます」ハネ=飛宮?

結論を書くと、その同僚は、それから1年以内に離婚しました。

飲み会の離れた席で、私にコッソリ教えてくれた理由は次の通りでした。

  • 奥様の実家は、祖父の代から地方の歯科医師
  • 一人娘のため不自由させたくないと、結婚後も仕送りをもらっていたらしい
  • 実家は最初から結婚に反対していたらしい
  • 金遣いが荒く、月の収支は常に赤字
  • 給料を渡しても「この程度?」という空気が毎回伝わってきた

こうしたことが重なり、「頼りにされていない」と感じるのがつらかったそうです。

以上が、同僚が簡単に説明してくれた理由でした。

 

結婚後、同僚は高級車に買い替えました。

奥様から、あるいは奥様の実家からのプレゼントだったようです。

「もったいない。楽な生活ができたはずなのに」

そう感じる人もいるかもしれません。

でも、同僚にとっては耐えがたいものがあったのでしょう。

飛宮格は、単にお金が飛ぶというより、信頼関係や生活の土台が崩れる形で出ることがあります。

この話も、まさに「積み上げようとした結婚生活が、うまく根づかなかった」例として、私の記憶に残っています。

私も富豪になれたかもしれない結婚紹介

私には、同僚の気持ちが少しわかるような気がします。

次の経験があるからです。

30歳になった頃でした。

会社の名前は伏せますが、海外にも支店がある某中堅商社の社長令嬢とお見合いをしました。

最初のデートの場所は支笏湖でした。

支笏湖の風景

ドライブコースとして人気の支笏湖

話していくうちに、生活レベルの違いがわかってきました。

  • 週2回のペースでゴルフに行く
  • 2か月に一度、海外旅行に行く
  • その日もちょうどハワイから帰ったばかりで、お土産をもらった
  • 「今日の昼ご飯は何を食べたいですか?」と聞くと、「お刺身が食べたいです」と答えた

熟慮した上で、紹介してくださった方に電話を入れました。

「今回は縁がなかったことにしたいのですが」

「嫌だったら断っていいんだよ」

という前提でお会いしたのですが、なかなか納得してくれませんでした。

結婚の紹介は、往々にしてそういうことがあるものです。

  • 生活レベルと価値観が違いすぎる
  • 私の給料では、満足させてあげられないと思った
  • 無理に進めても、いずれ苦しくなると感じた

こうしたことを一生懸命話したところ、

「そんなの、持参金5,000万円くらい持ってくるよ」

と言われました。

そのとき私は、心の中で、

「そんな身の丈に合わないお金は要らないんだよな」

と思いました。

あれから20年余りの歳月が過ぎました。

今は、その頃よりもお金の大切さがわかります。

それでもやっぱり、お断りして正解だったと思っています。

こういう経験があったせいか、私は同僚の気持ちがわかるような気がしました。

結婚は、お金だけでは続きません。

安心感、価値観、尊重、生活感覚が合わないと、どこかで無理が出ます。

この経験があるため、同僚が感じた「生活の土台が合わないつらさ」も、少し理解できるような気がします。

飛宮格は、そうした信頼関係や生活の土台の不安定さが表に出やすい凶方位として見ることがあります。

飛宮格を見たときは「大事なものを守る」意識を持つ

同僚は、方位の話題をまったく覚えていませんでした。

それはそれで良いのです。

私にしても、「方位がその原因だよ」などと断言するつもりはありません。

それがすべてだとも思いません。

人の縁、価値観、生活環境、お金の感覚、家族関係など、結婚にはいくつもの要素が絡みます。

ただ、奇門遁甲を長く見ていると、飛宮格のような凶方位には、やはり独特の怖さを感じます。

積み上げたものが崩れる。

信頼が切れる。

予定していた幸せが、思った形で根づかない。

そういう出方をすることがあります。

飛宮格を見たときは、無理に使って開運を狙うのではなく、大切なものを守るために避けるという考え方が必要です。

一つのエピソードとしてご紹介しました。

奇門遁甲の凶方位をあわせて確認する

飛宮格は、積み上げたものが崩れやすい凶格です。凶方位全般の影響や対策、事故・争い・突発的トラブルに関する凶格も、あわせて確認しておくと判断しやすくなります。

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