うわさ話って会話が盛り上がりますよね。喫茶店やレストランでは、毎日どれほどたくさんのうわさ話が交わされていることでしょう。
しかし、今はコロナの影響により喫茶店や居酒屋などに行けず、うわさ話ができる場所も限られています。
きっと多くの人がストレスをため込んでいることでしょう。
悪口を一切言わない人を信用してはいけない理由
【パターン1】性格が本当に純情・素直な人
他人の欠点や悪い面が見えない、気がつかない本当のお人好し
- 極度に「見えない」「気づかない」、これも困りものですね。
- こういう人、実際ごくまれにいます。しかし、あまりに純情・素直で社会生活を送るに際しては、ちょっと大丈夫かな?と心配になります。
- かつて私の同僚にもいました。本当に良い人なのですが、奥様は夫さんのあまりの純真さに気をもんでいました。
- そういう人と会話が弾むかというと、なかなか難しかったですね。出張に向かう車中で何時間も語り合ったことがありますが、「良い人だな~」という実感しか残りませんでした。
- 「水清ければ魚棲まず」の典型みたいな人でした。5歳年上の先輩でしたが、人間には多少のアクも必要かなと感じさせられました。
【パターン2】悪口や陰口を一切言わない人
こういう人には要注意
- 悪口や陰口を一切言わない人は、余計なことを言いふらさない点では信用できるかもしれませんが、人間的には疑問符が付きます。
- 特に、他人を褒めてばかりの人は、さらに人間性を疑ってかかるのが良いでしょう。
- 家庭では、奥さんと一緒になって同僚や友人をけなしている場合がけっこうあります。
- 人の悪口をまったく言わないような人は、人間性に乏しく付き合っていても面白味がなく、本音の付き合いができません。
- こういう人には、自分の本音を言わず、相手の出方を窺(うかが)いながら付き合っていくのが良いでしょう。
- ただし、何かの信仰を持っていて忠実に実行している場合は、私の及び知る範囲ではありません。
うわさ話や人の悪口が楽しい理由
1.不安やストレス解消になるから
うわさ話をしている最中は、なんだかスッキリするのではないでしょうか。
しかし、時間の経過と共にだんだんと罪悪感にさいなまれることもあります。
場合によっては、一緒に悪口を言った人が他に言いふらさないか気になったりすることも…。
何にしても、いない人の悪口を言う時の顔は歪んでいるのが特徴です。後ろめたい気持ちを背負いながら語っているからでしょう。
2.優越感が得られコンプレックスが解消されるから
「あの人よりはマシだわ!」を実感できるため、その時だけは劣等感が解消されます。
同僚との話す悪口で一番スッキリするのは、「俺は〇〇より仕事が上だと思われている」と感じる時かもしれませんね。
うわさ話をされている当の本人にはとてもイヤな展開ですが…。
「他人の不幸は蜜の味」の典型でしょうね。
3.人間本来の欲求であり、社会的コミュニケーションの手段でもあるから
うわさ話は時に他人の理解に役立ちます。
また、話が盛り上がりやすいので、コミュニケーションの潤滑油になります。
また、「そんな深い話を私にしてくれた」と親密度がアップする可能性も十分にあります。
「うわさ話は蜜の味」なのですね。
4.知りたい欲求が満たされるから
昼のワイドショー番組や週刊誌がよく売れるのは、人は知りたい欲求を持つ生き物だからでしょう。
その中身のほとんどが自分の利害とは直接関係ないうわさ話です。
人間には「知りたい、のぞいてみたい」という欲求が本来備わっているわけです。
古典で「ゆかし」という形容詞がありますが、「見たい・知りたい・聞きたい」という意味です。昔から人は、他人のことを「ゆかし」と思っていたようです。この性質は未来永劫変わらないでしょう。
インターネットの「2ちゃんねる」などもうわさ話の塊(かたまり)だったといえるでしょうね。
芸能人のブログ記事が炎上するのも、「ゆかし」の性質のためでしょう。
5.私は何でも知っている!をアピールしたいから
「私はこんなことも知ってるの!」
「あの人、私にだけは話してくれてるの!」(信用されてると言いたい)
と他者に評価されたいという願望です。自分の価値を上げたいと思うのです。
しかし、その願望に気づかれたら「浅はかで信用できない人」と思われ、一気に評価が下がるので気をつけたいものです。
ここまでのまとめ
「うわさ好き・悪口好き」とレッテルを貼られたら、ろくなことはありません!
しかし、うわさ話に全く付き合わないのも、前述のように面白味が無い人になってしまいます。人間関係は難しいものですね…。
- うわさ話は本当に信用できる人に限って盛り上がりましょう。
- そのためには、人の本質を見抜く目を養うことが肝要です。
最後に
会社のうわさ好きには、人事と金の話をしない
同僚の中には口が軽く、他人のことをあれこれ言いふらすのが大好きな人がいるものです。そういう人に対しては、
①一線を引く。
- 2人きりになることを上手に避ける。ランチタイムに同席しない。酒も一緒に飲まない。
②心からは信用しないように気をつけて、深い友人にならないように付き合う。
③人事とお金に関する重要な話は一切しない。
- 必ず言い広められるし、内容が危険だからです。
- 人事もお金も気にしない人はいません。禍根を残す原因になります。
他に気をつけたほうがこと
- 他人の噂ばかりしている人は、知らないところで人格を疑われる。
- 「おもしろい人だけど、大事なことは話せない」と思われてしまう。
- 話と事実が異なることが判明すれば、本人の評価は落ちる。そのうち信頼されなくなる。
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