「サンタクロースはいる」。ここ数年、息子に言い続けてきました。
「夢を大事にしてほしい」という願いから。
でも、小学3年生の今年は、「本当はサンタさんはいないよ」と白状しました。
すると、意外な反応が返ってきました。
「サンタなんていないよね!?」
ここ数年、11月くらいになると我が家で展開される「サンタさん」騒動。
親としては、せめて小学4年生くらいまでは信じていてもらいたいと思っていました。
しかし、思い返せば息子は幼稚園の年長くらいからサンタさんの存在を疑っていました。
「疑うのちょっと早い…」
という思いから、何とか信じさせようと苦戦してきましたが、もう今年は無理と感じました。
例年のように、
私「サンタさんに何をお願いする?」
息子「東方プロジェクトの魔理沙のぬいぐるみ」
私「どんなの?」
息子はさっと、「これだよ」とネットの販売ページを見せてきました。
私「この人形はもう新品では売られてないんだね」
息子「そうだよ。この人、きっと転売してるよ。だからすごく値段が高い」
たしかに1万円、あるいはそれ以上の値段で売られていました。
ネットでいろいろ調べてみました。
私(転売という言葉も、もう知っているのか…)
私はこっそりメルカリから購入しておきました。
息子「サンタさん、魔理沙を持ってきてくれるかな?」
私「サンタさんにお願いが通じたらね」
息子「だとしたら、転売のものをわざわざ買ってくるのかな?」
私「それは…」
息子「転売は、あんまり良くないと思う。サンタさん、そういう人にお金を払うの?」
私「…」
息子「もう中古か転売品しかないから、サンタさんはどうやって手に入れるのかな?」
私「…」
息子「サンタさん、お金で買うのかな?転売の人、儲かっちゃうよ。サンタさん、もしかして盗んだりして」
私「盗んだりはしないでしょ」
息子「だったらやっぱり転売か」
このような会話から、(これはもうサンタさんの存在を信じさせるのは無理があるかも…)と感じました。
数か月前、友人が
「スエーデンの動画を見せるといいよ。サンタさんの美しい動画がたくさんあるから見せたら信じるかもよ」
とアドバイスをくれたので、11月に見せましたが、全然興味を示しませんでした。
スポンサーリンク
「本当はね、サンタさんはいないんだよ」
そして、私はホントのことを話すことをいよいよ決意したのです。
私「サンタさんは来ないよ」
息子「やっぱり、そうだよね」
私「がっかりした?」
息子「うれしかった」
私「なんで?」
息子「本当のことを言ってくれたから」
私「いつから疑っていたの?」
息子「幼稚園の頃から」
私「早いね」
息子「クラスの友だちは、こっそり親が置くのを見たと言っていたよ」
私「サンタさんがいないこと、友だちには言わない方がいいよ。信じ続けている子はけっこういるはずだから」
息子「それはわかってる」
信じるふりをするのも、子どもなりに大変なのかもしれませんね。
でも、中学生になっても信じている子どももいます。
ある高校生の女子は、本気で中学2年まで信じていたようです。
サンタを信じる平均年齢は
いつまで信じていられるか、それは人それぞれです。
でも、来年から
「サンタさんにお願いしようか」
「サンタさんにお手紙を…」
という会話を我が家ではできないのです。
ちょっぴり寂しいですが、それも成長…。
いや、やっぱり寂しいですワ。
さよなら息子のサンタさん。今までありがとう。
★過去記事もどうぞよろしく!
スポンサーリンク
ポチッと応援していただけるとハッピーです!