人間の三大欲求といえば、「食欲・性欲・睡眠欲」。これに「排便欲」を加える人もいます。
男の三大欲求といえば諸説あり、「金・名誉・女」と言う人もいます。
ですが、最近は「名誉」に代わり「普通」が高まっている感じがします。
三大夜景など日本語に「三大○○」はよく合いますね。
ということで、「幸福の三大要素」として紫微斗数と関わり合いを考察してみました。
- 【紫微斗数】命盤から見える「幸福の三大要素」健康・金・人間関係
- 【運命と宿命】「理由も分からずに押しつけられたもの」『山月記』
- 押しつけられたもの(運命・宿命)を受け取って生きるとは
- 運命・宿命を乗り越え、活用する「敵(運命)を知り、己を知れば…」
【紫微斗数】命盤から見える「幸福の三大要素」健康・金・人間関係
紫微斗数命盤から「健康・金・人間関係」を知る
【健康】
- 疾厄宮(病気・遺伝的なもの)
- 福徳宮(心の健康、幸福感)
【お金】
- 財帛宮
- 官禄宮(仕事)
- 田宅宮(相続・家・土地)
【人間関係】
- 父母宮(親、上司、目上の人)
- 兄弟宮(兄弟、親友、母親)
- 夫妻宮(夫婦、恋人)
- 子女宮(子ども、後輩・弟子・生徒など特にかわいがっている人)
- 奴僕宮(同僚・クラスメイト・ご近所さんなど)
- 田宅宮(家族)遷移宮(外で会う人)
※夫婦関係は次の宮も見ます。
- 財帛宮・・・結婚後の生活(金銭的なこと)
- 官禄宮・・・家事・活動など
- 田宅宮・・・家庭・家族状況
こうしてみると「人間関係」の宮が圧倒的に多いですね。
人間関係が幸福感に与える影響の絶大さを物語っています。
これは、古今東西にわたって変わらないのですね。
【幸福の三大要素】土台は性格・人格、そして生き方
性格・人格を知る【命宮】【遷移宮】【疾厄宮】
【命宮】
- 人生のスタート地点
- 表に出る性格(主星の組み合わせでタイプを知る)
- 人生全体のパッケージ
性格は次の宮も見ます。
【遷移宮】
- 人との関わり方
- よくない人は事故に注意
- 外で心が傷つきやすいと性格に影響する⇒引きこもりの可能性
【疾厄宮】
- 深層心理
- 自分が意識しない性格
向かい合う宮の影響も大きいです。
例えば、親との関わり合いは父母宮と向かい合う疾厄宮にも現れます。
以上、かなり大雑把に書きました。
詳しくはこちらをどうぞ。
生き方によって変えられるもの
【健康】
- 不健康・不摂生な生き方⇒悪化させる
- しかしながら、生まれつきのもの・寿命など生き方を超越したものがあるのも事実です。
【お金】
- 仕事
- 倹約・節約
- 運用
- 相続
- 不動産
などで貯蓄の多寡が変わってきます。
【人間関係】
性格による場合が多い
- 自分は人からどんな人と見られているか
- 生き方が周囲の信頼に関わってくる
- 周囲に気配り・気遣いができるか
※ただし、気を使いすぎると自分が壊れてしまうことも
- 空気を読めない人は苦労する(政治家にもけっこういますね)
- 学校・会社、そして家庭の人間関係⇒心の健康に影響を与える
スポンサーリンク
【運命と宿命】「理由も分からずに押しつけられたもの」『山月記』
【健康・金・人間関係】満たされていないと、、、
【健康】失って初めてありがたさに気が付く
- 健康は当たり前じゃなかったんだ!
- 健康なだけで十分幸せだったんだ!
- 自分の足で歩き回れる幸せを実感
【お金】貯金通帳を眺めて、ドキッとすることも…
- 生活の不自由を味わう⇒やりたいことを我慢
- 生活に不安が伴う
- 心にゆとりがなくなる
【人間関係】一生気づかいが必要なもの
- いつまでもあると思うな!親と金
- 失うと心の支えも失う
- 目に見えない分、不安がつきまとう
人間関係は単純ではありません。部分化してみます。
兄弟・親友=親身に寄り添い、助けてくれる人たち
子ども
後輩・部下
上司・先生
親
配偶者
奴僕(言葉は今風でないですね)
- 親密な関係ではない人たち(同僚、ご近所、サークル仲間、顧客)
- 良好であれば、安心して登校・出勤できる
- 場合によっては支えになってくれる
家族全体
- 家庭生活の安心は仕事の原動力に
- 安定しないと仕事への集中力に悪影響
盤石と信じたい子どもとの関係ですが、老後になって悩む人が増えていますね。
人間関係には本人の性格や生き方が大いに影響します。
しかしながら、生まれ持った運(宿命・運命)もあることは間違いないです。
生まれ持った運(宿命・運命)について、『山月記』には次のように書かれています。
押しつけられたもの(運命・宿命)を受け取って生きるとは
理由も分からずに押しつけられたものをおとなしく受け取って、理由も分からずに生きてゆくのが、我々生き物の定めだ
中島敦『山月記』
李徴が「不幸な自分をなんとか納得させたい」ともがき苦しんでいることがわかる部分です。
久しぶりに名作にふれてみませんか?
たとえば、
- 私はどうして日本で生まれたの?
- どうして自分は男性なのか?
- どうしてこの両親の子どもなの?(尊敬できない親を持つことは人生最初の不幸)
- どうしてこのクラスに?(学級編成)
- どうして障害を持っているの?
理由も分からずに押しつけられたものはこのように無限にあります。
運命・宿命を乗り越え、活用する「敵(運命)を知り、己を知れば…」
ではどうしたらよいのでしょう?
「押しつけられていないもの」をスタート地点にて全体を改善に向かわせる
これしか方法はないと思います。
たとえば、
- 性格改善(できる範囲で)
- 人との関わり方を見直す
- 自分に合った職業に就く(高校・大学の進路選択を含めて)
- 幸せになれる結婚をする(相性を知る)
- 大きなことをする時の運気を見きわめる(岸田総理大臣は数年前から強運期)
- 自分に合う運気アップ方法を身に付ける
などなど。これまた無限にあるのです。
すべてが押しつけられた人生なら、これほどつまらないものはありません。
運命を好転させる努力をして達成できたとき、この上ない納得と幸福感が得られると思います。
- 運は利用し活用するもの
- 時には自分に敵対するもの
- 最後は味方につけるもの
敵対してくる時には、それに勝たねばなりません。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
敵=イヤな運命・宿命
であるならば、なおさら敵(自分の運命)を知るべきではないでしょうか。
過去記事もよろしくお願いします。
スポンサーリンク
ポチッと応援していただけるとハッピーです!