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【四柱推命/癸】性格と相性「潔癖で繊細だが、したたかで逆境に強い」

癸は雨・霧・雲。穏やかで物静か、そして純粋で正直な人です。

そして、内向的で、悩みを引きずりやすい性格。

感情はネガティブな方向に走りがちですが、辛抱強いです。

愛情の深さから、何かを守るため激高して周囲をビックリさせることも。

癸は雨・霧。幻想的でつかみにくい人

 

「彼(彼女)との相性を知りたい」という人へ。

相性を知るには、日干の相性だけでなく、多面的判断が必要です。

【四柱推命】日干「癸」の基本性質

五行による性格「水」

【性 情】「智」

物事を推し量る頭の働きを意味する知恵の星

  • 命局に水が多くて、制を受けていない人は、聡明ではあるが意志が定まらない
【旺 相】水がバランス良く強い命式
  1. 知性に優れ、深慮遠謀の人
  2. 学問に厚く、他の追従の許さない
【大 過】水が強すぎる命式
  1. 前後を考えず行動したり、放浪癖がある
  2. 性的に多淫
  3. 機智に富むが、謀り事も多く、時には残酷な面が出る
【不 及】水が弱すぎる命式
  1. 臆病で計画性がなく、行動が一定しない
  2. 智謀に乏しく、事の分別が苦手
  3. 非常に頼りない性格
【木が多い命式】
  1. ケチなくせに浪費家、頑固なくせに押しが弱いなど矛盾した性格
【火が多い命式】
  1. 礼を重んじる人
  2. 深く考え過ぎて憂いに沈み、逆に決断が早すぎて後悔したりする
【土が多い命式】
  1. 内気だが信義に厚く忍耐心がある
  2. 表面は鈍感に見えるが、内心は感受性が強い
  3. 決断力の乏しさと人を強く憎むのが欠点
【金が多い命式】
  1. 義を好み、内実より外観に気をとられる
  2. 志は大きいが多淫で異性問題が発生しやすい
  3. 知恵は人に劣らないが、義のために自分を犠牲にする
【水が多い命式】
  1. 誇張するクセがある
  2. 小さなことを処理する能力は非常に高いが、収穫は少ない

 

【日干「癸」】基本性格

  1. 穏やか、純粋
  2. 気まぐれ、移り気
  3. 温情、親切、愛情深い⇒時におせっかい
  4. 繊細、内向的、神経質、臆病
  5. 洞察力と想像力あり
  6. 正直、勤勉、我慢強い
  7. 芸術性、神秘性
  8. 怒りを溜めると爆発する

霞や雲は手に取れません。

つかみどころがないのが癸です。

霊感がある人は癸の人に多いと言われます。

夢や理想を追い求めます。

感性豊かで考え深い分、ネガティブ思考に陥りやすいことも。

繊細ですが、小さな雨滴も集まると巨大なパワーと化し洪水になります。

烈火のごとく怒り出す激しい一面も持ち合わせています。

十干の中でも特にデリケートなタイプです。

  • 辛も繊細でデリケートですが、現実的に物事を考えます。
  • 癸は、現実にそれほど重点を置かない分、辛よりわかりにくい面があります。

ご自分とお相手の「十干」をご存じない方は、こちらからわかります。

www.happy-power-up.com

 

【四柱推命】日干〈癸〉の人「十干との相性」

【癸】と【甲】の相性

癸(雨)・甲(樹木)

癸(雨)によって甲(木)は生じられ育てられます。

甲にとって癸は母の恵みの愛と言えます。

相性として悪くありません。

特に、甲にとって心許せる相手になりやすいです。

ですが、癸(雨)が過剰になると、水があふれ甲(木)も腐ります。

  • 癸が世話を焼きすぎる⇒甲が甘えてダメになる

また、甲のストレートな言動が時に繊細な癸を傷つけることも。

 

付き合い方のポイント
  • 癸は甲の世話を焼きすぎない
  • ベッタリ過剰の関係にならないようにする

 

【癸】と【乙】の相性

癸(雨)・乙(草花)

癸(雨)が乙(草花)を生じる水生木の関係です。

甲と同様、乙にとって癸はなくてはならない存在です。

乙は甲に巻き付いたり寄り掛かったりしますが、癸に対しても甘えがちになります。

乙にとって癸は「慈雨」で相性は良いです。

癸が適切な距離感を持って付き合えば、理想の関係になります。


付き合い方のポイント
  • お互いの自立心が長持ちのカギ
  • 水(温情)を与えっぱなしになると癸が疲弊する

 

【癸】と【丙】の相性

癸(雲・雨)・丙(太陽)

丙(太陽)は癸(積乱雲)を作ります。また、癸(水)を蒸発させます。

一方で、強い癸(雲)は丙(太陽)の光を遮断し、水剋火の力関係になります。

丙(太陽)はいつ癸(雲)で光を遮られるか常に不安です。

十干最強の丙にとって唯一の苦手が癸で、あまり良い相性とは言えません。

ただ、晴天の雲は美しい景色を演出します。


付き合い方のポイント
  • 癸が強く出すぎると丙は一歩引いてしまう
  • 癸の気づかいが欠けると破綻する

 

【癸】と【丁】の相性

癸(雨)・丁(灯火)

強い癸(雨)にあうと丁(火)は消えます。

水が火を責める水剋火の関係です。

どちらも陰干なので、明るい付き合いになりにくいです。

そのうえ、お互いに心の中を読みにくいため、難しい相性と言えます。

だいたい癸がリードしますが、山火事などの丁(大火)になると癸(雨)もお手上げになります。

 

付き合い方のポイント
  • 相手の領域に無神経に踏み込まない
  • 明るく楽しい時間をたくさん共有すれば大丈夫

 

【癸】と【戊】の相性

癸(雨水)・戊(山)

戊(山)は癸(雨水)を蓄え、蓄えられた癸(水)はきれいな湧き水となります。

また、癸(霧・雨)に包まれた戊(山)の風景は幻想的で素敵です。

しかし、大雨(癸)になると山(戊)は土砂崩れを引き起こします。

土剋水として、土は水を汚しますが戊癸干合の関係です。

この両者のフィーリングの相性は良好です。

ただし、しつこい豪雨は土砂崩れを引き起こし嫌われます。


付き合い方のコツ
  • 癸はしつこくして、ウザがられないこと
  • 戊は大きな気持ちで繊細な癸を包み込むこと

雨と山、フィーリングの相性はピッタリ!

 

【癸】と【己】の相性

癸(雨)・己(土・田畑)
  • 己(土)は癸(雨水)を吸収します。
  • 癸(雨)は、乾ききった己(土)に潤いを与えます。

理想的に関係に見えますが、微妙なバランスが崩れると一気に状況が悪化します。

強すぎる癸(雨)は己(田畑)を泥水に変えます。

そうなったら田畑は使い物になりません。

また、己(田畑)は戊(山)のように大量の土を吸収する力はありません。

癸(水)は泥水に、己(田畑)は泥地になりやすい難しい相性です。

ですが、お互いがわかり合えば、相当良い組み合わせにもなりえます。


付き合い方のポイント
  • 共通の活動的な趣味があると強い
  • 心の「探り合い」より「話し合い」

 

【癸】と【庚】の相性

癸(雨)・庚(鉄)

金生水として、金属が水を生じます。

ですが、庚(鉄)から癸(雨)は生まれません。

反対に、癸(雨滴)は庚(鉄)を錆びつかせます。

庚(鉄)はサビを最も嫌うので、癸の間の取り方がカギを握ります。

  • 庚は、癸の存在がだんだん鬱陶しくなりがち
  • 癸は、庚の気持ちが理解できず戸惑いを感じる

付き合い方のポイント
  • お互いに適度な距離感が必要
  • ベタベタしなければ、庚は癸を大事にしてくれる

 

【癸】と【辛】の相性

癸(雨・霧)・辛(宝石)

癸(雨・霧)は、辛(宝石)の輝きを隠します。

 

癸(雲)・辛(月)

癸(黒雲)は、辛(月)をスッポリ隠します。

控えめな癸(彩雲)なら辛(月)の美しさを引き立てます。

基本的には、辛の輝きが癸にさえぎられ、イライラすることが多いです。


辛は、好き嫌いが多い神経質な干です。

癸も苦手な干の一つです。

輝き・美しさを消すため、メリットを感じられないからです。

付き合い方のコツ
  • 気難しい同士。お互いの考え・価値観を認め合う
  • 辛は、癸の理想論がカンに障る

 

【癸】と【壬】の相性

癸(雨・雲)・壬(川)

雨水は川を増幅させます。

「癸が頑張る⇒壬が増える」の関係です。

乾いた壬(川)にとって、恵みの雨(癸)は最高のパートナーです。

しかし、雨量が限度を超えると川は氾濫し、修復不能の関係になってしまいます。

水同士で融合する関係ですが、壬(川)と一体化した癸(雨)は自分の立ち位置が見えにくく不安になりやすいです。


付き合い方のポイント
  • お互いに悩み相談の相手として最高かも
  • 壬は大きな心で受け入れる

     

    癸が強すぎると、壬は乱れる

【癸】と【癸】の相性

癸(雨・雲)・癸(雨・雲)

癸(雲)と癸(雲)、癸(雨)と癸(雨)が出会っても量が増えるだけです。

プラスの発展はなく、マイナスの効果は甚大です。

凄まじい豪雨になるからです。

似た者同士の付き合いは、良いときの悪いときのギャップと反動が大きいです。

同じ方向に向きやすいため、道を誤ると「死なばもろとも」まで突き進みます。

ただし、打ち解け合うと親密な二人だけの理想的な世界を作り上げます。


付き合い方のポイント
  • 時々明るいポジティブな話題を共有する
  • お互いに孤独な時間が必要

適度な雨は心が落ち着きます

 

「癸」の相性ランキング

私のこれまでの観察からの順位づけです。

日干の相性は、なかなか難しいですが、息が合えば長続きしやすいです。

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【日干「癸」】日柱からの性格分析

本来、四柱推命は、年柱・月柱・日柱・時柱を総合的に見て、その人のことを判断します。

ですが、ごく初歩的かつ簡単に、「日柱」の組み合わせからその人を見る方法もあります。完全ではありませんが、参考になることもあります

今後、検証を進めながら少しずつ加筆していく予定です。

なお、数字は干支番号です。内容はやや辛口です。ご了承願います。

 

10【癸酉】生まれの性格

【男性】
  1. 努力を惜しまず、細心かつ正直で、自尊心と意志貫徹心が強い。
  2. 鋭い感受性と緻密な計算力、迅速な行動力を駆使して社会を押し渡っていく。
  3. 理屈好きなわりに直感的感情に促されて行動する。無駄や犠牲も多く、筋が通らないことも少なくない。
  4. 行動のテンポが早く、周囲との調和を欠いて孤立しやすい。
  5. 人情家で世話好きだが、ワンマンで激情的なため周囲と摩擦を生じやすく「お山の大将」で終わる可能性が高い。
  6. 人間的な謙虚さや情操的なゆとりのなさが災いして、幅広い組織には向かない。
  7. 感情がむき出しになりやすいので、人間関係は偏りがち。

 

20【癸未】日生まれの性格

【男性】
  1. 穏やかだが、内面に強い意志と情熱を秘めている。
  2. 頑張り屋で頑固、我慢強くて負けず嫌い。
  3. 感受性が強く、不満が溜まりやすいが、平和主義のため自分を抑えがち。
  4. 気くばりを欠かさず、人から好感を持たれやすい。
  5. どちらかといえば気が小さく、気分の変化が大きい。
  6. 凝り性で、一度決めたら突き詰めるタイプ。
  7. 人情が厚く、人を大切にする。家族愛が深い。

 

30【癸巳】日生まれの性格

【男性】
  1. 真面目、正直、細心な努力家。
  2. 外見的な服装、態度には気取った面もあるが、やや神経質的で知性的な印象を与える。
  3. 正直で、律儀な人柄。常に筋道を通して思い通りに発言する。
  4. 生活力がある。現実とのバランスを取りながら、粘り強く目的達成に努力する。
  5. 目上の人にかわいがられ、職場で政治力を発揮する。
  6. 大事な場面ではっきり発言しても、人から嫌われにくい。
  7. 落ち着きはあるようでな。内心嫉妬しやすい。不安になりやすい一面もある。

 

40【癸卯】生まれの性格

【男性】
  1. 慈悲の心があり、泰然としているようで動揺が多く、短気なところがある。
  2. 神経質で警戒心が強いため、社交的な気遣いと配慮を忘れない。
  3. 几帳面で潔癖な性格。やや窮屈な緊張感が漂う。
  4. 最善を求めて行動する現実主義者で競争心が強い。
  5. 内面は頑固。清濁併せ呑む度量は乏しい。
  6. 世話好きで親切だが、組織内の人間関係は報われにくい。
  7. 気に入らない相手を徹底的に叩く傾向がある。

 

50【癸丑】生まれの性格

【男性】
  1. 社交的で交際上手。団結心も強く、外面はやや陰気に見えるが、内心は陽気。活動タイプの努力家。
  2. 若々しい信念と理想を秘めた意欲的な性格。
  3. 本来、人に合わせるのは嫌いだが、ふだんは人当たりの良い人情家。
  4. 直感を重んじ、ひらめきに従って行動する。駆け引きの下手さとカン頼みの行動が信頼を下げることがある。
  5. 独特な頑固さがあるが、前向きで過去にこだわらない。
  6. 理論的ではなく、現実に合わせて流動的に行動するタイプ。
  7. 好き嫌いや、気分による人間関係の落差がある。

60【癸亥】生まれの性格

【男性】
  1. 努力家で、愛情豊かで依存心が少ない。落ち着きがあるが、やや短気。
  2. 紳士的な風貌で温厚篤実。細やかな気遣いと神経質な敏感さを感じさせる。
  3. 理論を踏まえながら、理想を追う純情なロマンティスト。
  4. 理想論に傾きすぎるきらいがあるが、冷静で豊かな判断力がある。
  5. 内面には強い意志と忍耐力、粘り強さを秘めている。
  6. 平和主義者だが、内心は好き嫌いが激しく、嫌いなものは切り捨てる強さもある。
  7. 派閥を作ったり、一派を成すことはしない。

 

【十干/癸】癸の字義「揆るにして、土を揆って、土より生ずる意」

  • 「揆(はか)る」とは、土と連係してという意味である。
  • 陰の水は井戸水のように地下細流となって、常に土と一体であるとする考え。

【癸】基本的な姿

癸は、壬のように奔流となって流れることは少ないが、不及して流れが絶えやすい水であり、庚・辛の水源があって泉の流れが絶えず、人に飲用されたり、洗い水として使われることを喜ぶ。

 

【十干/癸】固有の性質

雨露の水、天然の水であるが、不及や干合に弱く、水源がなければすぐに枯渇し役に立たなくなるので、常にその力量の強弱を勘案しておかねば、間違いを起こす。

水は濁ることを嫌うので、旺じるときは甲で漏らすことを喜ぶ。

 

【癸】十干による性格

  • 正直でコツコツ努力し潔癖なところがあり、よく物事を考え、研究心が旺盛。
  • 逆境に陥っても挫けることなく、自力で進路を切り開いて前進できるタイプ。
  • 一見、神経質で繊細な性格のようであるが、意外にしたたかで忍耐強く、たくましい一面を秘めいる。
  • また、意外に短気で嫌気がさすと、積み重ねてきたものを突然破壊することもある。

 

【癸】日干と月支が同じ場合

  • 水の陰で、「池湖沼」のような流れのない水である。
  • 流れがない水は、深い無意識のようにあらゆるものをプールする。
  • そのため底が深く、容易に内心を伺わせない性質になり、表面はきれいに澄んでいても、底には自分でも気づかないドロドロした滞留物が堆積している。
  • 人格的に成熟している癸なら、ふだんは鏡のように平らかで澄みきった表面しか見せない
  • だが、水面を乱す劫財や食神、偏印などの悪影響が強いと底の泥が湧きやすくワガママ、独善、精神不安定、気鬱などの傾向が強く現れる。
  • 感情・思想・行動の振幅が大きい人であるので、いかに心のバランスを保つかが大きな課題となる。

 

【癸】身旺の人・身弱の人

身旺の人
  • 色浅黒く髪も長く、体も大柄となる。
身弱の人
  • 体も小柄で胆力知力も小さくなりやすい。

 

【壬癸水の示す身体の部位】下腹部、腎臓系統、膀胱、婦人科

  • 水が太過・普及すると上記に疾病が生じやすくなる。

 

【癸】簡単な用神の見つけ方

庚辛多
  • 癸に対し庚や辛は、水源になる。
  • この水を抑える丙丁が必要。
  • 壬と違って戊は不要。

 

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