甲は樹木。上に真っ直ぐ伸びようとする。これが基本の性格です。
プライドが高く、向上心があります。思いやりがあって、嘘をつくのが苦手です。
本人が思うほど、要領はよくないです。
日干甲で、身旺の傷官格だと、付き合いにくいタイプになりやすいです。

- 「甲(きのえ)」の恋愛傾向&お付き合いのポイント【四柱推命】
- 日干「甲」|十干との相性
- 日柱同士で見る男女の相性診断
- 【四柱推命】本当の相性診断(5分の1)
「甲(きのえ)」の恋愛傾向&お付き合いのポイント【四柱推命】
日干「甲(きのえ)」はどんな人?
温厚篤実で、大人しく、言葉数が少なくて思慮深く、徳望を重んじ、物事に対して研究熱心です。人の上に立ちリーダー的な存在になりやすいという傾向があります。
シンプルに言うと「向上心が強いまっすぐな人」
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「甲」の恋愛傾向
甲を自然界で例えるなら「大樹」。どっしりと大地に根を張って、空に向かって伸びていく、生命力とプライドの象徴です。その性質は、恋愛においても表れてきます。
甲日生まれの恋愛「素敵なところ」
- 誠実で一途⇒甲さんは、曲がったことが大嫌い。恋愛においても真面目で、一途に相手を想い続けます。浮気とは無縁の誠実な愛情は安心感を与えてくれます。
- 守ってくれる頼れる人⇒大切な人を守ろうとする気持ちが人一倍強いのが甲さん。いざという時には全力で守ってくれる頼もしい存在です。
- 共に成長できる⇒甲さんは向上心のかたまり。お互いを尊敬し、切磋琢磨し合えるような、理想の高い関係を築こうと努力する人です。
甲日生まれの恋愛「え!?」と戸惑うところ
- 頑固さとプライド⇒甲さんは強い信念とプライドを持っています。喧嘩をしたときは、自分から折れるのが苦手なため、素直に「ごめんね」が言えない人が多いです。
- 甘えるのも、甘えさせるのも苦手⇒細やかな気遣いや甘いムードを演出するのは不得意。愛情表現もストレート。現実的な行動で示そうとします。相手から甘えられると、どう応えていいかわからず、少し戸惑ってしまうことも。
- 亭主関白・かかあ天下タイプ⇒リーダー気質なので、恋愛も主導権を握りたいと思っています。頼られるのは好きですが、その気持ちが強すぎると、相手を自分の思い通りにコントロールしようとしてしまう傾向も。良かれと思って言ったことが、相手には少し上から目線に聞こえてしまうこともあるかもしれません。
日干「甲」|十干との相性
「甲」と「甲」の相性
甲(樹木)・甲(樹木)
木が合わさって林や森になります。
落ち葉が腐葉土になり、土壌も豊かにできる関係です。
しかし、2人とも身旺なら頑固者同士なので意地の張り合いになることも。
- 身旺×身旺=意地の張り合い
身旺と身弱の関係がベターで、お互いを支え合う理想の組み合わせになります。
- 身旺×身弱=支え合い
身弱同士だと、
- 身弱×身弱=共倒れになりやすい
基本的には、とても良い相性です。
友人でも夫婦でも、励まし合いながら強い協力体制を築くことが可能です。
付き合い方のポイント
- 意地の張り合いに注意する
- 相手のプライドを大事にすること

「甲」と「乙」の相性
甲(樹木)・乙(蔓草)
乙(草花)は、甲(大樹)を頼りにして絡み付きます。
乙にとって甲は頼りになる存在で、一緒にいると安心感が得られます。
しかし、頼られる甲は、うっとうしさや面倒くささを感じやすいです。
- 頑固な甲×柔軟な乙=お互いの長所を理解すれば良い関係に
付き合い方のポイント
- 甲の人が乙の人を優しくリードする関係が良い
- 甲の人が常に助けて尽くす側になりやすい

「甲」と「丙」の相性
甲(樹木)・丙(太陽)
丙(太陽)は、甲(樹木)を育てます。
しかし、強すぎる丙は灼熱によって甲を枯らしてしまうことがあります。
木生火ですが、樹木は太陽を生じることができません。
丙の人が甲の人を温かく見守る関係がベストです。
奇門遁甲では、青竜返首、飛鳥跌穴の大大吉方位です。
付き合い方のポイント
- 甲の人は丙の人に甘えすぎないこと
- 丙の人がリードする状態が長持ちする
- 感覚が合いすぎて、節度を失いやすいこともありがち
「甲」と「丁」の相性
甲(樹木)・丁(灯火)
丁(灯火)は、甲(樹木)を燃やします。
木生火の関係で、丁にとって甲はありがたい存在です。
ですが、激しく燃え過ぎると、甲は疲れて丁に力を奪われます。
甲の人が丁の人に尽くす関係なので、丁の人がワガママにならなければ理想の関係に発展しやすいです。
相性は良いです。
付き合い方のポイント
- お互いに感謝の気持ちを忘れず大切にすること
- 甲の人が丁の人に尽くす関係になる

「甲」と「戊」の相性
甲(樹木)・戊(山)
奇門遁甲では、禿山孤木(とくざんこぼく)といって凶の関係に分類されています。
戊(山)は、甲(樹木)に「栄養を奪われてたまるもんか!」と抵抗します。
一方の甲(樹木)は、「戊(山)の養分をよこせ!」と頑張ります。
つまり、木剋土の関係で、両者が力の勝負を展開します。
頑張りすぎると、お互いが疲れてしまうので力加減が求められます。
甲(樹木)が養分を奪いすぎると、戊(山)のエネルギーがなくなり共倒れになります。
つまり、ハゲ山という悲惨な状態に…。
付き合い方のポイント
- 甲の人が寂しい思いをすることが多い
- 協調性と思いやりを長く維持すること

「甲」と「己」の相性
甲(樹木)・己(土・田畑)
これは良い関係になりやすいです。
甲己干合の関係で、フィーリングもピッタリです。
これで合わなければ、日干の強さや通変星など他に何か欠点があるはずです。
甲(樹木)は、己(土)から養分を受け取ります。
大地は、ある時は栄養補給に協力し、またある時は地力を守るため抵抗します。
調和することで癒しの風景が出来上がります。
フィーリング的にはベストの相性と言えます。
付き合い方のポイント
- あえて言うなら、己の人が我慢することが多い
- 甲の人の気くばりが大切

「甲」と「庚」の相性
甲(樹木)・庚(斧)
奇門遁甲では、飛宮砍伐(かんばつ)として大凶の関係ですが、悪い相性ではありません。
庚(斧)は、甲(樹木)を容赦なく伐採します。
基本的に、庚(斧)に対して甲(樹木)は無力で、本気で怒った庚には太刀打ちできません。
ですが、庚(斧)で伐採されることで甲(樹木)は役に立つ存在になります。
甲の人が庚の人にぞっこんになる例を私はいくつか見てきました。
心の奥で「庚にはかなわない」と認め、だからこそ時には激しく逆らいたくなる…。
不思議な関係です。
ただし、凍りついた冬生まれの甲(樹木)には、庚も刃こぼれして手に負えません。
付き合い方のポイント
- 庚の人がいろいろ干渉してくるが、それもあなた(甲)のためを思ってのこと
- 時にはウザったく感じても、長い目で見るとプラスに働く

「甲」と「辛」の相性
甲(こん棒/大木)・辛(宝石/月)
この関係は難しそうです。
奇門遁甲でも、木棍砕瓦(もっこんさいが)といって大凶の関係です。
甲(こん棒)で辛(宝石)を粉砕する場面が目に浮かびます。
金剋木ですが、辛(ハサミ)は甲(樹木)を剋せません。
逆に、刃こぼれしてしまいます。
繊細な辛にとって、ストレートな甲は苦手な相手です。
甲の人の愛情や思いやりも、辛の人には伝わりにくく、傷つけることが多いです。
付き合い方のポイント
- 辛の人がツラい思いを背負いやすい
- 甲の人が無意識に辛の人を傷つけてしまいがち

「甲」と「壬」の相性
甲(樹木)・壬(川)
あまり良い相性ではないです。
奇門遁甲では、隻帆漂洋(せきはんひょうよう)という大凶の配置で、実際の相性も良くないことが多いです。
特に、壬の人の気くばりの度合いが関係の明暗を決定づけます。
たとえると、
- 強い壬(水流)にあうと甲(樹木)は流され「流木」になる
- 壬(水)が強すぎると「浮木」になる
- 壬(水)が凍ると甲(木)も凍る
いずれにせよ、甲(樹木)は、壬(水)に育てられるため、壬の影響を受けやすく、「壬=主・甲=従」になりがちの関係と言えます。
付き合い方のポイント
- 甲の人は、プライドと自立心を失わないこと
- 丙の人の態度が明暗を分ける

「甲」と「癸」の相性
甲(樹木)・癸(雨・雲)
甲(樹木)にとって、癸はまさに恵みの雨です。
癸(雨)は甲(樹木)を育てます。
この両者は、良い関係になりやすいです。
自立心の強い甲の人が、打ち解けて甘えられる相手が癸の人です。
付き合い方のポイント
- 甲の人は甘え過ぎて向上心を失わないこと
- 凜として自立する甲に癸は惚れることを忘れずに
- 冬生まれ同士は、特に気遣いが大事
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日柱同士で見る男女の相性診断
数字は干支番号です。
1 甲子」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「己丑」(甲己干合、丑子支合)
- 相手の日干が「己」(甲己干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「丑・辰・申」(支合・半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「庚・戊」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「甲・己」で、地支同士が冲刑「午・卯」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「卯」(子卯の三刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「卯」(子卯の三刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「戊午・庚午」
11 甲戌」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「己卯」(甲己干合、卯戌支合)
- 相手の日干が「己」(甲己干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「卯・午」(支合・半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「戊・庚」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「甲・己」で、地支同士が冲刑「辰・未」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「未」(戌未の三刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「未」(戌未の三刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「戊辰・庚辰」
21 「甲申」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「己巳」(ただし、巳申は刑の可能性高い)
- 相手の日干が「己」(甲己干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「子」(半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「戊・庚」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「甲・己」で、地支同士が冲刑「寅・巳」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「巳」(巳申の三刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「巳」(巳申の三刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「戊寅・庚寅」
31 「甲午」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「己未」(甲己干合、午未支合)
- 相手の日干が「己」(甲己干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「未・寅・戌」(支合・半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「庚・戊」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「甲・己」で、地支同士が冲刑「子・午」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「午」(午午の自刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「午」(午午の自刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「庚子・戊子」
41 「甲辰」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「己酉」(甲己干合、辰酉支合)
- 相手の日干が「己」(甲己干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「酉・子」(支合・半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「庚・戊」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「甲・己」で、地支同士が冲刑「戌・辰」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「辰」(辰辰の自刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「辰」(辰辰の自刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「庚戌・戊戌」
51 「甲寅」男女の相性関係
良い相性
- 最高の相性⇒天地徳合「己亥」(甲己干合、寅亥支合)
- 相手の日干が「己」(甲己干合)で、地支同士は普通
- 天干同士は普通で、相手の日支が「亥・午」(支合・半会)
普通の相性
- 日干同士が天戦「庚・戊」なら、地支が良好でも普通
- 日干同士が普通で、地支同士も普通なら、普通
- 日干同士が干合「甲・己」で、地支同士が冲刑「申・巳」なら、普通
悪い相性
- 日干同士が普通で、相手の日支が「巳」(寅巳の三刑)
- 日干同士が天戦で、相手の日支が「巳」(寅巳の三刑)
- 最悪の相性⇒天戦地冲「庚申・戊申」
※ 「地支同士が普通」とは、支合・半会・冲・刑の関係がないこと
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【四柱推命】本当の相性診断(5分の1)
天干の関係も大切ですが、地支の関係も忘れてはなりません。
いくら天干同士の関係が良くても、地支が刑冲の関係にあったら一気に相性は悪くなります。
地支の刑冲は根っこの部分での戦闘状態です。
本物の相性診断は、5項目を見て判断します。
格式の相性も大切な要素です。
お互いの考え方に関わる相性がわかります。
この相性が悪いと「何を考えているのかわからない!」という不満が多い夫婦になります。
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