『クイズ面白ゼミナール』『歴史への招待』『NHK紅白歌合戦』などで、テレビ時代を牽引した元NHKの名アナウンサー鈴木健二さん。
『気くばりのすすめ』の著書はミリオンセラーとして、「気くばりブーム」を巻き起こしました。
四柱推命で鑑定してみます。
- 【四柱推命】元NHKアナウンサー鈴木健二さん
- 教養番組の鈴木健二が紅白の司会だって!?
- 大人気!『歴史への招待』『クイズ面白ゼミナール』
- 「目線(めせん)」の造語者でもあるらしい
- お迎えの死に神に抵抗!?
- 【あとがき】元NHKアナウンサー鈴木健二さん
鈴木健二さんは、東京生まれの江戸っ子ですが、旧制弘前高校に進学しました。
そこで寮長として、寮生達の生活を支えた抱腹のエピソードが『ビッグマン愚行録』に書き記されています。
激動の青春時代を過ごされたらしく、深い弘前愛を感じます。
東北大学で過ごした学生生活は、一転して本ばかり読んで静かに過ごされたようです。
どの著書を読んでも、仙台の登場が少ないのはそのためでしょう。
後輩の私としては、少し寂しいですが。(^_^)
【四柱推命】元NHKアナウンサー鈴木健二さん
日柱【戊 辰】生まれの男性
戊も辰も土です。どっしりとした重厚感のある人物が多いです。
積極的な性格ですが、現実をわきまえ、約束を守る勤勉な性格です。
自尊心が強く、見栄っ張りですが、内面も強靱で独立独歩の道を進んでも気弱になりません。
根はやや短気です。
日干「戊」、五行「土」
五行の土は信を司り、温厚篤実で強い信念を秘め、信頼を集めます。
「戊」は、野心家が多く、気分屋的な気質もあります。
日支「辰」
強引なところがあり、自我を通そうとする気質があります。
威勢がよく、突然型破りな行動に出て周囲を驚かすことも。
根に持たず比較的アッサリしています。
月支「劫財」
言い出したら引き下がりません。
プライドも相当高いですが、あまり表面には出さず、人当たりは柔らかく面倒見もよいです。
鈴木さんの命式は比肩・劫財が強いです。独立心が強く、孤独にも強い人です。
人生に「ギブアップ」の文字はなさそうで、「イケイケドンドン」の四柱命式と言えます。
苦境に遭っても、クヨクヨ悩むことは非常に少ないはずです。
スポンサーリンク
日干【戊】、身旺の「正官格」
通変星は、比肩3個+劫財1個。
十二運は、冠帯が2個。
身旺の命式です。
正官は1個で弱いです。
根は相当頑固でしょうね。融通性がある人ではありません。
この命式を見ると、世間から多少の批判を受けてもビクともしないはずです。
こちらの本には辛辣なことが書かれています。
鈴木さんが読んだら怒りそうです。
しかし、精神的ダメージは全く受けないはずです。
そういう人です。
さて、性格に柔軟性もあるとは言えません。(スミマセン)
柔らかそうに見えるのは、アナウンサーというプロとしての顔です。
月上にある「正官」がそれです。
センスより努力と根性で名アナウンサーとして活躍されたのでしょう。
全盛期は、全国的知名度が一気に高まった50歳前後だと思います。
それを考慮すると、寅の刻生まれの可能性があります。
時柱に官殺が2個あらわれます。
月上正官・時柱偏官と官殺混雑しますが、こちらの方が社会的成功率が高い命式です。
日干を剋す「官星」が2個増えましたが、それでも日干は相当強いです。
どうやら、生まれながらに強い星の下に生まれた人のようです。
第6運 45~54歳【庚 午】食神運 南方火運 羊刃
この時期は、アイデアと表現力の「食神運」がよい働きをする吉運気です。
アナウンサー、そして著作家として活躍するには最高の時期でした。
教養番組の鈴木健二が紅白の司会だって!?
昭和50年代後半は、紅白歌合戦の視聴率の低下が毎年話題になっていました。
NHKは苦境を脱するため、当時人気ナンバー1アナウンサーだった鈴木さんを最後の砦として起用したのでしょう。
「教養番組の鈴木」が、紅白歌合戦の司会!?
これは当時、ビッグニュースになりました。
紅組の司会は、黒柳徹子さんでした。
さて、紅白歌合戦での鈴木さんですが、「教養」のイメージとは違って破天荒な司会ぶりが物議をかもしました。
「教養の鈴木」から「目立ちたがりの鈴木」へと評価が一転しました。
「紅白歌合戦には悪役がいない。それなら自分が悪役になるつもりだった」と後に語っています。
「紅白に出ない方がよかったのに」と言う人もいます。
ですが、起用の打診を断る四柱命式ではありません。
強引で協調性に欠けやすい気配が多分にありますが、男気を感じさせる命式です。
天龍源一郎さんの命式も共通点が多いです。
頼まれたら、険しい山にも自ら登っていくタイプです。
お二人とも、無骨な気性をお持ちのようです。
大人気!『歴史への招待』『クイズ面白ゼミナール』
『歴史への招待』『クイズ面白ゼミナール』はタメになる番組でしたね。
ほとんどの人が、「この人の記憶力は一体どうなっているの!?」と感じたはずです。
不動の人気から『気くばりのすすめ』を書き下ろして旋風を巻き起こしたのも、この時期です。
特に『クイズ面白ゼミナール』は、多くの家族が揃って視聴した番組だったようです。
私は、その時間帯に銭湯に行くことが多かったのですが(自宅に風呂がなかったため)、番台に座っているおばちゃんも必ず視ていました。
バスタオルを腰に巻いたおじさん達も、テレビの前に立っていたものです。
昭和の良い時代でしたね。
『歴史への招待』はDVDになってAmazonから売り出されています。
「目線(めせん)」の造語者でもあるらしい
「子どもと目線を合わせて会話する」
教育現場ではよく使われる言葉です。
「お客さまの目線に合わせたご提案」は、営業の現場で。
この「目線」ですが、最初に使ったのは鈴木健二アナウンサーらしいです。
それまで使われていた「視線」の言い換えとして、広く世間に使われるようになったそうです。
【参考】鈴木健二 - Wikipedia
お迎えの死に神に抵抗!?
こちらの記事は、インパクト大です。
鈴木健二さんにも、死に神のお迎えがあったというのです。
元々、霊感みたいな直感があると聞いたことがありました。
不思議なこと、人知を越えたものの存在を私は否定しません。
スポンサーリンク
【あとがき】元NHKアナウンサー鈴木健二さん
鈴木健二さんも、齢90歳半ばです。
調べてみますと、アポロの月面着陸や桂離宮の中継など、様々なエポックシーンを生放送で語った人らしいです。
私の大学の先輩にも当たります。
そういえば、当時のNHK会長は「シマゲジ」と呼ばれた島桂次さんで、この人も東北大学文学部の出身でした。
数年前、『気くばりのすすめ 最終版』も出版されました。
2024年3月29日に稀代の名アナウンサーは逝去されました。
4月9日には、屋山太郎さんもお亡くなりになりました。
母校(東北大学)の著名な先輩が続けて世を去りました。
寂しい限りです。
合掌
★過去記事もどうぞごひいきに
ポチッとしていただけるとうれしいです。