はっぴーぱわーあっぷ~四柱推命・紫微斗数・奇門遁甲

四柱推命・紫微斗数・奇門遁甲などの運命学・方位学について、日常生活もからめて徒然に書いていきます。

『クイズ面白ゼミナール』鈴木健二さんの四柱命式と私の「積極的失敗」

振り返ってみても、私はやっぱり占いが好きなのだと思います。最初に鑑定を受けたのは、大学1年の20歳の頃でした。仙台一番町の街頭で筮竹を振る若い易者さんに初めて占ってもらいました。
夜、友人と歩いていると、易者さんから声を掛けられました。「2人一緒なら少し割引します」と言われて、1,000円ずつの値引きで1人2,000円だったと記憶しています。

 

友人は頭脳勝負できる。私は頭より体で仕事をせよと言われて。

当時は、易のことなど何もわかりませんでしたが、今思えば周易でしたね。占いについての何も知識がなかった2人は、思いつくままに質問しました。卜占の域を超えることも尋ねたと思います。

印象にあるのは、友人はかなり褒められたことです。あなたは頭脳を使う仕事に就いたら大成しますと。私の方は、あなたは頭脳的な仕事よりも体力を生かした職人になった方が良いでしょうと言われました。

大学入学間もない時期で、合格の歓喜の余韻がまだ残っている頃でしたから、私は少し不機嫌になりました。友人は、私の不服そうな顔を見て笑いました。その笑いが、ますます私を不機嫌にしました。私は、その友人に対して自分の方が賢いという対抗意識があったからです。いつも「お前の方がバカだ」と言い合っていました。それだけ仲が良かったからですが。結論を書きますと、彼の方がずっと賢かったですけどね。若い頃の私は、負けることを認めたくない性格でした。四柱命式にある強い劫財のせいですね。

その当時は、世間を知らないゆえの妙な自信がありましたので、「将来は頭脳を磨いて有名人になって金を稼ぐぞ!」と本気で考えていました。だから、易者さんの言葉に少しばかり立腹してしまったのです。占いの勉強を始めてからわかりましたが、「有名になりたい、金持ちになりたい」という願望、これも私の命式にある強い劫財の作用なのですね。

その後、社会に出てから、己の力量がだんだんわかってきて、どちらの夢もあきらめました。それでも、自分の本当の力量がわかったのは、つい最近なんです。何度失敗しても自分には才能があると自惚れていました(笑)。今では、かなり謙虚になりました。というか、やっと己がわかってきました。遅いですけど。もっと早くから占いを学んでおけば、等身大の自分を知ることができたのに…と思います。

そして、今は、職人さんをうらやましく思うようになりました。自分の技術で自分にしかできないものを仕上げる。それで人に喜んでもらえる。仕事の根本はそれなんだなと思います。

その後、友人は大学院に進み、今ではオーストラリアの有名大学で天文学の教授になってマゼラン星雲の研究にいそしんでいます。
私はというと、、、もしかしたら易者さんの予言が当たっていたのかも知れませんね(笑)。彼は研究者としては、かなり高いところまで昇っているようです。

私は、五行易は勉強していますが、周易は学んだことがありません。どんな学問でも極めるのは大変だと思います。大学の偉い学者さんだって、「まだまだわからないことだらけ」とおっしゃるじゃないですか。他の記事でも書きましたが、私の義父は「学者」とか「研究者」とか呼ばれることを嫌います。「まだ一介の学徒だ。」と言い切ります。その道ではかなり有名なんですけどね。
だから私は、どんな分野でも「私の言うことは間違いない」と言い切ってしまう人はあまり信用しないことにしています。
占いのように目に見えない分野ではなおさらです。

また、自分のことを「極めた」とか「研究家」と堂々と名乗る人も、きっと入り口だけで自己満足しているんだろうなと思ってしまうのです。ごめんなさいね。
どんな道でも、そんなに簡単に極められるものではないと思うからです。
プロ野球選手だって、自他共に「極めた」と認めることができるのは、ほんの数人ですよね。

イチロー選手とか、王さん、野村さん、、、
これほどの人達だって、「私は野球を極めた」とはおそらく口にしないだろうし、野球をそんな浅い世界とは考えていないと思います。

まして、占いは人の運命を鑑定する仕事です。当たる当たらないは、一人一人のお客さんの判断と評価をするものであって、そこに占い師の自画自賛は不要だと思います。

「私のことを皆さんがスゴい的中率だと驚いて帰るんですよ」と言った占い師さんがいましたが、たとえ営業トークであっても過度の自慢を聞くと、私はつい後ずさりしたくなる、そういう性格の持ち主のようです。

数年前、名前を聞いたら誰でもわかる有名な先生に断易を立てていただいた際に、単刀直入に聞きました。「先生の断易の的中率はどのくらいと考えたらいいですか?
なかなか聞けない質問だと思いますが、私はそういうことはスグに質問してしまうのです。
「だいたいね、調子がよいときで80%くらいと自分では思っているよ。悪い時は60くらいかな。でもね、外れるときは自分でもわかるから、それを考えたらやっぱり70~80%かな。」と答えてくださいました。

大先生は正直だと思います。ここで95%とか言われたら、私もゲンナリしたかも知れません。しかし、平気で90%以上と自分から言う占い師もいるようですから気をつけましょう。

それにしても、80%はやっぱりスゴい確率だと思います。私がお願いした占的もことごとく驚く内容で的中していました。

 

もっと早くから等身大の自分を知っておくべきだったという後悔

さて、自分の命式を眺めるといろいろなことが見えてきます。私の場合はやや慎重さに欠けやすいる、失敗が多くなる命式でしょう。地支が三合して劫財局を成していて、財も官も弱く、当然日干がとても強いのです。
自己顕示欲も強いし、自我を抑えるのが苦手、そのうえ、妻をツラくしてしまう命運を持ち、そのくせ妻と腐れ縁もあり、お金も大きく稼ぐことはできません。

自己顕示欲が強いのですが、劫財だから率直には表に現われません、自分では、人は皆、誰もが自分と同じくらい自己顕示欲があって、目立ちたくて、財への執着も強いのだと。

四柱推命を勉強して、自分は平均よりもずっと自己顕示欲が強く、金銭欲も強い人間なのだとわかりました。紫微斗数命盤でも、命無正曜格ですが、遷移宮に「廉貞星」「貪狼星」が入っているので、やはり人生に落ち着きがなく、口の災いも多いタイプとわかります。
すべてが実際の私と一致するのです。

慎重に、堅実に生きることを目指さないと、運気が良くない時期には波乱を呼びそうな運命を持っているようです。

 

『気くばりのすすめ』『クイズ面白ゼミナール』で有名な元NHKアナウンサー鈴木健二さん

それなのに高校時代から、『気くばりのすすめ』『クイズ面白ゼミナール』で有名な元NHKアナウンサー鈴木健二さんの著書を何冊も読みました。
書かれていた名言、
「消極的に成功するより、積極的に失敗せよ」
この言葉が強く印象に残って、「そうしよう!」と決めてから、人生の選択肢においても失敗を警戒しない習慣が身についてしまったような気がするのです。

私にとっては、「積極的に失敗せよ」は忘れてよかった部分だったのです。
ふつうに「足下を見ながら堅実に頑張ろう」が私には合っていたみたいです。

ところで、鈴木健二さんの命式もなかなかスゴいです。

 

鈴木健二命式

1929.1.23生 鈴木健二さん命式

 

比肩と劫財だらけです。十二運も強いですね。日干がかなり強く、たった一個の弱い正官が、かろうじて強い日干に抵抗していますが、まるで歯が立ちません。

ですから、時柱はわからないのですが、どうみてもバランスが悪い命式です。あれほどの活躍をする人の命式には見えないのです。
自我と意志の強さが尋常ではなく、自己顕示欲も私のレベルではありません。これだと、組織の中で生きていくのは大変困難だと思われます。

午前3時~6時59分までの生まれだとしたら、弱い正官がパワーを得ますから、良好な運命に傾きます。きっと、その時間帯のお生まれなのだろうと推察するのですが。

その時間帯だと、庚午の食神運になる45~54歳の10年間が非常に良好な運気になります。アイディアが冴え渡る、交際範囲も広がりやすい。また、自分の意見が通りやすいなど才能を遺憾なく発揮する時期になります。
鈴木さんの最盛期も、この10年間だったはずです。

『歴史への招待』『クイズ面白ゼミナール』で人気を不動のものとし、ミリオンセラー『気くばりのすすめ』を書き下ろして旋風を巻き起こしたのも、この時期です。
当時、そのままの路線で教養番組の鈴木アナで進めば安泰だったものを、昭和58年に『紅白歌合戦』の白組司会者として登場したのは世間の度肝を抜きました。

当時の鈴木さんは視聴率男でしたので、『紅白歌合戦』に鈴木さんが登場すれば、落ち目の視聴率も回復するに違いないから、NHK局内でも「出てくれ」となるのは必然でした。しかし、お茶の間では「教養の鈴木さん」のイメージが強かったのも事実だったので、多くの人が驚いたのも無理はありませんでした。

人気絶頂期で飛ぶ鳥落とす勢いでしたから、無難な司会をしても視聴率は集まったはずですが、鈴木さんは無難な道を選ばず、敢えてリスクある道を選択しました。
歌番組の司会は初めてだったこともそうですが、過去の『紅白歌合戦』をビデオで視聴して、「この番組には善玉しかいない。それなら自分が悪役になってやろう」と決意したそうです。そしてその通り、過去に類をみない目立ちすぎる司会者ぶりを発揮して、「あの人、何なの?」と多くのひんしゅくを自ら集めました。これも、鈴木さんの作戦だったと後の著書に書いています。

そんなことができるのは、日干の強さですね。比肩が相当強くないとできない芸当です。
私のように、紫微斗数が命無正曜格の人間にはとてもじゃないけど、無理です。

命無正曜格の人は、自分の家に主星がないため、周囲の反応を気にし過ぎるので、悪役を演じるのはかなり抵抗があると思います。
飲み会でも、周りからどう思われているか気になるので、場を盛り上げようと頑張ってしまいます。すぐに周囲の影響を受けやすく、周りの空気に敏感に反応してしまいます。
だから、疲れます。

このことを知ってから、私は周りを意識することを減らすことにしました。会議でも悪役になりたくない、他の人から良く思われたい、との気持ちが平均よりもずっと強いことが紫微斗数命盤のおかげでわかったからです。
本当に、命術は自分の生き方の点検と修正に役に立ちます。

いずれにしても、鈴木さんは、「向かう敵100万といえど我行かん」の気概と生き方を貫いた人ではないでしょうか。比肩が3個なので真っ直ぐ堂々と立ち向かっていきそうです。敵に回すと厄介な人ですね。

鈴木健二さんも、90歳を越られました。『気くばりのすすめ 最終版』も世に出されました。最終とおっしゃらず、まだまだお元気でいてもらいたい方です。