「この女性とは結婚OK!」幸せになれる命式です。
お子さんとの縁も深く、円満な家庭を築く可能性が高い人です。
忍耐力あり、柔軟性あり、協調性ありと3拍子揃っています。
こういう女性と出逢ったなら、男性としては迷わすゴー!です。
【四柱推命】家庭運良好な女性
日干のエネルギーやや弱、強い偏財局の女性
帝旺の「子」が月支にあり、三合水局して偏財局を成しています。
- 月上の壬は子の上にあって強い
- 年上の丁も未の上にあり強い
そのため、この丁壬干合は偏財と印綬、両者のパワーを半分程度ダウンさせます。
それでもやはり、偏財の力は残り、命式中の偏財の力は相当強固です。
三合するため、
- 日支の「比肩」の強さは3分の1程度
- 時支の「食神」の強さも3分の1程度
に減ります。
日干のエネルギーを計算すると4点程度、女子としてはちょうど良いと見ます。
偏財局の人ですから、暗に官を生じて夫縁は良好です。
ただし、命式に「官殺」なく、旦那さんはややパワー不足の人とうかがい知れます。
必ず結婚し、内助の気持ちは強いですが、夫さんが相当発展するかというとやや心許ないものがあります。
普通程度、言葉は悪いですが平凡タイプの旦那さんと縁がある女性です。
「局に入れば局をもって論ずる」
主性質は月支の「正財」ではなく、局をなした「偏財」で見ます。
- サービス精神が旺盛で、話し上手
- 営業関係など人と交渉する仕事でも能力
- 奉仕活動も苦にならず、福祉や介護関係の仕事もOK
明朗淡白な性格で社交性もあるのでどこに勤務しても人気者になるでしょう。
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後天運の喜忌救仇
- 天干に比劫の運を迎えるなら、財旺地
- 天干に食傷及び財運を迎えるなら、身旺地または印旺地
13~22歳【甲 寅】偏官運 東方木運
強い偏官の運が到来します。年齢的にもちょうど良く、夫縁・異性縁が強い10年間です。
「水生木」として、強力な財を吸収できる10年間でもあります。
この時期には、本来パワー不足の夫さんも社会的に相当発展できます。
ただ、社会的に羽ばたくには年齢的にちょっと早いかもしれません。
23~42歳【乙 卯】正官運 東方木運
正官運で、この10年間も夫縁・異性縁には基本的にはOK。
ただし、
時上の「庚」と乙庚干合 ⇒ 官の力が削がれる
そのため、前の10年間と比べると夫縁にややマイナスとなります。
さらに、辰の運は、命中と三合し、偏財の水の勢いが強くなります。
丙の勢いをある程度抑えますが、運勢的に大きな変動はなさそうです。
が、財が強くなりすぎ、「愛してかえって憎む」とし、こちらの面からも夫縁はやや減退しそうです。
年月の丁壬干合は解けてしまいます。
印綬は強くなりますが、同時に偏財も強くなるため、あまり大きな変化はないと見ます。
乙庚干合によって丁壬干合が解ける10年間は、親との縁が厚くなります。
夫縁は前の10年間より少し低下しますが、親からの物心両面の援助が十分得られて良いとなります。
幸せが逃げない人ですね。
43~52歳【丙 辰】偏印運 東方木運
身旺運・官殺の旺地、すなわち身弱地で上下のバランスが取れて無難です。
安定した生活が続く人です。
子どもとの縁と運も良好
子女宮に強い食神があり、お子さんとの縁は厚い人です。
子どもからの力も得られます。
結論!「この女性と縁があったら結婚アタック!」和やかな家庭を築く女性
性格を分析すると、
- 忍耐力 ⇒ OK
- 柔軟性 ⇒ OK
- 協調性 ⇒ OK
- 決断力 ⇒ まあまあ 生月に透干した偏財が強く迷わない
- 積極性 ⇒ あまりない
- 包容力 ⇒ イマイチ 日干のエネルギーがやや弱いため
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【あとがき】恋路「こひぢ」は泥
- 熱愛関係の相手と結婚すれば減点法
- 熱愛にない相手と結婚すれば加点法
私の紫微斗数の師匠の持論です。
熱烈な恋愛結婚に離婚が多いのは、このことも理由にありそうです。
一方で昔からお見合い結婚は離婚が少ない、というのも期待しないぶん生活の中で感情が少しずつ加点の法則に入るからと言えそうです。
もちろん、すべての夫婦に該当するとは考えませんが、一理あるかと思います。
話は変わりますが、占い限らず人生の最も大切な基本は「自分を知ること」だと思います。
自分のことさえ理解できれば、占いに頼らなくともある程度、後の人生を展望できます。
例えば、
勇猛果敢な性格の人は、
- 家族を含めた人間関係に注意
- 財産の運用に注意(浪費・散財、大きな投資注意)
- 無理をしすぎて健康面注意
- 実力が伴うなら、独立起業OK
- 精神状態の起伏が大きいことがあるので気をつける
などとして、 チャンス到来のタイミングを見計らって行動すれば「開運」となるでしょう。
消極的で穏やかな人は、
- 他人に利用されることに注意
- なるべく大きな組織で勤務するのが良い
- 独立起業は考えるべきでない
- 良い夫に恵まれて牽引してもらうのが良い
- ストレスをためないように趣味を充実させると良い
などを念頭に置くだけでも、危険を回避し「開運」となるでしょう。
以上は極端な例ですが、人にはそれぞれ器というものが存在し、器に合った生き方が人生の満足感に繋がるような気がします。
若いうちは、器を大きくする時期で、そのためにいろんなことにチャレンジすることが推奨されるのでしょう。
チャレンジすればするほど、普通は器が大きくなります。
しかし、器の特性から大きく外れた努力は、残念ながら時間の無駄になったり、コンプレックスに繋がったりすることもあります。
心理学の分野では、カウンセリングや心理テストなどでその人の分析がある程度できます。
四柱推命や紫微斗数などの「命術」は、カウンセリングの時間を要することなく「人間分析」が可能なのですから、こんなに便利なものはない、と私は強く思います。
自分のことをわかりきっていると確信できる人には必要ないかもしれませんが…。
ただ本当の自分を知る人は、本当にごく少数だと感じています。
最後に、私の大学の師の著書から、
「恋路(こいじ) 涙に濡れ抜け出せない泥沼」のページを引用して記事を終わります。
恋の成り行きを道に見立てて「恋路」という。
「雄鹿ふす夏野の草の道をなみしげきこひぢにまどふころかな」(『新古今集』恋一)。
入りこんだら最後、どうなっていくかわからないまま惑いながら進んでいくしかないのが、恋の道だ。
平安以降詠まれるようになったこの言葉、もともと「恋路」(歴史的仮名遣いは「こひぢ」)と“泥”の意の「こひぢ」を掛けて詠まれることが多い。
「今ぞ知るあかぬ別れの暁は君をこひぢに濡るるものとは」(『後撰集』恋一)という例のように、“濡れる”のは恋につきものの涙だけではなく、泥のせい。たしかに、恋路は泥。
『源氏物語』葵巻の六条御息所の歌
「袖濡るるこひぢとかつは知りながらおり立つ田子のみづからぞうき」は、自らを泥に足を踏み入れる農夫にたとえ、嘆きをみることはわかっていながら光源氏との恋の泥沼に踏み込んで抜けられない辛さを詠む。
この歌に、光源氏はおざなりな返歌をする。御息所の生霊が正妻葵の上を苦しめるのは、その直後のことである。 (仁平)
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