「今日は何だか運がいい」「今日はツキがない」など感じることはないですか?
吉日も厄日も多くの種類があります。ただし、気にしすぎはよくないです。
一番良くないのは、「どうせ今日はダメな日だから」と自己暗示にかかってしまうことです。
本記事では、吉日と厄日について簡単にまとめました。

【四柱推命の吉日】基本は四柱命式
命式の喜神にあたる日
人(命式)によって、吉日と厄日が異なる
生年月日と生まれた時刻によって独自の四柱命式を持っています。
その数、約518,400種類といわれています。
そして、それぞれの命式には、喜神と忌神が付きまといます。
喜神は、命式にプラスに働くもの。忌神はその反対です。
そこから、次のように考えることができます。
- 干支が喜神の日は、運が強い日
- 干支が忌神の日は、運が弱い日
「2025年はへび年」などと言いますが、正確には「乙巳年」です。
乙が「干」で、巳が「支」。合わせて干支といいます。
この干支、毎月・毎日、さらに2時間事に変化しているのです。
「乙」が喜神の命式の人は、乙日は幸運日になりやすく、忌神の命式の人は不運な日になりやすいとします。
これは、実際に命式を作らないと判然としませんが、人によって幸運日が異なるという点では信憑性が高い見方だと言えるでしょう。
干支を通変星にして判断する方法
干支を通変星に当てはめて判別する方法もあります。
以下に例を示します。
〈例〉身旺の傷官格の人⇒喜神は「財星」⇒「財の日」が吉日
この考え方だと、だいたいは、ひと月のうち吉日は6日程度となります。
※「6日」⇒通変星は10日で一巡のため
しかし、その中でダメな日があります。それは、
その日の地支が、日支か歳運の地支と
- 刑冲になる日
- 空亡にあたる日
は、吉にはなりません。
そうすると、「6日-3日または4日=3日または2日」で本当の吉日は1か月に2、3日になります。
天乙貴人が臨む日
古法でいう天乙貴人が臨む日も吉日になりやすいです。(下表参照)
天乙貴人(天の紫微宮にまします天=至尊の神)とは
- 天乙貴人は、月・日・時にあることを重くみる(年は軽い)
- 人の助けを得やすく、凶事に逢って吉と化す徳がある
- 特に日貴日(にっきび)生まれの者は、一生清高にして合に逢うことを喜び、刑冲破害に逢えば吉は働かない
- 天乙貴人には下表のように、陽貴人と陰貴人の2種が法によって区別されている
- 陽貴人は陽季節、陰貴人は陰季節の生まれであれば貴人特有の性能がいっそうよく発揮され、その反対は天乙緩慢と称して効能が薄い
※日干:生まれ日の天干のこと。「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種ある。
例えば、甲日に生まれた人は、「未日」と「丑日」が強運日となります。
他の日干も同じように見ます。

※日貴(にっき)=日干から日支をみて、天乙貴人となること。
「丁亥日、丁酉日、癸巳日、癸卯日」の四干支は皆日支に天乙貴人がつくので、これら4日の生まれを「日貴日生まれ」という。
【まとめ】四柱推命の吉日
以上が、四柱推命からの割り出す吉日です。
繰り返しますが、気にしすぎはよくありません。
- 移転の時は夫の吉日を重んじます
- 大安・仏滅などは関係ないとします
実際には、四柱推命からの吉日を云々する人は、非常に少ないのが現実です。
それぞれの命式を分析する手間があるし、喜神と忌神とを見分けるのは簡単ではないからです。
そのため、市販の開運カレンダーに表記されることはありません。
☆四柱推命の基本を知りたい方はこちらをどうぞ
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これから紹介する「吉日」は、日本国内で広く流布しているものです。
一般的な吉日の紹介としてお読みください。
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【一粒万倍日】一粒のもみが万倍に!
【チャンス!】「お金を出す」「何かを始める」⇒吉が万倍
一粒のもみが稲穂となって万倍に増える意味の吉日が一粒万倍日です。
基本は、お金を使って吉、お金を懐に入れて凶となる日です。
つまり、
- お金を出す⇒吉
- 借金・借財⇒凶
また、「一粒のもみ=何かを始める」のに最適な日とされています。
- 入籍・結婚式⇒吉
- 投資⇒吉
- 財布を買う⇒吉
- 宝くじを買う⇒吉
- 開店・開業⇒吉
- 愛の告白⇒吉
- プレゼントする⇒吉
以上のことをすると、万倍の幸せになって帰ってくる日。それが一粒万倍日です。
【注意!】「借金」「トラブル」⇒良くないことも万倍に!
ただし、良くないことも「万倍になる」とされています。
- 借金⇒凶
- 小さなトラブル⇒凶
- 人を騙す⇒凶
「苦しみが万倍になる」として良くありません。
ただし、信じるも信じないも自分しだいです。ちなみに、私はあまり気にしません。
どちらかと言えば、お客を呼び込むためによく使われる言葉という印象があります。

【一粒万倍日】干支の組み合わせから割り出す
ここでは、一粒万倍日が成立する日について説明します。
次のように決まっています。
- 2月⇒立春以降は丑・午の日
- 3月⇒啓蟄以降は寅・酉の日
- 4月⇒清明以降は子・卯の日
- 5月⇒立夏以降は卯・辰の日
- 6月⇒芒種以降は巳・午の日
- 7月⇒小暑以降は午・酉の日
- 8月⇒立秋以降は子・未の日
- 9月⇒白露以降は卯・申の日
- 10月⇒寒露以降は午・酉の日
- 11月⇒立冬以降は酉・戌の日
- 12月⇒大雪以降は亥・子の日
- 1月⇒小寒以降は子・卯の日
【天赦日】最上の大吉日
天赦日(てんしゃび・てんしゃにち)
百神が天に昇り、天が万物を赦す日を天赦日(最上の大吉日)といいます。
天赦日は、結婚や開店など新生活のスタートに最適の日とされています。
通常は、年に5~6回しか巡ってこない貴重な日です。
ただし、天剋地冲や月三殺など大凶が重なると良くありません。
基本的に、凶は吉に引っ張られませんが、吉は凶の影響を受けやすいのです。
例えば、和気あいあいとした善人グループに、たった1人意地悪な人が加わるだけで、一気に楽しさが失われます。
わずか1人の凶が、多数の吉を変えてしまうのです。
反対に、悪人グループに1人だけ善人が加わっても、利用されるなどして善の影響力を発揮することはほとんどないはずです。
残念ですが、これが世の法則ですね。
ということで、吉よりも凶のパワーが上回ると考えた方が良いです。
ですから、運を上げるには吉日を探すより、厄日を避けるが効率が良いのです。
方位も、大凶方位を避ける方が確実に運が安定します。
また、天赦日は、財布を買うのに最適の日とされることが多いです。
昔は「黄色の財布=金運財布」と言われました。
今は、緑色の財布や白蛇の財布が人気のようです。
友人も、緑色や白蛇の財布がイイと言っています。
ちなみに彼は開運マニアです。
身をもって実験してくれるので私にとって貴重な人です。
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天赦日になる日
以下に天赦日になる日の法則を書き記します。
- 立春より初めての戊寅の日
- 立夏より初めての甲午の日
- 立秋より初めての戊申の日
- 立冬より初めての甲子の日
【2024年】7回の天赦日
- 1月1日
- 3月15日
- 5月30日
- 7月29日
- 8月12日
- 10月11日
- 12月26日

【大凶の日】天剋地冲の日
ここでは、厄日(凶日)について説明します。
天干同士、地支同士が戦闘状態になる日を天剋地冲の日と言います。
四柱推命では、命式に対して大運や歳運が天剋地冲(天戦地冲)になることを忌み嫌います。
私は、空亡よりずっとキライです。
天剋(天戦)になる組み合わせ
- 「甲」⇒「庚」「戊」=陽
- 「乙」⇒「辛」「己」=陰
- 「丙」⇒「庚」「壬」=陽
- 「丁」⇒「辛」「癸」=陰
- 「戊」⇒「甲」「壬」=陽
- 「己」⇒「乙」「癸」=陰
- 「庚」⇒「甲」「丙」=陽
- 「辛」⇒「乙」「丁」=陰
- 「壬」⇒「丙」「戊」=陽
- 「癸」⇒「丁」「己」=陰
※奇数番号=陽、偶数番号=陰
地冲になる組み合わせ
- 子🆚午=陽
- 丑🆚未=陰
- 寅🆚申=陽
- 卯🆚酉=陰
- 辰🆚戌=陽
- 巳🆚亥=陰
※奇数番号=陽、偶数番号=陰

年の干支・月の干支・日の干支のそれぞれが、次の組み合わせになると天剋(天戦)地冲として厄日になります。
- 陽の天剋+陽の地冲=天剋地冲
- 陰の天剋+陰の地冲=天剋地冲
※奇数番号と偶数番号が混ざる日は存在しません。つまり、陽と陰は組み合わせとして交わりません。
- ある ⇒甲(陽)子(陽)、乙(陰)卯(陰)など陰陽が同じ
- ない ⇒甲(陽)丑(陰)、乙(陰)寅(陽)など陰陽が異なる
つまり、次のようになります。
- 「甲子」の天剋地冲⇒庚午と戊午
- 「乙丑」の天剋地冲⇒辛未と己未
- 「庚午」の天剋地冲⇒甲子と丙子
など、全部で60の組み合わせがあります。
【天剋地冲】凶の重さ3種類
- 年干支と月干支の天剋地冲⇒1か月よくない
- 年干支と日干支の天剋地冲⇒1日よくない
- 月干支と日干支の天剋地冲⇒1日よくない
【天剋地冲の日】2024年4月
- 4日=年干支「甲辰」🆚日干支「戊戌」
- 16日=年干支「甲辰」🆚日干支「庚戌」
- 28日=月干支「戊辰」🆚日干支「壬戌」
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【追記】私が毎日行っている吉日の見分け方
【私の方法1】毎朝、断易で身命占
毎朝のルーティンとして、断易で日運を占っています。
身命占といいますが、「今日はどんな日?」と念じて卦を立てています。
元来、身命占は占的が広いため簡単ではないですが、その日の吉凶はハッキリわかります。
断易の長所は化解法があることです。弱い十二支を強めるなどして、運を調整する方法です。
奇門遁甲を使って運気を調整する方法もありますが、こちらは移動と滞在に時間が掛かります。
断易は的中率が高く、私が大事にしている占いの一つです。
【私の方法2】朝の出来事からの直感
こちらは明確な根拠はありませんが、けっこうよく当たります。
朝、出会う人や目にする出来事によって、その日の行動を考えることにしています。
例えば、出会った人と気持ちの良い挨拶を交わした朝は、「今日は良い日だな」。
反対に、見苦しい場面を目にしたり、運転中乱暴な割り込みをされた日などは、「今日は慎重に過ごしたほうが…」と考えたりします。
遭遇する出来事に偶然はなく、全てが必然だと考えるなら、それらは何かのメッセージかもしれません。
いずれにしても、「今日もいい一日だった」と床に就く。そういう毎日であってほしいものです。
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こちらは、私の紫微斗数の師匠の記事です。
★過去記事もどうぞよろしく
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