「生まれた時刻は知らない」という人、意外と少なくありません。
紫微斗数では、生まれた時刻が分からなければ手も足も出ません。
四柱推命は、「三柱推命」で対応するしかありません。
今回の記事では、
「古来から伝わる生まれた時刻の推定方法」
付録として?
「寝姿からの性格分類」
どちらも有名ですが、改めてまとめてみました。
【四柱推命・紫微斗数】出生時刻の推定法
【四柱推命・紫微斗数】出生時刻は非常に重要
出生時刻がわからなければ、
- 紫微斗数⇒命盤すら作れない
- 四柱推命⇒「三柱」の命式。鑑定精度は落ちる
「三柱」の場合、時刻を加えると吉凶が大きく変わる場合もあります。
鑑定には慎重さが必要です。
四柱推命を学んでいなかった頃、出生時刻に自信がなかったため、
私「生まれた時刻がはっきりしないのですが」
占い師「出生時刻は晩年しか現れないから鑑定に問題ありません」
と複数から言われました。
今にして考えるとまったくナンセンスな話です。
そう答えた占い師さん達は、鑑定依頼が欲しかったか、不勉強だったかのどちらかに違いありません。
出生時刻で大きく変動しない命式もあるにはありますが、時刻によっては、
- 七冲
- 三刑
- 支合
- 方合・三合
- 時支が空亡
となる可能性もあり、そうなると鑑定結果は大きく変わります。
つまり、三柱で見た運命・運勢とはガラッと様子が変わってくるわけです。
このように、生時の干支によって命式のパワーバランスが変化することが少なくないため、「出生時刻は晩年だけ」はありえません。
【四柱推命・紫微斗数】出生時刻を推定する方法
出生時刻がわからない人
- 母子手帳を確認する
一番正確ですが、それでも記入により誤差が出ることも昔はあったようです。
母子手帳がなく、親も記憶にない場合は、次の2つの推定法が昔から伝わっています。
出生時刻の推定法1~つむじの位置
体の正中線(眉間の延長線)上にある人
- 23~1時(子)
- 5~7時(卯)
- 11~13時(午)
- 17~19時(酉)
体の正中線(眉間の延長線)上から少しそれる人
- 3~5時(寅)
- 9~11時(巳)
- 15~17時(申)
- 21~23時(亥)
つむじが複数あるか、体の正中線(眉間の延長線)から大きくそれる人
- 1~3時(丑)
- 7~9時(辰)
- 13~15時(未)
- 19~21時(戌)
出生時刻の推定法2~寝相の違い
この推定法は健康状態が良好な人に限ります。
仰向けに寝ることが多い人
- 23~1時(子)
- 5~7時(卯)
- 11~13時(午)
- 17~19時(酉)
横向きに寝ることが多い人
- 3~5時(寅)
- 9~11時(巳)
- 15~17時(申)
- 21~23時(亥)
うつぶせに寝ることが多い人
- 1~3時(丑)
- 7~9時(辰)
- 13~15時(未)
- 19~21時(戌)
とここまで書いたのですが、実は私、あまり信じていません。
参考程度にするのが良いでしょう。それより、
- 「朝・昼・夕・夜」の見当をつける
- 過去の経緯を振り返ってもらい、事象から候補を絞る
- 六親(親・兄弟)との関係・結婚相手・子どもとの関係
などから推定する方がはるかに高精度です。
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【ふわっと心理学】寝姿からの性格と心理
「ふわっと」とは、私の勝手な造語です。
私は、民間認定の資格を持っていますが、 公認心理師でもなければ臨床心理士でもありません。
心理学を体系的に「がっちり」学んだわけではありませんので、「ふわっと」なのです。
それに「ほわっと(What)」を掛詞にしています。
ガチガチの深い心理学ではないことをご了承ください。
【寝姿からの性格と心理】無意識下の心理・性格
ご存じの方も多いと思われる分析方法をご紹介します。
人も動物も、眠りながら演技はできません。
睡眠時は一切の社交辞令が排除さます。
そこにホンネがあらわれることに着目したアメリカの精神科医がいたのですね。
また、寝言や歯ぎしりから、心理状態や好き嫌い、不安やストレスが見て取れたりします。
これから書くことは、私が数冊の本から取り入れたり、カウンセリングの資格を取る際にテキストから吸収したりした知識です。
オリジナリティーはゼロです(^_^)。
1.半胎児型(横向きでひざを軽く曲げる)
- 横を向いて膝を少し曲げる
- 寝返りしやすいため、 ストレスをためにくい
- バランスの取れた安定した性格
- 対人的にも安定しやすい
2.胎児型(横向きで丸くなる)
- 守られたい気持ちが強い
- 依存心が強い傾向
- 本当の自分を見せたがらない
3.うつぶせ型(うつぶせに寝る)
- 普段から周囲に注意を払っている
- 性格は几帳面
- 自分が中心となって行動したい人
4.囚人型(横向き+足首を重ねる)
- 不安や悩み、ストレスを抱えやすい人
- また、そういう状態にある人
5.冬ごもり型(布団を頭からかぶる)
- 思慮深い性格
- 考えすぎて悩みやすく繊細
6.ひざ立て型(ひざを立てる)
- 繊細だが短気
- 些細なことも気にする
- イヤなことを忘れず、悩み引きずる
- 腰には良い寝方とされている
7.ミイラ型(胸の上に手を置く)
- 防御本能が強い人
- ストレスから解放されたい願望がある
- 悩みや不安がある状態にある人のことも
8.ごめん寝(スフィンクス型)
- 眠りが浅い人や不眠傾向のある人
- 内心に、眠りたくない行動したいとの願望
- 遊びたい盛りの子どもによく見られる
- 早く眠りから覚め、昼の世界に戻りたい
9.抱きつき型(布団や枕を抱える)
- 欲求不満や満たされない思いがある
- 理想と現実のギャップに悩んでいる
- 性的な欲求不満の場合も
- 何かに頼って安心感を得たい願望がある
10.王者型(仰向け・大の字)
- 自信があるオープンな性格
- 安定した性格
- 性格に柔軟性がある
- 対人関係も良好
寝る姿と性格・心理状態に関連性があることを発見したのは、アメリカの精神科医サミュエル・ダンケル氏だそうです。
患者さんの寝姿を記録して、性格や心理状態を統計的にまとめ上げたのでしょうね。
先人の努力に頭が下がります。
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【あとがき】持って生まれた器の大きさ
今の時代では考えられませんが、昔は学校祭が近づくと友人の家に集まって準備作業を進めたものです。
徹夜で作業することもあり、疲れた人はいつの間にか眠りに落ちます。
一人一人を観察したわけではないですが、3年間リーダーとしてクラスを引っ張っていた〇〇君の寝姿はまさに「王者型」でした。
それも完璧な「王者型」で、手足の大の字に伸ばして眠っていました。
「こいつ、根っからの大物なんだな」
と高校時代の私は感心したものです。
その寝姿と彼のリーダー気質を重ね合わせ、「さもありなん」と妙に納得しました。
彼は現在、某超大手の建設会社で順調に出世しています。
「どこからでもかかってこい」
と言っているような寝姿でした。
決して威張るタイプではありませんでしたが、責任感と正義感がとても強い男でした。
四柱命式も堂々とした立派なものです。
私とは、持って生まれた器の大きさが違っているのは明らかです。
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