人の性質や生き方を意味する漢字を集めてみました。
人生をひと言で表わすのに漢字は大変便利です。
今回は「一から九」の数字に焦点を当てました。
幸運・幸福
一攫千金(いっかくせんきん)
「ぬれ手であわ」
羨ましいですね。投資で大儲け、宝くじで大金をゲットするようなものです。
一期一会(いちごいちえ)
学校でよく使われる言葉です。最近はあまり使われなくなりました。
一刻千金(いっこくせんきん)
素晴らしい時や大切な時などの過ぎやすいのを惜しんでいる。
楽しい時ほどあっという間に終わってしまいますね。
過ぎ去った後は美しい思い出となります。思い出は時として甘く悲しいものです。二度と戻れない過去ですから。
一笑千金(いっしょうせんきん)
ひとわらいが千金にも値する。
人間の顔で一番安心するのが笑顔でしょうね。犬や猫もうれしいときは笑っているように見えます。
「千金一笑(せんきんいっしょう)」ともいう。
一石二鳥(いっせきにちょう)
一つのことをやって同時に二つの利益を得るたとえ。
一粒万倍(いちりゅうまんばい)
一粒の籾をまけばそれが万倍の米となる意。
「少しのものもそれがもとで多くの数に増えるたとえ」
「一つの善行が多くの良い結果を生むたとえ」
宝くじ売り場に列ができる日です。
◆2022年6月以降の一粒万倍日
【月/日・曜日・日の干支・九星・その他行事】
6/21(火) 乙巳 九 夏至
22(水) 丙午 一
7/ 3(日) 丁巳 三
4(月) 戊午 四 不成就日
7(木) 辛酉 七 節入、小暑、七夕
16(土) 庚午 三 三隣亡、大犯土
19(火) 癸酉 九
28(木) 壬午 九 不成就日、三隣亡
31(日) 乙酉 六 不成就日
8/10(水) 乙未 五
15(月) 庚子 九 お盆
22(月) 丁未 二
27(土) 壬子 六 八専入り
9/ 3(土) 己未 八
11(日) 丁卯 九 二百二十日
16(金) 壬申 四
23(金) 己卯 六 秋分
28(水) 甲申 一 十方暮入り
10/ 5(水) 辛卯 三
8(土) 甲午 九 節入、寒露、三隣亡
11(火) 丁酉 六
20(木) 丙午 六 秋土用入り、
不成就日、三隣亡
23(日) 己酉 三 霜降
11/ 1(火) 戊午 三 三隣亡
4(金) 辛酉 九
16(水) 癸酉 六
17(木) 甲戌 五
28(月) 乙酉 三 不成就日
29(火) 丙戌 二
12/12(月) 己亥 七
13(火) 庚子 六
24(土) 辛亥 四
25(日) 壬子 三 八専入り
五福(ごふく)
五つの幸福。「長寿・富裕・無病息災・道徳を楽しむ・天命を全うする」
七福神(しちふくじん)
大黒天(だいこくてん)・恵比須(えびす)・毘沙門天(びしゃもんてん)・弁財天(べんざいてん)・布袋(ほてい)・福禄寿(ふくろくじゅ)・寿老人(じゅろうじん)
九死一生(きゅうしいっしょう)
危ういところで奇跡的に助かること。
次のような人です。
強い男
一騎当千(いっきとうせん)
千人の敵を相手にできるほど強いこと。
一世之雄(いっせいのゆう)
その時代で最も優れた英雄。
八面六臂(はちめんろっぴ)
ひとりで多方面にわたる、または何人分もの、働きをしてのけること。
「ジャンボ鶴田、八面六臂の大活躍!」(『全日本プロレス中継』倉持アナウンサー)
魅力ある生き方・人
一意専心(いちいせんしん)
ひたすら一つの事に気持ちを集中させること。
一視同仁(いっしどうじん)
すべての者を平等に愛すること。
一日千里(いちじつせんり・いちにちせんり)
才能が優れていること。俊敏な才能。
一所懸命(いっしょけんめい)
一心(いっしん)
一筋の心。多くの人が心を合わせる。
居酒屋の店名に多いイメージが。
一心同体(いっしんどうたい)
二人以上の人間が心を一つにして、一人の人間のように結びつくこと。
一寸丹心(いっすんたんしん)
自分の真心を謙遜して言う。
一世一代(いっせいちだい)
人間一生の中でただ一度限り。
芸人などが一生の中でこれを仕納めとして立派な芸を演ずること 。
一諾千金(いちだくせんきん)
一度承知して引き受けたことに千金の重みがある。
一念通天 (いちねんてんにつうず)
一筋に心に念じ励んで行けばその想いが天に通じてどんなことでも成し遂げられる。
聞一知十(いちをきいてじゅうをしる)
才知の極めて優れていることのたとえ。〔論語から〕
三益友(さんえきゆう)
自分の利益となる三種の友人。正しい人、誠実な人、見聞の広い人。〔論語から〕
三行(さんこう)
三つの良い行い。
三才(さんさい)
三人の才能のある人。
三無私(さんむし)
天・地・日月の公平なこと。
四十而不惑(しじゅうにしてまどはず)
40歳になると、自分の生きてきた道に自信を持ち、あれこれ迷わなくなるということ。
五十而知天命(ごじゅうにしててんめいをしる)
50歳になって天から与えられた自分の使命を悟ることができた。
六根清浄(ろっこんしょうじょう)
六根によって生ずる欲望や迷いを断ち切って心身を清らかに保つこと。
※六根=目・耳・鼻・口・心・知
一癖ある人・生き方
一言居士(いちげんこじ)
何事にもひと言口出ししないと気がすまない性質の人。
一刻者・一国者(いっこくもの)
かたくなな人。
知一不知二(いちをしってにをしらず)
物事の一面だけを知って他の面を知らない〔荘子から〕
二心(にしん)
ふたごころ。疑心。 謀反の心。
二諾(にだく)
承諾したことを実行しないこと
三悪(さんあく・さんなく・さんまく)
三つの悪いこと。三人の悪人。
三損友(さんそんゆう)
交わって損をする三種類の人。媚びへつらう人。誠実さのない人。口先の上手い人。〔論語から〕
三惑(さんわく)
酒・色・財に対する戸惑い。
四悪(しあく)
四つの悪。「虐・暴・賊・有司(ゆうし)」
※有司専制=官僚が独断的に事を取り計らうこと。
五不孝(ごふこう)
五つの不孝。
働くことを怠る、賭博にふける、妻子の愛におぼれる、父母をはずかしめる、人と争う 〔孟子から〕
一意孤行(いちいここう)
他人からの意見を聞かずに、自身の考えだけで行動すること。
仲良し
一家団欒(いっかだんらん)
一団和気(いちだんのわき)
和やかな雰囲気
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はかない人生・不安定な人生
一炊之夢(いっすいのゆめ)
人生の栄華のはかないことのたとえ。
一治一乱(いっちいちらん)
おさまったり乱れたりする。
一場来春(いちじょうのしゅんむ)
その場限りのはかない夢。
一葉千丈(いちようせんじょう)
高いところからはるかな下に一気に落ちる。
三不幸(さんふこう)
三つの不幸。
- 年若くて科挙に最高位で合格すること
- 別の勢力によって美官を得ること
- 才能がすぐれ文章が巧みなこと
四面楚歌(しめんそか)
周りを敵や反対者に囲まれて孤立し、助けのない状態のたとえ。孤立無援。
五苦(ごく)
五つの苦しみ。「生・老・病・死・愛別離」
七転八倒(しちてんばっとう)
苦痛のあまりころげまわってもだえ苦しむこと。
混乱のはなはだしいことのたとえ。
八苦(はっく)
「生苦・老苦・病苦・死苦・愛別離苦・怨情会苦・求不得苦・五陰盛苦」
※怨憎会苦(おんぞうえく)=怨み憎しみ合う同士が会うこと。
※求不得苦(ぐふとっく)=求めるものが手に入らない苦しみ。
※五陰盛苦(ごおんじょうく)=体や心を形成する五つの要素から生じる苦痛や苦悩。
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