ストレスゼロの生活は不可能です。どうしたってストレスはたまります。
ストレスが満杯になると心が押しつぶされます。日々の生活から楽しみを奪います。
だからこそ、満杯になる前に「ストレスをためない方法」「ストレスを捨てる方法」が必要です。
【ストレス=雨】ドシャ降りだと心がパンクする
【ストレスは雨】毎日、自分に降ってくる
ストレスは雨みたいなものです。
こちらが何もしなくても、空からシトシト降って自分を濡らします。
そして、心の中に「不要な汚水(ストレス)」がたまってきます。
シトシトならまだしも、運が悪い時期にはドシャ降りが毎日続くので厄介です。
長い凶運期は梅雨みたいなもので、ストレスの汚水が心にたまって溢れそうになります。
つまり、「心の決壊現象=鬱、ノイローゼ」を引き起こします。
【ストレスの原因】多くは人間関係の悩み
ストレスがたまる原因は、
- 職場や学校の人間関係の悩み
- 家族の人間関係の悩み
- 親の介護
- 子育ての悩み
- 自分や家族の病気
- お金の悩み
- 理想と現実のギャップ
- 時間がないイライラ
- 仕事の成果が上がらない苦しみ
- 毎日が同じことの繰り返し
数え上げたらキリがありませんが、多くの原因は人間関係にあります。
人間関係が楽になれば、ストレスの大部分は解消されるに違いありません。
【ストレス】心の中に蓄積する汚水
- 苦手な上司のひと言
- 合わない同僚と一緒に仕事をする
- お姑さんの心無い一言
- 言うことを聞かない子どもの言動
- 家事に非協力な夫
- 愛情がない夫の言動
- 大嫌いな人と道路ですれ違う
- 家計簿を見て落ち込む
- 「私の人生、これでよかったの?」と考える
- 誰かに対する嫉妬や羨望
- 承認欲求が満たされない
- 各種欲求不満
このようなことが原因で「心のバケツ」は満タンに近づいていきます。
水がたまるほど心が重たくなり、毎日の暮らしがシンドくなる。
これがストレスの弊害です。
水(ストレス)が少なければ、歩みが軽快になるのは実際のバケツと同じです。
反対に、水(ストレス)が満杯になると心が壊れます。
【ストレスの対処法】「ためない・捨てる」5つの方法
【ストレスをためない】ストレスになる場所から逃げる
激しい雨が降るストレス満載の場所には誰だって行きたくありません。
そこに長居するのは危険です。
でも、行かなければならない。
人生ってそんなことの繰り返しといっても過言ではないですよね。
激しい雨が降る場所は、職場・家庭・学校など。
でも、雨が降る場所に行かなければ水(ストレス)はたまりません。
つまり、職場に行かない、家庭に帰らない、学校に行かない。
しかし、それだと一時的に気は楽になりますが、簡単ではありません。
なぜなら、その後のうれしくない結果が予想できるからです。
- 職場に行かない⑴⇒収入が途絶える
- 職場に行かない⑵⇒職場の状況が気になる
- 家庭に帰らない⑴⇒家庭が崩壊⇒残された家族が心配
- 家庭に帰らない⑵⇒離婚⇒子どもは?老後は?
- 学校に行かない⑴⇒勉強が遅れる⇒将来の進路は?
- 学校に行かない⑵⇒噂が気になる⇒ますます行きにくくなる
- 学校に行かない⑶⇒親への罪悪感
ということで、最終的には逆にストレスを大きくしてしまう危険性をはらんでいます。
ですが、どうしても耐えられないなら、心が決壊する前に思い切って行かない選択肢もはありです。
- 職場に行かない⇒転職する
- 家庭に帰らない⇒別居する、話し合って離婚する
- 学校に行かない⇒転校する
「限界ならその場から避難せよ!」
私の親友の息子さんは、小学5年の頃「学校に行かない」選択肢を自分の意志で決めました。
その代わり、通信教育を使って徹底的に勉強し、全国テストでかなり優秀な成績をおさめています。今は高校生になりました。
親友の名前は隠しますが、ネットで検索するとずらっと名前が出てくる優秀な男です。
【ストレスを捨てる】ストレスを蒸発させる
「たまるなら、蒸発させてしまおう」の発想です。
水は暖かい場所に運べば蒸発して消えてくれます。
だから、心が“暖かく”なる場所にバケツ(自分)を持っていくのです。
具体的には、心から楽しめる場所に行ってストレスを解消する方法です。
- 絵が好きな人は美術館に
- 音楽が好きな人はコンサートに
- 温泉が好きな人は温泉に
- スポーツが好きな人は観戦に
- 旅が好きな人は旅行に
本当に好きなことを楽しんでいる時は、水が少しずつ蒸発している時です。
「時には思い切り遊べ!」
【ストレスを受け流す】ときには鈍感になる
昔、「鈍感力」という言葉が流行りましたが、今の時代はもっと必要かもしれません。
男性は「神経質な人だね」より「あんた、図太い(鈍感)ね」の方が嬉しかったりします。
イメージとして、
- 神経質=ナイーブ、器が小さい
- 鈍 感=コセコセしていない、器が大きい
最近の「鈍感」は、むしろ「大物」の雰囲気を漂わせる言葉です。
ただし、「ニブイ」はダメです。
「あんた、ちょっとニブいね」
よりも、「あんた、ちょっと大物すぎるよ」のほうが語感がよいです。
鈍感≠鈍い(ニブイ)
でも、鈍感になるのは簡単ではありません。
なぜなら、価値観や性格を変えるのは非常に難しいことだからです。
- 人の言葉にムキにならない
- 人の言動を意識し過ぎない
- 人には馬鹿にされよ(親父の小言)
つまり、気にしない自分になることが大切です。
そのためには、持って生まれた自分の性格を認識することが第一です。
自分の本質を知らずして、自分の意識を変えるのは不可能だからです。
「ときには鈍感になれ!」
【ストレスの原因を絶つ】イヤな行動をやめさせる
「相手を変えるより、自分を変えよ」とよく聞きます。
しかし、自分を変えてもダメな相手もいます。
また、自分を変えるのは、想像以上にストレスがたまります。
「相手のイヤな行動をやめさせる」
方法を考えれば、できないことはありません。
いえ、自分に被害が及ぶなら断固としてやめさせるべきです。
例えば、
- イヤな態度を取る人を黙らせる
- イジめてくる相手をギャフンと言わせる
- マウントを取ってくる同僚をねじ伏せる
泣き寝入りはストレスをマックスにします。
どうにかして立場を逆転する必要があります。
その方法を考えて実行することです。
- 周囲の力を借りる
- 仕事で見返す
- 本気で怒ると怖いと思わせる
また、本当に苦しい場合は、法律や公的権力に助けてもらうなど現実的な対処方法も視野に入れるべきです。
「嫌なヤツにマウントを取らせない!」
【ストレスを吐き出す】友人・同僚と腹一杯語り合う
「たまってきたな」と感じたら、吐き出してしまう方法があります。
昭和のサラリーマンが打たれ強かった原因の一つは居酒屋にあると思っています。
仕事帰りに気が合う同僚と一杯やりながら、
- 上司の悪口を言う
- 気に入らないヤツの批判をする
- 得意分野の自慢をする
- 同僚の悩みを聞く
- おだて、励まし合う
これらはストレス解消に効果的だったはずです。
職業人ですから、上司や同僚の仕事の批判はOKです。
少しくらいの悪口も許容範囲です。(話す相手を選ぶこと)
ただし、愚弄と嘲笑はやめた方がいいです。もし、本人の耳に入ったら言い訳できないからです。
時には家庭の愚痴を語るのもありでしょう。
もしかしたら、ふだんの頑張りを褒めてくれるかもしれません。
「俺って、実は評価されていたんだ!」
思えば、今の時代は「ちょっと一杯」が欠けていますね。
コロナ時代でさらに拍車が掛かりました。
ストレスも当然たまるわけです。
「友だち・同僚と腹一杯語り合え!」
プロレスラーのラッシャー木村さんの名言を紹介します。
「悲しくて仕方がない時、そんな時のために酒はある」
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【ストレスに負けない】泣くことは心のリセット
脳生理学者・医師の有田秀穂先生の言葉です。
泣くことは『大脳が発達した人間を瞬時にリセットさせ、究極の癒しをもたらす仕組み』
以下は、『読売新聞オンライン』からの引用です。
泣いた後、アタマの中では、本来交感神経が主に働いているはずなのに副交感神経の働きが強くなることが分かっています。
昼間活動している時間なのに、夜眠って体を休めているときと同じような神経回路にモードが切り替わっているのです。
泣くとすっきりすると言われているのはこのためです。緊張がやわらぎ、不安やネガティブな感情が解消されてしまうのです。
【俺はググらない】泣くのは脳からの指令…有田秀穂さん : 読売新聞オンライン
次は私が直接聞いた話です。
幼児教育に携わる先生が幼稚園児の保護者を対象とする講演で次のように語っていました。
子どもは泣くことが仕事です。
泣き出したら止めたりせず、泣き終わるまで思い切り泣かせてあげましょう。
泣きながらストレスを発散させているのです。
泣くことを無理にやめさせたらストレスは解消しません。
小さな子どもが大泣きする声は耳をつんざくような大音響だったりします。
もちろん人に迷惑がかかる場所は別でしょうが、自宅においては思い切り泣かせてあげることも大切なのでしょう。
悲しい映画や切ない音楽になぜ人気が集まるのか。
心のブレーキを外して泣きたい時が大人にもあるからでしょう。
「笑うときは思い切り笑え、泣きたいときは泣け!」
居酒屋で悲しい曲を聴いて涙を流す。
一人部屋にこもって、切ない曲を聴きながら号泣する。
泣くこと⇒大脳をリセット⇒究極の癒し
自分の気持ちに素直になって感情を出し切ることも大切だと思うのです。
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