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十二支の意義「今年は辰年、どんな年?」運の本当の変わり目は2月5日

新年あけましておめでとうございます。今年は「辰年」ですね。

「虎(寅)年だから、勢いがつく」「馬(午)年だから景気が良くなる」

など言いますが、本来そういった意味はありません。

元旦の今日は、十二支の意義について記述してみます。

 

2024年の干支は「甲辰」。変わり目は2月5日です。

2024年の干支は「甲辰」。変わり目は2月5日です。

 

【干支】十干・十二支って何?

【十干】とは

「甲・乙・丙・丁・戊・癸・庚・辛・壬・癸」のことです。

  1. 甲(きのえ・コウ)=陽木
  2. 乙(きのと・オツ)=陰木
  3. 丙(ひのえ・ヘイ)=陽火
  4. 丁(ひのと・テイ)=陰火
  5. 戊(つちのえ・ボ)=陽土
  6. 己(つちのと・キ)=陰土
  7. 庚(かのえ・コウ)=陽金
  8. 辛(かのと・シン)=陰金
  9. 壬(みずのえ・ジン)=陽水
  10. 癸(みずのと・キ)=陰水


カタカナ部分を続けて読むと、

「こう・おつ・へい・てい・ぼ・き・こう・しん・じん・き」

となります。

高校の古典でサラッと教わりますが、暗記する人は少ないです。

私も、四柱推命を教わる最初に暗唱して覚えました。

 

【十二支】とは

十二支とは「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戊、亥」の十二個の素子のことです。

  1. 子(ね)
  2. 丑(うし)
  3. 寅(とら)
  4. 卯(う)
  5. 辰(たつ)
  6. 巳(み)
  7. 午(うま)
  8. 未(ひつじ)
  9. 申(さる)
  10. 酉(とり)
  11. 戌(いぬ)
  12. 亥(い)

「ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い」と一気に覚えます。

 

干と支はワンセットで【干支】

「何年(なにどし)生まれ?」

「辰年です」

これはよく聞く会話ですね。


でも、「生まれ年の干支は?」

「辰年です」

これだと実は不十分です。

「甲辰年です」が正解です。意外と知られていません。


さて、干支に組んだ場合は、干の下につきます。

甲子園球場は、1924年(大正13年)に完成しました。

その年の干支「甲子(きのえね)」から「甲子園大運動場」と命名されたという説があります。

また、六甲山の「甲」、子ども・若者が集まる「子」から名付けたとの説もあるそうです。

上が「干」、下が「支」、合わせて「干支」

上が「干」、下が「支」、合わせて「干支」

 

【陰陽五行説】十二支との関わり合い

十二支は陰陽五行説と密接な関係があります。

五行とは、「木・火・土・金・水」のことです。

この宇宙は、五行から成り立っていると考えます。

すべてのものは、五行のいずれかに属するとお考えください。

 

五行と十二支の関係

陽の五行に所属する十二支
  • 五行【木】⇒【寅】
  • 五行【火】⇒【午】
  • 五行【土】⇒【辰・戌】
  • 五行【金】⇒【申】
  • 五行【水】⇒【子】

陰の五行に所属する十二支
  • 五行【木】⇒【卯】
  • 五行【火】⇒【巳】
  • 五行【土】⇒【丑・未】
  • 五行【金】⇒【酉】
  • 五行【水】⇒【亥】

【陰陽五行】気学の図がわかりやすいのでお借りします

【陰陽五行】気学の図がわかりやすいのでお借りします


【知らない人が多い】土用は8月だけでない
  • 辰(陽)・・・春の土
  • 戌(陽)・・・秋の土
  • 丑(陰)・・・冬の土
  • 未(陰)・・・夏の土

土はそれぞれ季節の末期をつかさどります。

つまり、土用月・土用は、8月だけではないわけです。

「土用の日」は8月だけでない

「土用の日」は8月だけでない


十二支を干支に組む場合、たとえば「甲子」のように下のポジションに置くため地支といいます。

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【十二支の意義】諸説ありますが

子(ね)〈陽〉

「子、孳(じ)となり、陽気初めて兆(きざ)し、下より孳生(じせい)す」

※孳生・・・初めて種から芽が出る状態。

万物の育ち始めの時期です。

  • 方位⇒北
  • 月⇒陰暦11月
  • 時刻⇒夜の12時。また、その前後2時間。
  • 五行⇒水

*「子」は、大きい頭部となよやかな手足、つまり乳児の象形


丑(うし)〈陰〉

「丑、紐(ちゅう)となり、寒気いまだ屈結(くっけつ)す」

※紐・・・「ひも」。冬の一番寒いときは天地の気も紐で結んだように張りつめ引き締まった状態になる。

生命を種にむすんで、冬を越え、春を待ちます。

  • 方位⇒北北東
  • 月⇒陰暦12月
  • 時刻⇒午前2時。また、その前後2時間。
  • 五行⇒土

*「草木も眠る丑三つ時」で有名ですね

*「牛」と混同して「うしどし」と言わないように(^_^)。


寅(とら)〈陽〉

「寅、万物、布演(ふえん)す」

植物が地上に新芽を出し、根が四方に張る状態をいいます。

  • 方位⇒東北東
  • 月⇒陰暦正月
  • 時刻⇒午前4時。また、その前後2時間。
  • 五行⇒木

*「寅」は「演」の原字


卯(う)〈陰〉

「卯、万物、土を冒(おか)して出て昂(こう)となる」

春たけなわ。万物が茂ります。

  • 方位⇒東
  • 月⇒陰暦2月
  • 時刻⇒午前6時。また、その前後2時間。
  • 五行⇒木

*「卯」には、しげる(茂)の意あり


辰(たつ)〈陽〉

「辰、震(しん)なり、物資徐伸して出ずる」

芽がぐんぐん伸び、葉もいっせいに勢いよく出そろった状態です。

  • 方位⇒東南東
  • 月⇒陰暦3月
  • 時刻⇒午前8時。また、その前後2時間。
  • 五行⇒土

*「辰」には、朝・早朝、日・月・星の意あり


巳(み)〈陰〉

「巳、既(き)なり。陽気がすでに終わりに近づく」

盛りを極めて、実を結ぶ時期に入ります。

  • 方位⇒南南東
  • 月⇒陰暦4月
  • 時刻⇒午前10時。また、その前後2時間。
  • 五行⇒火

*「巳」は、ヘビの象形。胎児の象形との説も。


午(うま)〈陽〉

「午、忤(ご)なり」

「午後の午(ご)。陰気が下におり、上の陽に相逆(そうぎゃく)せんとする」

※忤・・・さからう

陽気と陰気が逆らい合う時期です。

  • 方位⇒南
  • 月⇒陰暦5月
  • 時刻⇒午前0時。また、その前後2時間。
  • 五行⇒火

*午前・午後の「午」。


未(ひつじ)〈陰〉

「未、日中すでに過ぎ、幽昧(ゆうまい)に向かわんとする」

収穫物を「味」わいます。

  • 方位⇒南南西
  • 月⇒陰暦6月
  • 時刻⇒午後2時。また、その前後2時間。
  • 五行⇒土

*「未」は、「若い、小さい」の意味から否定の助字に


申(さる)〈陽〉

「申、伸(しん)なり。生物の身体、全く伸ぶる」

万物の身体が出来上がってきます。

  • 方位⇒西南西
  • 月⇒陰暦7月
  • 時刻⇒午後4時。また、その前後2時間。
  • 五行⇒金

*「申」象形では、稲光の走るさま。そこから「伸びる・天の神」の意に


西(とり)〈陰〉

「酉、万物みな収実(しゅうじつ)する」

秋の収穫物が実り、固まってきます。

  • 方位⇒西
  • 月⇒陰暦8月
  • 時刻⇒午後6時。また、その前後2時間。
  • 五行⇒金

*「酉」は、酒器の象形。「酒」の原字


戌(いぬ)〈陽〉

「戌、恤(じゅつ)となり、穀物を収穫する。有事に対して備える」

※恤する⇒種だけにして有事に備える

作物を土中に埋めて蓄えます。

  • 方位⇒西北西
  • 月⇒陰暦9月
  • 時刻⇒午後8時。また、その前後2時間。
  • 五行⇒土

*「戌」と「戊(つちのえ)」とは似ていますね。


亥(い)〈陰〉

「亥、核となり、百果五穀(ひゃっかごこく)収蔵(しゅうぞう)して核を取る」

※核を取る・・・五穀を倉庫に入れ、中味(なかみ)を取り出すこと。

  • 方位⇒北北西
  • 月⇒陰暦10月
  • 時刻⇒午後10時。また、その前後2時間。
  • 五行⇒水

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【追記】十二支のおはなし

ネズミ年生まれの人は気難しい?

「ヒツジ年生まれの人は、おとなしい」

「寅年生まれの人は怒ると怖い」

などなど。

生まれ年の十二支の動物で心理や行動傾向を占うのは楽しいです。

しかし、根拠の深さはイマイチですね。

エンターテインメントとして楽しむくらいがちょうどよいでしょう。

十二支はそもそも動物?

教育が普及していない時代、覚えやすくするためそれぞれを動物に当てはめ、今日まで伝わってきたとされます。

ですから、本来の意味ではありません。

【十二支】動物に例えるとわかりやすいですね

【十二支】動物に例えるとわかりやすいですね

古代中国では「干と支」を組み合わせて、数字の代わりに使用していたようです。

それが暦(こよみ)となり、季節や方角、時刻の表現にも使われるようになります。

 

草木も眠る丑三つ時

「丑時」は、午前1時~午前3時です。

この2時間を4等分すると、「三つ時」は「午前2時から2時半」頃になります。

以上、参考文献『現代四柱推命学活用大辞典』亀石厓風著

 

【歳運・年運】一年の運を知る方法と意義

おみくじを引く意義

元旦におみくじを引く人は多いですね。

「今年はどんな一年になる?」

少しばかりワクワク・ドキドキしますよね。


私も引きます。

でも、「大吉」や「小吉」などはあまり意識しません。

「凶」を引いたことも3度くらいあります。

「慎重にしなさいということか…」と受け取りました。

特に悪いことは起こりませんでした。

 

では、何のために引きかといえば、「何かメッセージがあるはず」と思うからです。

私は信心深いほうかもしれません。命式に偏印がありますし。


また、神道とは別に、運命学でいう運気の変わり目は元旦ではありません。

実は、2024年2月4日までは「癸卯年」のままです。

2月5日から「甲辰年」になります。

 

本当の吉凶は「歳運(一年運)」で見る

四柱推命から一年を見る

四柱推命で歳運を見るときは、「甲辰」の干支を重視します。

甲=陽の木が、四柱命式にどんな影響を及ぼすかを調べます。

概ね、木が多すぎる命式の人は「凶」に傾きやすく、木を欲しがる命式の人には「吉」になりやすいです。

また、「辰」が命式と大運にどういう関わりを持つか見ることも肝要です。

七冲や三刑があればガタつきやすく、支合があれば安定しやすいなどです。

空亡も人によっては見落とせません。

 

紫微斗数から一年を見る

紫微斗数で歳運を見るときは、歳運命宮を「卯」から「辰」へと進めます。

その際に変わる十二の宮との関わり合いを見たりします。

低運期か好運期か、何が「吉」で何が「凶」かが可視化できます。

もちろん、大限(10年運)との関係性も重要です。

 

五行易(断易)から一年を見る

五行易(断易)は、前年の冬至の朝にサイコロを振るのが一番当たるようです。

私の年運(身命占)は、

  • 卯年=小吉
  • 辰年=小吉

と出ました。


私の場合は、上の3つを用いて総合的に判断しています。

どの方法でも、「何が良いか?何に注意か?それはいつ頃か?」など一年の予想図が見えてきます。

そういうわけで、おみくじは「神様・仏様からのメッセージ」と理解して吉凶は気にしません。

 

「今年は元旦からツキがない」は本当か?

「元旦からツキがない。今年は冴えない一年になるかも」などと悲観的に考える必要はありません。

一年の運の変わり目は、2月5日だからです。

ただし、運は線引きできません。つまり、いきなりガラッと変わりません。

季節のように少しずつ変化していきます。

およそ夏くらいから少しずつ次の年の運気の影響が出てきます。

また、何かが「凶」でも諦めるのは早いです。そういう場合も往々にして別の何かが「吉」ということがあるからです。

それから、すべてが「大凶」ということはめったにありません。

世の中と運は、意外とうまい具合にできているようです。

大事なことは、「何に気をつけて、何に頑張るか」という自分の過ごし方といえそうです。


参考にしていただければ幸いです。

 

過去記事もどうぞごひいきに!

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